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「質の高いSEO記事を増やしたいが、執筆に時間がかかりすぎて更新頻度が上がらない」
「外部ライターに依頼するとコストがかさむし、品質チェックの工数も考えなくちゃいけない...」
少人数でオウンドメディアを運営されている方なら、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。
1本の記事を企画・執筆・入稿するのに平均8時間かかるとすると、週に数本の更新すら至難の業ですよね。
この記事では、ノーコードAI開発プラットフォーム「Dify」を活用して、SEOに強いブログ記事の構成作成から執筆までを自動化する方法を解説します。
これまで手作業で行っていた「構成案作成」「執筆」のプロセスを効率化するためにはどうしたらいいのか、コア業務をいかに圧迫せずに記事を出稿できるか、解決の糸口になれば幸いです!
Dify は、LLM(大規模言語モデル)を用いたAIアプリケーションを、ノーコードで開発・運用できるオープンソースプラットフォームです。
直感的な視覚ワークフロービルダーや各種モデルとの連携、外部ツールとの統合、モニタリング機能などが備わっており、
例えば、「キーワード調査」→「構成案作成」→「本文執筆」→「SEOチェック」といった一連の工程を、それぞれ得意なAIモデルに分担させて自動処理できます。
これを「AI編集部」のように機能させることで、専門的な開発知識がなくても、高品質な記事のドラフトを作成できます。
主な特徴
本記事は、以下のような方を想定して執筆しています。
Difyは無料プランから使用できるツールです。
プランにより利用制限がかかることもありますが、個人でも気軽に導入できるのは嬉しいですね!
※執筆時点での情報です。月額料金はドル建ての定額制(例:$59/月)ですが、日本円での支払額は為替レートの影響を受けことがあるので公式サイトを確認してください。
※上記は日本での利用を想定した比較表です。
※上記比較表に記載されている機能・サービスは一部です。詳細は公式サイトをご確認いただく必要があります。
Difyを使ってブログ執筆ワークフローを構築することで、具体的に以下のことが可能になります。
DifyはAPIとして外部から呼び出せるため、業務自動化ツール(YoomやZapierなど)と接続可能です。
「Googleフォームでキーワードを入力したら、自動でDifyが記事を書き、WordPressに下書き保存され、Slackに通知が来る」といったシームレスなフローを実現できるかもしれません!
Difyのテキスト生成機能を活用するにあたり、実務で役立ちそうな利用シナリオを考案して検証を進めていこうと思います。
使用条件と手順は以下の通りです!
Difyのテキストジェネレーター機能を使用します。
初心者でも使用しやすいUIとなっているため、プロンプトや使用モデルの設定という最低限のポイントを抑えるだけで操作を開始できるはずです。
「テストデータの用意」→「プロンプトとモデルの指定」→「構成アプリの公開」→「対象データの入力と結果の抽出」
以上の大まかなプロセスで検証を実施していきます!
まずは、検証①として、苺農家のカスタマーサポート兼任の広報スタッフが「社内ナレッジを元にしたFAQ記事を作成する」というシーンを想定し、Difyのテキスト生成機能を活用します。
社内のマニュアルを参照し、顧客向けの「よくある質問」解説記事を作成することが目的です。
生成された結果を隅々まで確認して、「マニュアルに記載されている以外の情報を加筆・補正していないか」「糖度や保存温度などが、マニュアルの数値と一致しているか」「4,000文字を埋めるために、同じ内容を繰り返していないか」も厳しくチェックしていこうと思います!
今回の検証で使用した接頭辞プロンプトを入力し、モデルをGPT-5に指定しました。
この内容でアプリを「公開」し、遷移後の画面で【Query】に参照元のマニュアルをペーストします。
その後、「Execute」を押します。
押下後、約5分ほどで以下の結果が生成されました!
記事構成に使用された文字数をカウントすると、3586字。ちゃんと指定文字数を順守しています。
確定していない事実は「確認中」と記載するように設定したため、以下のように文章内に記載されています。
また、全体の数字表記を確認したところ、数値の誤りは見受けられませんでした。
「文章構成はマークダウン形式で」との指示にたいして、その形式通りに生成されていました。
1つ目の検証では「ドラフトとして活用することを前提とすれば、問題ないクオリティである」と評価します!
実際の記事反映には、人の手による精査・改修を行うことが必要といえそうですね。
2つ目の検証では、コンテンツマーケターが、「順位が落ちた既存記事のテキストを入力し、最新のSEOキーワードを含めてリライト案を生成する」というシーンを想定します。
「SEOキーワードの追加数は適切か」「既存の文脈を維持したまま、改善提案(リライト案)を提示できているか」「全体的に読みやすい文脈であるか」を判定基準として検証を進めていきます!
こちらも接頭辞プロンプトを入力し、モデルをGPT-5に指定しました。
ここでは1つ目の検証とは異なり、変数を2つ追加しています。
リライト対象記事を「input_text」に、SEOキーワードを「seo_keyword」に入力できるようにするためです。
では、アプリを「公開」し、遷移後の画面で【query】に指示文を入力、【input_text】にリライト対象の既存記事をペーストし、【seo_keyword】を入力します。
その後、「Execute」を押して、生成完了を待ちました。
こちらの結果は約5分ほどで生成されました!
記事校正が分厚くなり、既存記事になかったコンテンツ(時短レシピ例、購入前のチェックリストなど)が盛り込まれているため、目を引く要素が増えているのが良い点です!
なお、SEOキーワードの挿入は予想よりも少なかったと感じました。
この点は人の手で追記する必要あり、ですね。
生成文章も読みやすいもので、既存の表データを崩しておらず、大まかな構成が維持されているのは高評価ポイントといえます。
Difyのテキストジェネレーター機能を利用した今回の検証。
まずマニュアルを元にFAQ記事を作成した検証では、指定した文字数を守りつつ、正確な情報を元にしたドラフトが生成されました。
誤った数値や不正確な情報が含まれていなかった点が評価されましたが、最終的な記事としては人の手による精査が必要であることが確認できました。
次に、既存記事のSEO改善を目的とした検証では、挿入されたキーワードの数が期待よりも少なく、手動での追記が必要となる点が浮き彫りに。
しかし、全体的に文章の流れは良好で、既存のデータを損なうことなく改善提案が行われていた点は高く評価できます。
全体として、最終的な仕上げには人的な精査と補足が必要であることが明確になりましたが、Difyは手軽に有用なドラフトを生成するツールとしての可能性を示しました!
Yoomと連携させることで、フォーム機能を活用したテキスト生成が可能となる他、新規生成された記事をシームレスにX(旧Twitter)に投稿できたり、共有事項の一部をプロンプトにそのまま引用することもできるようになります。
そのため、複数のツールにアクセスせずとも、最小限の操作で、フォーム入力・送信→Dify→Slackで生成結果の共有、Dify→Microsoft Excelで情報収集といった、自動化フローが実現するでしょう。
気になった方はぜひ試してみてくださいね!