Google スプレッドシートとマネーフォワード クラウド会計Plusの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2024/12/15

Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに仕訳を作成する方法

k.ueno

顧客情報や仕訳情報を多く管理している企業の会計部門スタッフにとって、日常の会計業務で発生する仕訳作業は内容が複雑であり、時間を多く浪費する作業となっているかもしれません。
Yoomを活用してGoogle スプレッドシートとマネーフォワード クラウド会計Plusを連携することで、仕訳作成作業を自動化できるので担当者は作業の手間を省略でき、正確な会計処理を行うこともできるでしょう。
経理業務の効率化を目指す方にとって非常に有用な手段となります。
この記事では、Google スプレッドシートで行が追加された際にマネーフォワード クラウド会計Plusで仕訳を自動作成する自動化フローの設定方法と導入するメリットについて解説します。

こんな方におすすめ

  • マネーフォワード クラウド会計Plusを業務で利用している方
  • 経理業務Google スプレッドシートへの入力作業が多く、登録に手間を感じている方
  • 日次・月次のデータ管理の会計処理のスピードを向上させたい方
  • 会計処理の標準化を目指している方
  • 小売業やサービス業で売上データを迅速に登録したい方

Google スプレッドシートとマネーフォワード クラウド会計Plusの連携メリットと具体例

1.担当者の負担軽減

Google スプレッドシートで行が追加されるたびに、マネーフォワード クラウド会計Plusに仕訳が自動登録されることで、経理担当者の手入力作業が削減できます。
これにより、入力ミスや仕訳忘れなどのヒューマンエラーを減らせるでしょう。
例えば、仕訳が必要なデータをGoogle スプレッドシートに集計し、そのデータをマネーフォワード クラウド会計Plusに自動登録できれば、経費精算から帳簿登録までの業務の一括処理が実現します。
担当者の作業時間も短縮され、その他の業務に集中できるようになるかもしれません。

2.スピーディな情報処理

取引データが自動的に仕訳登録されるため、財務状況を把握しやすくなるでしょう。
特に、日々の売上データや経費データがGoogle スプレッドシートに記録されるビジネスシーンでは、仕訳登録作業の遅延を抑えることができます。
一例として、小売業では店舗からの売上データをGoogle スプレッドシートに集約し、マネーフォワード クラウド会計Plusへ素早く反映させることで、担当チームは日次の売上レポートなどの最新情報を容易に把握できるようになるかもしれません。

3.定型業務の統一

毎月発生する支払い情報などの定型的な仕訳作成作業を自動化することで担当者の作業のばらつきをなくすことができます。
例えば、プロジェクト別の経費計上ルールが定まっていない場合、担当者は情報確認を何度も行う必要があり、業務が停滞することもありました。
フローの自動化によって、決まった形式でGoogle スプレッドシートに行を追加するだけで、マネーフォワード クラウド会計Plusで仕訳作成ができるようになるので、一貫性を持った処理を行えるようになるかもしれません。

では、「Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに仕訳を作成する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに仕訳を作成する方法

Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに仕訳を作成することで実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • Google スプレッドシートとマネーフォワード クラウド会計Plusをマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Google スプレッドシートのトリガー設定とマネーフォワード クラウド会計Plusの設定
  • トリガーをON

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・Google スプレッドシートとマネーフォワード クラウド会計Plusをマイアプリ連携

(1)まずはGoogle スプレッドシートをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からGoogle スプレッドシートを検索してください。

Google スプレッドシートのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(2)「Sign in with Google」をクリックすると、アカウントを選択する画面に移行するので、連携させたいアカウントを右の管理アカウントから選択します。
選択後、サインイン画面に移行するので、認証を完了させてください。
まずは1つ目のGoogle スプレッドシートの接続が完了しました。

(3)次にマネーフォワード クラウド会計Plusのアプリ連携を行います。
Google スプレッドシートのマイアプリ登録と同様に、マネーフォワード クラウド会計Plusを選択します。

(4)マネーフォワード クラウド会計Plusで設定しているメールアドレスを入力し、[ログインする]をクリックします。
クリックした後、パスワードも入力しましょう。

(5)次の画面で事業者を選択します。
マネーフォワードクラウドを利用する事業者を選択し、[次へ]をクリックします。
クリックした後、Yoomとの連携を許可するかの画面が表示されます。
内容を確認し、[許可]をクリックしてください。

クリック後、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるため、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは3つです。

・Google スプレッドシートのトリガー設定

(1)まず、Google スプレッドシートのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに仕訳を作成する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「行が追加されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。
次画面で「トリガーの起動間隔」や「スプレッドシートID」の情報を入力していきましょう。
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(4)「スプレッドシートID」、「シートID」の項目は、入力バーをクリックすると以下の画面のようにアカウントから取得した情報を「候補」として展開できます。
この情報の引用も活用しましょう。

(5)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
なお、このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

Google スプレッドシートをアプリトリガーとして設定する際の、テスト時の挙動については、こちらのページも事前に確認しましょう。

・マネーフォワード クラウド会計Plusの設定

(1)次に、2つ目のアクション「仕訳の作成」をクリックしましょう。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面の「ステータス」と「仕訳の種別」の項目は、以下の画像のようにプルダウンから設定できます。

(4)「取引日」は入力バーをクリックすると、前ステップから取得したアウトプットを引用できます。

(5)仕訳行の項目では、マネーフォワード クラウド会計Plusのアカウントから内容を参照し、『候補』で情報を選択できます。該当する情報を選択しましょう。

(6)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

(7)最後に、3つ目のアクション「レコードを更新する」をクリックしてください。

(8)次画面で、Google スプレッドシートのアカウント情報が入力されていることを確認しましょう。
下にスクロールすると、「データベースの連携」項目があるので、該当する情報を入力してください。
連携したアカウントから取得した情報を「候補」として展開できますので、こちらも活用しましょう。

(9)情報入力後、[次へ]をクリックします。

(10)次画面で、Google スプレッドシートの指定したテーブルから条件に合うレコードを取得し、レスポンス結果の一番上のレコードの値を更新する設定を行います。
以下は例として、「①更新したいレコードの条件」へ、更新したいレコードに『ID』を指定し、条件を『等しい』、条件と一致する情報を『ID』(アウトプット活用)と設定したものです。

(11)次に「②更新後のレコードの値」を設定します。
「①更新したいレコードの条件」に設定した値は、ここで設定した値に更新されます。
入力バーをクリックして該当する情報を設定してください。
以下の画面のように、アウトプットも活用できます。
(例として、「仕訳ID」部分に2つ目のアクションで取得した【仕訳ID】を設定しています。)

(12)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

マネーフォワード クラウド会計Plusを使ったその他の自動化例

他にもマネーフォワード クラウド会計Plusを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusに取引先を作成する

このフローを取り入れることで、手作業でのデータ入力が不要となり、業務効率向上が期待できます。
また、入力ミスのリスクを軽減させられます。

Google スプレッドシートで行が更新されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusで取引先を更新する

Google スプレッドシートを利用してデータ管理を行っている方におすすめのフローです。
Google スプレッドシートで更新された情報が自動的にマネーフォワード クラウド会計Plusに反映されるため、手動での更新作業を省略できます。

Google スプレッドシートで行が更新されたら、マネーフォワード クラウド会計Plusで取引先を削除する

Google スプレッドシートとマネーフォワード クラウド会計Plusの間でデータの同期が自動化されます。
これにより、手動でのデータ更新作業が不要となり、作業時間の節約につなげられます。

まとめ

今回紹介したGoogle スプレッドシートとマネーフォワード クラウド会計Plusの連携により、経理業務の効率化と正確性の向上が期待できます。
人的エラーを減らすこともでき、迅速に財務状況を把握できるようになるでしょう。
また、定型業務の自動化により、経理担当者はより重要な業務に集中できる環境を整えることも可能です。

この記事を参考に、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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