2024/12/23
アプリ同士の連携方法

GoogleフォームとMetaコンバージョンAPIを連携し、Googleフォームの内容を用いてMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する方法

k.ueno
GoogleフォームとMetaコンバージョンAPIの連携イメージ

目次

マーケティング活動を行う上でMetaコンバージョンAPIはコンバージョン計測に便利なツールです。
さらにGoogleフォームを合わせて活用することで、効率的な運用を行うこともできますが、情報を集約する際、アプリ間の横断作業が必要となり、作業行程が増えることで負担が増加してしまうかもしれません。
Yoomを活用したGoogleフォームとMetaコンバージョンAPIの連携により、マーケティング活動を効率化し、データ管理を一元化できます。
この自動化により、データの精度向上や人的ミスの削減が期待でき、広告効果の最大化が図れます。
本記事では、Googleフォームの内容を用いてMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する方法を解説します。
業務に取り入れることで、データの一元管理と効率的なマーケティング活動の実現が期待できるのでぜひご覧ください。

こんな方におすすめ

  • GoogleフォームとMetaコンバージョンAPIを利用しているマーケティング担当者
  • 広告キャンペーンの施策・活動の精度を向上させたい広告運用者
  • セミナーやイベント運営において参加者情報の管理に手間を感じている方
  • マーケティングデータの一元管理を目指す経営者

GoogleフォームとMetaコンバージョンAPIの連携メリットと具体例

1.データの一元管理による精度向上

Googleフォームから収集したデータがMetaコンバージョンAPIを通じて一元管理されることで、マーケティング全体のデータ統合が可能になります。
例えば、セミナー参加フォームから得た顧客データを活用し、特定の商品やサービスに関する広告キャンペーンを目標ごとに展開できます。
データの一元化により、効果的なマーケティング戦略の推進がしやすくなります。

2.人的ミスの削減

Googleフォームに入力されたデータを直接MetaコンバージョンAPIに送信することで、データの手動入力を省略できます。
例えば、イベント登録フォームから参加者情報が入力されるたびに、Meta広告マネージャーへその情報がそのまま送信されるため、担当者が情報を転記する必要がなくなり、ミス発生のリスクが抑えられます。
これにより、データ集計時の記録ミスや入力漏れといった人的エラーが減少されるでしょう。

3.リード獲得プロセスの効率化

Googleフォームで、リード情報(名前、メールアドレス、電話番号など)を収集し、MetaコンバージョンAPIと連携することで、フォーム送信時にリード獲得イベントが自動的にMetaに送信されます。
例えば、Webセミナーの参加申し込みフォームで送信された情報がMetaに同期されると、そのリードに特化した広告キャンペーンを迅速に展開できます。
このデータを基にMeta広告のターゲティングが強化され、顧客をより効果的に誘導できるようになるかもしれません。

では、「Googleフォームの内容を用いてMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

Googleフォームの内容を用いてMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する方法

Googleフォームに回答されたことをGoogleフォームのAPIを利用して受け取り、0CodeKitの提供するAPIを用いて指定したテキスト内容をハッシュ化し、その内容をMetaコンバージョンAPIのAPIを用いて受け取って、コンバージョンイベントを送信することで実現可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • Googleフォームと0CodeKit、MetaコンバージョンAPIのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Googleフォームのトリガー設定と0CodeKitとの連携設定、続くMetaコンバージョンAPIの各オペレーションの設定
  • トリガーをON

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・Googleフォームと0CodeKitとMetaコンバージョンAPIをマイアプリ連携

(1)まずはGoogleフォームをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からGoogleフォームを検索してください。

(2)Googleフォームのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(3)「Sign in with Google」をクリックすると、アカウントを選択する画面に移行するので、連携させたいアカウントを右の管理アカウントから選択します。
選択後、サインイン画面に移行するので、認証を完了させてください。
まずは1つ目のGoogleフォームの接続が完了しました。

(4)次に0CodeKitのアプリ連携を行います。
Googleフォームのマイアプリ登録と同様に、0CodeKitを選択します。

(5)連携する0CodeKitの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。

(6)0CodeKitのアプリ接続が完了しましたので、3つ目のアプリMetaコンバージョンAPIを接続していきます。
同様の操作でMetaコンバージョンAPIのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(7)連携するMetaコンバージョンAPIの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。
MetaコンバージョンAPIのマイアプリ登録方法の詳しい手順は、こちらも確認してください。

クリック後、3つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで3つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは3つです。

・Googleフォームのトリガー設定

(1)まず、Googleフォームのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Googleフォームの内容を用いてMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「フォームに回答が送信されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。


(4)次の画面で「トリガーの起動間隔」や「フォームID」の情報を入力していきましょう。
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(5)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。
取得できるアウトプットを増やしたい場合、『JSONPath』で他の値(スラッグやタイトルなど)も取得するのがおすすめです。
アプリトリガーのGoogleフォームを活用することで、Googleフォームの回答内容を起点にフローボットを起動させることができます。
詳しくはこちらのヘルプページをご確認の上、事前に設定を行なってください。

・0CodeKitの設定

(1)次に、0CodeKitで指定されたハッシュアルゴリズムを使用して、テキストをハッシュ化(ハッシュ関数を用いて、元データを不規則な文字列に変換する処理)する設定を行います。
2つ目のアクション「テキストをハッシュ化する」をクリックしましょう。

(2)連携する0CodeKitのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で設定する「ハッシュアルゴリズムの種類」は、プルダウンから任意に選択します。
本記事では、メールアドレスをハッシュ化することを想定しているので、『SHA256』を選択しています。実際にフローを導入する際は、運用に合わせて任意に設定してください。


(4)次に、「メッセージ」の項目にハッシュ化する文字列の情報を入力します。
入力バーをクリックすると、前ステップで取得した情報が展開され、内容を引用することができます。
(以下の画面は例として、前ステップで取得した「回答者のメールアドレス」の情報を引用したものです。)


(5)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・MetaコンバージョンAPIの設定

(1)最後に、3つ目のアクション「コンバージョンイベントを送信」をクリックしましょう。

(2)連携するMetaコンバージョンAPIのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で、「ピクセルID(MetaコンバージョンAPIのデータソースから取得)」や「イベント名」などの項目を埋めていきましょう。
「アクションソース」は、プルダウンから任意のものを選択してください。

(4)今回は、前ステップで【メールアドレス】をハッシュ化したので、「メールアドレス」の項目には、0CodeKitのステップで取得したアウトプット「ハッシュ化したテキスト」を設定します。


(5)その他必要項目にも情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

MetaコンバージョンAPIを使ったその他の自動化例

他にもMetaコンバージョンAPIを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Google スプレッドシートでレコードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

Google スプレッドシートでレコードが登録後、MetaコンバージョンAPIで自動的にコンバージョンイベントを送信するフローです。
効果的なマーケティング施策が可能になり、広告のパフォーマンス向上に寄与するでしょう。

Airtableでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

マーケティング業務を効率化したい方にオススメです。
MetaコンバージョンAPI送信時のデータ転記が不要となり、マーケティング担当者の負担軽減や入力ミスなどのリスクの減少につながります。

Salesforceでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

Salesforceにリード情報が新規登録された際、MetaコンバージョンAPIへ自動送信するフローです。
マーケティング担当者の作業負担を軽減できるほか、送信漏れなどの人的エラーの減少にもつながります。

まとめ

今回紹介したGoogleフォームとMetaコンバージョンAPIの連携により、データ管理業務の効率化とマーケティング活動の精度向上が実現します。
また、作業時の人的ミスを削減することで、担当者の負担軽減にもつながります。
さらに収集データの一元化やリード獲得プロセスの効率化を通じて、広告活動の効果を最大化できるかもしれません。

ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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