2024/06/20
データ変換・抽出

【ノーコードで完了】画像からテキストを自動で抽出する方法と活用例をご紹介!

c.aoyagi

目次

展示会でたくさん名刺交換をした後に、一覧をつくらないといけない。

後々の顧客管理においてもデータベースが欲しいから手作業で入力したけど、実際運用してみたら重複していたり、抜けてしまっていた!なんてことも…

でも画像からテキストを抽出してみたら、そんな手間が一気になくなりました!

Yoomを使ったら思ったより簡単に自動化できたので、画像からテキストを自動で抽出する方法とその手順をシェアしたいと思います。

画像からテキストを抽出するってどういうこと?

画像からテキストを抽出するとは?

OCRという言葉を耳にしたことはありますか?

OCRは画像やスキャンした紙の中の文字を読み取って、デジタルのテキストに変える技術です。

最近はスマホでも書類を撮影したら文字データに変えてくれるっていう機能がありますよね。まさにそれです。

Yoomならではの強みは?

さすがにスマホで書類を1枚1枚撮影するわけにもいかないし、パソコンに共有するのもまた一苦労。

でも今回使用したYoomは知識がなくてもノーコードで設定できますし、

画像やファイルをどのような手順で設定していけばいいかも視覚的にわかりやすいのでおすすめです。

共有したいデータがあっという間に完成しますよ!

画像からテキストを抽出するメリット

データ入力の手間が省ける

例えば、社内で処理する領収書。形式は違うし、まとめるのって大変ですよね。

でもこれが画像スキャンするだけで文字データに変換できたら?と、想像するだけで便利になることがわかります!

後からの検索・分析が効率的にできるようになる

名刺の情報であれば、文字データを一覧にすることで取引先名で検索したり、

そのまま企業情報として担当者を紐づけできたりと日常業務の効率が上がること間違いなしです!

ヒューマンエラーが減りタイパがよくなる

今までもデータにしていたけれど、アドレスが一文字違っていて送信エラーになってしまったとか、データが重複してしまっていることがありました。

自動化できれば手作業で起きてしまうヒューマンエラーを防ぐことができます。

ペーパーレス化で経費削減につながる

印刷したものをコピーして共有することなくデータ上で共有したり、システムとしても運用できるので、ペーパーレス化できて経費削減にもつながります!

【基本操作】Yoomを使って画像からテキストを抽出する方法

では早速、Yoomを使って画像データからテキストを抽出していきましょう。

Yoomは複雑な手順じゃないので、知識や経験がなくてもささっとできちゃいますよ!

工程はこんな感じです。

・Yoomにログイン

・画像添付フォームを作成

・画像から文字データを抽出する設定

では詳しく見ていきましょう!

Yoomの設定方法

最初にYoomにログインします。

Yoomで画像からテキストを抽出する仕組み

1.「マイプロジェクト」から⇒「新規作成」を選択、「はじめからの作成」を押します。

2.タイトルを入力し、「フォームに情報を送信したとき」を選択します。

3.フォームを作成します。

フォームに画像やファイルデータをを添付できるよう、「添付ファイル」の形式で質問を作ります。

このときどんな画像やファイルを添付してもらうかを補足説明に入れることもできます。

4.「次へ」を選択し、サンプル画像をテストとしてアップロードしたのちに「保存」を押します。

5.「+」をクリックしてオペレーションタイプの選択から「画像・PDFから文字を読み取る」を選択します。

6.画像やファイルの読み取りアクションを選択します。

今回は名刺を読み取りたいので、「名刺を読み取る」を選びました。

7.ファイルの添付方法では最初に設定したフォームですでにサンプル画像をアップロードしているので、そちらを選択し、テストをします。

8.テストに成功したら、「保存する」を押します。

9.最後にトリガーのON/OFFボタンを「ON」に切り替えれば完成です!

これで、画像から文字データを抽出することができました。

次は抽出した文字データをどのように利用するか活用例をお伝えします!

Yoomで画像からテキストを抽出をする活用事例2選

名刺を読み取り、googleスプレッドシートに記載する

まずは、抽出した文字データをGoogleスプレッドシートへ記載し、社内データとして活用する例です。

以下完成形もあるので、あわせて見てみてください!

1.先ほどまで作成した設定のあとの「+」をクリックし、「データベースを操作する」を選択し、「Googleスプレッドシート」を押します。

2.Googleスプレッドシートは外部のアプリなので、まずは「連携アカウントを追加」からYoomと連携してください。

ちなみに連携するGoogleスプレッドシートは事前にこのように作成しています。

3.データベースの連携であらかじめ作成しておいたGoogleスプレッドシートを連携します。

実行アクションから「レコードを追加する」を選択して、必要な情報を入れていきます。

連携をしておくとスプレッドシートIDやスプレッドシートのタブ名は欄をクリックすれば候補が出てくるので、そこから選ぶこともできます!楽ちんですね。

4.「次へ」をクリックし、追加するレコードの値を選択していきます。

このとき、以下のように事前に画像から抽出したテキストの情報をアウトプットとして引用ができます。

5.「テスト」を押して、成功したら「保存する」を押します。

6.最後にトリガーのON/OFFボタンを「ON」に切り替えれば完成です!

これで、名刺データからAIでテキストを抽出し、Googleスプレッドシートに自動でデータを追加することができました!

フォームに追加されたPDFファイルを読み込み、Microsoft Excelに情報を追加する

一部アクションや連携するアプリは変わりますが、基本的な設定方法はさきほどの「名刺を読み取り、googleスプレッドシートに記載する」の流れと同じです。

こちらも完成形を一度確認してみてください。

全体の流れはこうなります。

1.まずは「マイプロジェクト」から⇒「新規作成」を選択、「はじめからの作成」

2.タイトルを入力し、「フォームに情報を送信したとき」を選択

3.フォームを作成して、サンプル画像をテストとしてアップロードしたのちに「保存」

4.「+」をクリックしてオペレーションタイプの中から「画像・PDFから文字を読み取る」を選択

5.「任意のPDFや画像ファイルから文字情報を読み取る」を選択

6.ファイルの添付方法では最初に設定したフォームですでにサンプル画像をアップロードしているので、そちらを選択し、テスト

7.「任意のPDFや画像ファイルから文字情報を読み取る」では、必要な情報を自分で設定する必要があるので、抽出したい項目欄に取得したい項目名などを入力

8.「テスト」を押して成功したら「保存する」を押す

9.「+」をクリックし、「データベースを操作する」から「Microsoft Excel」を選択

10.Microsoft ExcelとYoomを「連携アカウントを追加」から連携する

Microsoft Excelは事前に以下のように作成しています。

11.データベースの連携であらかじめ作成しておいたMicrosoft Excelのシートを連携

Microsoft Excelとの連携はGoogleスプレッドシートとは少し違うので、以下を参考にしてください!

https://intercom.help/yoom/ja/articles/9003081-データベースを操作するオペレーションの設定に関して

12.「次へ」をクリックし、追加するレコードの値を選択する

Googleスプレッドシートのときの設定と同じように、事前にPDFファイルから抽出したテキストの情報をアウトプットとして引用ができます。

13.「テスト」を押して成功したら「保存する」を押す

14.最後にトリガーのON/OFFボタンを「ON」に切り替えれば完成!

これで、添付されたPDFファイルからAIがテキストを抽出し、Microsoft Excelに自動でデータを追加する流れを作ることができました!

ぜひみなさんが普段使用しているMicrosoft Excelと連携してみてください!

【応用編】Yoomを使うと画像テキスト化と組み合わせてこんなこともできる!

例えば、入社手続きで口座の登録など画像の情報を直接入力できたら…と思うことはありませんか?

通帳画像などを解析してSmartHRに従業員登録する

そんな要望にもこの画像やファイルデータからテキストを抽出するというフローが役に立ちます!

以下は、フォームに回答された従業員の情報と通帳画像の解析データをもとに、SmartHRへ新しく従業員情報を登録するという応用編です。

完成形を見て、作成イメージも膨らませてみてください!

はじめにSmartHRのアプリと連携にはアクセストークンの発行が必要です。

こちらアクセストークンの発行方法|SmartHR を参考にアクセストークンを取得してください。

基本的に「フォームに追加されたPDFファイルを読みこみExcelに情報を追加する」の画像やPDFファイルを読み込む手順までは同じです。

異なる点としては、最初のフォーム作成の際に細かい質問もあわせて設定しておく必要がある点でしょうか。

氏名や社員番号などを質問に設定することで、このあとの設定でアウトプットとしてデータを引用することができるので、必要情報をあらかじめ設定しておきましょう!

以下画像・PDFファイルを読み込む設定が完了した状態からの手順を説明します。

1.保存したフローの「+」をクリックし、「アプリと連携する」から「SmartHR」を選択

2.SmartHRが連携されていない場合は連携アカウントを追加する

3.アクションから「従業員の登録v2」を選択して「次へ」進む

4.必須項目の入力とフォームや通帳画像を解析した際に取得した値を、対応する欄にアウトプットとして引用する

5.「テスト」押して、成功したら「保存する」を押す

6.最後にトリガーのON/OFFボタンを「ON」に切り替えれば完成!

その他のOCRを使った自動化の例

他にもOCRを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.このフローでは OCRで読み取った領収書の情報をGoogleスプレッドシートに格納後、Talknoteに通知します。スマホからも画像のアップロードが可能なので、精算報告のハードルを下げることができます。

2.請求書をOCRで読み取ることも可能です。担当者への対応依頼や受信をチャットで知らせることができるため、請求書を受信した後の定型業務を省くことができます。

まとめ

今までは手作業に頼っていた作業が画像からテキストデータを抽出することによって格段に効率化されました。

いくつかのツールを組み合わせることにより、より複雑な業務も自動化することができます。

組み合わせ次第では、今回の例以外にも様々な業務に応用できると思いました!

ぜひ社内の業務に活用してみてください。

この記事を書いた人
c.aoyagi
スタートアップ界隈でセールスやカスタマーサクセスとして働いてきました。 現在はYoomやZapierなどのツールを使って、業務自動化できることを日々探求しています。 APIやGASを直接書くこともある程度できます。 セールスやカスタマーサクセスで培った現場の課題感を元に日々、お役立ちコンテンツを発信していきます。 ちなみにYoomの機能理解や使い方のレベルは松竹梅でいくと松です。
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