2024/07/25
アプリ同士の連携方法

【プログラミング不要!?】クラウドサインとGaroonを連携して契約書発行フローの効率化を図りたい!

r.suzuki

目次

クラウドサインとGaroonを連携するメリット

‍近年は、契約の締結に紙ではなく、電子契約を採用する企業も多くなってきました。
わざわざ郵送したり、対面する必要がないので、とても便利ですよね!
でも実は社内での契約書の承認がスムーズにいかず、なかなか作成できない…なんてことありませんか?
そこで今回は企業や組織の内部での情報共有やコミュニケーションを得意とするGaroonと電子契約サービスのクラウドサインを連携して、電子契約書の発行フローの効率化を図りたいと思います!

では具体的に2つのアプリを連携させるメリットってなんでしょうか。

メリット1:契約書の承認が自動化

契約書の承認フローが自動化されるという大きなメリットがあります。
承認されたワークフローに基づいて自動的にクラウドサインで書類を作成できるんです。
承認の待機時間を削減し、契約プロセスを迅速化することができます。
また、今まで個別に依頼していた承認も自動化されるので、人的フローによる通知漏れや遅延などもなくなり、業務の正確性も向上します。

メリット2:情報の一元管理

契約関連の情報がGaroon上でまとめて管理できるため、必要な情報をすぐに検索や追跡することができるようになります。
今までいくつかのアプリを行き来していた手間がなくなるので、業務全体のスピードと正確性が向上します。
情報の修正などの際も漏れや重複を防ぐことができます。

メリット3:チーム間の情報共有がスムーズに

Garoonのスケジュール管理やプロジェクト管理機能と連携することで、チーム間のコミュニケーションや協力が円滑になります。
情報がまとまっているので、誰でも簡単にアクセスできて、情報共有に時間を咲くことなく、生産性の向上にも期待できます。‍

Yoomとは?

‍アプリの連携はノーコードでアプリ連携ができるYoomを使って行います。
一般的なアプリ連携ではプログラミング知識を求められることもありますが、Yoomは、専門的な知識がなくても、ノーコードでアプリ同士を連携できるサービスを提供しています!
また、Yoomは既存のテンプレートも豊富です!
初心者でも、このテンプレートをコピーしてフローを作成することができるので、とても簡単にはじめられます!
フローボットテンプレート|Yoom

無料ではじめられますので、Yoomのアカウントをお持ちでない方は、ぜひアカウントを取得してくださいね!
Yoomのアカウント発行ページ
Yoomの基本的な操作はこちらを参考にしてください。
初めてのYoom

クラウドサインとGaroonの連携フローの作り方

今回はまず、【Garoonでワークフローが承認されたら書類を作成し、クラウドサインで送付する】というフローを作成していきます。
Garoonでワークフローが承認された情報をもとに書類を作成して、その書類をクラウドサインで送付するフローです。
手間のかかる承認フローを自動で行うだけでなく、書類の作成から、電子契約書にするまですべて自動化されます。手作業に頼らないので、書類の重複や項目漏れなども防げますよ。

Yoomはテンプレートをコピーすれば、組み立てを一からする必要もないので、簡単にフローができます。
まずはテンプレートをコピーしてから連携設定をはじめてください。

事前準備

‍Yoomのアカウントにログインができたら、まず使用するアプリを登録します。
1.「マイアプリ登録」をクリックし、「新規作成」を選択してください。
2.登録したいアプリ(今回はクラウドサインとGaroon)を選択し、使用するアカウントでログインしてください。


クラウドサインの登録ができたら、もう一度「新規作成」をクリックして、Garoonの登録をするという流れです。
クラウドサインのアプリ連携についてはこちらを参考にしてください。
クラウドサインのマイアプリ登録方法 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)
3.登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
クラウドサインとGaroonのアイコンが表示されたか確認をしてください。

4.事前に雛形の準備が必要です。
こちらを参考に雛形の作成をしてください。
📄「書類を発行する」の設定方法 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)

Garoonでワークフローが承認されたら書類を作成し、クラウドサインで送付する

では早速、具体的なフローの作成手順を説明していきます!

1.コピーしたテンプレートをマイプロジェクトから開きます。
2.右上の「編集する」をクリックします。
タイトルはフローの内容がわかりやすいように記入してあります。
詳細も含め、変更可能です。使用しやすいように変更してください。


3.「アプリトリガー フローが承認されたら」をクリックします。


4.トリガーアクションは「ワークフローが承認されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。


5.トリガーの起動間隔を選択して、「テスト」をクリックします。
サブドメイン名はGaroonのURL内の「https://●●●●●●●.cybozu.com/」●●●●●●●部分がサブドメインとなります。
申請フォームIDは該当の申請フォームのURLの「fid=⚫️⚫️」が申請フォームIDとなります。例えば「fid=3」の場合、申請フォームIDは3となります。
テストが成功したら、「保存」します。


6.フローに戻ったら、「書類を発行する 書類を作成」のアイコンをクリックします。


7.あらかじめ作成しておいた雛形を連携し、発行する書類の格納先を指定したら、「次へ」をクリックします。


8.「置換情報を取得」をクリックしてください。
雛形書類内の{}で囲った文字列を「置換対象の文字列」として自動で取得します。
置換対象ごとに、「置換後の文字列」を入力してください。リストとして設定した箇所は、リスト形式(コンマ区切り)で置換後の文字列を設定してください。
書類の内容を更新した場合は、「置換条件を再取得」ボタンを押してください。
「テスト」をクリックし、テストが成功したら、「保存」をクリックします。


9.フローに戻ったら、「アプリと連携する 書類を登録」のアイコンをクリックします。

10.アクションは「書類の作成」を選択して、「次へ」をクリックします。


11.必要事項を入力します。
「テスト」をクリックしてテストが成功したら、「保存」します。


12.フローに戻ったら、「アプリと連携する 宛先を追加」のアイコンをクリックします。


13.アクションは「宛名の追加」を選択して、「次へ」をクリックします。


14.先に連携したアウトプット情報を選択しながら、項目を入力します。
入力できたら、「テスト」をクリック、テストが成功したら、「保存」します。


15.フローに戻ったら、「アプリと連携する 書類にファイルを添付」のアイコンをクリックします。


16.アクションは「書類にファイルを添付」を選択して、「次へ」をクリックします。


17.アウトプット情報を選択して入力します。
ファイルの添付方法は「アウトプットを使用する」「発行した書類」のまま、「テスト」をクリックします。
テストが成功したら、「保存」します。


18.フローに戻ったら、「アプリと連携する 書類を送信」のアイコンをクリックします。


19.アクションは「書類の送信・リマインド」を選択して、「次へ」をクリックします。


20.アウトプット情報を選択して入力し、「テスト」をクリックします。
テストが成功したら、「保存」します

これで【Garoonでワークフローが承認されたら書類を作成し、クラウドサインで送付する】というフローの完成です。お疲れ様でした!

21.最後にトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。

クラウドサインとLINE WORKSの連携フロー応用編

ここまでご紹介したフロー以外にも、Yoomは連携可能なアプリがたくさんあるので、業務にあわせてさまざまなアプリを組み合わせてフローが作成できます!
例えば、【クラウドサインで契約が締結したらAIオペレーションで内容を読み取りkintoneのステータスを更新してSlackに通知】という複雑なフローも作成できます。

クラウドサインで新しい契約が締結されたら、AIオペレーションを使用して契約内容を読み取り、kintone内の該当ステータスを自動的に更新して、完了した業務内容をSlackに通知できるんです。
クラウドサインへのアクセスやkintoneなどのデータベースツールにアクセスすることなく、自動的に情報の転記や蓄積を行うことができますよ。
契約内容の読み取りやSlack通知の内容は変更可能なので、業務フローにあわせてカスタマイズしてください!
テンプレートも参考にして、みなさんの業務に合った、いろんなアプリとの連携おこなってみてくださいね!

※「分岐する」オペレーション間の操作は、ミニプラン・チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。
フリープラン場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

まとめ

クラウドサインとGaroonの連携すると、契約通知の自動化や情報の一元管理によって、社内での情報共有がよりスムーズになりました!
承認フローの自動化は業務の大幅な時間短縮も期待できます。
また、業務の自動化は、重複や漏れなどの人的ミスを減らすことにつながるので、業務の精度も高まりました!
応用編で紹介したテンプレートを使用すれば、より高度な自動化フローを簡単に実現できるので、さまざまな業務の効率化を進めることができますよ。
Yoomを利用すれば、ノーコードで簡単に技術的な心配もなく、誰でも簡単にアプリ連携を始められます。

ぜひみなさんもこの機会にいろんなアプリ連携にチャレンジしてみてください!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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