2024/12/09
アプリ同士の連携方法

Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して、その内容をMicrosoft Teamsに通知する方法

k.ueno
Google DriveとGeminiとMicrosoft Teamsの連携イメージ

目次

画像の管理を行う上でGoogle Driveを活用している方は多いですが、手動での画像チェックに時間を取られていて、業務がなかなか進まないということもあるでしょう。
Yoomを活用したGoogle Drive、Gemini、Microsoft Teamsのアプリ連携で、画像の管理と情報共有がより効率的に行えるようになります。
画像のアップロードから解析、通知までのプロセスをスムーズに行うことができますので、複数のプロジェクトが進行しているシーンで非常に役立つツールとなるでしょう。
本記事では、自動化導入のメリットと具体的な設定方法について解説します。

こんな方におすすめ

・Google Drive・Gemini・Microsoft Teamsを使用しており、それぞれを連携して業務効率化を図りたい方
・イベントやプロジェクトで複数の画像を効率よく確認したい担当者
・商品画像や仕様書など、誤った画像のアップロードを阻止したい方
・プロジェクト関連メンバーと効率的に画像情報を共有したい方
・リモートワーク環境でチーム間の情報共有を迅速に行いたい方

Google DriveとGeminiとMicrosoft Teamsの連携メリットと具体例

1.確認の手間を削減

Google Driveに画像をアップロードすると、Geminiがその画像を解析し、結果がMicrosoft Teamsに通知されるので、担当者は通知だけで内容を把握できるようになります。
例えば、大規模なイベントが開催されるシーンでは、大量の画像がアップロードされ、担当者は一つ一つ目視で確認する必要がありました。
この自動化により、確認作業の時間と手間が削減できるので、担当者は削減できた分の時間を他の業務に充てられるようになるかもしれません。

2.誤アップロードへの対応を迅速化

GeminiがGoogle Driveにアップロードされた画像を解析するなかで、画像が誤っていたり、訂正が必要なものである場合、その情報がMicrosoft Teamsに通知されます。
担当者は問題を確認後、迅速に訂正対応や正しい画像の再アップロード依頼を出せるようになります。
例えば、Google Drive内の店舗フォルダに誤った商品画像をアップロードしてしまった場合、Geminiが内容を検知し、Microsoft Teamsに通知が届きます。
責任者はその内容を確認し、担当チームへ素早く訂正依頼を出すことができるでしょう。
情報の誤発信や誤認識を最小限に抑えることができ、安定した業務運用へつなげられるかもしれません。

3.情報共有の効率化

複数の担当者や部門が関わる場合、確認事項が多く、情報共有の遅れが発生する可能性があります。
この自動化フローを導入すれば、複数のメンバーがアップロードした画像の確認が必要な場合、Microsoft Teamsの通知機能で、容易に情報を共有できるようになります。
例えば、複数のプロジェクトが進行するなかで、アップロード画像の確認が必須である場合、担当メンバーや関係者にもすぐに情報が伝わり、共有された内容に対して迅速にフィードバックできるようになるでしょう。

それでは、実際に「Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して、その内容をMicrosoft Teamsに通知する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

Google DriveとGeminiとMicrosoft Teamsの連携方法

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

・Google DriveとGeminiとMicrosoft Teamsをマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・Google Driveのトリガー設定とGeminiの設定、続くMicrosoft Teamsの各オペレーションの設定
・トリガーをON

それでは、連携させるアプリの新規接続を行なっていきましょう。

・Google DriveとGeminiとMicrosoft Teamsをマイアプリ連携

(1)まずはGoogle Driveをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からGoogle Driveを検索してください。

Google Driveのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(2)「Sign in with Google」をクリックすると、アカウントを選択する画面に移行するので、連携させたいアカウントを右の管理アカウントから選択します。
選択後、サインイン画面に移行するので、認証を完了させてください。
まずは1つ目のGoogle Driveの接続が完了しました。

(3)次にGeminiのアプリ連携を行います。
Google Driveのマイアプリ登録と同様に、Geminiを選択します。

(4)連携させたいGeminiの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力します。
「アクセストークン」には、GeminiのAPIキーを設定してください。APIキーはこちらから取得できます。
情報入力後、[追加]をクリックしましょう。

(5) Geminiのアプリ接続が完了しましたので、3つ目のアプリMicrosoft Teamsを接続していきます。
同様の操作でMicrosoft Teamsのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(6)Microsoft Teamsのアプリアイコンをクリック後、サインイン画面に移行しますが、必要な操作はなく、瞬時に接続が完了します。

・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

設定が正常に行われると、3つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。

これで3つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは5つです。

・Google Driveのトリガー設定

(1)まず、Google Driveのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して、その内容をMicrosoft Teamsに通知する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「新しくファイル・フォルダが作成されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(4)次の画面で「トリガーの起動間隔」を入力していきましょう。
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(5)「フォルダID」の項目は、入力バーをクリックすると以下の画面のようにアカウントから取得した情報を「候補」として展開できます。

(6)情報を入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックしましょう。
なお、このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することができます。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

(7)次に、2つ目のアクション「ファイルをダウンロードする」をクリックします。

(8)移行後の画面で、Google Driveのアカウント情報が入力されていることを確認し、[次へ]をクリックします。

(9)次の画面の「ファイルID」の項目で入力バーをクリックすると、以下の画面のように前ステップで取得した情報をアウトプットとして引用できます。
(今回は例として、『ファイルID』を引用・設定しています。)

(10)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・Geminiの設定

(1)次に、3つ目のアクション「ファイルをアップロード」をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)「ファイルの添付方法」を設定していきます。
今回は、『Google Driveからの取得ファイルをアウトプットを使用する』ように設定しています。

(4)[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

(5)続けて、4つ目のアクション「コンテンツを生成(ファイルを利用)」をクリックしてください。

(6)移行後の画面で、Geminiのアカウント情報が入力されていることを確認し、[次へ]をクリックします。

(7)次画面で「モデル」などの項目に情報を入力します。
以下の画面のように、入力バーをクリックするとアカウントに基づいた内容を参照した情報が『候補』として展開され、その情報を引用できます。

(8)「プロンプト」や「systemInstruction」は、希望する内容を設定できます。
定義したい役割などを入力しましょう。

(9)「ファイルURI」は、前ステップで取得したアウトプットを引用できます。

(10)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・Microsoft Teamsの設定

(1)最後に、5つ目のアクション「チャネルにメッセージを送る」をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で「チームID」や「チャネルID」などの項目に情報を入力します。
前ステップと同じように、入力バーをクリックするとアカウントに基づいた内容を参照した情報が『候補』として展開され、その情報を引用できます。

(4)「メッセージ」には、情報共有時のメッセージを設定します。
注釈に沿って情報を入力してください。

(5)『メンション情報』や『添付ファイル情報』にも情報を入力していきましょう。
以下の画面のように、前ステップで取得した情報をアウトプットとして引用できます。

なお、ファイルの添付を設定する場合、事前にOneDriveにファイルをアップロードし、eTagの{}内のGUIDを取得する必要があります。
添付ファイルを増やしたい時には、「+添付ファイル情報を追加」をクリックし、必要に応じて情報を入力してください。

(6)必要項目に情報を入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

Geminiを使ったその他の自動化例

他にもGeminiを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して、その内容をDiscordに通知する

生成AIツールとしてGeminiを利用している企業におすすめのフローです。
画像の確認作業が効率化され、時間と労力の削減が期待できます。
また、直接画像ファイルを開かずに、通知内容から画像の内容を判断できるため、省略できた時間を他の重要な業務に集中できるでしょう。

Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して、その内容をSlackに通知する

日常業務でSlackを活用しており、情報をシームレスに共有したい方におすすめのフローです。
直接画像ファイルを開かなくても、Slackの通知内容からアップロードされた画像を把握することができ、確認の手間が削減されます。
通知内容をもとにチャット上でそのままやりとりができるため、コミュニケーションが円滑になるでしょう。

Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して、その内容をChatworkに通知する

画像の目視チェックが迅速に行えるため、品質管理の精度向上が期待できます。
さらに、Chatworkを用いた通知により、チームメンバー全員へ迅速に情報を共有できます。

まとめ

今回紹介したGoogle Drive、Gemini、Microsoft Teamsの連携により、画像管理の効率化と情報共有の迅速化が実現します。
エラーや不具合を早期に発見し対処できるので、安全性や品質の確保を課題とする方にとって有用な手段となるでしょう。
特に、大量の画像を扱うプロジェクトやイベントで、その効果が最大限に発揮できるかもしれません。

設定は簡単ですので、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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