GoogleフォームとOCRの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-16

【ノーコードで実現】フリーソフトなしでスキャンデータを文字認識し、自動で記録する方法

k.hieda

「紙の書類や画像ファイルの内容を手入力するのに時間がかかる…」
「スキャンしたけど、結局文字起こしが必要で手間だ…」
「フリーソフトを探してみても、セキュリティや他のシステムとの連携がうまくいかない…」

このように、スキャンしたファイルや画像データからの文字認識とその後のデータ入力作業に課題を感じていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">Googleフォームなどで受け取ったファイルから自動で文字情報を抽出し、そのデータをさまざまな業務システムにすばやく連携できる仕組み</span>があれば、これらの悩みから解放され、手入力のミスや時間の浪費を防ぎ、より創造的な業務に集中できる時間を生み出すことができます!

今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できて、手間や時間もかからないので、ぜひ自動化を導入して作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">フォームで受け取った添付ファイルから文字情報を抽出する業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されています。

「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

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Googleフォームで受け取ったファイルの文字情報を自動で活用する方法

Googleフォームを通じて受け取ったファイルから文字を抽出し、そのデータを様々なツールに自動連携することで、手作業によるデータ入力の手間を大幅に削減し、業務効率を向上させる方法を、具体的なテンプレートを使って紹介します!

気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

フォームで受信したファイル情報をデータベースやスプレッドシートに自動記録する

<span class="mark-yellow">Googleフォームで受け取ったファイルから文字情報を自動で抽出し、その内容をGoogle スプレッドシートなどのデータベースや表計算ソフトに自動で記録する</span>ことができます。

手動でのデータ転記作業をなくし、情報の集約と管理を効率化できるので、データの活用が格段に進みます!

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フォームで受信したファイル情報からメールを自動送信する

<span class="mark-yellow">Googleフォームで受け取ったファイルから抽出した文字情報を基に、Gmailなどのメールツールへ自動で通知メールを送信する</span>ことで、関係者への迅速な情報共有ができます。

対応漏れの防止に繋がり、業務のスピードアップが図れるため、コミュニケーションもスムーズになります!

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フォームで受信したファイル情報からチャットツールへ自動通知する

<span class="mark-yellow">Googleフォームで受け取ったファイルから抽出した文字情報を、Slackなどのチャットツールへリアルタイムに自動通知する</span>ことで、チーム内での情報共有を迅速化。

確認作業の効率を大幅に向上させることができるので、対応の遅延を防ぎます!

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ファイルの文字をスキャンし、文字に指揮した結果を記録するフローを作ってみよう

それではここから代表的な例として、<span class="mark-yellow">Googleフォームで送信されたファイルから文字情報を自動で抽出し、その結果をGoogle スプレッドシートに記録するフロー</span>を解説していきます!

ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • Googleフォームのトリガー設定(YoomのWebhook URLを設定)
  • YoomのOCR機能(文字抽出オペレーション)の設定
  • Google スプレッドシートのアクション設定(抽出結果の書き込み)
  • フローを有効化し、Googleフォームからテスト送信して動作確認
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ステップ1:マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。

Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Google フォーム

検索結果からアプリ名をクリックします。

  • 「Sign in with Google」ボタンをクリックします。その後、Googleアカウントのログイン画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力します。
  • 連携するアカウントを選択します
  • Yoomのアクセス権限を確認されます。次へをクリックしましょう。

「続行」をクリックしてください。Google フォームのマイアプリ連携は以上で完了です。

Google Drive

こちらの画面が表示されたらGoogle アカウントにサインインするボタンから連携に進みます。

Googleフォームと同様に、連携するGoogleアカウントを選択してアクセス許可を行います。

これでGoogle Driveのマイアプリ連携が完了です。

Google スプレッドシート

検索結果からアプリ名をクリックすると、Google スプレッドシートとYoomの連携確認画面が表示されます。

Googleフォームと同様に、連携するGoogleアカウントを選択してアクセス許可を行います。

これでGoogle スプレッドシートのマイアプリ連携が完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。

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下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:アプリトリガー「フォームに回答が送信されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックし、フローボットのトリガー(起点)を設定します。この工程では、Google フォームの回答内容を値として取得する設定を行います。

(1/2)フォームを作成

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Google フォームと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガー起動間隔
    • フローの起動間隔を選択します。最短は5分間隔で起動できます。※ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。
今回使うフォームのサンプル

ファイルをアップロードできるフォームを準備しました。

アップロードするファイルを名刺の画像を想定して進めます。ちなみに、サンプル名刺はこちらです。

Yoomの設定画面に戻ります。

  • フォームID
    • 該当フォームのURLから値を取得して編集欄に入力してください。

フォームIDの入力までできたら、テストボタンをクリックします。成功すると、以下のような内容が表示されます。

これは、YoomがGoogle フォームに正しくつながり、回答が問題なく取得できていることを示すテスト結果です。さらに、下にスクロールすると取得できた値が表示されます。

この項目と値をYoomでは「アウトプット」と定義しています。

アウトプットについて

この値は、後の工程で引用します。

アウトプットを追加取得する

続いて、Google フォームの回答結果を追加取得する操作を行います。取得した値(アウトプット)一覧の下にある「+取得する値を追加」ボタンをクリックします。

JSONPath指定画面に切り替わります。例えば、任意の質問を追加した場合、標準設定のアウトプットでは取得できませんが、このJSONPath内から項目を選択すると追加取得できます。

今回は、ファイルIDが必要な値のため「fileid」の隣にあるプラスボタンを選択します。選択すると、右のフィールドに追加されたことがわかります。

より詳しい設定方法:Google フォームトリガーで、回答内容を取得する方法

追加ボタンをクリックすると、「取得した値」一覧にvalueと値が表示されます。

valueのままだと、何の値かわかりづらいので項目を任意の値に修正します。値の右に表示されるペンアイコンをクリックすると編集画面が表示されます。

項目名が「value」になっているので、「ファイルID」に書き換えます。修正が終わったら、保存をクリックして、この画面の「保存する」ボタンをクリックして次の工程に進みましょう。

ステップ4:アプリと連携する「ファイルをダウンロードする」

テンプレートの2つ目をクリックします。この工程では、前の工程で取得したファイルIDを用いて名刺の画像ファイルをダウンロードする設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Google Driveと連携するアカウント情報
  • アクション

次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • ファイルID
    • 編集欄をクリックして、前の工程で取得したファイルIDの引用コードを埋め込みます。

ファイルIDを埋め込むことで、該当のファイルを探してダウンロードできるようになります。

埋め込みができたら、テストボタンをクリックしましょう。

成功すると、ファイルがダウンロードできたことが表示されます。

保存するをクリックします。

ステップ5:画像・PDFから文字を読み取る

続いて、テンプレートの3つ目の工程では、名刺データ(画像やPDF)の文字を読み取り、テキストとして抽出する設定を行います。

ここではアクションを設定します。

(1/2)アクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アクション
    • アクションは以下の中から選べます。

文字数が多いアクションを選ぶと、消費タスクも増えます。後からでも変更可能のため、事前設定のまま進めます。

(2/2)詳細を設定

  • ファイルの添付方法
    • 事前設定で、取得した値とGoogle Driveから取得したファイルが選択されているため、追加の操作は不要です。ちなみに、選択肢には以下の項目があります。

確認ができたら、下へスクロールします。

  • 抽出したい項目
    • 事前設定で「全文」が設定されてます。
  • 使用するAI
    • 事前設定で推奨されているタイプが選択されています。他の選択肢は以下です。
  • 言語
    • 以下から選択可能です。任意設定のため、選ばなくても文字の抽出は可能です。

設定が確認できたら、テストボタンをクリックします。

成功すると、名刺データから任意の項目が抽出されます。

この項目・値を次の工程でGoogle スプレッドシートに追加していきます。

保存するをクリックしましょう。

ステップ6:データベースを操作する「レコードを追加する」

テンプレートの4つ目をクリックします。この工程では、前の操作で取得した値を用いて既存のスプレッドシートの行を追加する設定を行います。

(1/2)データベースの連携

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Google スプレッドシートと連携するアカウント情報
  • アクション

下へスクロールします

データベースの連携

項目は一意の値(ユニークキー)で設定してくださいね。重複しているとエラーが発生します

事前に準備したシートでは、名刺に標準的に掲載してある項目をヘッダに設定しました。

Yoomの画面に戻ります。

  • スプレッドシートID
    • 編集欄をクリックすると、プルダウンメニューが表示され、連携したアカウントに権限があるシートが候補として表示されます。選択すると、IDを引用できます。
  • スプレッドシートのタブ名
    • 同じく編集欄をクリックすると、候補が表示されるので、選択します。
  • テーブル範囲
    • ヘッダの始まりがAで最後がHの場合は、A1:Hと記入します。

入力ができたら次へをクリックします。

(2/2)データベース操作の詳細設定

前の画面で指定したスプレッドシートの情報を読み込むと、ヘッダに設定した項目と編集欄が表示されます。

追加するレコードの値

この項目ひとつひとつに対して、値を紐づけることでシートの行に値が自動追加できる仕組みです。

編集欄をクリックすると、プルダウンメニューが表示されます。取得した値タブから、前の工程で取得した項目と値が確認できます。

該当する値を選択すると、編集欄に引用コードが埋め込まれるので、全ての枠に値の紐付けができたらテストボタンをクリックしましょう。

成功すると、指定したシートのデータベースに値が追加されます。

保存するをクリックして次の操作に進みましょう。

ステップ7(最終):アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。

トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>

トリガーが【ON】になると、各種通知の送信先を選択できるお知らせがポップアップされます。
デフォルトでは登録しているメールへ通知ですが、普段使っているチャットアプリでも通知を受け取れて便利です。

OCRを活用したその他の自動化例

スキャンされたファイルを読み取り、業務ツールに自動連携するOCR活用例を紹介します。

OutlookやSlack、Dropboxなど、日常的に使われるアプリと連携することで、文字起こしやデータ転記の手間を削減。Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシート、Airtableなどへの自動登録も可能です。

OCRを活用すれば、手作業に頼らない効率的な業務運用がすぐに実現できるので気になる方はぜひ以下のテンプレートもチェックしてみてください。

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まとめ

Googleフォーム経由で受け取るファイルからの文字抽出とデータ記録を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたスキャンデータの文字起こしや、その後のシステムへの入力といった煩雑な作業の手間を大幅に削減し、ヒューマンエラーのリスクも軽減できます。</span>

これにより、担当者はデータ入力作業から解放され、より分析的な業務や顧客対応など、本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整います!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築できるので、もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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