ステップ1:Google スプレッドシートとGoogle Chatをマイアプリ連携
※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。
1.左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。
2.マイアプリの新規接続一覧の中から、Google スプレッドシート、Google Chatをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
※参考:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法
Google スプレッドシートは、複数人同時編集などのクラウドベースでの作業に優れています。
一方で、複数のユーザーでGoogle スプレッドシートを使う場合、データが更新されているか各々でこまめにファイルにアクセスして確認するのは困難です。そのため、更新後に他の担当者が後続処理を行ったり責任者が確認するにあたって、更新したことを知らせる必要が出てきます。この通知作業を手作業で毎回行うと、時間と労力がかかります。
そこで解決策となるのが、自動通知の設定です。Google スプレッドシートとGoogle Chatを連携すれば、Google スプレッドシートの更新を自動で通知することが可能です。社内外との情報共有を円滑にすることで、コミュニケーションの向上が期待できます。
本記事では、連携のメリット、及び、ノーコードツールYoomを使った簡単な連携と自動化の設定方法をご紹介します。
メリット1: オンタイムでの情報共有が可能となる
取引先との情報共有、社内でのプロジェクト管理やデータ分析などのためにGoogle スプレッドシートを用いる場合、更新情報をすぐに共有することが望ましいです。
例えば、取引先から提案内容に対する質問がGoogle スプレッドシートの共有ファイルに追記された際、更新情報をすぐ把握して回答を速やかに行えば、信頼度の向上につながることが期待できます。Google Chatとの連携で更新情報の自動通知を設定しておけば、このスムーズな情報把握が可能となります。
メリット2: タスク管理の効率化を図ることができる
Google スプレッドシートをタスク管理用のデータベースとして利用することもできます。
プロジェクトマネージャーやチームリーダーなどの責任者にとって、タスクの進捗を把握することは重要です。
Google スプレッドシートで各担当者がタスクの完了や進捗に関する情報を更新した際、Google Chatと連携すれば、その情報を自動的に通知することができます。通知を確認した責任者はタスク完了後の次の指示出しや進捗遅れによる計画修正の検討などを迅速に行うことが可能です。
また、同一サービス群であるGoogle スプレッドシートとGoogle Chatを連携することで、同一アカウントで両方の操作を行うことができます。Google Chatの更新通知を受け取った後、ログイン不要でGoogle スプレッドシートのファイルを開いて詳細確認や更新作業を行えるため、業務をスムーズに進めることが可能です。
Google スプレッドシートとGoogle Chatの連携には、Google スプレッドシートの利用用途に応じて他にも多くのメリットがあります。
この連携と自動化に興味をお持ちいただけたなら、ぜひ設定を進めましょう。
Yoomを使えば、プログラミングやAPIの知識がなくても簡単に設定できます。
Yoomにまだ登録していない場合はこちらからアカウント発行をどうぞ。
予算が気になる方は、フリープランや有料プランの2週間トライアルからの開始も可能です。
また、登録前にもう少しYoomのことが知りたい方は、連携アプリ一覧やテンプレート一覧をご覧ください。連携可能なアプリや自動化できる操作と業務フローを確認することができます。
それでは、実際にGoogle スプレッドシートとGoogle Chatの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。
今回は、テンプレートを使ったGoogle スプレッドシートで行が更新されたらGoogle Chatに通知する業務フローの作成手順をご紹介します。
※Google Chatとの連携は、Google Workspaceを利用している場合のみ可能です。
1.Yoomにログインしてください。
2.以下の「試してみる」ボタンから、Yoomのテンプレートをコピーしてください。
※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。
1.左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。
2.マイアプリの新規接続一覧の中から、Google スプレッドシート、Google Chatをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
※参考:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法
1.コピーしたテンプレートを開きます。
※下図の赤枠部分に入力することで、任意のタイトルに変更可能です。
2.フローボットの「アプリトリガー 行が更新されたら」をクリックしてください。
3.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
「アプリトリガーのタイトル」を必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
4.アプリトリガーのAPI接続設定をします。
トリガーの起動間隔:任意の時間を選択してください。
スプレッドシートID~更新を検知したい列までの各項目:対象とするファイルのIDや範囲を選択・入力してください。
※下図は入力例です。
5.テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。
※Google Chatのメッセージに追加で参照したいアウトプット情報があれば、こちらを参考にしてください。
1.フローボットの「アプリと連携する スペースにメッセージを送信する」をクリックしてください。
2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
3.API接続設定をします。
スペースID、キー、トークン:欄下部の注記を参考に、任意の値を入力してください。
メッセージ内容:通知文の内容を入力してください。ステップ2で取得したアウトプット情報の参照が可能です。
※下図は入力例です。
※参考:Google Chatでスペースにメッセージを送る方法
※参考:Google Chatでメンション付きのメッセージを送る方法
4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。
最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。
以上で、Google スプレッドシートで行が更新されたらGoogle Chatに通知するフローの完成です。
Google スプレッドシートとGoogle Chatを連携することで、データ更新の度に自動で通知を送ることができます。これにより、社内外問わず情報共有の円滑化を図ることが可能となります。
データ更新情報の速やかな通知により、取引先との情報共有や社内のタスク管理などをはじめ、Google スプレッドシートで管理する各種データの関係者間でのコミュニケーション向上が期待できます。この機会に、Yoomを使ったノーコードの簡単操作で連携と自動化の設定を行いましょう。