Microsoft ExcelとGoogleフォームとOutlookの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/02/17

請求書業務をラクにする!Microsoft ExcelとOutlookを活用した自動化フロー解説

r.suzuki

「毎月の請求書作成、手作業でやってるけど、もっとラクにならないかな……」そんなふうに思ったことはありませんか?
取引先ごとに異なるフォーマット、金額の転記ミス、送付漏れ…
地味だけど見逃せないミスが発生しがちです。
そんな悩みを一気に解決するのが、GoogleフォームとMicrosoft Excel、Outlookを連携させた自動化フローです。
フォームに情報を入力するだけで、請求書が自動作成され、メール送信まで完了するので、手作業の手間を省き、業務の効率化が期待できます!

それではここからノーコードツールのYoomを使って「Googleフォームの内容からMicrosoft Excelで請求書を発行してOutlookで送付する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

Googleフォームの内容からMicrosoft Excelで請求書を発行してOutlookで送付する方法

このテンプレートは、Googleフォームの内容をもとにMicrosoft Excelで請求書を発行し、Outlookで送付する仕組みです。
例えば、Googleフォームに取引先名、担当者名、金額などを入力すると、その回答データが自動でMicrosoft Excelに反映されます。
経理部はMicrosoft ExcelのAPIを活用して請求書を自動作成し、Outlookを使って取引先へメールを送信できます。
これにより、手作業による入力ミスを防ぎ、作業時間を短縮し、業務の効率を向上させることが期待できます。

今回の連携フローの手順は大きく分けて以下の通りです。

  • GoogleフォームとMicrosoft Excel、Outlookをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • トリガー、アクションの設定
  • 最後にトリガーが起動するかを確認

事前準備

1)まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成してください。
Yoomのアカウント発行ページ
アカウントを取得している場合は、ログインしてください。
2)このフローは、Googleフォームの情報を基にMicrosoft Excelで請求書を作成するため、事前にGoogleフォームとGoogleフォームの情報に対応するMicrosoft Excelの請求書を準備する必要があります。
なお、今回は、以下のようなフォーマットで作成しました。


書類の作成方法についてはこちらを参考にしてください。
📄「書類を発行する」の設定方法 | Yoomヘルプセンター
【Excel】データベースを操作するオペレーションの設定に関して | Yoomヘルプセンター

GoogleフォームとMicrosoft Excel、Outlookをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、検索窓から1つずつアプリを検索します。


Googleフォームを選択できたら、Googleアカウントでログインしてください。


Microsoft ExcelとOutlookを選択できたら、それぞれ使用するアカウントでログインしてください。
詳しくはこちらをご確認ください。
Microsoft365サービス群におけるマイアプリ登録手順と注意事項 | Yoomヘルプセンター


3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

テンプレートをコピー

さてここからは、テンプレートを使って解説します。はじめにこちらのバナーをクリックしてください。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックしてください。

以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。
タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。

また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。


ステップ1:トリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
まずは「アプリトリガー フォームに回答が送信されたら」をクリックしてみましょう!

ステップ2:Googleフォームを設定

1) アクションは「フォームに回答が送信されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。


2) トリガーの起動間隔を選択してください。
トリガーの起動間隔は契約プランに応じて異なります。
各プランの内容についてはこちらを参考にしてください。
各プランの機能制限や使用上限の一覧 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)
完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。

ステップ3:Microsoft Excelのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 書類を発行する」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「書類を発行する」を選択して、必須事項を入力します。



3)置換対象の文字列を入力します。

Googleフォームのアウトプット情報を活用して入力できます。
候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。

ステップ4:Outlookのアクションを設定

1) フローに戻り、「データベースを操作する メールを送る」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「メールを送る」を選択して、必須事項を入力します。


メール本文にはアウトプット情報を活用して入力できます。
候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。

これで【Googleフォームの内容からMicrosoft Excelで請求書を発行してOutlookで送付する方法】というフローが完成です。

ステップ5: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

Googleフォームの内容からMicrosoft Excelで請求書を発行してBoxに格納する方法

このテンプレートは、Googleフォームの内容をもとにMicrosoft Excelで請求書を発行し、Boxに格納する仕組みです。
例えば、Googleフォームに取引先名、担当者名、金額などを入力すると、その回答データが自動でMicrosoft Excelに反映され、Microsoft ExcelのAPIを活用して請求書を自動作成後にBoxへ保存します。
これにより、手作業による入力ミスを防ぎ、作業時間を短縮し、業務の効率を向上させることが期待できます。

事前準備

1)先ほどと同様にYoomのテンプレートを使用します。
まずはYoomにログインしてください。
Yoomログイン
2)こちらのフローもGoogleフォームの情報を基にMicrosoft Excelで請求書を作成するため、事前にGoogleフォームとGoogleフォームの情報に対応するMicrosoft Excelの請求書を準備する必要があります。
先ほど使用したフォーマットと同様のものを使用しています。
書類の作成方法についてはこちらを参考にしてください。
📄「書類を発行する」の設定方法 | Yoomヘルプセンター

マイアプリ連携

マイアプリ登録は先に紹介したフローと同様です。
1)Yoomのアカウントにログインしたら、「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。
2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示されるので、アプリを選択できたら、使用するアカウントでログインしてください。
Googleフォーム、Microsoft Excelは先ほどと同じ手順です。
Boxの場合は、Boxを選択できたら、使用するアカウントを入力し、「承認」をクリックします。


以下の画面が表示されたら、「Boxへのアクセスを許可」をクリックします。



3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

テンプレートをコピー

以下のバナーをクリックしてテンプレートをコピーします。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。
2)確認画面が表示されますので、「OK」をクリックしてください。
以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。

タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。
また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ1:トリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
まずは「アプリトリガー フォームに回答が送信されたら」をクリックしください。

ステップ2:Googleフォームのアクションを設定

1) アクションは「フォームに回答が送信されたら」を選択して、「次へ」をクリックします。
2) トリガーの起動間隔を選択してください。
トリガーの起動間隔は契約プランに応じて異なります。
各プランの内容についてはこちらを参考にしてください。
メールフォルダIDは候補から選択できます。
各プランの機能制限や使用上限の一覧 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)
完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。

ステップ3:Microsoft Excelのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 書類を発行する」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「書類を発行する」を選択して、必須事項を入力します。
3)置換対象の文字列を入力します。
Googleフォームのアウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。

ステップ4:Boxのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する ファイルをアップロード」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「ファイルをアップロード」を選択して、必須事項を入力します。


3)ファイル名はアウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力します。
ファイルの添付方法は「アウトプットを使用する」ファイルは「発行した書類」を選択し、テストをクリックします。
テストが成功したら「保存」します。

これで【Googleフォームの内容からMicrosoft Excelで請求書を発行してBoxに格納する】というフローが完成です。

ステップ5: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

それではもう一つフローをご紹介します。

Boxに格納された請求書をOCRで読み取りMicrosoft Excelに追加する方法

このテンプレートは、Boxに格納された請求書をOCR技術で読み取り、その内容をMicrosoft Excelに自動的に追加する仕組みです。
請求書から得られる請求日、金額、取引先名、部署名などの情報を正確に抽出し、指定されたExcelシートに整理します。
これにより、手動でデータ入力を行う手間が省け、作業効率向上が期待できます。

事前準備

1)先ほどと同様にYoomのテンプレートを使用します。
まずはYoomにログインしてください。
Yoomログイン
2)このフローはBoxの情報を基にMicrosoft Excelに情報を追加するため、事前にBoxの情報に対応するMicrosoft Excelのデータファイルを準備する必要があります。
なお、今回は、以下のようなフォーマットで作成しました。


詳しくはこちらを参考にしてください。
【Excel】データベースを操作するオペレーションの設定に関して | Yoomヘルプセンター

マイアプリ連携

マイアプリ登録は先に紹介したフローと同様です。
1)Yoomのアカウントにログインしたら、「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。
2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示されるので、アプリを選択できたら、使用するアカウントでログインしてください。
3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。

テンプレートをコピー

以下のバナーをクリックしてテンプレートをコピーします。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。
2)確認画面が表示されますので、「OK」をクリックしてください。
以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。


タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。
また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ1:トリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
まずは「アプリトリガー フォルダにファイルがアップロードされたら」をクリックします。

ステップ2:Boxのアクションを設定

1) アクションは「フォルダにファイルがアップロードされたら」を選択して、「次へ」をクリックします。


2) 必須事項を入力します。
完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。


3)WebhookURLをコピーし、対象アプリの管理画面で設定を行なってください。
Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行したら、「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」します。

ステップ3:Boxのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する ファイルをダウンロード」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「ファイルをダウンロード」を選択して、「次へ」をクリックします。


2) 必須事項を入力します。

アウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。


ステップ4:AIオペレーションを設定

1) フローに戻り、「画像・PDFから文字を読み取る」のアイコンをクリックします。
※OCRまたは音声を文字起こしするAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

2) アクションは「請求書を読み取る(5タスク)」を選択し、「次へ」をクリックします。


3)
事項を入力します。
ファイルの添付方法は「取得した値を使用」「ダウンロードしたファイル」を選択します。
完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。

ステップ5:Microsoft Excelのアクションを設定

1) フローに戻り、「データベースを操作する レコードを追加する」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「レコードを追加する」を選択して、必須事項を入力します。



3)必須事項を入力します。

アウトプット情報を活用して入力できます。
必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。

これで【Boxに格納された請求書をOCRで読み取りMicrosoft Excelに追加する】というフローが完成です。

ステップ6: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

Microsoft Excelを使ったその他の自動化例

他にもMicrosoft Excelを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Outlookの添付ファイルをOCRで読み取り、Microsoft Excelに追加する
このテンプレートは、Outlookのメールに添付されたファイルをOCRで読み取り、その内容をMicrosoft Excelに自動で追加する仕組みです。
例えば、経理部が受け取った請求書のPDFをOutlookに保存すると、OCRが金額や取引先情報を抽出し、Microsoft Exceの管理シートに自動入力します。
これにより、手作業によるデータ入力の手間を削減し、入力ミスを防ぐとともに、データのスムーズな管理が見込まれます。
また、業務の効率化と正確性向上が期待できます。

2.フォームで送信された名刺画像をOCRで読み取り、Microsoft Excelにデータを追加しOutlookでお礼メールを送信する
このテンプレートは、フォームで送信された名刺画像をOCRで読み取り、Microsoft Excelにデータを追加し、Outlookで自動的にお礼メールを送信する仕組みです。
例えば、営業担当者が展示会で収集した名刺をフォームから送信すると、OCRが会社名・氏名・メールアドレスを抽出し、Excelの顧客リストに自動登録します。
さらに、Outlookから「ご訪問ありがとうございました」などの定型文を含むお礼メールを素早く送信できるので、名刺情報のデジタル化と迅速なフォローアップが見込めます。これにより、営業活動の効率を向上させます。

3.入力フォームの情報でMicrosoft Excelの雛形で契約書を発行し、Outlookで送付する
このテンプレートは、入力フォームの情報をもとに、Microsoft Excelの雛形を使って契約書を自動作成し、Outlookで送付する仕組みです。
例えば、営業担当者がフォームに取引先の会社名・契約内容・金額を入力すると、Excelの契約書テンプレートに自動反映され、正式な契約書が作成されます。
作成後、その契約書をPDF化し、Outlookから取引先に自動送信するとこで、契約書作成の手間を削減し、迅速かつ正確な書類発行と送付が見込めます。
また、業務効率の向上が期待できます。

まとめ

請求書作成の自動化は、業務の効率化だけでなく、ミスの削減やスムーズな取引にもつながります。
Googleフォームに入力するだけでMicrosoft Excelで請求書が作成され、Outlookで取引先に送付されるこのフローを活用すれば、手作業の負担削減が期待できます。
さらに、Boxと連携すればスムーズなデータ管理が見込めます!
時間をかけるべき業務に集中するために、ぜひこの仕組みを導入してみてください!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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