ストレージサービスに追加されたクレジットカード情報をOCRで読み取り、Google スプレッドシートに自動で追加する
DropboxやBoxといったオンラインストレージにクレジットカードの画像ファイルがアップロードされると、自動でOCR処理を実行し、抽出した情報をGoogle スプレッドシートに追記します。ファイル管理とデータ入力のプロセスを一元化できるので、書類を探して内容を確認し、別ツールに入力するといった二度手間を削減し、チーム内での情報共有も効率化します!
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クレジットカード情報の入力や管理は、多くの企業で発生する業務ですよね。特に、顧客からの申込受付、請求処理、サブスクリプション管理など、様々な場面でカード情報を取り扱う必要があります。
でも、これらの情報を一つひとつ手作業でシステムに入力したり、転記したりするのは時間がかかりますし、入力ミスが起こる可能性も…。入力ミスは決済の失敗やお客様への再確認といった余計な手間につながり、業務効率を下げてしまうこともあります。また、クレジットカード情報は機密性が高い情報なので、取り扱いには十分な注意が必要です。
<span class="mark-yellow">そこでこの記事では、メールやフォーム、ファイルストレージなどで受け取ったクレジットカードの画像情報をOCR(光学的文字認識)技術を使って自動で読み取り、そのデータをツールに効率的に記録・整理する自動化の方法について解説します!</span>
この方法を活用すれば、手入力の手間と時間を削減しながらヒューマンエラーを防ぎ、より正確で迅速なデータ処理を実現できるかもしれません!
Yoomには「メールやフォーム、ストレージサービスで受け取ったクレジットカード情報をOCRで読み取り自動で追加する」という業務フローを自動化できるテンプレートが用意されています。
今すぐ試したい方は、以下のバナーをクリックしてスタートしましょう!
メールでの受け取り、ストレージへのアップロード、フォーム経由での送信など、クレジットカード情報を受け取る方法は様々です。
ここでは、それぞれのシーンに合わせてOCR処理を自動化し、データを集約するための実際の例をいくつか紹介していきますので、業務に合ったテンプレートを見つけて、すぐに自動化を試してみませんか?
今回はデータの集約先としてGoogle スプレッドシートをチョイスしました!なお、Google スプレッドシート以外のツールにデータを集約することも可能です。
このテンプレートでは、GmailやOutlookなどのメールサービスで受信したクレジットカード画像から、OCR機能を利用してカード番号や有効期限などの情報を自動で抽出して、Google スプレッドシートに記録します。メールを都度確認して手入力する手間がなくなるうえ、転記ミスも防げるため、請求処理などの関連業務をスムーズに進めることができます。
DropboxやBoxといったオンラインストレージにクレジットカードの画像ファイルがアップロードされると、自動でOCR処理を実行し、抽出した情報をGoogle スプレッドシートに追記します。ファイル管理とデータ入力のプロセスを一元化できるので、書類を探して内容を確認し、別ツールに入力するといった二度手間を削減し、チーム内での情報共有も効率化します!
GoogleフォームやYoomの独自フォーム機能を通じてクレジットカード画像がアップロードされた際に、自動でOCR処理を行い、結果をGoogle スプレッドシートに反映させるフローです。申込受付から顧客情報のデータベース化までをシームレスに連携できるため、手作業によるデータ入力の負担を軽減して、迅速な顧客対応を実現します。
ここでは、代表的な例として「Gmailで送付されたクレジットカード画像をOCRで読み取り、その情報をGoogle スプレッドシートに追加する」自動化フローの作成手順を解説します。Yoomでは、プログラミングの知識がなくても、画面上の設定だけで簡単にこのような連携を実現できます。
今回はYoomを使用して、ノーコードで設定を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
[Yoomとは]
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。
ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。
まず、Yoomにログインしたあと左メニューにあるマイアプリを押し、右の新規接続というボタンを押します。
Gmailの連携
1.検索する
検索ボックスにGmailと入力し、Gmailのアイコンをクリックします。
2.ログインする
下記の画面となりますので「Sign in Google」をクリックします。
3.アカウントの選択
連携したいアカウントを選択します。
※表示されたアカウント以外を連携したい場合は「別のアカウントを使用」をクリックし、連携したいアカウントでログインしてください。
画面が遷移しますので「次へ」をクリックします。
4.追加アクセスの選択
Yoomが信頼できることの確認が求められるので「続行」を選択します。
Yoomの画面に戻り、下記の表示が出たら連携完了です!
Google スプレッドシートの連携
1.検索する
検索ボックスにGoogle スプレッドシートと入力し、Google スプレッドシートのアイコンをクリックします。
2.サインインをする
先ほどGmailのマイアプリ登録が済んでいるので、下記のようなサインイン画面になります。サインインできるまで、そのままお待ちください。
Yoomの画面に戻り、下記の表示が出たら連携完了です!
ここからいよいよフローを作っていきます!
簡単に設定できるようテンプレートがありますので、まずはこちらをコピーしましょう。
Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。
1.上記バナーの「詳細を見る」をクリック
2.画面が切り替わったら「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログイン情報を入力してください。
4.下記のようにお使いのYoom管理画面にテンプレートがコピーされるので、OKを押して設定を進めていきます。
1.トリガーの選択
記念すべき最初の設定です!
まずは以下の赤枠をクリックしてください。
2.連携アカウントとアクションを選択
タイトルとアカウント情報はステップ1で設定した内容が入力されています。
トリガーアクションは、テンプレート通りに「特定のラベルのメールを受信したら」のままで大丈夫です。
「次へ」をクリックして進んでください。
3.アプリトリガーのAPI接続設定
ここでは、トリガーとなるGmailのメール受信設定を行います。
特定のラベルがついたメール受信がトリガーとなるため、Gmailのラベル作成がまだの場合はこのタイミングで作成しましょう!
テスト操作のため、下記赤枠のようなラベルを作成しました。
また、この後のテスト操作でタグが付いたメールを送信する必要があります。
今回は、テスト操作のため下記のようなファイルを添付し、タグを付けたメールで送信しました。
Gmailの準備が整ったら、Yoom画面に戻ります。
下記を参考に、それぞれの項目を入力してください。
入力が完了したら、「テスト」を実行してみましょう!
テストが成功すると、下記のようなアウトプットが表示されます。
先ほどテスト送信した、メールの内容が反映していればOKです。
最後に、「保存する」を選択し次のステップに進みましょう。
1.トリガーの選択
以下の赤枠をクリックしてください。
2.アクションを選択
「タイトル」と「アクション」を任意で編集してください。
「アクション」は、デフォルトで「任意のPDF・画像ファイル(4,000文字以内)から文字情報を読み取る(5タスク)」が選択されています。
※()内に表記されている消費タスク量にご注意ください。
設定が完了したら、「次へ」をクリックしてください。
3.詳細を設定
ここでは、指定したPDFや画像ファイルからAIを用いて文字情報を読み取る設定をします。
その他、使用したいAIや言語の指定が可能です。抽出したい内容にあわせて、カスタマイズしてください。
入力が完了したら、「テスト」を実行してみましょう!
テストが成功すると、下記のように画像から抽出した文字情報が反映されているはずです。
データの反映が確認できたら、「保存する」を選択して次のステップへ進みましょう。
1.トリガーの選択
以下の赤枠をクリックしてください。
2.データベースの連携
ここでは、先ほど抽出したクレジットカードの文字データをGoogle スプレッドシートのレコードに追加する設定を行います。
まだ、レコードを追加したいGoogle スプレッドシートのファイルを準備していない場合は、このタイミングで作成してください。
今回は、下記のような項目を入力したファイルを作成しました!
Google スプレッドシートのファイル準備が出来たら、Yoom画面に戻ります。
下記を参考に、各項目を入力してください。
入力が完了したら、「次へ」を押して進みましょう。
3.データベース操作の詳細設定
ここでは、Google スプレッドシートファイルのどの項目に、OCRで取得した項目を入力するか設定していきます。
各入力欄をクリックすると、下記のようなアウトプットが表示されますので、各項目に合わせて選択してください。
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。
下記のように、それぞれの項目を入力しました。
入力が完了したら、「テスト」を実行してください。
テストが成功すると、Google スプレッドシートの指定したファイルにデータが追加されているはずなので確認してみましょう!
下記赤枠のように、OCRの結果が反映していればOKです。
最後に、Yoom画面に戻り「保存する」を押して次のステップにお進みください。
お疲れ様でした!これですべての設定が完了です。
設定が完了すると以下のようなメニューが表示されるので、トリガーをONにします。
これですべての設定が完了したので、動作確認をしてみましょう!
OCR技術は、クレジットカード情報の処理以外にも、様々な業務の自動化に応用できます。ここでは、関連性の高い自動化テンプレートの事例をいくつかご紹介します。日々の業務で「これも自動化できるかも?」というヒントが見つかるかもしれません!
この記事では、クレジットカード情報のOCR処理を自動化し、Google スプレッドシートなどのツールにデータを効率的に集約する方法について解説しました。
メール、ファイルストレージ、フォームなど、様々な情報受け取り方法に対応した自動化フローを構築することで、手作業による入力の手間やミスを削減し、迅速かつ正確なデータ管理を実現できます!
<span class="mark-yellow">なお、Yoomでは、プログラミングの知識は不要で、今回ご紹介したような自動化フローを直感的な操作で簡単に作成可能です。</span>OCR機能だけでなく様々なアプリケーションとの連携や、条件分岐、繰り返し処理などを組み合わせることで、より複雑な業務プロセスも自動化できます。
日々の定型業務、特にデータの転記や入力作業に多くの時間を費やしている場合、自動化による効率改善の効果が期待できるかもしれませんよね!ヒューマンエラーの削減は、業務品質の向上や顧客満足度の向上にも繋がると言えるのではないでしょうか。
まずは、今回ご紹介したテンプレートを活用して、クレジットカード情報の処理自動化を試してみてみませんか?
Yoomには無料プランやトライアル期間も用意されていますので、ぜひその効果を体験してみてください!