2024/11/22
アプリ同士の連携方法

GoogleフォームとGitHubを連携してタスクを自動で追加する方法

s.nakazawa
GoogleフォームとGitHubの連携イメージ

目次

GoogleフォームでGitHubに保存しているデータのバグ情報を収集する場合、その情報をIssueに手作業で登録するのは手間に感じる方もいるのではないでしょうか。
GoogleフォームとGitHubを連携することで、バグ情報などの収集からIssueの作成までを自動で行うことができます。
現在手作業で行っているプロセスを自動化することで、業務効率の向上が期待できるだけでなく、Issue作成時の記入ミスや漏れの防止にもつながります。
本記事では、GoogleフォームとGitHubを連携する方法をご紹介します。

こんな方におすすめ

  • Googleフォームを使ってGitHubのバグデータを収集した後の情報整理や共有に課題を感じている方
  • GitHubでタスク管理やプロジェクト進行をしており、外部ツールと効率的に連携したい方
  • チームや複数の部署が関わるプロジェクト運営において情報をしっかり可視化させたい方
  • Googleフォームを使ってユーザーの要望やバグなどの情報を収集するプロセスを効率化し、開発サイクルをスムーズにしたい方

GoogleフォームとGitHubの連携メリットと具体例

メリット1:Issueを手動で入力する作業の削減による業務効率化

Googleフォームに登録された情報をGitHubのIssueに自動登録することで、データ入力やコピー&ペーストの手間を省略できます。
これにより、人為的なミスの発生を防ぎ、作業時間の短縮が期待できます。
例えば、GitHubのコードに関する問題をGoogleフォームで収集し、リポジトリに直接Issueを作成することで、迅速かつ正確に情報を登録できます。
この自動化により、担当者が他の重要な業務に集中できるようになれば、チーム全体の生産性アップも期待できます。

メリット2: Issueのフォーマット統一化によるタスク確認の円滑化

GoogleフォームとGitHubの連携により、フォームの回答形式や設問内容に沿ってIssueが自動作成されるため、作業者はタスクをスムーズに確認できるでしょう。
例えば、Googleフォームの内容から複数の担当者がIssueを作成する場合、担当者ごとにIssueのフォーマットが変わることがあります。
フォーマットが変わると、作業者はタスクの確認に戸惑うこともあります。
しかしこの連携により、フォームの回答を同じフォーマットで自動作成できるため、作業者は効率的にタスクを確認できるようになるでしょう。

メリット3: ソフトウェア開発でユーザーの要望を効率的に管理

Googleフォームで収集したユーザーの要望やバグ報告をGitHubのIssueに自動登録することで、開発チームは効率的にタスクを管理しやすくなる可能性があります。
例えば、ユーザーの要望やバグをGitHubのIssueとして自動で生成すれば、タスクが整理され優先順位の判断が容易になるでしょう。
また、ユーザーが新機能のリクエストをフォームで送信し、それをGitHubのIssueに登録することで、プロジェクトに素早く反映することもできるでしょう。
このようにユーザーの要望を効率的に開発プロセスへつなげることが期待できるだけでなく、ユーザーの満足度の向上にもつながる可能性があります。

続いては、プログラミング不要でアプリ連携が可能なYoomで、「Googleフォームで登録された情報をGitHubに登録する」というフローボットの作成方法をご紹介します。

[Yoomとは]

GoogleフォームとGitHubの連携フローの作り方

Yoomを使ってGoogleフォームとGitHubを連携するフローは、以下の4つのプロセスで進めていきます。

ステップ1:GoogleフォームとGitHubをマイアプリ連携
ステップ2:テンプレートをコピー
ステップ3:アプリトリガーのGoogleフォームの設定
ステップ4:GitHubの設定

ステップ1:GoogleフォームとGitHubをマイアプリ連携

はじめに、GoogleフォームとGitHubをYoomに連携させるには、マイアプリ登録が必要です。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選び、「+新規接続」をクリックします。

2.検索窓にGoogleフォームと入力し、検索結果に表示されたGoogleフォームをクリックします。

3.「Sign in with Google」をクリックしてログインを進めると、Yoomとのマイアプリ連携が完了します。

4.GitHubもGoogleフォームと同じ手順で「マイアプリ」から「+新規接続」をクリックして連携します。

ステップ2:テンプレートをコピー

続いては、GoogleフォームとGitHubをYoomで連携させるテンプレートをコピーします。

1.下記のテンプレートを開いて「このテンプレートを試す」をクリックします。

2.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」をクリックして、コピーした「【コピー】Googleフォームで登録された情報をGitHubに登録する」をクリックします。

ステップ3:アプリトリガーのGoogleフォームの設定

続いては、連携フローの初めのステップとなるトリガー設定を行います。このフローのトリガーは、Googleフォームへの回答の送信になります。

1.「アプリトリガー フォームに回答が送信されたら」をクリックします。
※タイトルは任意の内容に変更できます。

2.Googleアカウントを設定後、トリガーアクションが「フォームに回答が送信されたら」になっていることを確認して「次へ」をクリックします。

3.トリガーの起動感覚を設定したら、フォームIDにGoogleフォームのIDを入力して「テスト」をクリックします。
※トリガーの起動間隔は、5分・10分・15分・30分・60分から選べますが、プランによって選択できる時間が変わります。

4.アウトプットに追加で取得したい情報があれば、「取得する値を追加」をクリックします。
※アウトプットで取得した情報をGitHubに登録することができます。

5.下記画像のように追加したい値のプラスマークをクリックすると、「追加する値」に表示されるので、カーソルを合わせることで任意のタイトルに変更することができます。
項目を選択し終えたら「追加」をクリックします。
※「追加する値」に表示されると初めは「value」という表記になっています。

6.アウトプットに追加する値が決まったら「保存する」をクリックします。

ステップ4:GitHubの設定

最後に、Googleフォームで取得した内容をGitHubのIssueに登録する設定を行います。

1.「アプリと連携する Issueを作成」をクリックします。

2.GitHubアカウントを設定後、アクションが「Issueを作成」になっていることを確認して「次へ」をクリックします。

3.Issueを作成するGitHubアカウントの「オーナー名」「リポジトリ名」を枠下の説明を参考にして入力します。

4.タイトル欄をクリックし、「フォームに回答が表示されたら」が表示されたら、それを選択し、一覧から「タイトル」をクリックします。
※この設定により、動的にIssue名をGoogleフォームで入力されたタイトルに設定できます。

5.「コメント欄」と「アサイン担当者」も、「コメント」と同様の手順で登録したい内容をクリックして設定したら、文章を整えてテストします。
テストが成功したら「保存」をクリックします。

6.最後に「トリガーをON」をクリックすることで設定が完了します。
これ以降、Googleフォームで回答が送信されるたびに、GitHubにIssueが自動作成されます。

以上が、Yoomを使ってGoogleフォームとGitHubを連携するフローになります。

Googleフォームを使ったその他の自動化例

YoomにはGoogleフォームを使った自動化の例が豊富にあります。
その中からいくつかご紹介します。

1.Googleフォームの回答をもとにGoogleカレンダーに予定を自動で追加するフローです。

Googleフォームに送信されたタスクに期限を設ける場合、自動的にGoogleカレンダーに登録できます。
手入力にかかる時間を節約できるため、業務効率の向上が期待できます。

2.Googleフォームの回答をSlackに通知するフローです。

Googleフォームに送信された内容を、自動でSlackに通知できます。
これにより、情報共有がスムーズになるでしょう。

3.Googleフォームに回答をもとにZoomのミーティングを作成するフローです。

Googleフォームが送信されるたびにZoomでミーティングを開く場合は、連携によりミーティングを自動設定できます。
これにより、ミーティング設定の忘れを防ぐことができるでしょう。

まとめ

GoogleフォームとGitHubを連携させることで、バグなどのデータ収集からタスク管理までのプロセスを効率化できます。
具体的には、手入力でIssueを作成する時間を削減し、かつ内容を統一化して読みやすくすることができるため、チーム全体の生産性アップが期待できます。
バグの確認や開発要望をスムーズに行うことで、プロダクト改善や顧客体験の向上につながる施策を迅速に進められそうです。
この記事を参考にして、GoogleフォームとGitHubを連携させ、業務を効率化しましょう。

この記事を書いた人
s.nakazawa
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