Microsoft ExcelとBoxの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-14

【ノーコードで実現】Microsoft Excelで作成したPDFをBoxへ自動保存する方法

k.tsukamoto

日々の業務で、Microsoft Excelで作成した見積書や報告書をPDF形式に変換し、クラウドストレージのBoxに手動で保存しているという方も多いのではないでしょうか。
この一連の作業は、単純でありながらも時間を要し、保存先のフォルダを間違えたり、ファイル名を誤ったりといったヒューマンエラーも起こりちです…

<span class="mark-yellow">Microsoft Excelでのファイル作成後、自動的にPDFへ変換され、所定のBoxフォルダへ確実に保存される仕組み</span>があれば、このような手間やミスから解放され、より創造的な業務に時間を使うことができるようになります。

今回ご紹介する自動化の設定は、専門的な知識がなくても簡単に設定でき、日々の定型業務を効率化できるので、ぜひこの機会に自動化を導入して、作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Microsoft Excelで作成したPDFを自動でBoxに保存する業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されています。
「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

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Microsoft ExcelとBoxを連携してPDF保存を自動化する方法

Microsoft Excelで作成したファイルをPDF形式でBoxに保存する一連の作業は、多くのビジネスシーンで発生しますが、手作業では手間がかかり、ミスも起こりやすいものです。
Yoomを活用すれば、これらのプロセスを自動化し、<span class="mark-yellow">作業効率の大幅な向上やヒューマンエラーの削減を実現</span>できます。
具体的な自動化の例をテンプレートを交えてご紹介しますので、気になる内容があれば、ぜひお試しください!

入力フォームやスケジュールを起点に、Microsoft ExcelでPDFを発行しBoxに自動で保存する

<span class="mark-yellow">入力フォームへの回答送信や特定の日時といったイベントをトリガーとして、Microsoft Excelで帳票などのPDFドキュメントを自動生成し、指定したBoxフォルダへ保存する</span>一連の流れを自動化。
見積書や請求書発行業務の効率化、定期的なレポート作成と共有の自動化などを実現し、手作業による作成・保存・共有の手間を大幅に削減します!

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フォーム回答をトリガーにMicrosoft ExcelでPDFを発行しBoxへ自動保存するフローを作ってみよう

それでは代表的な例として、「Yoomの入力フォームに回答が送信された際に、その内容を元にMicrosoft ExcelでPDFファイル(例えば請求書や見積書など)を自動で作成し、Boxの指定フォルダに保存するフロー」を解説していきます!

Yoomを使用してノーコードで設定をしていくので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • Microsoft ExcelとBoxのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • トリガーとなるフォームと各アクション(書類の発行と保存)の設定
  • フロー稼働の準備
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前準備:発行するPDFの雛形

フォームの回答を元にPDFを発行するには、雛形となる書類の準備が必要です。
作成したいPDFの雛形をMicrosoft Excelで作成し、OneDriveかSharePointに格納してください。
{}で囲んだ項目がフォームの回答で置換されます。
※ 雛形書類の作成方法は、こちらのヘルプページをご覧ください。

この記事ではサンプルとして、下図の請求書雛形を使用します。
{会社名}・{請求日}・{支払い期限}・{商品_1}などが置換対象になります。

ステップ1:Microsoft ExcelとBoxのマイアプリ連携

先ずは、Yoomと連携させたいMicrosoftアカウントとBoxアカウントを「マイアプリ」に登録しましょう。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. 「アプリ一覧」が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではMicrosoft Excel)を検索して選択。
  1. Microsoftのサインイン画面が表示されます。
    雛形書類を格納しているストレージに紐づくMicrosoftアカウントを入力し、「次へ」をクリック。
    ※「Microsoft 365(旧Office 365)」には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。
    法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証が失敗する可能性があるのでご注意ください。

    既にサインインしているアカウントがある場合は、以下のような画面が表示されます。

  1. パスワードを入力し、「サインイン」をクリック。
  1. Microsoftアカウントとの連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。
    Microsoft Excelが追加されていることを確認してください。
  1. このまま、Boxも連携していきましょう。
    「アプリ一覧」でBoxを検索して選択。
  1. PDFを保存するアカウントでログイン。
  1. YoomからBoxへのアクセス権限を確認し、「Boxへのアクセスを許可」をクリック。
  1. Boxアカウントとの連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。
    使用する2つのアプリが追加されていることを確認してください。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは以下のテンプレートを使うため、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

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そうしますと、Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

ステップ3:フォームトリガーの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクション(フォーム)を設定していきます。

  1. フォームトリガーをクリック。
  1. フォームタイトルを設定しましょう。
    必要に応じてフォームの説明文も追加してください。
    ここでは例として、「請求書発行フォーム」と設定します。
  2. デフォルトで設定されている質問項目を参考に、前準備で用意した雛形書類の置換対象({}で囲われている項目)に沿った質問項目を作成していきます。
    ※ 不要な質問項目は削除してください。
    フォームの作成方法は、こちらのヘルプページで説明されています。
    質問項目は100個まで設定でき、送信ボタン上のテキストや完了ページなども自由に変更できるので、運用方法に合わせて編集しましょう。

    ※ 設定例

  1. 設定が完了したら、ページ下部の「次へ」をクリックします。
  1. 「プレビューページ」や「完了ページ」をクリックすると、作成したフォームや完了ページの表示を確認できます。

    ※ プレビューページ

  1. 「取得した値」には、書類発行テストを行う際に使用するサンプル値を設定してください。
    ※ ここではテスト用にサンプル値を手入力しますが、フローボットが実際に起動した際には、フォームの回答がそのまま請求書発行で用いられます。
  1. 設定を終えたら、ページ下部の「保存する」をクリック。

これで、フォームの設定は完了です。
フォームアクションのタイトルも、設定したフォームタイトルに変更されます。

ステップ4:書類の発行

では、フォームの回答を元にMicrosoft Excelで書類を発行していきましょう。

  1. Microsoft Excelの「書類を発行する」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
    フォームタイトルと同様に、書類発行アクションのタイトルが変化します。
  2. 連携アカウントを確認。
  1. 雛形書類の「ファイルの保存場所」を「OneDrive」か「SharePoint」から選択。
    今回はOneDriveを選んで進めていきます。
    SharePointに保存している場合は、適宜読み替えてください。
  2. 「ドライブID」に雛形書類を保存しているドライブのIDを設定。
    入力欄をクリックすると、連携しているOneDriveアカウントから候補が表示されるので、対象となるドライブを選択します。

「書類を発行する」の設定方法

  1. 「アイテムID」に前準備で用意した雛形書類のアイテムIDを設定。
    ドライブIDと同様に、入力欄をクリックすると、連携しているOneDriveアカウントから候補が表示されるので、対象となる雛形書類を選択します。
    ※ 候補に対象が表示されない場合は、「ファイル名(任意)」に雛形書類のファイル名か、ファイル名の一部を設定してください。
  1. 発行書類の「格納先のフォルダID」に、発行するPDFファイル(請求書)の格納先となるOneDriveフォルダを候補から選択。
    ※ 候補に対象が表示されない場合は、「格納先のフォルダ名(任意)」に格納先のフォルダ名か、フォルダ名の一部を設定してください。
  1. 「出力ファイル名」に任意のファイル名を設定。
    入力欄クリック時に表示される「取得した値」のフォームアクションから、フォームの各項目を選択できます。
    これらの値を使用することで、フォームの回答ごとに異なるファイル名をつけることが可能です。
    ※ 項目を選択すると、{{項目名 フォームの回答}}という形で入力欄に追加されます。
    取得した値(アウトプット)についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。

日付のタブから、任意の形式の日付も追加できます。

  1. 設定を終えたら、「次へ」をクリック。
  1. 雛形書類の置換対象を、フォームの回答で置換していきます。
    先ずは「置換条件を再取得」をクリック。
    これにより、選択した雛形書類の置換対象({}部分)が項目として表示されます。

    ※ 置換対象がデフォルトと異なる場合は下図のように項目が切り替わります。

  1. 「置換後の文字列」にフォームの各項目を設定。
    入力欄クリック時に表示される「取得した値」のフォームアクションから、置換対象に合う項目を選択していきましょう。
    {商品_1}{商品_2}のようにリストになっている項目は、コンマ区切りで置換後の文字列を設定します。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、指定したOneDriveのフォルダ内に、置換された書類がPDFファイルとExcelファイルとで発行され、「取得した値」にファイル情報が追加されます。
  1. 「ダウンロード」をクリックし、ダウンロードしたPDFの置換内容が正しいことを確認しましょう。
    ※ 発行されたPDF
  1. 期待する書類が発行されていれば、ページ下部の「保存する」をクリック。

これで、書類発行の設定も完了です。

ステップ5:ファイルの保存

書類はOneDrive(かSharePoint)上に発行されるため、まだBoxには保存されていません。
発行した書類をBoxにアップロードしましょう。

  1. Boxの「ファイルをアップロード」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「ファイル名」にはデフォルトで、書類発行時に設定した出力ファイル名が設定されています。
    変更する場合は、重複しない任意の名称で設定し直してください。
  2. 「格納先フォルダのコンテンツID」にPDFをアップロードするフォルダのIDを設定。
    コンテンツIDはBoxのフォルダURL(folder/{{ID部分}})で確認できます。
  3. 「ファイルの添付方法」にもデフォルトで、発行した書類が設定されています。
    変更は必要ありません。
  4. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功したら、指定したフォルダにPDFがアップロードされていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。
    ※ BoxにアップロードされたPDF

ステップ6:フロー稼働の準備(トリガーをONに設定)

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにすると、フォームのリンクが作成されます。

実際にフローが動作するかを確認しましょう。
コピーしたリンク先からフォームへの回答を行い、フォームの回答を元にしたPDFがBoxにアップロードされていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

Microsoft ExcelとBoxを使ったその他の自動化例

今回ご紹介した連携以外でも、Microsoft ExcelやBoxのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。
もし気になるものがあればぜひこちらもお試しになってみてください!

Microsoft Excelを使った便利な自動化例

メール内容やアンケート内容をMicrosoft Excelに自動転記が可能です。
Microsoft Excelから予算を取得して、チャットツールに通知することができます!

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Boxを使った便利な自動化例

Boxにファイルがアップロードされた際に、通知したり、クラウドシステムに格納することが可能です。
毎月月初めにBoxでフォルダを自動的に作成することもできます!

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まとめ

Microsoft Excelで作成したファイルをPDF化し、Boxへ保存するという一連の作業を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたファイル変換、名前の変更、フォルダへの移動、そして関係者への共有といった煩雑なプロセスにかかる時間を大幅に削減し、ヒューマンエラーのリスクも低減できます。</span>
これにより、担当者は単調な繰り返し作業から解放され、より戦略的で付加価値の高いコア業務に集中できる環境が整うでしょう!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。
もし日々のMicrosoft ExcelファイルとBoxの連携作業の自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
タグ
Microsoft Excel
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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