Yoomで自動翻訳するイメージ
AIオペレーションの活用方法

2024/07/25

【ノーコードで自動翻訳】Slackのメッセージを自動で翻訳する方法!

m.sekiguchi

社内のコミュニケーションを素早く手軽に行えるという利点から、チャットツールを導入している企業も多いのではないでしょうか?
その中でも、Slackは世界的に人気なツールで、企業規模を問わず様々な業種で導入されています。
今回は、Slackのメッセージを自動翻訳する方法をご紹介したいと思います。
後半にはSlackを活用した様々な自動化事例もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください!

こんな方におすすめ

  • Slackで外国語のメッセージを受信する方。
  • Slackに送信された外国語のメッセージを手動で翻訳している方。
  • Slackでの業務効率化を考えている方。

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

Slackを自動翻訳するフローの作り方

では、Slackを自動翻訳するフローの作成方法をご紹介します。
今回はテンプレートを利用し、「Slackのチャンネルに投稿した文章を英語に翻訳してスレッドに返信し、Google スプレッドシートに格納する方法」を紹介します。

はじめる前に

まず、Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを発行してください。30秒で始められます!
また、Yoomの基本的な操作は、初めてのYoomを参照してください。

STEP1 マイプロジェクトにテンプレートをコピーする

1.こちらのバナーの「試してみる」を選択します。

2.Yoomのログイン画面が表示されますので、アカウント情報を入力しログインを行ってください。
(既にログインされている場合は表示されません)
3.マイプロジェクトにテンプレートがコピーされますので、任意のタイトルを入力してください。

STEP2 Slack、Google スプレッドシートをマイアプリに追加

1.Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」を選択してください。

2.マイアプリの新規接続一覧の中から、今回使用する「Slack」「Google スプレッドシート」を選択し、アプリを連携して下さい。アプリ名で検索も可能です。
   (画像はSlackの連携です。Google スプレッドシーも同様に連携を行ってください。)

3.ワークスペースを選択し、次の画面へ進みます。投稿先のチャンネルを候補より選択し、「許可する」を選択します。

4.その後、画面に従って連携を行います。

5.Google スプレッドシートも同様にアプリ連携を行います。
   Slack、Google スプレッドシートの連携方法はこちらをご参照ください。

STEP3 Slackに新しいメッセージが投稿されたら起動するトリガーを編集

1.アプリトリガーを選択します。

2.連携アカウントとアクションが設定されているので、内容を確認し、「次へ」を選択します。

3.API設定を行います。チャンネルIDを候補から選択し、「テスト」を選択します。
   テストが成功したら、「保存する」を選択します。
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

STEP4 Slackのメッセージを英語に翻訳するオペレーションを設定

1.「翻訳する」オペレーションを選択します。
   (このオペレーションは赤いビックリマークが点灯していないため、操作は不要です。せっかくなので詳細をお伝えします)

2.アクションと翻訳対象を設定し、テストを行います。テストが成功したら、「保存する」を選択します。

STEP5 翻訳した内容をSlackにメッセージ送信するオペレーションを編集

1.「スレッドにメッセージを送る」を選択します。

2.連携アカウント、アクションを確認し、「次へ」を選択します。

3.投稿先のチャンネルIDを候補より選択します。メッセージに翻訳結果が設定されていることを確認し、「テスト」を選択します。
   テストが成功したら、「保存する」を選択します。

STEP6 翻訳前と翻訳後のテキストをGoogle スプレッドシートにレコード追加するオペレーションを編集

1.「翻訳前と翻訳後のテキストをレコードを追加する」を選択します。

2.連携アカウントを確認し、データベースの連携を設定します。
   「スプレッドシートID」にレコード追加するスプレッドシートを候補から選択し、タブ名、テーブル範囲を設定します。
   入力後、「次へ」を選択します。

3.追加するレコードの値を設定します。
   翻訳前テキストには「アウトプット > 新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら > メッセージ内容」を選択します。
   翻訳語テキストには「アウトプット > 英語に翻訳する > 翻訳結果」を選択します。

   入力後、「テスト」を選択し、テスト成功となったら「保存する」を選択します。

3.最後に、トリガーをONにして完了です。

SlackやAI機能を使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもSlackのAPIやAI機能を活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

SlackとAI機能を連携した自動化例

本記事で解説したテンプレートは、Google スプレッドシートへの登録オペレーションが含まれますが、Slackで受信した内容を翻訳して再度Slackに通知する連携も可能です。
また、Slackで投稿されたメッセージをAIで翻訳して、翻訳版を別のチャットツールへ通知することもできます。
他には、Slackに投稿されたWebサイトの記事をAI機能を用いてOCRし、要約した文章を再度Slackに通知する連携も可能です。

Slackを活用した自動化例

データベースに情報が登録されたらSlackに通知する

Google スプレッドシートやSalesforceなどに情報が追加されたらSlackに自動で通知します。

Slackに投稿された内容をAIアプリを使って要約・翻訳する

Slackに投稿された内容をChatGPTやDeepLなどを使って自動で要約・翻訳します。

ワークフローで申請が承認されたことをSlackへ通知する

Garoonやジョブカン経費精算・ワークフローなどで申請が承認されたことをSlackへ自動で通知します。

AI機能を活用した自動化例

テキストを抽出してアプリやデータベースに追加する

Slackに投稿されたメッセージから特定の内容をAIで抽出してTrelloやGoogle スプレッドシートなどに自動で追加します。

音声データを文字起こしして通知する

クラウドストレージにアップロードされた音声データをAIで文字起こししてSlackに自動で通知したり、Web会議が終了後に自動でAIで文字起こししてSlackに通知したりできます。

文章を要約する

チャットツールやメールなどで受信したメッセージを自動で要約して通知したり、書類に内容を追加したりします。

Slackのメッセージを自動翻訳するメリット

1. 多言語コミュニケーションの効率化

Slackのメッセージが自動で翻訳されることで、チーム内で異なる言語を使うメンバー同士でもスムーズにやり取りできます。
送信した内容をその都度翻訳する手間がなくなり、投稿されたメッセージをすぐに理解できるため、レスポンスのスピードが大幅に向上。たとえ使う言語が違っていても、円滑なコミュニケーションが可能になります。
例えば、Slackに投稿されたメッセージが自動で英語や他の言語に翻訳され、それがスレッド内に送信されることで、言語の違いを意識せずに会話を進められます。

2. グローバルプロジェクトの推進

多国籍チームやグローバルなプロジェクトでは、言語の壁が課題になることも少なくありません。
Slackの自動翻訳機能を活用すれば、進捗報告やタスクの指示を正確に共有でき、プロジェクトをスムーズに進められます。自分で翻訳する手間が省けることで、作業効率が向上し、生産性アップにもつながります。
例えば、日本のチームが投稿した進捗報告が自動で英語に翻訳され、米国のチームメンバーにSlackで通知されるといった活用方法が考えられます。

3. 顧客対応の迅速化

自動翻訳は、顧客対応の場面でも非常に役立ちます。海外の顧客からの問い合わせを自動で翻訳し、Slackで通知すれば、問い合わせ内容を即座に把握し、迅速な対応が可能になります。
例えば、英語で送られてきた問い合わせを自動的に日本語へ翻訳し、対応チームにSlackで通知する仕組みを作れば、翻訳の時間を削減できるだけでなく、外国語が得意でないメンバーでもスムーズに対応できます。その結果、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
Slackと翻訳ツールを自動で連携することにより、グローバルプロジェクトにおけるスムーズなコミュニケーションの推進や、業務の効率化に大きく貢献します。
今回ご紹介したフローは英語への翻訳となりますが、他の言語や複数言語への翻訳も可能となります。
現在グローバルな環境で業務をされている方だけではなく、これからグローバル化を検討していたり、海外からの労働者の受け入れを検討されている方にも、メリットがたくさんありそうですね。

ぜひYoomをご活用いただき、ノーコードで業務の自動化を進めていきましょう!

この記事を書いた人
m.sekiguchi
Yoomを通じて、業務効率アップのヒントを日々勉強中です。 北の大地より、お役立ち情報を発信していきます。
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