2024/12/02
アプリ同士の連携方法

GoogleスプレッドシートとBubbleを連携して、行が追加されたら自動でデータをBubbleに反映する方法

r.suzuki
GoogleスプレッドシートとBubbleの連携イメージ

目次

日々の業務や個人のタスク管理において、データを一箇所から別の場所へ手動で転記する作業に手間を感じたことはありませんか?
この記事では、GoogleスプレッドシートとBubbleを連携し、新しい行が追加されたタイミングでBubbleに自動的に情報を記録する方法をご紹介します。
この連携によって、手動でのデータ入力や情報共有の手間を省き、業務の生産性を向上が期待できます。
また、プログラミング知識が不要なノーコードツールでの設定方法を詳しく説明しますので、初心者でも簡単に設定が可能です。
ぜひご活用ください。

こんな方におすすめ

・GoogleスプレッドシートとBubbleを使って、素早い情報共有を行いたい方
・GoogleスプレッドシートとBubbleを利用して業務の効率化を目指している方
・GoogleスプレッドシートとBubbleを連携してタスク管理強化を図りたい方

GoogleスプレッドシートとBubbleの連携メリットと具体例

1.手動入力の手間を省いて業務の効率化

Googleスプレッドシートで新しい行が追加されるたびに、Bubbleに自動でレコードが追加される仕組みは、手動でのデータ入力業務の削減が可能となり、業務全体の生産性向上が期待できます。
特に、複数の情報源からデータを集める必要がある場合、手動での入力は時間がかかり、エラーが発生しやすいですが、この自動化を導入することで、人的ミスを減らし、作業時間の大幅な削減が見込めます。
反復的な作業から解放されることで、社員はより価値の高い業務に集中でき、会社全体の効率向上が期待できます。

2.データ同期で素早い情報の共有

BubbleとGoogleスプレッドシートを連携させることで、情報が素早く同期され、チームメンバーがスムーズに最新のデータにアクセスできるようになり、業務の効率化が見込めます。
例えば、営業チームが新しいリード情報をGoogleスプレッドシートに追加すると、Bubbleにも素早くその情報が反映され、他の部署でも同じように利用可能になります。
これにより、情報共有のスピードが向上し、社内での意思決定の迅速化も期待できます。

3.進捗の可視化によるタスク管理の強化

スプレッドシートに追加された新しい行をBubbleに自動的に転送できると、タスクの進捗のスムーズな把握が見込めます。
例えば、プロジェクト管理の際に、各タスクのステータスをスプレッドシートに記入していくと、Bubbleに自動で記録され、タスクごとの進捗が一目でわかるようになります。
これにより、どのタスクが完了したか、どのタスクが遅れているかなどを素早く確認でき、リソースの再調整や優先順位の変更のスピーディーな判断が期待できます。

ここからは、Yoomのテンプレート【Googleスプレッドシートで行が追加されたらBubbleにレコードを追加する】という連携フローを使って設定をしていきます。

[Yoomとは]

今回の連携フローの手順は大きく分けて以下の通りです。

・GoogleスプレッドシートとBubbleをマイアプリ連携
・テンプレートをコピー
・トリガー、アクションの設定
・最後にトリガーが起動と確認

事前設定

1)まずはじめに、Yoomの公式サイトにアクセスし、アカウント作成をお願いします。
Yoomのアカウント発行ページ
2)Bubbleのアプリ登録にはアクセストークンが必要です。
事前にBubbleにログインし、「Settings > API」と進みAPI Tokenを取得してください。
サブドメインはアプリのURLから確認が可能です。例えば「https://yoom.bubbleapps.io」の場合、「yoom」がサブドメインです。
また、Bubbleで「Settings > API」と進み、「Public API endpoints」でWorkflow APIとData API、アクセスするData Typeにチェックを入れてAPIを有効化してください。

GoogleスプレッドシートとBubbleの連携フローの作り方

ステップ1:GoogleスプレッドシートとBubbleをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、使用するアプリを登録してください。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続できるアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する2つのアプリ「Googleスプレッドシート」と「Bubble」を1つずつ検索します。

Googleスプレッドシートを選択できたら、Googleアカウントでログインしてください。



Bubbleはアカウント名と事前準備で取得したアクセストークンを入力し、「追加」をクリックします。


3)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されているか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

こちらのバナーをクリックします。

1)「このテンプレートを試す」のアイコンをクリックします。

2) 以下のような表示が出てくるので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されればコピーができています。

タイトルや詳細はクリックで編集可能ですので、適宜変更してください。
右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
なお、このテンプレートはマイプロジェクトに保存されています。
そのためコピーしたテンプレートはマイプロジェクトからも開けます。

ステップ3:トリガーを設定

「アプリトリガー 行が更新されたら」をクリックします。

ステップ4:Googleスプレッドシートのアクションを設定

1) アクションは「行が追加されたら」を選択し、「次へ」をクリックします。


2)  必須項目を入力します。
トリガーの起動間隔は契約プランによって変わります。
各プランの内容についてはこちらを参考にしてください。
各プランの機能制限や使用上限の一覧 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)

スプレッドシートIDはアプリが連携出来ていると候補から選択できます。


入力が完了したら「テスト」をクリックし、テスト成功後「保存」をクリックします。

ステップ5:Bubbleのアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する Thingを作成」のアイコンをクリックします。


2) アクションは「Thingを作成」を選択して、「次へ」をクリックします。


3) 必須項目を入力します。

アプリが連携出来ているとGoogleスプレッドシートのアウトプット情報を活用して入力できます。

値など必要に応じて候補から選択し、入力が完了したら「保存」します。



これで【Googleスプレッドシートで行が追加されたらBubbleにレコードを追加する】というフローが完成です。

ステップ6: テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく作動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちら 

Bubbleを使ったその他の自動化例

他にもYoomには、Bubbleを使った自動化のテンプレートがあるのでご紹介します。

自動化を試みたい業務内容や現在利用しているアプリとの組み合わせに応じて、テンプレートを活用してください。

1.BubbleでThingが作成されたらGoogle Driveにフォルダを作成する
このテンプレートは、Bubbleで新しいThingを作成すると、自動的にGoogle Driveに専用のフォルダが作成できます。
例えば、プロジェクト管理チームが新しいThingを作成すると、関連資料やファイルを整理するためのフォルダが自動でGoogle Driveに生成され、チーム全体がすぐにアクセスできるようになります。
これにより、手動でのファイル管理が不要となり、業務の効率化とファイル整理の手間の削減が期待できます。

2.BubbleでThingが作成されたらGmailでメールを通知する
このテンプレートは、新しいThingを作成すると、自動的にGmailでメール通知の送信ができます。
例えば、営業部がBubbleでThingを作成すると、営業担当者に素早くメールが届き、重要な情報の見逃し防止が見込めます。
これにより、手動での通知が不要となり、スピーディーに情報共有ができるので、営業活動のスピードと効率の向上が期待できます。

3.Bubbleで登録された情報をNotionに追加する
このテンプレートは、Bubbleに登録した情報を、Notionに自動的に追加することができます。
例えば、マーケティング部が新しい顧客データをBubbleに入力すると、Notionに関連情報が自動で追加され、チーム全体で素早くにアクセスできます。
これにより、手動でのデータ転送が不要となり、情報共有の効率化とミスの防止が期待できます。

まとめ

このブログでは、GoogleスプレッドシートとBubbleを連携させ、新しい行が追加されたときに自動で情報を記録する方法について解説しました。
この連携によって、手動入力の手間を省き、素早くデータ同期を可能にすることで、データ管理の効率化と情報共有の迅速化が期待できます。
また、このような自動化は業務の効率を上げるだけでなく、タスク漏れを防ぎ、確実な情報管理にも役立ちます。データ連携を工夫することで、日々の作業のストレスを軽減し、生産性向上も見込めます。
さらに、ノーコードツールのYoomを活用することで、プログラミングの知識がなくても作業の効率化が可能です。
初心者でも簡単に設定できるため、ぜひこの機会に導入を検討してみてください。

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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自動化
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