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ビジネスシーンで海外の取引先とやり取りをする際、「失礼のない英語表現になっているか不安」「大量の英文資料を読むのに時間がかかる」といった悩みを抱えていませんか?
これまで翻訳といえばDeepL、AIチャットといえばChatGPTが主流でしたが、今、ビジネスパーソンの間でClaude(クロード)が注目を集めています。
特にビジネス英語においては、他のAIに勝る「人間らしさ」と「文脈理解力」が大きな武器になります。
本記事では、無料版のClaude 4.5 Sonnetを使い、実務でどのように役立つのかを徹底検証しました。
コピー&ペーストですぐに使える、具体的なテンプレートもご紹介します。
Claudeは、元OpenAIの幹部たちが設立したAnthropic(アンソロピック)社が開発したAIです。ビジネス英語のツールとして評価されている理由は、主に以下の3点に集約されます。
Claudeの最大の特徴は、いわゆる「AIっぽさ」が少ないことです。
文脈を汲み取った洗練された言い回しが得意で、相手に安心感を与える丁寧なビジネス英語を生成します。
Claudeは、一度に読み込める情報量が非常に多いのが特徴です。
分厚い英文レポートや複数の契約書を一度にアップロードしても、全体を俯瞰した正確な分析が可能です。
作成した英文をチャットとは別の専用ウィンドウに表示・編集できる、「Artifacts」機能が便利!
メールの完成形をプレビューしながらチャットで修正を加えるという、直感的な作業が可能です。
「そんなに高性能なら有料なのでは?」と思われがちですが、Claudeは無料版でも十分に実力を発揮します。
ちなみに…
有料版(Claude Pro)は、月額20ドルで2026年1月時点で最上位モデルである「Claude Opus 4.5」が利用可能になります。
従来のモデルに比べてコーディング能力や複雑なビジネスロジックの理解力が向上。
また、API連携などを通じた高度な自動化機能(Computer Use)へのアクセス権や、特定のナレッジを学習させる「Projects機能」などが提供されています。
ビジネス英語の文脈であれば、「より長大な契約書の多角的な分析」などがProプランの強みとして実力を発揮すると言えます。
Claudeの優れた知能も、毎回ブラウザを開いてコピペしていては時間がもったいないですよね。
そこで便利なのが「Yoom」です!
Yoomを使えば、Claudeを自社の業務フローに直接組み込み、英語業務を自動化できます。
例えば、「Gmailでメールを受信したら、Claudeが自動で要点を抽出してSlackに通知する」といったワークフローがノーコードで構築可能です。
Yoomには、Claude(Anthropic)を活用した便利な自動化テンプレートが豊富に用意されています。
「まずは自動化を体験してみたい!」という方は、以下のテンプレートから始めてみましょう!
また、テンプレートは柔軟なカスタマイズが可能です。
実務に近いテンプレートをコピーして、ぜひ自由にカスタマイズして活用してみてくださいね!
今回は、Claudeのビジネス英語力を検証すべく、2つの検証を行いました!
さっそく検証を始めていきます!
まずは、英文メールのテンプレートを作ってみます!
テンプレートを作成できれば、「時短」できるのはもちろん、「返信までの心理的ハードルが下がる」ことや、「誰が送っても”会社の顔”としての質を保てる」といったメリットがあります。
テンプレートを蓄積していくことが、日々の業務効率を向上させるポイントです。
1.アプリを起動し、設定内容を確認する
Claudeを開き、使用モデルを「Sonnet 4.5」に設定します。
「設定」>「機能」と進み、「AI搭載のアーティファクト」のトグルをONにします。
2.プロンプトの送信
プロンプト(指示内容)をチャット欄に入力して送信します。
《参考:検証に使用したプロンプト》
外資系企業との初回商談後のフォローアップメールを作ってください。
・想定:- 相手:米国に拠点を置くSaaS企業のSales Manager(名前はEmily Clark)- 自社:日本のマーケティング支援会社(社名はNexMark Consulting)- 本日の商談では、こちらの提案プランに好感触だったが、まだ他社比較の段階- 次のアクションとして「来週中にデモの詳細資料を送る」「3週間以内に次回ミーティング日程を決めたい」
・トーン:- ビジネス英語- 丁寧だが、フレンドリーで前向き- ネイティブビジネスパーソンが違和感なく使えるレベル
・メール構成:- 件名- 挨拶(お礼と本日の商談への言及)- 本題(合意した次のステップの再確認・こちらのコミットメント)- 結び(今後の期待と軽い一言)
上記の4要素を、それぞれ「セクション名」と「英文」のセットとして、
Artifactsで一覧表示できるように整形してください。
3.出力結果の確認
およそ15秒程度で全ての結果が出力されました!
※下図は出力結果の一部になります。
4.検証結果
今回の検証ポイントは以下の通りです。
【検証ポイント】
《検証ポイントを踏まえた各評価》
次に、不自然かつぶっきらぼうな表現が混ざった拙い英文を、ビジネスの場として「失礼のない」英文に添削できるかを検証します。
ニュアンス指定でどこまで意図を汲み取ってくれるのか、楽しみです!
1.設定内容の確認
検証1と同じく「Sonnet4.5」を使用し、「AI搭載のアーティファクト」のトグルをONにしたまま検証します。
2.プロンプトの送信
プロンプト(指示内容)をチャット欄に入力して送信します。
《参考:検証に使用したプロンプト》
トーンの条件:- 「丁寧だが、断固とした拒絶」というニュアンスにしてください。- 相手の立場や事情をきちんと尊重していることが伝わるようにしてください。- しかし、「今回の値上げ要請は一切受け入れられない」という強い意志も明確に伝えてください。- 失礼・高圧的・感情的にならないこと。
・出力フォーマット:1. 添削後の英文メール(Subject から署名まで)2. 「なぜその表現・単語を選んだのか」の解説(日本語で、箇条書きでOK)
▼添付した英文メールの内容▼
3.出力結果の確認
およそ20秒程度で全ての結果が出力されました!
※下図は出力結果の一部になります。
4.検証結果
今回の検証ポイントは以下の通りです。
【検証ポイント】
《検証ポイントを踏まえた各評価》
今回の2つの検証を通じて驚かされたのは、Claudeが単に英語を整えるだけでなく、相手との距離感やこちらの立場を汲み取った絶妙な言い回しを提案してくれる点です。
単なる翻訳ツールであればスルーしてしまうような、言葉の裏にある細かいニュアンスをまるでこちらの意図を先回りして理解しているかのようにアウトプットへ反映してくれています。
また、Artifacts機能によって構造化されていることで、チャットの流れに埋もれることなく「1クリックでコピペして実務に活用できる」というスピード感も嬉しいポイントです。
単なる文章作成の補助にとどまらず、自分の頭の中にある「日本語での微妙な感覚」を、そのまま英語のプロが翻訳してくれたような、痒いところに手が届く感覚の使い心地でした。
単に「英語にして」と頼むのではなく、「相手との今の関係」や「どこまで強く言いたいか」を伝えてみてください。
「初対面で仲良くなりたい」「困るけど、今回はハッキリ断りたい」といった情報を添えることで、Claudeはビジネスの現場で求められる絶妙な駆け引きや、角を立てない釘の刺し方など、まるで空気を読むように言葉を選んでくれます。
アウトプットと一緒に、「なぜその単語・表現を選んだのか」の解説をセットで出力してもらうのがオススメです。
たとえば「この言い方の方が、相手に優しく聞こえるから」といったように、理由がわかれば自分も納得してメールを送れますし、「次は自分でこう言ってみよう」という勉強にもなります。
また、AIの提案がこちらの意図(さじ加減)とズレていないかを確認しておくことで、思わぬ誤解を防ぐことができます。
ClaudeのArtifacts機能を活用することで、チャットの流れから切り離された状態で「件名・本文・結び」が構造化された状態で出力されます。
コピペミスを防げるだけでなく、1クリックでコピーできて、そのまま実務に引用できるのは評価できる点です。
「これは使える!」と思ったテンプレートを「自分専用の黄金テンプレート」として蓄積していけば、次からもっと楽に仕事を進められるでしょう。
検証を通じて見えてきた、Claudeならではのメール作成術をまとめました。
それぞれの用途に合わせて以下のプロンプトをコピー&ペーストし、ぜひ活用してみてくださいね!
▼プロンプト例▼
日本語ビジネスメールの「お世話になっております」に相当する英語表現を、状況別に提案してください。
条件:
- すべてビジネス英語として自然であること
- ネイティブが違和感なく使えるレベルであること
- カジュアルすぎる表現は避けること
状況:
1) すでに何度もやり取りしている取引先に対する冒頭の一文
2) 初めてメールを送る相手への冒頭の一文
3) 最近やり取りをしていなかったが、久しぶりに連絡する場合
4) トラブル対応中など、少しフォーマル度を上げたい場面
出力フォーマット:
- 各状況ごとに「日本語の状況説明」「英語フレーズ例(2〜3パターン)」「ニュアンスの簡単な説明(日本語)」のセットで一覧化してください。
▼プロンプト例▼
納期や返信を「急かしすぎずに」確認したいときの英語メール文を作成してください。
状況:
- すでに一度こちらから依頼済みだが、相手からまだ正式な回答がない
- 相手を責めるニュアンスは一切出したくない
- ただし、こちらの社内調整のために、いつ頃回答をもらえそうかは確認したい
条件:
- 催促の言い方を3パターン提示してください
- いずれもビジネス英語として自然で、失礼にならない表現にしてください
- 本文は2〜3文程度で簡潔に
出力フォーマット:
1) 英文例(3パターン)
2) それぞれの表現が「どのくらいソフトか/どんな場面に適するか」の説明(日本語)
▼プロンプト例▼
ビジネスメールで「残念ながら〜できません」と丁寧に断る英語表現を提案してください。
条件:
- 相手を否定したり、冷たく突き放す印象にならないこと
- 「丁寧だが、断固とした拒絶」というニュアンスに近づけること
- クッション言葉+本題の断り、という形でフレーズを5パターン提示してください
出力フォーマット:
- 英文フレーズ(5パターン)
- 各フレーズの日本語訳
- ニュアンス(どの程度ソフトか、どんなシーン向きか)を一言で
▼プロンプト例▼
以下に、クライアントとの過去のメールのやり取りを時系列で貼り付けます。
この文脈を踏まえたうえで、最新のメールへの英語での返信案を作成してください。
要件:
- クライアントは直近のメールで「提案内容は良いが、社内説得のために追加資料が欲しい」と述べている
- こちらとしては、追加資料の提供を約束しつつ、「次回ミーティングの日程調整」もしたい
- 丁寧で前向きなトーン(強引な営業にはしない)
出力フォーマット:
1) 英文メール案(件名・本文)
2) メールの構成と意図の説明(日本語、箇条書き)
【過去メールのスレッド】:
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[ここに過去のメール往復を時系列で貼り付けてください]
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▼プロンプト例▼
社内で使い回せる「ビジネス英語メールの定型フレーズ集」を作りたいです。
条件:
- 想定読者:海外クライアント対応を行う日本人ビジネスパーソン
- フレーズはすべて英語で、自然なビジネス表現としてください
- カテゴリごとに整理してください(例:挨拶・依頼・催促・断り・お礼 など)
- 各フレーズには「日本語の意味」「使用シーンの一言メモ」を付けてください
出力形式:
Artifactsで見やすいように、以下のようなテーブル形式で一覧化してください。
カテゴリ | 英語フレーズ | 日本語の意味 | 使用シーンメモ
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挨拶 | I hope this email finds you well. | (初めて or 汎用)いつもお世話になっております | 初回・汎用の丁寧な書き出し
Claudeをより賢く動かすには、以下の3つのコツを意識してみてくださいね!
いかがでしたか?
Claudeは単なる翻訳にとどまらず、ビジネスパーソンが頭を悩ます行間のニュアンスや相手との距離感にも配慮し、言語化してくれる実用的なツールです。
特に、Artifacts機能によって生成された英文が構造化されることで、1クリックでコピー&ペーストして実務に引用できるスピード感は、忙しいビジネスパーソンにとって嬉しいポイントであると感じました。
相手の立場を尊重しながらも、こちらの意思を明確に伝える「丁寧かつ断固とした表現」などは、AIがビジネスの現場で空気を読むことができるレベルに達したことが窺えます。
「英語でのコミュニケーションに不安がある…」「海外とのやり取りを効率化したい!」と考えているなら、まずは無料版でその実力を体感してみてください。
Claudeは単体でも素晴らしいツールですが、Yoomと組み合わせることで「アプリ間の連携」が可能になります。
たとえば、「海外からのフォーム回答を自動でClaudeに分析させてから担当者へ通知する」といった自動化の構築も、ノーコードで直感的に実現できます。
Yoomを活用して英語業務を効率化し、チーム全体の海外対応力とスピードアップをぜひ目指してみませんか?