【Geminiで市場調査】Deep Researchでオフィス需要を深掘り分析してみた
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【Geminiで市場調査】Deep Researchでオフィス需要を深掘り分析してみた
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2026-02-19

【Geminiで市場調査】Deep Researchでオフィス需要を深掘り分析してみた

Yuka Matsumoto
Yuka Matsumoto

競合情報を集めるだけで1日が終わる…。
AIに聞いても情報が古くて、結局Google検索と行ったり来たり……市場調査あるあるですよね。
新規事業の企画にも競合分析にも、最新の市場情報は必須。でも、情報収集から整理、レポート作成まで全部やると、正直かなりしんどい作業です。
この問題、Googleが提供するAIアシスタントGeminiでだいぶラクになるかもしれません。
Geminiには、Google検索と連携してリアルタイム情報を引っ張ってこれるグラウンディング機能と、調査プロセスを丸ごと自動化してくれるDeep Research機能があります。
今回はこのGeminiで実際に市場調査をやってみました。
高速モードとDeep Researchの使い分けや、PDF資料の分析精度まで検証しているので、市場調査を少しでもラクにしたい方は参考にしてみてくださいね!

🌟YoomでGemini活用の市場調査を自動化

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!

市場調査は一度実施して終わりではありません。日々の業界動向や競合の動きを継続的にチェックすることが重要です。
Yoomを活用すれば、Gemini APIやGoogle検索と連携して、手間のかかる情報収集業務を自動化できます。

たとえば、毎日特定のキーワードでGoogle検索を実行して新着記事を自動通知したり、フォームの回答をGeminiで要約しスプレッドシートに記録したり、業界ニュースを定期収集して分析レポートにまとめたりといった業務フローが実現可能です。

プログラミング不要で、誰でも簡単にあなた専用の市場調査アシスタントを構築できます。


■概要

フォームに回答後、Geminiで要約しGoogle スプレッドシートに追加するフローです。
フォームで収集した情報をGeminiで自動要約し、Google スプレッドシートにスムーズに連携することができます。

■このテンプレートをおすすめする方

  • オンラインフォームを活用してデータ収集を行っている方
    • 顧客アンケートや社内申請など、フォームを通じて多くの情報を集めているビジネス担当者
  • データの要約や整理に時間を取られている方
    • Geminiを活用して情報を自動的に要約することで、手作業の負担を軽減したいチームリーダーや管理者
  • Google スプレッドシートを利用してデータ管理を行っている方
    • Google スプレッドシートへの手動入力を減らし、自動連携で効率的にデータを管理したい方
  • 業務ワークフローの自動化を目指す経営者やIT担当者
    • データ処理の自動化を通じて全体の業務効率化を図りたい経営者やIT担当者

■このテンプレートを使うメリット

フォームで受信した内容を素早く確認するために、Geminiによる要約はは活用できますが、手動での要約には時間がかかります。
このフローでは、フォームに送信された内容を自動でGeminiで要約し、結果をGoogle スプレッドシートに追加することができます。これにより、データの整理や手動入力の手間を削減し、業務効率を向上させます。

これまで手作業にかかっていた時間を大幅に削減することで、業務全体の進行速度を上げることができます。
またGoogle スプレッドシートに情報を一元管理することで、チームの情報アクセス性を高めるでしょう。


■概要

市場調査や競合分析のために、定期的な情報収集は欠かせませんが、都度検索して内容を確認するのは手間がかかる作業です。
このワークフローを活用すれば、指定したキーワードでのGoogle 検索を定期的に実行し、その結果をGeminiで自動的に分析・要約して通知を受け取ることが可能になり、効率的な情報収集を実現します。

■このテンプレートをおすすめする方

  • 競合のプレスリリースや市場の最新動向を効率的に把握したいマーケティング担当者の方
  • Geminiを活用してGoogle 検索の結果を分析し、情報収集を自動化したい方
  • 手作業でのWeb検索と情報整理に時間がかかり、業務効率化を目指している方

■このテンプレートを使うメリット

  • Google 検索からGeminiでの分析までが自動化され、情報収集やレポーティングにかかっていた時間を削減できます。
  • 定期的に自動で実行されるため、検索漏れや確認忘れを防ぎ、属人化しがちな情報収集業務を標準化できます。

■フローボットの流れ

  1. はじめに、Google 検索とGeminiをYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーでスケジュールトリガー機能を選択し、「スケジュール」のアクションを設定して、実行したい日時を定めます。
  3. 次に、オペレーションでGoogle 検索を選択し、「検索結果を取得する」アクションを設定します。
  4. 次に、オペレーションでGeminiを選択し、「コンテンツを生成する」アクションを設定して、取得した検索結果を分析・要約します。
  5. 最後に、オペレーションでYoomのメール機能を選択し、「メールを送る」アクションを設定して、生成された内容を指定のアドレスに通知します。

※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

  • スケジュールトリガーの設定では、このフローを起動させたい曜日や時刻を任意で設定してください。
  • Google 検索のアクションでは、使用したい検索エンジンIDや、検索したいキーワード(検索クエリ)を任意で設定できます。
  • Geminiへの指示(プロンプト)は、検索結果をどのように要約・分析させたいかに応じて自由にカスタマイズが可能です。
  • 通知メールの宛先や件名、本文は任意で設定でき、Geminiが生成した内容などを変数として本文に含めることもできます。

■注意事項

  • Google 検索、GeminiのそれぞれとYoomを連携してください。
  • 検索の際は複数のキーワードを組み合わせることで、比較的正確な情報を取得することが可能です。

📝Geminiが市場調査におすすめな理由

Geminiには、市場調査のリサーチパートナーとして役立つ機能が備わっています。

1.Google検索との連携(グラウンディング)

Geminiの特徴は、「Grounding with Google Search」と呼ばれる機能です。
AIが回答を生成する際、Google検索の最新インデックスを参照します。これにより、従来のAIが苦手としていた最新情報の取得ができるようになりました。

また、回答の根拠となる引用元(ソース)も表示されるため、情報の信頼性を確認しやすくなっています。

2.自律的に深掘りする「Deep Research」

Deep Researchは、ユーザーの指示にもとづいてAIが「調査計画の立案」「Web検索の実行」「情報の精査」「不足情報の再検索」を自律的に行う機能です。

人間が数時間〜数日かけて行っていたリサーチ作業を、AIが代行して数分〜数十分で完了できます。

※Deep Research機能は、無料プランでも月5回まで(2026年2月時点)お試し利用が可能です。より頻繁に高度な調査を行いたい場合は、1日20回程度利用可能な上位プラン(Google AI Pro)への移行も選択肢になります。

3.マルチモーダル対応とWorkspace連携

テキストだけでなく、市場統計のグラフ画像やPDFの業界レポートを読み込ませて分析できます。また、調査結果はGoogleドキュメントに直接書き出せるほか、レポート内に生成された比較表などは、ワンクリックでGoogle スプレッドシートにエクスポート可能です。資料作成の手間も削減できます。

✍️Geminiを使った市場調査のやり方

Geminiを使って市場調査を行う際は、目的に応じて2つのモードを使い分けるのがおすすめです。

1.高速モードでのクイックリサーチ

概要把握やアイデア出し、初期段階の調査に活用できます。

プロンプト例は、以下のとおりです。

  • 「国内のSaaS市場の規模と今後のトレンドを教えて」
  • 「主要なプロジェクト管理ツール3社の特徴を表で比較して」

2.Deep Researchでの詳細調査

時間のかかる深掘り調査や、網羅性が求められる場面で活用できます。

使い方の手順は以下の3ステップです。

  1. テーマを入力:具体的な調査テーマを入力します(例:「日本市場におけるEVの普及予測と課題」)。
  2. 計画の承認:AIが提示する調査計画を確認し、必要に応じて修正・承認します。
  3. 実行とレポート作成:AIが検索を実行し、詳細なレポートを作成します。

🤔【実体験】Geminiで実際に市場調査をやってみた

今回は、無料プランでも実践可能な範囲でGeminiを使い、以下の2パターンで市場調査の検証を行ってみました。
※Deep Research機能は無料プランでは月5回までの利用制限があるため、ご利用の際はご注意ください。

検証条件

  • 環境:Gemini(無料プラン)
  • モデル:Gemini 3 Flash

検証内容とポイント一覧

今回行う検証の内容とポイントは以下のとおりです。

シナリオ1:「高速モード」と「Deep Research」の比較

【想定されるユースケース】
新規事業の企画段階で、市場規模やトレンド、競合の方向性などをまずざっくり把握する。

【検証項目】

  • 高速モードとDeep Researchで、扱っている観点の広さ/深さにどの程度差があるか
  • 高速モードは「スピード重視の一次整理」としてどれだけ有用か
  • Deep Researchは「ここぞという重要テーマの調査」に見合うだけの付加価値(深さ・多角性)を提供しているか

シナリオ2:PDF資料からのトレンド分析

【想定されるユースケース】
日本の労働市場のトレンドを把握する。

【検証項目】

  • 回答された施策が、資料に書かれていない一般論に寄りすぎていないか
  • 資料内の具体的な課題・傾向に言及しているか
  • 表現が経営者・人事担当者が読んで違和感のないトーンになっているか

🧪【検証方法】各シナリオの具体的な検証手順

各シナリオの検証方法をまとめます。

シナリオ1:「高速モード」と「Deep Research」の比較

同じテーマで高速モードとDeep Researchそれぞれに1回ずつ指示を出し、出力された情報の深さと構成を比較します。

STEP1:高速モードでプロンプトを実行する

まずは、高速モードで以下のプロンプトを実行します。

あなたは不動産市場と働き方に詳しいアナリストです。
以下のテーマについて、日本国内のオフィス市場の現状をわかりやすく整理してください。
【テーマ】
リモートワーク普及による国内オフィス市場のトレンドと今後の予測
【前提条件】
- 対象エリア:日本国内(特に三大都市圏を中心に言及しつつ、必要に応じて地方都市にも触れてよい)
- 対象期間:コロナ禍前〜直近までの変化、および今後3〜5年の見通し
- 読者:事業会社の経営企画・総務部門の担当者
- 読者が知りたいこと: - リモートワークの普及がオフィス需要にどう影響しているか - 今、オフィス賃貸市場で何が起きているのか(空室率・賃料・立地のトレンドなど) - 今後、自社のオフィス戦略をどう考えるべきかのヒント
【依頼内容】
1. 現状整理  - 以下の観点で、現状を箇条書きで整理してください。    - オフィス空室率の傾向(上昇/下降などの方向性レベルで可)    - 賃料水準の大まかなトレンド(上昇/横ばい/下落など)    - 立地・物件タイプのニーズ変化(都心/郊外、ハイグレードビル/中小ビル など)    - シェアオフィス・サテライトオフィス・フレキシブルオフィスの動き
2. 要因分析  - リモートワーク・ハイブリッドワーク普及が、オフィス需要に与えた影響を    「マイナス要因」「プラス要因」に分けて整理してください。
3. 今後3〜5年の見通し  - 日本国内オフィス市場の今後の方向性について、    - ベースシナリオ(最もありそうな見通し)    - 楽観シナリオ    - 悲観シナリオ    をそれぞれ2〜3行で説明してください。
4. 企業への示唆  - 事業会社の経営企画・総務担当者が、今後のオフィス戦略を考えるうえで    意識すべきポイントを5〜7個、箇条書きで示してください。
【出力形式】
- 見出し(例:「1. 現状整理」「2. 要因分析」など)+箇条書きで、ビジネスレポート風にまとめてください。
- 数字や固有名詞が不明な場合は、「具体的な数値は変動するが〜」「一般的には〜とされている」などと表現し、推測で断定しないでください。

出典:https://gemini.google.com/?hl=ja

すると、以下の結果が出力されました。

出典:https://gemini.google.com/?hl=ja

STEP2:Deep Researchモードでプロンプトを実行する

次に、Deep Research機能を使って、以下のプロンプトを実行します。

あなたは不動産市場アナリスト兼リサーチャーです。
複数の不動産レポート・統計・ニュース記事などを横断的に調査し、
以下のテーマについて構造的なレポートを作成してください。
【テーマ】
リモートワーク普及による国内オフィス市場のトレンドと今後の予測
【前提条件】
- 対象エリア:日本国内のオフィス市場(特に東京・大阪・名古屋の三大都市圏、必要に応じて地方主要都市)
- 対象期間: - コロナ禍前(〜2019年頃) - コロナ禍期間(2020〜2022年頃) - 直近の状況(2023年以降) - 今後3〜5年の予測
- 読者:事業会社の経営企画・総務向けの社内レポートを想定
- レポートの目的: - リモートワーク普及がオフィス市場に与えた影響を、多角的に理解する - 今後のオフィス戦略(縮小・移転・拠点分散・ハブ&スポークなど)を考える材料を提供する
【分析してほしい観点】
1. マクロトレンド  - オフィス空室率・賃料の推移(方向性レベルで可)  - エリア別の需要変化(例:都心5区 vs 郊外、地方主要都市 など)  - グレード別の動き(大規模・ハイグレード vs 中小ビル)
2. ワークスタイルの変化とオフィス利用の実態  - フルリモート・ハイブリッドワークの普及状況の傾向  - 出社率の変化と、オフィスの「使われ方」の変化(集まる場/コラボレーションの場など)
3. 新しいオフィス形態の台頭  - シェアオフィス・コワーキングスペース・サテライトオフィス・フレキシブルオフィスの動向  - どのような企業タイプ(業種・規模)がどの形態を活用しているかの傾向
4. 企業規模・業種別の戦略の違い  - 大企業 vs 中堅・スタートアップでのオフィス戦略の違い  - IT・スタートアップ、製造業、専門サービスなど、業種別に見られる特徴的な動き
5. 今後3〜5年のシナリオ分析  - ベースシナリオ、楽観シナリオ、悲観シナリオの3パターンを設定し、    それぞれについて    - オフィス需要の方向性    - オフィスの位置づけ(コスト削減対象か、価値創造の場か など)    - シェアオフィス・フレキシブルオフィスの位置づけ    を整理してください。
【出力形式】
- 以下の構成で、見出し付きのレポート形式にしてください。 1. 要約(サマリー):A4 1/3〜1/2ページ程度の分量で、全体のポイントを整理 2. 現状分析:上記1〜4の観点に沿って整理 3. 今後のシナリオと示唆 4. 企業が取るべきアクションの提案(5〜7個の箇条書き)
【注意事項】
- 必要に応じて、参照した情報源のタイプ(例:「大手不動産会社のマーケットレポート」「政府統計」「ニュース記事」など)を文中でわかる範囲で言及してください(URLは不要です)。
- 数値が特定できない場合は、無理に推測せず、「一般的な傾向レベル」で記述してください。

出典:https://gemini.google.com/?hl=ja

約10秒後に、以下の画面が表示されました。
「リサーチを開始」をクリックします。

出典:https://gemini.google.com/?hl=ja

約5分で結果が出力されました。
※調査の内容や検索ボリュームにより、所要時間は数分〜10分程度変動します。

出典:https://gemini.google.com/?hl=ja

STEP3:出力結果を比較する

高速モードとDeep Researchの出力結果をもとに、各検証項目をチェックします。

シナリオ2:PDF資料からのトレンド分析

Geminiに労働市場に関するPDF資料を読み込ませ、トレンド分析する手順を解説します。

STEP1:PDF資料を用意する

まずは、検証で使用するPDF資料を用意します。
今回は、厚生労働省が公開している「労働市場の現場と人材開発の課題」を使用します。

出典:https://www.mhlw.go.jp/content/11801000/001459697.pdf

STEP2:高速モードでプロンプトを実行する

Geminiのチャット入力欄で、以下のプロンプトを実行します!

添付の資料の内容にもとづいて、今後の中小企業が取り組むべき人材確保の施策を3つ挙げてください。 それぞれの施策について、以下を簡潔に説明してください。
- 施策の概要(1〜2文)
- なぜその施策が重要なのか(資料中の傾向・課題と紐づけて)

出典:https://gemini.google.com/?hl=ja

STEP3:出力結果を確認する

約3秒で結果が出力されました。

出典:https://gemini.google.com/?hl=ja

出力結果をもとに、各検証項目をチェックします。

✅Geminiで市場調査をしてみた結果

各シナリオの検証結果をまとめます!

シナリオ1:「高速モード」と「Deep Research」の比較

Geminiの高速モードとDeep Researchモードで市場調査をした結果をまとめます。

検証結果

①高速モードとDeep Researchで、扱っている観点の広さ/深さにどの程度差があるか

判定:Deep Researchのほうが明確に広く・深い

結論からいうと、まず全体像をざっくり把握したいなら高速モード、細かいところまで理解したいならDeep Researchが向いています!

それぞれのアプローチを比べると、以下のとおりです。

  • 高速モード:①現状整理→②要因→③3つのシナリオ→④示唆という流れで要点をコンパクトに提示
  • Deep Research:都市ごとの数値やテレワーク比率、企業規模・業種別の動向、フレキシブルオフィスの地域差、さらに2030年の労働力減少まで幅広く分析

取り扱うテーマの数、データ量、分析する期間の長さ、いずれもDeep Researchのほうが充実しています。

②高速モードは「スピード重視の一次整理」としてどれだけ有用か

判定:◎

企画のスタート段階で、まずは全体像を把握したいなら、高速モードで問題ありません。
現状→要因→3つのシナリオ→示唆という流れで論点が整理されていて、二極化やハイブリッド定着といった押さえておきたいキーワードもカバーされています。

細かい数値まではありませんが、方向性をつかむための最初の整理としては、ちょうどいいバランスです。

③Deep Researchは「ここぞという重要テーマの調査」に見合うだけの付加価値(深さ・多角性)を提供しているか

判定:◎

重要なテーマを本格的に検討するなら、Deep Researchは期待に応えてくれます。
都市別の空室率・賃料、テレワーク比率、企業規模・業種別動向、2030年の労働力減少まで幅広く展開し、前提条件や数値の根拠が具体的に示されています。

高速モードと比べると、情報の細かさと多角的な視点は一段階上のレベルです。

わかったこと

今回の検証を通して、高速モードは「一次情報の整理に最適」、Deep Researchは「本格検討に耐える構造分析」というそれぞれの役割が見えてきました。

特に押さえておきたいのは、以下の3点です。

  • カバー範囲と深さの違い:Deep Researchは都市別の数値、業種ごとの動き、将来の人口推移まで踏み込んでいて、分析の細かさが一段上
  • 高速モードの使いどころ:現状→要因→シナリオ→示唆という流れで論点が整理されているので、企画初期の思考整理に役立つ
  • Deep Researchの強み:重要なテーマでは、前提条件や数値の根拠までしっかり示してくれるので、より精度の高い判断ができる

つまり、スピードを優先するか、精度を優先するかといった目的に応じて使い分けるのがベストな選択といえます。

シナリオ2:PDF資料からのトレンド分析

GeminiでPDF資料を分析した結果をまとめます。

検証結果

①回答された施策が、資料に書かれていない一般論に寄りすぎていないか

判定:◎

結論からいうと、Geminiの回答は資料に忠実で、一般論に逃げていませんでした。

たとえば、「職務の見える化と個人スキルの見える化」は、資料の「リスキリング大国に向けての3つの視点」の1つ目のままです。
「アドバンスト・エッセンシャルワーカー(AEW)」も6ページで詳しく解説されている概念です。「デュアルシステム型プログラム」も12ページの3つ目の視点として記載されています。

一般的なリスキリング論ではなく、この資料特有の分析や提案をしっかり拾えているので、資料ベースの検証としては合格点です。

②資料内の具体的な課題・傾向に言及しているか

判定:◎

こちらも優秀です!各施策の「重要性」パートで、資料内の課題にしっかり触れています。

たとえば施策1では「労働生産性の低迷と職種間のミスマッチが人手不足を助長している」と述べていますが、これは2ページの「(2)現局面の人手不足の特徴」で述べられている分析そのものです。

施策2の「現場労働の不足と事務部門の余剰というミスマッチ」は、3ページの図表1-5や図表1-6で示されたデータにもとづいた指摘です。
施策3の「労働力人口が頭打ち」も、1ページの図表1-2のグラフで確認できます。

単なる施策の羅列ではなく、資料が提示する課題分析とセットで説明できているのは高評価ですね。

③表現が経営者・人事担当者が読んで違和感のないトーンになっているか

判定:◯

おおむね問題ないものの、若干の改善余地ありです。

「スキルギャップを明確にする」「エンプロイアビリティの向上」といった人事実務で使われる用語は適切です。箇条書きで施策の概要と重要性を分けた構成も読みやすいです。

ただし、AEWの説明がやや学術的で堅い印象がありました。
とはいえ、大きな違和感はなく実務で使えるレベルです!

わかったこと

今回の検証を通して、GeminiはPDF資料の内容に忠実で、具体的な課題分析まで踏まえた提案ができるツールであることがわかりました。

特に優れていたのは、以下の2点です。

  • 資料内の具体的な施策・概念を正確に抽出できる精度の高さ
  • 施策の背景にある課題やデータにまで言及できる分析力

単なる要約にとどまらず、「なぜその施策が必要なのか」という文脈まで資料から読み取って説明できるため、経営会議の資料作成や人事施策の立案など、ビジネス文書を扱う場面では頼りになる存在になりそうです。

一方で、表現がやや学術的になる傾向も見られました。最終的な提案書として使う前には、トーンの調整や不要な記号の削除といった軽微な手直しが必要になる場面もありそうです。
とはいえ、たたき台としては実用レベルといえます。

⚠️Geminiで市場調査の質を高めるためのコツと注意点

Geminiをより効果的に活用するために、押さえておきたい2つのポイントを紹介します。

具体的で明確な指示を出す

「市場調査して」だけでなく、「誰に向けたレポートか」「どのような項目(市場規模、競合、PEST分析など)を含めるか」を指定することで、意図に沿った回答が得やすくなります。

一次情報の確認(ファクトチェック)

Deep Researchは引用元を提示してくれますが、AIが情報を誤って解釈している可能性もあります。意思決定に関わる重要なデータは、元のソースを確認するようにしましょう。

🖊️まとめ:Geminiで市場調査を効率化しよう

今回の検証を通して、Geminiは調査のスピードと精度を両立できる、頼れるリサーチパートナーになると感じました。

特に印象に残ったのは、調査の目的に合わせた機能の使い分けと資料の分析力です。

  • Deep Researchによる多角的な深掘り:自律的な検索と精査により、人間が行うと数時間かかる調査を短時間で完了し、数値根拠にもとづいた網羅的なレポートを作成できる。
  • 高速モードによる論点の迅速な整理:市場規模やトレンドの全体像をクイックに把握し、事業戦略のたたき台を素早く作成できる。
  • PDF資料を忠実に分析:資料内の具体的なデータや背景にある課題を正確に抽出し、実務で違和感なく使える文脈で提案できる。

これまで、市場リサーチは時間と手間がかかるため後回しにされがちでした。しかし、その場でGeminiに資料を取り込んだり、自律検索を依頼したりすることで意思決定までのスピードが向上します。

「効率よく最新動向を正確に把握したい」とお悩みの方は、まずは手元にある業界レポートのPDFをGeminiに読み込ませて分析させてみてはいかがでしょうか?

💡Yoomでできること

Yoomは、業務を自動化するハイパーオートメーションプラットフォームです。

これまで手動で利用していた各ツールをメインとした自動化フローが、直感的な操作で実現可能です。

もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ登録フォームから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!


■概要
YouTubeチャンネルに寄せられるコメントへの返信は、ファンとの重要なコミュニケーションですが、数が増えると対応に時間がかかってしまうのではないでしょうか。このワークフローを活用すれば、YouTubeの特定の動画に新しいコメントが投稿されると、Geminiが返信内容を自動で生成し投稿までを実行するため、こうした手間を解消し、エンゲージメントの向上に繋げることができます。
■このテンプレートをおすすめする方
  • YouTubeのコメント返信を手作業で行っており、対応に時間がかかっているチャンネル運営者の方
  • 多くのコメントに対応する必要があり、返信の質を維持しながら効率化したいマーケティング担当者の方
  • Geminiなどの生成AIを活用して、YouTubeでのファンとの交流を自動化したいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
  • YouTubeでのコメント返信が自動化されるため、これまで手作業での対応に費やしていた時間を、コンテンツ制作などのコア業務に充てることができます。
  • すべてのコメント投稿をトリガーにフローが起動するため、手動対応で起こりがちな返信漏れや対応遅延といったミスを防ぐことに繋がります。
■フローボットの流れ
  1. はじめに、GeminiとYouTube Data APIをYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでYouTube Data APIを選択し、「動画にコメントが投稿されたら」というアクションを設定します
  3. 次に、オペレーションでGeminiを選択し、「コンテンツを生成」アクションで、投稿されたコメントに基づいた返信文を作成するように設定します
  4. 最後に、オペレーションでYouTube Data APIの「コメントに返信する」アクションを設定し、Geminiが生成した内容を自動で投稿します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • YouTube Data APIのトリガー設定では、コメントの自動返信を起動させたい対象の動画IDを任意で設定してください。
  • Geminiでコンテンツを生成するアクションでは、チャンネルの個性やトーン&マナーに合わせて、システムプロンプトを任意の内容に設定してください。
■注意事項
  • YouTube Data API、GeminiのそれぞれとYoomを連携してください。
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 

■概要
Web会議後の議事録作成、特に文字起こしや要約作業に手間を感じていませんか? このワークフローを活用すれば、Web会議が始まると自動で音声の文字起こしを行い、その内容をGeminiで要約し、Google スプレッドシートに記録できます。会議の文字起こしからGeminiによる要約までの一連のプロセスを自動化することで、議事録作成の負担を軽減し、より重要な業務に集中できます。
■このテンプレートをおすすめする方
  • 定期的なWeb会議の議事録作成に多くの時間を費やしている方
  • Geminiを使い会議の文字起こし内容を効率的に要約したい方
  • 会議内容の記録と共有プロセスを自動化し生産性を向上させたい方
■このテンプレートを使うメリット
  • Web会議の開始をトリガーに、文字起こしからGeminiによる要約、記録までを自動化し、議事録作成にかかる時間を短縮します
  • 手作業による聞き間違いや要約時の抜け漏れといったヒューマンエラーを防ぎ、会議記録の正確性を高めることに繋がります
■フローボットの流れ
  1. はじめに、GeminiとGoogle スプレッドシートをYoomと連携します
  2. トリガーに「Web会議トリガー」を設定し、Web会議の開始をフローボットの起動条件とします
  3. オペレーションでGeminiの「コンテンツを生成」アクションを設定し、会議の文字起こし内容を要約します
  4. 最後に、Google スプレッドシートの「レコードを追加する」アクションで、生成された要約を指定のシートに出力します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • Geminiの「コンテンツを生成」アクションでは、文字起こし内容をどのように要約するか、任意のプロンプトを設定してください
  • Google スプレッドシートの「レコードを追加する」アクションでは、出力先となる任意のスプレッドシートIDとタブ名を設定してください
■注意事項
  • Gemini、 Google スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。 
  • Web会議トリガーの設定方法や注意点は「Web会議トリガーの設定方法」をご参照ください。 

【出典】

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
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この記事を書いた人
Yuka Matsumoto
Yuka Matsumoto
Webアプリケーションエンジニアとして4年間、業務システム開発に携わっておりました。 その経験を活かし、業務効率化や自動化に役立つYoomの活用方法をわかりやすくお伝えします。 日々の業務をもっとシンプルに、そして生産性を高めるヒントを発信していきます。
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