2024/08/05
アプリ同士の連携方法

クラウドサインとSmartHRをノーコード連携して、入社書類の締結後に自動で従業員登録をする方法

e.koyama

目次

従業員の入社時に交わす書類は、電子化することで締結にかかるコストを低減させられます。特に、有期雇用のアルバイトやパート、契約社員などを採用している場合、一人あたりの手続きにかかる時間や郵送コストの負担は大きいものです。雇用契約書や入社誓約書などの電子化と電子契約サービスでの締結により、入社手続きはスムーズに進められます。

今回は、電子契約サービスクラウドサインを利用している場合に、人事労務ソフトSmartHRとの連携で、入社手続きをより効率的に行う方法をご紹介します。
2つを連携することで、クラウドサインの書類締結後にSmartHRでの従業員登録を自動で行うことが可能です。その自動登録の方法を、連携のメリットとともに詳しくお伝えしますので、人事担当者など、採用や入社手続きに関する業務を担当している方は、ぜひ参考にしてください。

クラウドサインとSmartHRを連携するメリット

2つを連携するメリットには、以下のようなものがあります。

メリット1:入社手続きに関するワークフローの一本化

入社手続きには、入社書類の作成と締結、必要書類の提出依頼と提出後の確認、社内データベースへの必要事項への入力などに始まり、様々なものがあります。しっかりとタスク管理をしていないと、手続きのもれや対応ミスが発生しかねません。

クラウドサインとSmartHRを連携することにより、雇用契約書や入社誓約書の締結が終われば従業員登録を行う、という流れを自動化することが可能です。
タスクを順序立てることで、作業の重複やもれを防げます。

メリット2:書類に含まれる情報の自動同期

連携により、クラウドサインで締結した書類に含まれる情報を、SmartHRに同期させることが可能です。
例えば、雇用契約書に書かれた内容を従業員の登録情報に反映させると、役職や業務内容、入社日、給与など複数の情報を手作業で転記する必要がなくなります。また、SmartHRで事前に追加項目を設定すれば、クラウドサインで締結した書類のIDや締結日などを紐づけて登録することも可能です。
入社後に必要となる従業員情報は多岐に渡るため、確認と転記作業を手入力で行った場合は、かなりの時間がかかります。転記の自動化により入力ミスを防ぐこともでき、従業員情報の登録や更新を迅速かつ正確に行うことが可能となります。特に、採用者が多い企業にとっては、この作業の自動化は大きなメリットでしょう。

ここまででお伝えしたように、クラウドサインとSmartHRを連携することで、ワークフローの一本化や情報の自動同期が可能となり、入社手続きにおける個別の業務だけでなく、業務プロセス全体の効率化につながります。
人事を始めとした採用や入社手続きを担当する方は、ぜひ、2つを連携して関連する業務フローを自動化しましょう。

YoomでクラウドサインとSmartHRを連携しましょう

連携のメリットや担当業務が自動化できることは分かったけど、実際にやるのは難しそう…と思った方も、ご安心ください。
Yoomを利用すれば、その不安は解消されます!

連携用のツールの中には、専門知識が必要だったり、設定に時間がかかったり、英語の説明で分かりづらかったり、と利用を戸惑うものもあるかもしれません。
その点、Yoomなら、知識や技術なしのノーコードで、用意されたアクションやテンプレートを使って簡単に設定することができます。日本語でのサポート体制もばっちりです。

Yoomにまだ登録していない方は、こちらからアカウント発行ができます。
フリープランや有料プランの2週間のトライアルもありますので、まずは操作感の確認だけでも試してみてください。

Yoomの機能をじっくり見てみたい方は、連携アプリ一覧テンプレート一覧からも確認可能です。

クラウドサインとSmartHRの連携フローの作り方

では、クラウドサインとSmartHRの連携設定と、クラウドサインで書類の締結が完了したら、SmartHRに従業員情報を登録する業務フローの作成手順をご紹介します。

はじめる前に

1.クラウドサインの対象書類のメモ欄に、新入社員に割り当てる社員番号を記載しておいてください。

2.以下の「試してみる」から、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1:クラウドサインとSmartHRをマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1.Yoomへのログイン後、左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。

2.マイアプリの新規接続一覧の中から、クラウドサイン、SmartHRをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※参考1:クラウドサインのマイアプリ登録方法
 ※参考2:SmartHRのマイアプリ登録方法

‍ステップ2:クラウドサインで書類が締結されたら起動するトリガーを設定

1.コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分に入力することで、任意のタイトルに変更可能です。

2.フローボットから「アプリトリガー 書類の締結が完了したら」をクリックしてください。

3.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 「アプリトリガーのタイトル」を必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

4.アプリトリガーのAPI接続設定をします。
 業務の都合に合わせて、任意のトリガー起動間隔を設定してください。

5.テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:SmartHRに従業員登録をするアクションを設定

1.フローボットから「アプリと連携する 従業員の登録」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 テナントID:入力欄下部、もしくは、以下を参考に入力してください。
  ※Yoomヘルプページ:SmartHRのサブドメイン確認方法
  ※SmartHR社ヘルプセンター:サブドメインとは
 社員番号:ステップ2で取得したアウトプットから「メモ」を選択してください。
 ※下図は項目の一部です。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。

以上で、クラウドサインで書類の締結が完了したら、SmartHRに従業員情報を登録するフローの完成です。

まとめ

クラウドサインとSmartHRを連携することで、雇用契約書など入社書類の締結後に、自動的に従業員情報を登録することができます。これにより、入社手続きのワークフローを一本化が可能となります。さらに、書類の内容を自動同期させるよう設定すれば、転記作業の省略も可能となります。入社手続きの個々の業務や業務プロセス全体の効率化のため、人事など、採用や入社手続きの業務担当者は、2つを連携して関連業務の自動化を進めましょう。

ご紹介したように、Yoomを利用することで、テンプレートや準備されたアクションを用いた簡単な連携と自動化が可能です。ぜひお試しください!

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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