2024/12/08
アプリ同士の連携方法

Google Drive・Gemini・Slackを連携して、Google Driveでアップロードされた画像をGeminiで解析してSlackに通知する方法

m.takahashi
Google Drive・Gemini・Slackの連携イメージ

目次

業務で画像データを多く使用する方にとって、毎回データの確認をするのは面倒ですよね。さらに、チーム内でその情報を共有している場合、その作業にかなりの時間を使ってしまうことがあるかもしれません。
この記事では、Google Drive、Gemini、Slackの連携により、画像のアップロードから解析、通知までを自動化する方法を紹介します。この自動化により、業務効率が向上し、チーム内の情報共有がスムーズになるでしょう。特に画像を多く扱う業務において、手作業の負担を軽減し、迅速な対応が可能になる点が魅力です。さらに、通知内容でどんな画像がアップされたかすぐにわかるため、確認の手間が削減できるでしょう。
ぜひどのような方法で自動化できるのか、最後まで確認してくださいね。

こんな方におすすめ

今回の連携を特におすすめしたいのは以下のような方々です!

・Google Drive・Gemini・Slackをそれぞれ活用している方
・画像やビジュアルコンテンツを業務で多く扱う方
・自動化による業務効率化を検討している運用担当者
・Slackを活用しているチームで業務で使用する画像についての情報共有を行っている方
・リモートワークでチーム間の情報共有を強化したいと考えている企業

Google Drive・Gemini・Slackの連携メリットと具体例

画像の品質管理を効率化

Geminiが解析した結果に基づき、誤った画像や規格外の画像がアップロードされた場合、Slackにすぐに通知されるため、スムーズな確認対応が可能です。さらに、アップロードされた画像が基準に合っているかをスムーズな確認できるようになります。
例えば、広告業界で使用する画像が規定のフォーマットに合っているかを確認する際に、手作業のミスを減らし、迅速に修正を促せます。これにより、チェックにかかる時間が短縮され、エラーや品質の問題を迅速に発見できるでしょう。またチェックの精度が上がることで、手作業のミスが減少します。自動通知機能により、手動でのチェックを待つことなく誤った画像を検出し、担当者へ必要に応じて修正を促すことが可能になり、業務のスピード向上が期待できます。

作業効率の向上

Google Drive・Gemini・Slackの連携によって画像の確認を自動化することで、手動で画像を確認する作業が省略されます。Geminiで解析し通知を送信する一連の流れを自動化することで、画像解析担当者の集中力の低下に起因するヒューマンエラーを回避し、作業効率の向上が期待できます。
例えば、Eコマースサイトで商品画像を大量に扱う場合、Geminiでの解析とSlack通知により、担当者は必要な修正を迅速に判断でき、作業時間を短縮できます。担当者が通知を受け取った時点で、必要な修正や対応が必要かどうかをスピーディーに判断でき、より高精度なチェックが可能となるでしょう。これにより、複数の画像を処理する際にも作業時間を短縮できるかもしれません。業務が高速化し、リソースを他の重要なタスクに振り分けられるようになるでしょう。

チーム全体での情報共有が簡単に

Slackを活用することで、画像の解析結果をチーム全体でスムーズに共有できます。
例えば、デザインチームが新しいプロジェクトの画像をGoogle Driveにアップロードした際、Geminiの解析結果が自動的にSlackに通知されることで、プロジェクトの進行がスムーズになり、業務効率が向上します。Geminiが解析した画像の内容や、アップロードされた画像に関する通知が自動的にSlackチャンネルに送られることで、チーム内で円滑な情報共有が実現するでしょう。これにより画像が登録された後に続く業務への着手を早め、スピーディーに対応できる体制が整い、業務進行の円滑化へと繋がるでしょう。さらに、チーム内でのコミュニケーションのズレが減少し、担当者間の連携がスムーズになり、チームの業務体制が整うことで業務効率化を実現できるかもしれません。

ここからはYoomを使用した実際の連携を一緒に行っていきましょう!

[Yoomとは]

Google Drive・Gemini・Slackの連携方法

今回は「Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して画像の目視チェックをしSlackに通知する」という連携フローの設定方法を紹介します。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成を進めます。

・Google Drive・Gemini・Slackをマイアプリ登録
・テンプレートをコピー
・フローの起点となるGoogle Driveのトリガー設定と、その後に続くGemini・Slackのオペレーション設定
・トリガーボタンをONにして、Google Drive・Gemini・Slackの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Google Drive、Gemini、Slackをマイアプリ連携

はじめに使用するアプリのマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリに登録しておくことで、フローの設定がスムーズになりますよ。

【Google Driveのマイアプリ登録】

まず、Yoomの画面左にあるマイメニューにアクセスし、画面右の新規接続ボタンを押します。

次に検索窓にGoogle Driveと入力し、表示された候補から「Google Drive」を選択します。
以下のような画面が表示されるので、「Sign in with Google」をクリックします。

画面が変わったら、連携に使用するアカウントを選択しましょう。

注意事項を読み、「次へ」をクリックします。

最後にアクセスを許可する画面が表示されるので、内容を確認したら「続行」をクリックします。

【Geminiのマイアプリ登録】

Gemini検索窓にGeminiと入力し、表示された候補から「Gemini」を選択します。
以下のような画面が表示されるので、アカウント名、取得したAPIキーを入力しましょう。

【 Slackのマイアプリ登録】

検索窓にSlackと入力し、表示された候補から「Slack」を選択します。
既にSlackにログインしている場合、以下のような画面が表示されます。
内容を確認し、通知を行いたいチャンネルを指定したら、「許可する」をクリックしましょう。

マイアプリにGoogle Drive・Gemini・Slackが表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:Google Drive「新しくファイル・フォルダがアップロードされたら」のトリガーを設定

いよいよ自動化の設定を行っていきます!

以下のバナーの「試してみる」をクリックしてフローボットをコピーしてくださいね。

クリックすると、以下のような画像が出てくるのでOKを押します。

以下の画面が表示されたら「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更が必要な場合は該当箇所をクリックして変更できます。
最初にGoogle Driveの設定を行うため、「新しくファイル・フォルダが作成されたら」をクリックしましょう。

クリックしたら下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Google Driveと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「トリガーアクション」→新しくファイル・フォルダが作成されたら

設定が完了したら、「次へ」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されたら、次に詳細設定を行いましょう。

「トリガーの起動間隔」→任意で設定してください
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
「フォルダID」→候補から選択してください
※入力欄をクリックすると連携アカウントに関連するフォルダの候補が表示されるので、対象のフォルダをクリックして設定を行いましょう。

設定が完了したら、「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックして完了です。

ステップ3:Geminiでの画像解析アクション、Slackでの通知アクションを設定

続いてアクションの設定を行いましょう。

まず、先ほどアップロードされた画像を解析するために一度ダウンロードを行います。
「ファイルをダウンロードする」をクリックすると以下の画面が表示されるので、下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Google Driveと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→ファイルをダウンロードする

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

以下の画面が表示されるので、注意事項に目を通したらファイルIDを設定していきましょう。
今回ダウンロードしたいのは、トリガーアクションで指定したフォルダに格納されたファイルです。
この値はフローが起動するたびに変動します。
そこで使用するのが、先ほどのトリガーアクションで取得したファイルIDのアウトプットです。
アウトプットを使用することで、フロー起動ごとの値を使用できます。
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。

ファイルIDの入力欄をクリックすると、下に候補などが表示されます。
「アウトプット」をクリックすると先ほどのトリガー名が表示されます。
横のマークをクリックすると、取得しているアウトプットが表示されるので「ファイルID」をクリックすれば入力完了です!

「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックして完了です。

続いてGeminiで解析してほしいファイルをアップロードします。
「ファイルをアップロードする」をクリックすると以下の画面が表示されるので、下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Geminiと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→ファイルをアップロードする

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

以下の画面が表示されたら、アップロードするファイルを選択しましょう。
一つ前のアクションで取得したアウトプットを使用することができるので、そのように設定を行います。
「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

アップロードした画像の解析アクションを設定しましょう。
「コンテンツを生成(ファイルを利用)」をクリックすると以下の画面が表示されるので、下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Geminiと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→コンテンツを生成(ファイルを利用)

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

以下の画面が表示されたら詳細を設定していきましょう。

「モデル」→候補から選択してください
「プロント」→指示内容を設定してください
「systemInstruction」→役割を定義してください
「ファイルURI」→アウトプットからGeminiにアップロードしたファイルURIを設定してください

全て設定したら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックして完了です。

最後にSlackで通知するアクションの設定を行いましょう!
「チャンネルにメッセージを送る」をクリックすると以下の画面が表示されるので、下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Slackと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→チャンネルにメッセージを送る

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

以下の画面が表示されたら、注意事項に目を通し、投稿先のチャンネルを設定していきます。
連携するアカウントのチャンネル候補から選択しましょう。

送信するメッセージ内容を設定します。
メッセージ内容は以下のように設定可能です。

定型的な部分:直接入力
変動的な部分:アウトプットを使用

画像リンクと先ほどGeminiで生成した画像の解析結果をアウトプットとして 入力することで、どの画像の結果なのかスムーズに確認できるようになります。

設定が完了したら、「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックして完了です!

ステップ4:Google Drive・Gemini・Slackの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するかどうかを確認しましょう。

設定おつかれ様でした!

Geminiを使ったその他の自動化例

他にもGeminiを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Slack投稿された内容をGeminiのアシスタントを使って解析し、回答を再度Slackに更新する

最初に紹介するのはSlack投稿の内容をGeminiで解析するフローです。回答をSlackに送ってくれるため回答をスムーズに確認することができ、社内FAQなどに活用できそうですね。

2.NotionDBに追加された社内ミーティングの内容をGeminiを使って要約する

次に紹介するのは、Notionに追加されたミーティングの内容をGeminiで要約するフローボットです。自動要約によって会議内容を迅速に確認できそうです。

3.Google スプレッドシートで追加された内容をGeminiを使って要約しGoogle スプレッドシートに更新する

最後に紹介するフローは、Google スプレッドシートとの連携です。Geminiで自動要約を行うことで、要約作業にかかっていた時間をコア業務に充て、業務効率化が図れるでしょう。

まとめ

Google Drive、Gemini、Slackの連携により、画像のアップロードから解析、通知までを自動化することで、業務効率が向上する可能性があります。特に画像を多く扱う業務において、手作業の負担を軽減し、迅速な対応ができるようになるでしょう。これにより、チーム内での情報共有がスムーズになり、業務のスピードと精度が向上が期待できます。

ぜひYoomを活用して、実際の業務の負担がどれだけ軽減されるか試してみませんか?

この記事を書いた人
m.takahashi
Yoomでテンプレート作成をしている二児の母です!
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Google Drive
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