ストレージサービスに追加されたJPGファイルをOCRで読み取り、Google スプレッドシートに追加する
Google DriveやOneDriveなどのオンラインストレージの指定フォルダにJPGファイルが追加されると、自動でOCR処理を実行し、結果をGoogle スプレッドシートに記録します。
<span class="mark-yellow">チームで共有しているフォルダにアップロードされる各種書類の内容を、転記の手間なくデータとして管理できるようになります。</span>
・
請求書や領収書、アンケート用紙、名刺など、ビジネスシーンではJPG形式の画像ファイルで情報を受け取る機会が意外と多くあります。これらの画像に含まれる文字情報を業務で活用したい場合、これまではファイルを開いて内容を確認し、Microsoft Excelやシステムへ手作業で転記するのが一般的でした。
ファイルが少ないうちは問題ありませんが、件数が増えてくると入力作業に時間がかかり、ミスも起こりやすくなります。
<span class="mark-yellow">この記事では、JPG画像に含まれる文字情報を自動で読み取り、テキストデータとして抽出・活用する方法をご紹介します。</span>OCR(光学的文字認識)という技術を使えば、これまで人の手で行っていた文字起こし作業を効率化できます。
特に、特定のメールを受信したときや、オンラインストレージに画像が追加されたとき、フォームから画像が送信されたときなどをトリガーに、OCRを自動で実行し、Google スプレッドシートなどにデータを記録する仕組みについて解説していきます。
説明を読むより、まずは実際に試してみたい!」という方もいるかもしれませんね。
YoomにはOCR機能を使った業務フロー自動化のテンプレートが用意されています。以下のバナーをクリックしてテンプレートをコピーするだけで、すぐに自動化を体験できます!
JPG画像からテキストを抽出するOCR処理は、様々な業務シーンで活用できます。例えば、メールの添付ファイル、クラウドストレージ上のファイル、Webフォームから送信されたファイルなど、JPGファイルがどこで発生しても自動化の起点にすることが可能です。
ここでは、業務を効率化するための具体的なテンプレート例をいくつか紹介していきます。気になる自動化例をクリックして、すぐに体験を開始できますよ!
GmailやOutlookで特定の条件(件名や送信元など)に合うメールを受信した際に、添付されているJPGファイルを自動でOCR処理し、抽出したテキストデータをGoogle スプレッドシートに追記します。
<span class="mark-yellow">これなら、メールで送られてくる請求書や申込書などの情報も、手作業なしでデータ化・蓄積できて便利です。</span>
Google DriveやOneDriveなどのオンラインストレージの指定フォルダにJPGファイルが追加されると、自動でOCR処理を実行し、結果をGoogle スプレッドシートに記録します。
<span class="mark-yellow">チームで共有しているフォルダにアップロードされる各種書類の内容を、転記の手間なくデータとして管理できるようになります。</span>
Googleフォームなどの受付フォームでJPGファイルが送信されると、自動でOCR処理を実行します。抽出されたテキストはGoogle スプレッドシートに整理され、記録されます。
<span class="mark-yellow">アンケートの回答画像や、身分証の画像など、フォーム経由で受け取る画像データの処理が効率化できますね。</span>
ここでは例として、<span class="mark-yellow">「Gmailで受信したJPGファイルをOCRで読み取り、Google スプレッドシートに追加する」</span>フローを作成する手順を簡単にご紹介します。Yoomを使えば、画面の指示に従って設定するだけで、自動化の流れも簡単に組み立てられます。
まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
[Yoomとは]
ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。
Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。
検索結果からアプリ名をクリックします。Gmailから取得した値を入力する画面が表示されます。
権限を付与すると、Gmailのマイアプリ登録が完了します。
検索結果からアプリ名をクリックすると、Google スプレッドシートとYoomの連携確認画面が表示されます。
これでGoogle スプレッドシートのマイアプリ連携が完了です。
マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。
下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!
コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。
テンプレートの1つ目の工程をクリックし、フローボットのトリガー(起点)を設定します。この工程では、フローボットの定期間隔を決めて起動させ、「特定のキーワード」を含んだメールを検知する設定を行います。
この画面では、以下の項目が設定済みです。
次へをクリックして進みましょう。
連携したGmailアカウントでテストメールを送信します。
メール受信後にテストボタンをクリックすると、結果画面が表示されます。
さらに下にスクロールすると、取得できた項目・値の一覧が表示されます。
この項目と値をYoomでは「アウトプット」と定義しています。
この値は、後の工程で引用します。保存をクリックして次の工程に進みましょう。
テンプレートの2つ目をクリックします。この工程では、受信したメールに添付された画像をOCRで読み取り、指定した項目に該当する文言を抽出する設定を行います。
こちらは初期設定済みです。
ここでいう「タスク」は、Yoomでの操作回数を表す概念で、回数券のような仕組みになっています。
→次へをクリックします。
(2/2)詳細を設定
項目を入力したら下へスクロールします。
設定ができたら、テストボタンをクリックします。成功すると、応じたテキストが抽出されます。
保存をするをクリックします。
テンプレートの3つ目をクリックします。この工程では、前の操作で抽出したテキストを引用してGoogle スプレッドシートの指定したシートにデータを蓄積する設定を行います。
この画面では、以下の項目が設定済みです。
下へスクロールします。
今回は画像から取得できる項目に合わせてデータベースを作成しました。以下はサンプルです。
項目は一意の値(ユニークキー)で設定してくださいね。重複しているとエラーが発生します。
Yoomの画面に戻ります。
入力ができたら次へをクリックします。
前の画面で指定したスプレッドシートの項目を読み込んだ画面が表示されます。
全ての項目に、引用コードを埋め込んだらテストボタンをクリックします。
成功すると、指定したシートのデータベースに値が追加されます。
保存するをクリックして次の操作に進みましょう。
全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。
トリガーをONにして、フローボットを起動します。
トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>
トリガーが【ON】になると、各種通知の送信先を選択できるお知らせがポップアップされます。デフォルトでは登録しているメールへ通知ですが、普段使っているチャットアプリでも通知を受け取れて便利です。
Yoomには、今回紹介したテンプレート以外にもOCRとGoogle スプレッドシートを活用したテンプレートが多数あります。
あなたの業務に合わせて、興味のあるものを試してみてください!
日々の業務で扱う情報を手間なく記録・整理したい方に最適なテンプレート集です。
トリガー条件に応じて自動でスプレッドシートにデータを反映できるので、手作業による入力ミスや対応漏れを防ぎ、業務の精度とスピードを両立できます。
画像ファイルに含まれる文字をOCRで抽出し、さまざまなアプリに連携できるテンプレートを紹介しています。
ファイル確認や転記の手間が減るだけでなく、紙や画像データを有効活用したい方にぴったりの自動化フローがすぐに始められます。
この記事では、JPG画像ファイルに含まれる文字情報をOCR技術で自動的に読み取り、テキストデータとして活用する方法について解説しました。
メールの添付ファイル、オンラインストレージ上のファイル、フォームから送信されたファイルなど、様々な場面で発生するJPG画像からの文字起こし作業は、手作業だと時間も手間もかかり、ミスの原因にもなりがちです。
ノーコード自動化ツールを活用すれば、プログラミングの知識がなくても、簡単な設定でこれらの作業を自動化できます。
例えば、「特定のメールを受信したら、添付されたJPG画像をOCR処理し、抽出したテキストをGoogle スプレッドシートに自動で記録する」といったフローも構築可能です。これにより、データ入力の手間やミスを削減し、より重要な業務に集中できるようになるでしょう。
<span class="mark-yellow">Yoomには、今回ご紹介した連携をはじめ、様々な業務を自動化するためのテンプレートが豊富に用意されています!</span>ぜひ、これらのテンプレートを活用して、日々の業務効率化を体験してみてください。