2024/08/26
アプリ同士の連携方法

Google スプレッドシートとJUST.DBをノーコードで連携して更新情報の同期を自動化する方法

e.koyama

目次

日々の業務で扱い管理する情報は多種多様です。案件や顧客、問い合わせなど社外と密接に関わるものもあれば、製品・サービスの機密情報など社内にのみ留めおくものもあるでしょう。いずれの場合も、データとして保存し蓄積していくだけでなく、時には加工や分析を行って他の業務に活かす必要があります。

情報の保存や加工に際して複数のデータベースを併用している企業は多いのではないでしょうか。部門や部署、担当業務などによって使い分けていることもあれば、内一つをバックアップ用としているケースもあるはずです。これらのデータベース併用の際にネックになるのが、情報の同期です。
整合性のとれた最新の情報がデータベース間で共有されていなければ、顧客への対応ミスや誤った分析結果の検出などにつながってしまうリスクがあります。また、情報の同期のために手作業で転記を行えば、扱うデータ量が多ければ多いほど時間もかかってしまいます。

そこで、データベース同士を連携し、情報の同期を自動化することがおすすめです。
本記事では、ノーコードツールYoomを用いてGoogle スプレッドシートとJUST.DBを連携し、更新情報の同期を自動化する方法をご紹介します。扱うデータの正確性の維持と迅速な情報共有を、この連携と自動化で実現しましょう。

Google スプレッドシートとJUST.DBを連携するメリット

Google スプレッドシートとJUST.DBの連携には、以下のようなメリットがあります。

1. データの一貫性と正確性の向上が図れる

連携によって情報の同期が自動化されることで、確認や転記の手作業をなくし、転記ミスが発生するリスクを抑えることができます。

例えば、営業担当者がGoogle スプレッドシートに入力した注文情報が自動的にJUST.DBに反映されます。一貫性が保たれたそのデータをもとに、速やかに、他の担当者が在庫を照合して納期連絡を入れたり、納品書や請求書などの帳票を作成したりすることが可能です。顧客への対応を迅速かつ正確に行えるため、顧客の信頼獲得や売上アップにつながることが期待できるでしょう。

2. 自動同期による業務効率化が狙える

Google スプレッドシートの更新に合わせて、JUST.DBのデータ更新が自動で行われるため、手動でのデータ入力作業が不要になります。

例えば、マーケティングチームがキャンペーンに関する情報をGoogle スプレッドシートで管理している場合、そのデータが自動的にJUST.DBに同期されることで、分析やレポート作成の時間を大幅に短縮することができます。情報の確認や転記にかかっていた時間が不要になることで、チームはより戦略的な業務に集中することが可能です。

YoomでGoogle スプレッドシートとJUST.DBを連携

API連携は通常、エンジニアリングの専門知識が必要なため、非エンジニアにとってはハードルが高い作業といえます。しかし、Yoomを使えば、ノーコードで簡単にアプリケーションのAPI連携が可能になります。Yoomの直感的なインターフェースにより、複雑なコードを書くことなく、Google スプレッドシートとJUST.DBの連携を設定することができます。業務フローの自動化設定も、用意されたテンプレートを利用すれば短時間で完了させることが可能です。

Yoomのアカウント発行は、こちらからどうぞ。
フリープランや有料プランの2週間トライアルもご用意していますので、操作感の確認だけでもお試し可能です。

また、実際にYoomを使う前にもっとツールの詳細を知りたい、という場合は連携アプリ一覧テンプレート一覧をご覧ください。Yoomで連携可能な他のアプリや、自動化できる操作と業務フローを確認できます。

Google スプレッドシートとJUST.DBの連携フローの作り方

それでは、実際にGoogle スプレッドシートとJUST.DBの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。
今回は、テンプレートを使ったGoogle スプレッドシートで行が更新されたらJUST.DBのレコードも更新する業務フローの作成手順をご紹介します。

はじめる前に

1.Google スプレッドシートのファイルにおいて、各行に対応するJUST.DBのレコードIDを記載する列を設定してください。

2.Yoomにログインしてください。

3.以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1:Google スプレッドシートとJUST.DBをマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1.左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。

2.マイアプリの新規接続一覧の中から、Google スプレッドシート、JUST.DBをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。

‍ステップ2:Google スプレッドシートの行が更新されたら起動するトリガーを設定

1.コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分に入力することで、任意のタイトルに変更可能です。

2.フローボットの「アプリトリガー 行が更新されたら」をクリックしてください。

3.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 「アプリトリガーのタイトル」を必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

4.アプリトリガーのAPI接続設定をします。
 トリガーの起動間隔:業務の都合に合わせて任意の時間を選択してください。
 「スプレッドシートID」~「更新を検知したい列」までの各項目:対象とするファイルのIDや範囲を選択・入力してください。
 ※下図は入力例です。 

5.テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:JUST.DBのレコードを更新(編集)するアクションを設定

1.フローボットの「アプリと連携する レコードの編集」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 ドメイン、テーブル識別名、レコード名、対象フィールドの各欄を入力してください。
 ※識別名の確認は、入力欄下の注記やこちらを参考に行ってください。
 ※ステップ2で取得したアウトプット情報の参照が可能です。
 ※対象フィールドについては、「+対象フィールドを追加」をクリックして項目を追加することができます。Google スプレッドシートの更新範囲に合わせて追加してください。
 ※下図は入力例です。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。

以上で、Google スプレッドシートで行が更新されたらJUST.DBのレコードも更新するフローの完成です。

まとめ

Google スプレッドシートとJUST.DBの連携により、2つのデータベース間での情報の一貫性と正確性の向上や業務効率化を図ることができます。連携によるデータの自動同期で、扱う情報量や更新頻度を気にせず、最新の情報を速やかに共有できるでしょう。

Yoomを使えば、ノーコードで簡単に連携を設定できるため、プログラミングやAPIなどの専門知識がなくても安心です。この記事を参考に、ぜひ連携を試してみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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