2024/09/06
アプリ同士の連携方法

Googleスプレッドシートとzaicoを連携して、シートに在庫情報を追加するとzaicoにも自動反映する方法

k.hieda

目次

リモートワークが一般的になった現在、チームで情報を共有し業務を進行する重要度がますます増えてきました。Google スプレッドシートは、その手軽さから多くの企業で活用されていますが、在庫管理ツールであるzaicoへのデータ入力は手作業で行っている方も多いのではないでしょうか。手入力での作業は<span class="mark-yellow">単純ではありますが、数が多いと人的ミスが発生する可能性は否めません。</span>営業担当者、物流担当者、そして経営層まで、様々な人が関わる在庫管理業務。この課題を解決するために、Yoomでは「Googleスプレッドシートで行が追加されたらzaicoに在庫データを作成する」フローボットを作成しました。

本記事では、このフローボットを導入すると得られるメリットと、プログラミングを使わず実現する方法についてご紹介します。

Google スプレッドシートの情報をzaicoの在庫データとして自動作成するメリット2選

自動化すると、チーム全体のコミュニケーションの活性化と、正確な情報共有で人的ミスの削減が可能になります。

メリット1 チーム全体の生産性向上に一役買います

この自動化を導入すると、担当者がGoogle スプレッドシートに追加した在情報がzaicoに自動反映されるため、営業担当者はzaicoの情報に基づいて、顧客へのアプローチが可能になります。物流担当者は、正確な在庫データをもとに出荷作業を進めるため、情報遅延によるミスの減少につながります。さらに、zaicoのアクセス権限がなくてもGoogle スプレッドシートへのアクセスだけで在庫情報を共有できるため、<span class="mark-yellow">チーム全員が手軽に情報共有に参加できます。 </span>このため、チーム全体のコミュニケーションが活性化し、よりスムーズな連携も視野に入れられます。

メリット2 手作業の負担を軽減し、人的ミスを防止できます

Google スプレッドシートとzaicoの間でデータを手動で入力する作業には、時間がかかり人的ミスが発生するリスクが考えられます。Yoomのフローボットを活用すると、手入力作業を減らし、<span class="mark-yellow">入力ミスが原因となる顧客への誤った情報提供や、取引先の信用低下といったトラブルを防止</span>できます。浮いた時間を他の業務に充てられるようになると、生産性の向上が期待できます。

[Yoomとは]

ここから「Googleスプレッドシートで行が追加されたらzaicoに在庫データを作成する」自動化をYoomのテンプレートを用いた作り方で解説します。

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zaicoとGoogleスプレッドシートの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

Google スプレッドシート

  • 連携するGoogle アカウントのログイン情報
  • 商品情報を入力するGoogle スプレッドシート
    • zaicoに反映するリスト用シートを準備します。1行目はヘッダになります、zaicoの項目とリンクさせ列ごとに項目を入力。
    • 同じ項目名があるとシステムの判断が難しくなるためユニークキーで設定してください。同じ項目名がある場合は「項目1」「項目2」と連番で設定するとわかりやすいです。
    • 2行目にはテスト用に情報を入力しておいてください。

zaico

  • ログインアカウント
  • APIキー
    • zaicoのAPIキーは在庫データの操作(※)のみであれば ミニマムプラン 以上、それ以外であればライトプラン 以上でご利用いただける機能です。
    • >公式サイト:zaico APIを使って在庫データを操作する

ステップ1 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

Yoomへご登録後、こちらのバナーをクリック!Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。

赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

ステップ2 アプリトリガー「行が追加されたら」

プロセスの1番目をクリックします。こちらでは連携するGoogle スプレッドシートの設定と、あらかじめ作成しておいた表の範囲を指定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下の項目は事前に設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • 実行アクション

Google スプレッドシートと連携するアカウントは、設定が必要です。

  • プルダウン内にある、「+連携アカウントを追加」をクリック。
    • Google アカウントのログイン画面が表示されます。
  • 連携するアカウントのメールアドレスまたは電話番号、パスワードを入力します。
  • Yoomからのアクセスを許可してください。

Google アカウントとの連携完了です。

→次へをクリック!

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

まずトリガーの設定時間から進めます。

  • トリガーの起動時間感覚
    • 5分、10分、15分、30分、60分から選べます。今回は5分にしました。
  • スプレッドシートID
    • 編集欄をクリックすると、連携したGoogle アカウントから候補のシートがピックアップされるため、該当のシートを選択します。選択するとIDが引用されます。
  • シートID
    • 編集欄をクリックすると、連携したGoogle アカウントから候補のタブ名がピックアップされるため、該当のタブを選択します。選択するとIDが引用されます。
  • テーブルの範囲(始まり)
    • Aを入力しました。
  • テーブルの範囲(終わり)
    • Kを入力しました。
  • 一意の値が入った列
    • Aを入力しました。(後でzaicoから抽出されるIDを引用するため)※必ず一意の値がある列を入力してください。値が重複していると正しく動かない場合があります。

→テストをクリック! →成功 スプレッドシートにあらかじめ入力しておいた商品情報がアウトプットされました。

→保存するをクリック!

ステップ3 アプリと連携する「在庫データを作成」

プロセスの2番目をクリック!ここではzaicoのアプリ連携と、テストで在庫データを登録してみます。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下の項目は事前に設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • 実行アクション

zaicoと連携するアカウントは、設定が必要です。

プルダウン内にある、「+連携アカウントを追加」をクリック!

  • アカウント名とアクセストークンを入力する画面がポップアップされます。
  • アカウント名
    • 任意の名前を入力してください。(メールアドレスやイニシャルもOK)
  • アクセストークン
    • あらかじめ取得しておいたAPIトークンをペーストします。
    • zaicoのAPIキーは在庫データの操作(※)のみであれば ミニマムプラン 以上、それ以外であればライトプラン 以上でご利用いただける機能です。
    • >公式サイト:zaico APIを使って在庫データを操作する

アカウントの連携が完了したら次に進みます。

→次へをクリック!

(2/2)API接続設定

zaicoの新規商品登録を行います。在庫データタイトルから入力を進めます。

◆項目

  • 在庫データタイトル
  • 数量
    • 半角数値で記載してください。
  • 単位
    • zaico管理画面で設定済みの単位を設定してください。
  • カテゴリ
    • zaico管理画面で設定済みのカテゴリ名を設定してください。
  • 状態
  • 保管場所
  • 備考
  • ユーザーグループ
    • zaico管理画面で設定済みのユーザーグループ名を設定してください。
  • バーコードの値
  • 棚卸し日

◆追加項目

  • 追加項目名
    • zaico管理画面で設定済みの追加項目名を設定してください
  • 発注点
    • 半角数値で記載してください。
  • 変更履歴メモ

Google スプレッドシートで抽出したアウトプットを埋め込める箇所は、入力欄をクリックすると、候補が表示されるので、選択。引用コードが埋め込まれます。

状態の欄には、アウトプットの「状態」を選択すると引用が埋め込まれます。必須項目はタイトルだけなので、テストではタイトルだけでも問題ありません。

→テストをクリック! →成功 在庫IDが抽出されました。こちらは次のプロセスに引用できます。

→保存するをクリック!

このプロセスでzaicoには新規在庫情報が登録されました。

ステップ4 データベースを操作する「レコードを更新する」

テンプレートの3番目のプロセスをクリックします。こちらでは、zaicoで抽出した在庫IDを元のスプレッドシートに自動転記するオペレーションを行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

下記項目は初期設定済みです。任意で変更が可能ですが、このまま進みます。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Google スプレッドシートと連携するアカウント情報
    • 最初のプロセスで設定済み
  • トリガーアクション

◆データベースの連携

同画面の下にあるデータベースの設定を行います。

スプレッドシートID

  • 編集欄をクリックすると、連携したGoogle アカウントから候補のシートがピックアップされます。該当のシートを選択すると、IDが引用されます。1番目のプロセスと同じシートを選択してくださいね。

スプレッドシートのタブ名

  • 編集欄をクリックすると連携したGoogle アカウントから候補のタブ名がピックアップされます。該当のタブを選択すると、IDが引用されます。1番目のシートを同じタブを選択してくださいね。

テーブル範囲

  • 「A1:G30」という形式で設定してください。今回はA〜Hがテーブル範囲のためA1:Hと入力しました。

→次へをクリック!

(2/2)データベース操作の詳細設定

最初に商品情報を追加したGoogle スプレッドシートにzaicoで取得した商品IDを更新します。この作業でできるようになるのは、商品情報の更新が行われたときの準備です。

商品の在庫が減ったり増えたりした時はGoogle スプレッドシートを更新しますよね。<span class="mark-yellow">商品IDをユニーク値として使うことでzaicoにも更新情報を反映できるようになります。※別のテンプレートと連動で更新や納品情報の登録ができるようになります。</span>

まずは、現状のスプレッドシートの在庫IDを条件に設定します。

①更新したいレコードの条件に、在庫ID+等しい+編集欄をクリックで、スプレッドシートから抽出したアウトプットの中の在庫IDを埋め込みます。

次に、②更新後のレコードの値の項目を埋めていきます。

連携したシートの項目が抽出されています。

在庫IDの項目には、zaicoで取得した在庫IDを選択して引用します。

これで、<span class="mark-yellow">在庫IDの置き換え設定が完了です。</span>

→テストをクリック! →成功

スプレッドシートの在庫IDがzaicoから取得したIDに置き換わりました。

→保存するをクリック!

今回の設定はここで終了です。

ステップ5 トリガースイッチを【ON】にする

すべての設定が終わるとコンプリート画面がポップアップされます。

フローボットの左上のスイッチ【ON】にすると、設定完了です!

<span class="mark-yellow">プログラミングを習得していない私でも、テンプレートの使用で短時間で自動化を実現できました。</span>今回のテンプレートはこちらです。

もっと活用!Google スプレッドシートと zaicoの他の自動化3選

今回のフローでは、商品IDをzaicoから取得しました。そのIDを商品情報更新や、納品データの作成フローにも応用できます。

1. Googleスプレッドシートの更新内容もzaicoに自動同期したい!

Google スプレッドシートで在庫データを更新したら、zaicoの情報も自動更新できるフロー。 手作業による入力ミスをなくし、正確な在庫情報を常に共有できます。

2. Googleスプレッドシートの納品データをZAICOへ自動登録

Google スプレッドシートに納品情報を入力したら、zaicoへ自動登録します。 手作業による入力の手間を省き、業務効率化を実現しましょう。

3. Googleスプレッドシートの仕入データをzaicoへ自動登録

Google スプレッドシートに仕入情報を入力したら、zaicoへ自動登録。 手作業による入力ミスをなくせば、正確な仕入情報を管理できます。

まとめ

Google スプレッドシートとzaicoの連携を自動化すると、zaicoへのアクセス権限がないスタッフでも在庫情報をGoogle スプレッドシートから直接追加できるため、権限管理の手間が減り業務フローがシンプルになります。zaicoへの手入力がなくなると、入力ミスが原因となる顧客への誤った情報提供や、取引先の信用低下といったトラブルを防止にもつながります。

Yoomを使うと、こうした自動化をプログラミングの言語を使わず実現できます!ユーザーフレンドリーな設計を心掛けているため、あらかじめ設定されたアクションを選ぶだけで簡単に設定を進められます。<span class="mark-yellow">プログラミングが苦手な方も今日から自動化に取り組めますよ。

ぜひ、Yoomを導入して在庫管理をもっと効率的にアップデートしましょう!</span>

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では、また〜!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
タグ
Google スプレッドシート
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