GoogleフォームとYoomの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-12

【ノーコードで実現】論文ファイルをAIで自動要約して様々なツールに連携する方法

n.fukuoka

「この論文、誰か要約してくれないかな…」
「共有したいけど、全部読んでもらうのは無理がある…」

研究資料や論文ファイルの取り扱いで、そんな悩みを抱えたことはありませんか?手作業でのファイル確認や要点の整理、メールやチャットでの共有など、意外に時間と手間がかかってしまってしまいがちですよね…。そんな課題を一気に解決できるのが、AIによる自動要約機能です。たとえば、フォームで受け取った論文ファイルをOCRで読み取り、AIが要約を生成して、その結果をSlackやMicrosoft Teamsに自動通知することや、GmailやOutlookで関係者にメール送信することが可能です。また、要約結果をGoogle スプレッドシートやNotionに記録するといったこともできます。

この記事では、「論文ファイルをAIで自動要約して様々なツールに連携する方法」について画像付きで詳しく解説していきます。誰でも簡単に連携が可能なので、AIを使用した業務効率化に興味のある方はぜひチェックしてみてください!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには「Googleフォームから届いた論文ファイルを読み取り、AIで要約してSlackに通知」を自動化するためのテンプレートが用意されています。
「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

論文ファイルのAI要約を自動化する方法

ここでは、フォームサービス経由で受け取った論文ファイルをOCRで読み取り、AIを用いて自動で要約し、その結果を様々なツールに通知・記録する具体的な自動化テンプレートを紹介します!
自動化を導入することで、手作業による論文の確認や要約作成、関係者への共有といった一連のプロセスを効率化し、研究開発や情報収集のスピードアップを図ることができます。
気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

チャットツールに要約結果を通知する

フォームで受け取った論文ファイルを自動で要約し、SlackやMicrosoft Teamsといった日頃利用しているチャットツールにその結果を通知します。
チームメンバー間での迅速な情報共有や議論の活性化を促し、共同研究やプロジェクトのスムーズな進行を支援します!

メールで要約結果を通知する 

フォームで受信した論文ファイルのAIによる要約結果を、GmailやOutlookを用いて指定した宛先に自動でメール送信します。
関係者への確実な情報伝達を実現しつつ、見逃しリスクを低減し、効率的な情報共有体制を構築します!

データベースに要約結果を記録する

フォーム経由で入手した論文ファイルとそのAIによる要約を、Google スプレッドシートやNotionなどのデータベースサービスへ自動的に記録・蓄積します。
後から必要な情報を容易に検索・参照したり、分析に活用したりすることが可能となり、組織全体のナレッジマネジメント強化に貢献します!

論文ファイルをAIで要約してSlackに自動通知するフローを作ってみよう

それではここから代表的な例として、Googleフォームで送信された論文ファイルをOCRで読み取り、AIで要約してSlackに通知するフローを解説していきます!
今回はYoomを使用してノーコードで設定を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

作成の流れは大きく分けて以下です。

  • Googleフォーム・Google Drive・Slackのマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Googleフォームのトリガー設定、OCR・AI要約・Slackのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1: Googleフォーム・Google Drive・Slackのマイアプリ連携

まず、Yoomのアカウントにログインします。
まだYoomを利用したことがない方は、初めてのYoomをぜひご覧ください。

1.マイアプリをクリックした後、新規接続をクリックします。

2.入力欄からアプリ名で検索できます。

Googleフォームのマイアプリ登録

では、さっそくGoogleフォームをマイアプリ登録していきましょう!
入力欄にGoogleフォームと入力するとGoogleフォームのアイコンが表示されるので、アイコンをクリックします。

1.以下の画面が出てきますので、「Sign in with Google」をクリックしてください。

2.連携するアカウントを選んでください。
アカウントをクリックすると、追加アクセスを求められる場合があります。内容を確認し、問題がなければ設定を完了してください。

Google Driveのマイアプリ登録

Google Driveも同じように検索して、アイコンをクリックします。

1.以下の画面が出てきますので、「Sign in with Google」をクリックしてください。
そこから先は先ほどのGoogleフォームと同じように進めれば、Google Driveのマイアプリ登録は完了です。

Slackのマイアプリ登録

最後に、Slackも同じように検索しましょう!

1.以下のログイン画面が出てきます。
連携したいワークスペースのURLを入力してください。

2.プルダウンから投稿先チャンネルを選択できます。
チャンネルを選んだら、「許可する」をクリックしてください。
なお、Slackの詳しいマイアプリ登録については、こちらを参照してみてくださいね。

マイアプリ登録が成功すると、以下の画面が表示されます。
マイアプリの画面にGoogleフォーム・Google Drive・Slackのアイコンが表示されているか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

以下のリンクから「試してみる」をクリックしてください。

以下の表示が出たら、テンプレートのコピーが成功です。
コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに格納されます

ステップ3:フォームに回答が送信されたら起動するトリガーの設定

まず、一番上の「フォームに回答が送信されたら」のアイコンをクリックします。

Google Driveと連携するアカウント情報はプルダウンから選択します。
トリガーには「フォームに回答が送信されたら」を選びましょう。
入力が終わったら、「次へ」を押して進めてください。

各項目を設定していきます。

  • トリガーの起動間隔:5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
    プランによって設定できる最短の間隔が異なるので、事前に確認してくださいね!
  • フォームID:URLの赤枠の箇所がフォームIDです。
    入力欄の下の注釈を確認しながら入力しましょう。

設定が終わったらテストのため、Googleフォームで回答者としてフォームに記入し、送信してください。
なお、今回はテストとして以下のフォームを使用しています。

なお、以下が送信した論文ファイルです。
回答が終わったらフローボットに戻り、テストをクリックしましょう。


テストが成功すると「テスト成功」の画面が表示され、Googleフォームから取得した情報を引用できるようになります。
詳しくは以下のリンク先を参照してください。
アウトプットについて
なお、今回は取得する値を追加しています。追加する方法についてはこちらを参考にしてみてくださいね。
テストが終わったら、「保存する」をクリックするのを忘れないようにしましょう!

ステップ4:ファイルをダウンロードする設定

次に、「ファイルをダウンロードする」のアイコンをクリックします。

Google Driveと連携するアカウント情報はプルダウンから選択します。
アクションには「ファイルをダウンロードする」を選びましょう。
入力が終わったら、「次へ」を押して進めてください。

ファイルIDを設定しましょう。
入力欄をクリックすると、取得した値からファイルIDを引用できます。
入力が終わったら「テスト」をクリックしましょう。

テストが成功すると、以下のような画面が表示されます。
最後は「保存する」をクリックするのを忘れないようにしましょう。

ステップ5:文字を読み取り、要約する設定

次に、「画像・PDFから文字を読み取る」のアイコンをクリックします。

OCRのAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
フリープランやミニプランではこのオペレーションを使うことができず、設定してもエラーになりますのでご注意くださいね。
なお、ミニプランをはじめとする有料プランは2週間の無料トライアルが可能です!

タイトルとアクションを設定します。
今回はどちらもデフォルトのままにしています。
なお、デフォルトのアクションでは、5タスクが使われます。タスク実行数について詳しくはこちらを参考にしてみてください。
設定の流れや気をつけたいポイントは、下のリンク先から確認できます。
「画像・PDFから文字を読み取る」の設定方法
画像・PDFから文字情報を読み取るオペレーションで実施できること/できないこと

各項目を設定していきます。

  • ファイルの添付方法:プルダウンで「ファイルをアップロード」か「取得した値を使用」か選択できます。今回は「取得した値を使用」を選択しています。
  • 抽出したい項目:デフォルトではタイトルと内容を抽出するように設定されています。
    追加で抽出したい項目がある場合は、カンマ(,)で区切って入力しましょう。
  • 使用するAI:プルダウンから選べるようになっています。初期設定ではClaude_v2が選ばれているので、今回はそのまま使って進めていきましょう。
  • 言語:デフォルトでは英語になっていますが、今回は日本語を選択しています。

設定が終わったら、「テスト」をクリックしましょう。
問題なく「テスト成功」と表示されれば、最後に「保存する」をクリックします。

次に、「要約する」のアイコンをクリックします。

タイトルとアクションを設定します。
先ほどと同じように、今回はどちらもデフォルトのままにしています。
なお、デフォルトのアクションでは、2タスクが使われます。
詳しい設定方法については以下のリンク先を参照してください。
「要約する」の設定方法

各項目を設定していきます。

  • 要約対象のテキスト:元から設定されています。今回は特に変更を加えていませんが、編集欄をクリックすると以下のように取得した値を引用できます。
  • 文字数:数字で入力します。今回はデフォルトのままにしておきます。

その他の項目は任意ですが、必要なら注釈を見ながら入力してみてください。
今回は未入力のままにしています。

設定が終わったら「テスト」をクリックします。
「テスト成功」と出たら、「保存する」を押して完了です!

ステップ6:Slackに通知する設定

最後に、「チャンネルにメッセージを送る」のアイコンをクリックします。

Slackと連携するアカウント情報はプルダウンから選択します。
アクションには「メッセージがチャンネルに投稿されたら」を選びましょう。
入力が終わったら、「次へ」を押して進めてください。

各項目を設定していきます。

  • 投稿先のチャンネルID:入力欄をクリックすると候補が表示されるので、その中から選択しましょう。
  • メッセージ:デフォルトの状態でそのまま使えるようになっています。
    編集欄をクリックするとGoogleフォームからの情報なども引用できるので、活用してみてくださいね。

設定が終わったら、「テスト」をクリックしましょう。
「テスト成功」と表示されたら、そのまま「保存する」を押して完了です!


念のため、Slackにもきちんと投稿されているかを確認しておきましょう。

ステップ7:テストと確認

おつかれさまでした!以上で設定はすべて完了です。
設定が終わると、以下のような画面が表示されます。
「トリガーをON」をクリックすると、フローボットが起動します。

以上が、Googleフォームで送信された論文ファイルをOCRで読み取り、AIで要約してSlackに通知する方法でした!

文章の要約機能を使ったその他の自動化例

文章の要約機能を活用することで、さまざまな自動化を実現することができます。

文章の要約機能を使った自動化例

文章の要約機能を使えば、PDFや録画データ、メール、Google スプレッドシートなど様々な情報源から自動で内容を抽出・要約できます。またその結果を、チャット通知や議事録の保存、データベースの更新などの形で情報共有をすることができます。情報の整理にかかる手間を大幅に削減して、スムーズな情報共有が可能です。

まとめ

この記事では、「論文ファイルをAIで自動要約して様々なツールに連携する方法」について、プログラミング不要で実現できる具体的な手順をご紹介しました。
文章の要約機能を活用すれば、フォームで受け取った論文ファイルをOCRで読み取り、自動的に要約を作成し、チャットツールへの通知やメール送信、データベースへの記録まで一括で行うことが可能です。
<span class="mark-yellow">Yoomには、今回ご紹介した要約連携フロー以外にも、業務を効率化するテンプレートが多数用意されています。</span>
日々の情報整理や共有に時間を取られている方や、チーム内の連携をスムーズにしたい方には特におすすめです。ノーコードで設定できるため、専門知識がなくてもすぐに始められるのも大きな魅力です。

まずはテンプレートを試して、その手軽さと便利さを体感してみませんか?
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この記事を書いた人
n.fukuoka
ツールがどんどん増えていく今の時代、何を使えばいいのか迷ってしまうことも多いですよね。 そんな皆様の仕事が少しでも楽になるよう、わかりやすく役立つ情報をお届けしていきたいと思っています!
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