2024/11/27
アプリ同士の連携方法

Google スプレッドシートとWooCommerceを連携してGoogle スプレッドシートで行を更新後にWooCommerceの顧客情報も更新する方法

k.ueno
Google スプレッドシートとWooCommerceの連携イメージ

目次

従来、情報管理を行なっていたGoogle スプレッドシートで情報の更新を行う際、別途WooCommerceに手作業で反映させる必要がありました。
Yoomを活用したGoogle スプレッドシートとWooCommerceの連携により、顧客情報の更新作業が自動化され、入力作業の手間を省略できます。
情報管理スタッフの作業時間が短縮され、情報の共有フローがスムーズになることが期待できるので、業務効率のさらなる向上につなげられるかもしれません。
本記事では、この自動化を導入するメリットと具体的な活用方法について詳しく解説します。

こんな方におすすめ

・Google スプレッドシートとWooCommerceを使用しており、これらを連携して顧客情報の更新作業の時間を削減したい方
・複数の部門が顧客情報を共有しており、情報の同期に手間を感じているチーム責任者
・顧客情報の更新作業が多く、手作業による入力ミスを防ぎたいと考えている方
・大規模なイベント後に大量の顧客情報を処理する必要があり、効率化を図りたい担当者
・業務をスムーズに進めたい企業のIT担当者

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携メリットと具体例

1.作業負担の軽減

手動での更新作業を削減することにより、スタッフの作業負担の軽減が期待できます。
たとえば、大規模なキャンペーン後に大量の顧客情報を更新する必要がある場合、従来は1件ずつ手動で情報を入力する必要がありました。
作業の自動化により、Google スプレッドシートでデータを更新する作業のみで、WooCommerce側の顧客情報も更新されます。
これにより、情報更新にかかる時間が削減され、担当スタッフはより重要な業務にリソースを集中できるかもしれません。

2. スムーズな情報共有

Google スプレッドシートで管理される顧客情報が自動でWooCommerceに反映されるため、複数の部門間でスムーズに情報が共有できます。
具体例として、営業チームがGoogle スプレッドシートで顧客情報を更新し、サポートチームが顧客対応を行うという、異なる部門間での対応が必要な場合、この連携を活用することでそれぞれのアプリ間で情報を手動更新・確認する必要がなくなり、Google スプレッドシートの確認だけで状況を把握することが可能になります。
これにより、重要な情報の取りこぼしを防ぐことが期待できます。

3. 入力ミスなどのエラーを回避

このフローを活用することで、顧客情報の重複や誤記入を防ぐことが期待できます。
顧客情報をWooCommerceに更新する際、誤字脱字や入力ミスがあると、後々問題が発生する可能性があります。
この自動化の導入で情報が正確かつ一貫して反映されるため、誤ったデータの入力や転記ミスが減少するでしょう。
例えば、複数のスタッフが顧客情報を更新する際に、それぞれの作業で異なるバージョンのデータを使用してしまうような問題をなくすことができるかもしれません。

[Yoomとは]

それでは、実際に「Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの顧客情報も更新する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

Google スプレッドシートとWooCommerceの連携フローの作り方

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

・Google スプレッドシートとWooCommerceをマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・Google スプレッドシートのトリガー設定とWooCommerceの設定
・トリガーをON

それでは、連携させるアプリの新規接続を行なっていきましょう。

・Google スプレッドシートとWooCommerceをマイアプリ連携

(1)まずはGoogle スプレッドシートをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からGoogle スプレッドシートを検索してください。

Google スプレッドシートのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(2)「Sign in with Google」をクリックすると、アカウントを選択する画面に移行するので、連携させたいアカウントを右の管理アカウントから選択します。
選択後、サインイン画面に移行するので、認証を完了させてください。
まずは1つ目のGoogle スプレッドシートの接続が完了しました。

(3)次にWooCommerceのアプリ連携を行います。
Google スプレッドシートのマイアプリ登録と同様に、WooCommerceを選択します。

(4)連携させたいWooCommerceの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力します。
情報入力後、[追加]をクリックしましょう。

設定が正常に行われると、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるため、「OK」のボタンをクリックします。
Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは2つです。

・Google スプレッドシートのトリガー設定

(1)まず、Google スプレッドシートのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの顧客情報も更新する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「行が更新されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。
次画面で「トリガーの起動間隔」や「スプレッドシートID」の情報を入力しましょう。

「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(4)「スプレッドシートID」、「シートID」の項目は、入力バーをクリックすると以下の画面のようにアカウントから取得した情報を「候補」として展開できます。
この情報の引用も活用しましょう。

(5)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
なお、このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

・WooCommerceの設定

(1)最後に、2つ目のアクション「顧客を更新」をクリックしましょう。

(2)連携するWooCommerceのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次画面で「TOPページURL」や「顧客ID」などの情報を入力します。
入力バーをクリックすると、アウトプットを選択できます。
以下の画面は、例として前ステップから取得したアウトプット【顧客ID】と【メール】、【名】、【性】の情報を引用・設定したものです。

(4)必要項目に情報を入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

Google スプレッドシートとWooCommerceを使ったその他の自動化例

他にもGoogle スプレッドシートとWooCommerceを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Google スプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに顧客情報を追加する

Google スプレッドシートに顧客情報が追加されたら、自動でWooCommerceにも情報を追加するフローです。
ヒューマンエラーを回避し、登録情報の精度を保つことができます。
また手作業の時間を省略し、短縮できた時間を他の業務に充てることで、業務進行を円滑にします。

Google スプレッドシートで行が追加されたらWooCommerceに商品を追加する

Google スプレッドシートに追加された情報を引用してWooCommerceに登録を行い、共有する情報の正確性を保つことができます。
登録にかかっていた手間や時間を省くことで、業務のスムーズな進行が期待できます。

Google スプレッドシートで行が更新されたらWooCommerceの注文情報も更新する

更新する情報の正確性を保ちたいと考えている方におすすめのフローです。
Google スプレッドシートで更新された情報をWooCommerceにも自動で反映させ、手入力による人的ミスの発生を回避します。

まとめ

Google スプレッドシートとWooCommerceを連携し、顧客情報の更新作業を自動化することで、業務効率の向上が期待できます。
また、このフローは手入力の手間を省き、ヒューマンエラーを防ぐための方法を探している方に最適な内容です。
自動化の導入により、情報更新にかかる時間が削減され、担当スタッフはより重要な業務に集中できるかもしれません。

ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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