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「毎日、決まったWebサイトからCSVをダウンロードしているけれど、手間がかかる」「気づいたらアップロードを忘れていて、データが古くなってしまう」そんな経験、ありませんか?
WebサイトからCSVのダウンロードは、特別に難しい作業ではありません。でも、頻度が多くなると意外と時間を取られてしまうもの。そこで活躍するのが、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。ブラウザを自動操作し、指定したスケジュールでCSVをダウンロードするため、取得忘れの心配がなくなりデータを確実に蓄積できます。さらに、Google Driveと連携することで、指定したフォルダにファイルが整理され、チームの共有や分析がスムーズになります。従来はプログラミングスキルが必要で、設定のハードルが高かったんです。でも、今回ご紹介するフローボットテンプレートを使えば、ノーコードで誰でも簡単に導入できます。本記事では、その設定方法を解説します。
このフローボットは、以下のような方にぴったりです。
ここからは、「指定したスケジュールになったら特定のWebサイトからCSVをダウンロードしGoogle Driveにアップロードする」の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。今回はkintoneのリストのCSVを取得するシーンを想定します。
[Yoomとは]

この自動化では、Yoomのスケジュール設定をトリガーにして動作します。指定された頻度や日時で、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を活用して、WebサイトからCSVを取得します。人が通常行う入力や画面遷移を、RPAが代わりに操作する仕組みです。さらに、データ取得が完了すると、Google Drive APIを通じて、指定されたフォルダにデータがアップロードされます。一般的に、こうした仕組みを実現するにはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを使えば、知識がなくても簡単に設定できます。直感的な操作で、誰でも簡単に設定できます。




連携するブラウザやアプリの情報をYoomに登録するために、まずYoomのワークスペースにログインしてください。
マイアプリ画面の【ブラウザ操作用アカウント】タブを選択し、+新規接続をクリックします。

下の画面が表示されます。

上記を入力し、追加ボタンをクリックするとアカウントの追加が完了です。
※RPAオペレーションはサクセスプランでのみご利用いただけます。フリープラン・ミニプラン・チームプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラー表示になります。トライアル期間中は無料でRPAの機能もお試しいただけます。
マイアプリ画面内の「アプリ」のタブを選択し、+新規接続をクリックします。

Yoomに接続可能なアプリ一覧が表示されるので、検索窓で連携するアプリを入力し、マイアプリ登録を進めてください。

検索結果からアプリ名(Google Drive)をクリックすると、Google Driveの連携確認画面に切り替わります。

「Sign in with Google」をクリックしてください。
Google Driveへのアクセスを許可するをクリックすると、マイアプリ連携が完了します。
下のバナーをクリックします。
下のポップアップが表示されたらOKをクリックして設定をスタート。

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトから一覧に格納されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。設定完了の証(水色のランプの点灯)がありますが、設定を確認してみましょう。


事前設定では、毎月1日の午前9:00に起動するようになっています。スケジュール設定のすぐ下にあるタブ(日付指定・曜日指定・Cron設定)の切り替えと、各設定でフローのタイミングと頻度をカスタマイズできます。
保存するをクリックして次に進みましょう。
テンプレートの2つ目の工程をクリックします。kintoneからcsvを取得する操作を設定します。

事前設定でkintoneのアプリにログインから、csvの取得まで設定されています。この工程は、kintone上でcsvを取得する工程を辿っています。










右下の保存するボタンをクリックして、次の設定に進みましょう。
詳しい設定方法:「ブラウザを操作する」の設定方法
ブラウザ操作:一度消してしまったシークレットウィンドウに再度戻って操作する方法
テンプレートの3つ目の工程をクリックしてください。Google Driveの任意のフォルダにcsvをアップロードする設定を行います。


こちらは初期設定済みです。
→次へをクリックします。



設定が終わったらテストに進みましょう。テストボタンをクリックします。→成功!
Google DriveにCSVが保存されます。
→保存するをクリックします。今回の主な設定は以上です。
全ての工程の設定が終わると、完了画面が表示されます。

テンプレートの左上にあるトグルをONにすると、フローボットが起動します。

プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。
今回使用したテンプレートはこちらです。
RPAを活用すると、日々の業務をより効率化する可能性が広がります。今回登場したGoogle Driveとkintoneを使った自動化例をご紹介します。
毎日決まった時間にGoogle Adsのレポートを取得し、自社システムに自動アップロードするフローです。RPAを活用することで、手作業のダウンロードやアップロードの手間を削減できます。データの取得漏れを防ぎ、一貫性のあるデータ管理が可能になります。
スケジュールに応じてkintoneの情報を基幹システムに登録するフローです。手動での入力作業をなくし、スムーズな情報連携を実現。特に人事業務など、データの正確性が求められる業務で活用できます。
kintoneの情報をRPAで基幹システムにも登録し、データの整合性を保つフローです。手入力によるミスを防ぎ、シームレスな情報共有を実現。社内の情報管理を一元化し、業務の効率を高めます。
営業チーム、プロジェクト管理を担うマネージャー、Google Driveを活用する企業やチームにとって、この自動化がどのように役立つのかを見ていきましょう。
このフローはWebサイトからCSVデータを定期的に取得し、Google Driveに自動アップロードします。Webサイトからのダウンロード忘れとフォルダへの格納遅れを防ぎ、データの正確性と信頼性がアップするでしょう。
営業チームは、市場データや顧客情報をもとに施策を考えます。最新データがすぐ使えることで、タイミングを逃さずアクションを起こせます。手作業の更新遅れが原因で機会を逃す心配もなくなります。
今回は顧客リストのシーンでご紹介しましたが、様々なリストでも活かされます。決まったスケジュールでcsvデータを取得しGoogle Driveに自動アップロード。関係者はタイムリーにアクセスできるため、レポート作成や分析がスムーズに進みます。
プロジェクトの進捗を正しく把握するには、最新データが欠かせません。データ更新が遅れると、意思決定にも影響があるでしょう…。この自動化でタイムリーに情報を取得できれば、状況をすぐに把握し、的確な判断にお役立ていただけそうです。
Google Driveにデータをアップロードすることで、フォルダ管理や検索がしやすくなります。Google スプレッドシートやBIツールと連携すれば、データ整理や可視化がよりスムーズに。データが散らばると、管理が大変ですよね。Webサイトから取得するデータをGoogle Driveの決まったフォルダに自動保存すれば、関係者が迷わずアクセスでき、一元管理が実現できます。データ管理がシンプルになると、「あのデータってどこにあるんだっけ?」が減っていくでしょう。
「毎日、決まったWebサイトからCSVをダウンロードしているけれど、手間がかかる」「気づいたらアップロードを忘れていて、データが古くなってしまう」そんな悩みには、この自動化フローがお役に立ちます。
Yoomのフローボットテンプレートを使えば、プログラミングなしで設定可能。直感的な操作で構築できるので、すぐに試せます。</span>下のバナーから無料でお試しいただき、便利さを体験してみてくださいね。
では、またお会いしましょう!