2025/01/22
アプリ同士の連携方法

GoogleフォームとSlackを連携して、Googleフォームで回答されたユーザー情報をもとに、Slackの複数のチャンネルに招待する方法

m.wadazumi
GoogleフォームとSlackの連携イメージ

目次

 

Slackを活用したチーム運営やプロジェクト運営において、複数のチャンネルへの招待は手間と時間がかかります。
そこで今回は、Googleフォームに回答されたユーザー情報を基に、Slackの複数のチャンネルに自動招待するフローをご紹介します。
この自動化により、手動での招待が削減され、招待漏れや間違ったチャンネルに招待するといったミスを減らせるでしょう。
また、入社や部署異動で複数のチャンネルに招待する場合でも、手動での招待と比較してスピーディーに招待可能です。

こんな方におすすめ

  • Googleフォームのユーザー情報を基に、Slackへの招待を自動化したい方
  • 異動者や新入社員の業務開始を円滑に進めたいと考えているチームリーダー
  • 招待漏れを防止して正確にチャンネルに招待したい方

GoogleフォームとSlackの連携メリットと具体例

メリット1:手動での招待作業を削減する

今までは、Slackの複数のチャンネルにメンバーを招待する作業は、手動で行われることがほとんどでした。
しかし、Googleフォームを活用し、回答されたデータを基にチャンネルに招待する自動化を活用すれば、手作業が不要になります。
たとえば、Googleフォームに氏名やメンバーIDを入力してもらい、その情報を活用してSlackのチャンネルに自動招待できます。
これにより、<span class="mark-yellow">管理者は個々のメンバーの氏名やメンバーIDを確認し、手作業でSlackに招待する必要がなくなり、他の重要な業務に専念できるでしょう。</span>

メリット2:人的ミスを防いで適切に招待する

Slackへのチャンネル招待を手作業で行っている場合、チャンネルの招待漏れや間違ったチャンネルに招待するミスが起こりがちです。
しかし、チャンネルへの招待を自動化すれば、確実に必要なチャンネルへ招待できます。
たとえば、<span class="mark-yellow">新規にプロジェクトを開始する際に、関係部署のメンバーを一括で招待することができるため、複数のチャンネルに漏れなく追加できるでしょう。</span>
これにより、プロジェクト進行の際に、必要なチャンネルに招待されていないといった事態を防ぐことが期待できます。

メリット3:円滑に業務を開始できる

新入社員や異動者が業務をスムーズに開始するためには、Slackチャンネルへのスピーディーな招待が重要です。
そこで、Googleフォームを活用したユーザー情報収集によるチャンネル招待を自動化すれば、円滑に業務を開始できるでしょう。
たとえば、<span class="mark-yellow">異動に伴って複数部署の業務を兼任する場合、Googleフォームに回答するだけで簡単にチャンネルに招待できます。</span>
その結果、スピーディーな招待が実現し、チームコミュニケーションを深めることができるかもしれません。

それではここからノーコードツールYoomを使って、「Googleフォームで回答されたユーザー情報をもとに、Slackの複数のチャンネルに招待する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

GoogleフォームとSlackの連携フローの作り方

Googleフォームに回答されたユーザー情報をAPIを通じて受け取り、SlackのAPIを活用して複数のチャンネルに招待することで自動化を実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • GoogleフォームとSlackをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるGoogleフォームのトリガー設定とその後に続くSlackのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、GoogleフォームとSlackの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

ステップ1:GoogleフォームとSlackをマイアプリ登録

GoogleフォームとSlackをYoomに接続するマイアプリ登録を行います。
あらかじめ、マイアプリ登録を済ませておくと、自動化設定がスムーズです。

まず、Googleフォームのマイアプリ登録を行ってください。
Yoom画面左側の「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしましょう。
検索欄でGoogleフォームを検索するか、一覧から探してください。

以下の画面が表示されるので、Googleフォームにログインしましょう。

次に、Slackのマイアプリ登録に移ります。
先ほどと同様に、一覧からSlackを探すか、検索欄で検索してください。
Slackのマイアプリ登録はこちらを確認しましょう。
以下の画面が表示されたら、枠内のチャンネルを検索して該当するチャンネルを選択します。

以下の画面が表示されるので、ワークスペースにサインインしましょう。

GoogleフォームとSlackがマイアプリに表示されれば、登録は完了しています。

ステップ2:テンプレートをコピー

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。

以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されるので、「タイトル」と「説明」を確認してください。
変更が必要な場合は、以下のページから変更しましょう。
最初に、Googleフォームの設定を行うので、「フォームに回答が送信されたら」をクリックしてください。

ステップ3:フローの起点となるGoogleフォームのトリガー設定とその後に続くSlackのオペレーション設定

以下の画面が表示されたら、設定を確認します。

  • 「タイトル」→自由に変更可
  • 「Googleフォームと連携するアカウント情報」→利用するアカウントか確認
  • 「トリガーアクション」→フォームに回答が送信されたら

以下の画面が表示されるので、設定を行ってください。

  • 「トリガーの起動間隔」→5分、10分、15分、30分、60分から選択
    ※トリガーの起動間隔はプランによって異なるので、注意してください。
  • 「フォームID」→説明の通りに設定

「テスト」をクリックすると、Googleフォームの値が結果として表示されます。
この値を活用し、その後の設定を行います。
「テスト成功」と表示されたら、こちらを参照してアウトプットを設定しましょう。
設定できたら、「保存」をクリックしてください。

次に、Yoomの指定したテーブルから条件に合うレコードを取得する設定を行うので、「複数のレコードを取得する(最大500件)」をクリックします。
以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→自由に変更可
  • 「実行アクション」→複数のレコードを取得する(最大500件)

Yoomのデータベースにテスト用として、招待対象のチャンネル名やチャンネルIDを設定しましょう。
新しく作成する場合は、「プロジェクト一覧」横にある「+」→「データベース」をクリックしてください。
以下は例ですので、任意で設定しましょう。

設定画面に戻って、「データベースの連携」を設定してください。
先ほど設定したデータベースが格納されている「プロジェクト」を選択し、「データベース」、「テーブル」を設定しましょう。

以下の画面が表示されたら、「取得したいレコードの条件」を設定します。
Googleフォームのアウトプットを活用し、設定を行いましょう。
赤枠内の矢印をクリックするとアウトプットが表示されます。
以下のように設定してください。
設定できたら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックしましょう。

次に、チャンネルIDを1件ずつ取得する設定を行うため、「チャンネルIDを1件ずつ取得する」をクリックしてください。
※「同じ処理を繰り返す」オペレーション間の操作は、一部有料プランで利用できる機能です。
他のプランで設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトは、エラーとなるため、注意しましょう。
有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。

以下の画面が表示されるので、設定を確認します。

  • 「タイトル」→自由に変更可

繰り返し対象のアウトプット

  • 「オペレーション」→複数のレコードを取得する(最大500件)
  • 「アウトプット」→チャンネルID

設定を確認できたら、「保存」をクリックしましょう。

次に、Slackの設定を行うので、「チャンネルにメンバーを招待」をクリックします。
以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→自由に変更可
  • 「Slackと連携するアカウント情報」→利用するアカウントか確認
  • 「アクション」→チャンネルにメンバーを招待

以下の注意事項をご覧ください。
SlackチャンネルにYoomアプリをインストールする方法は、こちらを確認しましょう。

次に、「チャンネルID」を設定してください。
「チャンネルIDを1件ずつ取得する」のアウトプットを活用し、「チャンネルIDのループ変数」を選択しましょう。
設定できたら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

次に、「メンバーID」を設定しましょう。
Googleフォームのアウトプットから「メンバーID」を設定してください。
設定できたら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

ステップ4:トリガーボタンをONにして、GoogleフォームとSlackの連携動作を確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
フローボットが正常に起動するかチェックしてください。

今回使用したテンプレートはこちらです。

その他のGoogleフォームとSlackを使った自動化の例

他にもGoogleフォームとSlackを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Googleフォームで回答が送信されたら、自動的にSlackに通知するフローです。
Googleフォームに回答されたかどうかを把握したい方におすすめの自動化です。
フォームの回答内容をSlack上でスピーディーに確認できます。

2.Googleフォームで申し込みされたら、Googleスプレッドシートに自動転記してSlackに通知するフローです。
Googleフォームで申し込みフォームに回答があったら、そのデータをGoogleスプレッドシートに転記し、Slackに通知できるため、フォーム内容の回答を記録する際に便利です。
申し込みフォームだけでなく、アンケートや問い合わせフォームなど用途に合わせて利用可能です。

3.Googleフォームで受け取った注文書や発注書を自動的にSlackに通知するフローです。
注文書や発注書を確認する手間が省け、担当者の負担を軽減できます。
Slackへの自動通知により、チーム内への共有が容易になるでしょう。

まとめ

複数のSlackチャンネルに一括で招待する自動化により、手動手間が省けたり、円滑に業務を開始できたりと多くのメリットがあります。
手動でのチャンネル招待が不要になることで、管理者の負担を軽減させ、他の重要業務に専念できる環境が整うでしょう。
さらに、異動者や新入社員を招待する際も、Googleフォームに回答してもらうだけで、必要なチャンネルに招待できるので、招待漏れやミスを防ぎます。
今回のテンプレートを導入し、オンボーディングプロセスやプロジェクト進行に役立ててください。

この記事を書いた人
m.wadazumi
児童福祉の仕事からライターとして活動し、現在はYoomでブログを執筆中です。 Yoomでできる業務効率化に驚きつつ、みなさんにもその感動を共有して社会貢献したいと考えています。 プログラミング知識ゼロの私でもできるアプリ連携や自動化をお伝えしていきます。
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