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ecforceの受注情報をもとに、HubSpotのコンタクトを活用したキャンペーンや割引クーポンの配信は、効率化に繋がる可能性があります。
しかし、HubSpotへのコンタクト追加は手作業で行う必要があり、データの手入力に伴うミスや、登録自体を失念してしまうことなどが起こり得ます。
本記事では、ecforceとHubSpotを連携する際のメリットや、設定方法について解説します。
今回紹介する内容は以下のような方々におすすめです!
ecforceとHubSpotの連携により、受注データの手動入力が不要となり、人為的な入力ミスを大幅に削減できます。
手入力の場合、名前の漢字の間違い、住所の番地抜け、メールアドレスのタイプミスなど、様々なミスが発生する可能性があります。
特に繁忙期など、大量の受注を処理しなければならない状況下では、これらの人的ミスが発生しやすくなります。
受注情報が自動的にHubSpotに反映されるようになると、このような人的ミスによる問題発生を抑制できるようになるでしょう。
受注情報が自動的にHubSpotに登録されることで、発送準備に必要な情報を素早く活用できるようになります。
例えば、受注が発生したタイミングで顧客の情報がHubSpotに同期されることで、発送業務の担当者はスムーズに配送ラベルを作成し、顧客に発送通知を送信できます。
手作業での情報確認や登録の手間が省けるため、発送までのリードタイムが短縮され、迅速な配送対応が期待できます。
結果として、顧客の満足度を高め、リピート率向上にもつながるかもしれません。
ecforceで受注が発生すると、自動的にHubSpotに情報が登録される仕組みにより、従来のように注文情報をHubSpotに手動で入力する必要がなくなり、作業時間を短縮できます。
また、例えば、ECサイト運営チームの担当者はこれまで毎日数時間かけて行っていたデータ入力作業が不要になり、その時間を商品企画やキャンペーンの立案といったより戦略的な業務に充てられるようになるでしょう。
結果として、各部署の担当者がより付加価値の高い業務に集中できる環境が整えられ、企業全体の生産性向上が見込めます。
本記事ではYoomを使って連携を進めていきます。
まだ利用したことがない方は、初めてのYoomをぜひご覧ください。
それではここからノーコードツールYoomを使って、【ecforceで受注情報が登録されたらHubSpotにコンタクトを作成する】方法を説明します。
[Yoomとは]
ecforceで受注情報が登録されたことをecforceのAPIを利用して受け取り、HubSpotの提供するAPIを用いてHubSpotでコンタクトを作成することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
連携フローは、大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。
まず、Yoomのアカウントにログインします。
アカウントをお持ちでない場合は、まずYoomのアカウント発行ページにてアカウントを作成してください。
1.マイアプリをクリックした後、新規接続をクリックします。

2.入力欄からアプリ名で検索できます。
今回はecforceとHubSpotをそれぞれ検索して、登録していきます。

まず、ecforceから登録していきましょう。
なお、ecforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。
フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
入力欄にecforceと入力するとecforceのアイコンが表示されるので、アイコンをクリックします。
1.アカウント名、アクセストークン、アクセスキーを入力してください。
「追加」をクリックすると、ecforceのマイアプリ登録は完了です。
なお、アクセストークンについては、こちらの記事を参考にしてください。

HubSpotも同じように検索して、アイコンをクリックします。
1.以下の画面が出てきます。
「Sign in to your HubSpot account」をクリックします。

2.ログイン画面が出てくるので、ログインしましょう。
なお、HubSpotのマイアプリ登録の詳しいやり方については、以下のリンク先を参照してください。
HubSpotのマイアプリ登録方法

以上で、ecforceとHubSpotのマイアプリ登録は終了です。
マイアプリ登録が成功すると、以下の画面が表示されます。
マイアプリの画面にecforceとHubSpotのアイコンが表示されているか確認してください。

その他、Yoomについての詳しい情報は、Yoomヘルプセンターをご確認ください。
以下のリンクから「試してみる」をクリックしてください。
以下の表示が出たら、テンプレートのコピーが成功です。

1.まず、一番上の「受注情報が登録されたら」をクリックします。

2.タイトルは自由に設定してください。
ecforceと連携するアカウント情報を入力します。
トリガーは「受注情報が登録されたら」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3.トリガーの起動間隔の設定を行ってください。
トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
※プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

1.最後に、「フォルダの作成」のアイコンをクリックしてください。

2.HubSpotと連携するアカウント情報を入力します。
アクションは、「フォルダを作成」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3.各項目を設定していきます。
各項目の入力欄をクリックすると先ほど取得したアウトプットが表示されるので、適宜活用してください。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

4.これで、【ecforceで受注情報が登録されたらHubSpotにコンタクトを作成する】というフローが完成しました。
設定が完了すると、以下のような画面が表示されます。
「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが起動します。

Yoomなら、自動化が初めての方でもすぐに始められます。
以下のリンクから、この便利なフローをお試しください。
他にもecforceを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1.kintoneの在庫情報が更新されたらecforceも更新するフローです。
このテンプレートを活用すると、kintoneで在庫情報が更新されるとecforceに自動で反映されるようになるため、ECサイトへのデータ反映をシームレスに行うことができるようになります。
これにより、在庫情報の更新頻度が高くても、ecforceへのデータ更新を迅速に行えるようになるでしょう。
2.ecforceで受注情報が登録されたらGoogle スプレッドシートに追加するフローです。
今回紹介したフローでは受注情報が登録されたらHubSpotにコンタクトを作成していましたが、このテンプレートではGoogle スプレッドシートに自動で情報を反映します。
これにより、注文処理とデータ分析の効率化が期待でき、手作業による転記ミスといったヒューマンエラーのリスクを軽減できる可能性があります。
3.毎日ecforceから広告集計レポートを取得してSlackに通知するフローです。
このテンプレートを活用することで、ecforceから毎日レポートを取得して、Slackに自動で通知することができるようになります。
手作業によるデータ取得や入力作業を削減し、リアルタイムに近い形で広告パフォーマンスの状況を把握できるようになるため、業務効率の改善に繋がることが期待できます。
ecforceとHubSpotを連携することで、受注情報が登録されるたびにHubSpotで自動的にコンタクトが作成されるようになります。
これにより、手動でのデータ入力の手間を削減し、入力ミスなどのリスクを軽減することが期待できます。
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