・
マーケティングの現場では、日々膨大な情報収集やコンテンツ制作、データ分析に追われることが少なくありません。
こうした課題を解決する強力な助っ人として注目されているのが、Geminiです。
単なるチャットツールとしてだけでなく、Google Workspaceとの連携や高度なリサーチ機能を備えたGeminiは、マーケターの働き方を根本から変える可能性を秘めています。
この記事では、Geminiの具体的な活用術や実際に検証して分かった活用のコツを詳しくお伝えします。
「もしかすると、Geminiを最大限活かせていないかも?」と思っている方。
今からでも遅くありません!
一緒に業務効率化の鍵を探っていきましょう。
Geminiの真価は、他のツールと組み合わせることでさらに発揮されます。
ノーコード自動化ツールYoomを使えば、Geminiを自社の業務フローの中に組み込み、情報の収集から加工、共有までを自動化することが可能です。
例えば、データベース上のデータを自動で取得してGeminiに分析させ、結果を確認後にXへ投稿する、といったフローがノーコードで構築できます。
手作業で行っていたルーティンをAIに任せることで、担当スタッフは戦略立案や情報収集に時間を割けるようになります。
まずは、以下のテンプレートから自動化の便利さを体験してみてください。
他のAIツールと比較して、Geminiがマーケティング業務において特に優れている点は「Googleエコシステムとの融合」です。
精度の高い施策を打つためには、詳細なリサーチや事実確認が欠かせません。
Geminiに搭載されている以下の機能は、このリサーチ業務を劇的に効率化してくれます。
※いずれの機能も、プランに応じて利用回数に上限がある点に注意してください。
実際、Geminiはマーケティングの現場でどう使えるか、2つのケースで検証を行いました。
競合分析にあたり、実際に導入・活用しているユーザーの意見を収集するプロセスは必要不可欠です。
しかし、様々な比較サイトやSNS投稿を検索して、分析対象となるかを確認して情報をまとめるのは、多くの時間を要しますよね。
そこで、本検証ではこの「情報収集とデータ分析」をGeminiに担ってもらいます!
まずは、GeminiのDeep Research機能を使い、「主要な競合3社のサービス内容とユーザーからの評判を比較して」と依頼します。
Deep Research機能は、チャット画面から簡単に設定できるので、事前準備は一切必要ありません!
それでは、プロンプトを入力して投稿しましょう。
この際、Geminiに役割と目的、出力形式を明確に指示することが重要になります。
入力プロンプト
あなたはBtoB向けSaaSのマーケティング担当者です。
以下の条件で、主要な競合3社のサービス内容とユーザーからの評判を比較してください。
【目的】
・自社サービスAのポジショニングを明確にするため、競合の概要とユーザー評価を短時間で把握したい
【やってほしいこと】
1. 競合候補の中から、SaaS市場での存在感が大きいと考えられる3社を選定してください。
2. 各社について、以下の観点で整理してください。
〜(省略)〜
出力形式に表を含めること、そして、収集データから考察も行うことをプロンプトに含めました。
出力結果は以下の通りです。
まず、この結果が出力完了となるまでの時間は約8分ほどでした!
ソースの中身を確認すると、競合3社の選定は個人ブログや比較サイトを参照したものでした。
う〜ん、SNS投稿はここには反映されていないようです...
ですが、ユーザーの口コミを反映したものだったため、分析対象データとしての信頼性は高いといえます。
次に、対象ワードやサービスの今後の展望。
こちらは調査会社のサイトの内容を参照しており、情報や数字の引用に誤りはなかったです。
ちょっと数式記載の誤作動?があるようですが、アウトプットの軽微なブレとして許容範囲とします。
続いて、表形式でのデータ表示。
こちらもよくまとまっていますね!
各ツールでどの項目が、どのように評価されているかが、一目でわかるようになっています。
表の下部には、口コミを解析した「ポジティブ意見・ネガティブ意見」があり、こちらもプロンプトに沿って正確に内容が生成されていました。
最後にGeminiによる総評。
ユニークな表現がちらほら見えますが、言いたいことは理解できますね...!(赤枠)
評価データやユーザーの意見を総合的に分析しており、参考データとして取り入れても問題ない内容だと感じました。
この一連の作業を人の手で行うとなると、最低でも半日は費やすこととなるので、この工程をAIに任せることができるのは非常に助かりますね!
なお、AIによる出力を100%そのまま受け取るのは推奨されていないので、引用した数字が正しいか、参照元のサイトで言及されている情報をきちんと分析した結果であるかなど、人の目でしっかりと事実確認する必要があることを忘れずに。
次の検証では、新商品のイメージ画像とターゲット層の悩みをGeminiに読み込ませて、ターゲットの心に刺さるキャッチコピーを5パターン生成してもらいましょう。
商品画像と以下のプロンプトを投稿します。
入力プロンプト(一部抜粋)
あなたはデジタル広告のコピーライターです。
画像の雰囲気(色・光・インテリア)と、ターゲットの悩みを両方踏まえ、「心に刺さる広告キャッチコピー」を5パターン作成してください。
〜(省略)〜
生成されたキャッチコピーは以下の通りですが、違和感があるものがいくつかありますね...。
このままのクオリティでは満足できないので、追加で「インテリアとして強調する内容にしてください」と、投稿します。
2度目の生成結果は以下の通り。
4つ目の赤線部分のコピー、いいですね!
これをベースに、「疲れにくさ・リラックス感も両立したキャッチコピーを提案して」と投稿してみます。
最終的に、この「映え」と「癒やし」を両立したキャッチコピーを採用することにしました。
個人的には、2つ目(赤枠)のキャッチコピーをぜひ採用したいです!
この検証では、Geminiの画像読み取り機能の強みを感じる結果となりました。
AIが生成したものなので、1度目の出力では思い通りの結果は得られないことが多いでしょう。
しかし、複数回壁打ちしていくことで、自分で一からコンテンツを作成するよりも遥かに短い時間で実用に値する結果を得られるようになります!
AIから質の高い回答を得るためには、プロンプト(指示文)に少しの工夫が必要です。
Geminiは単なる検索の代わりではなく、マーケターの思考を拡張してくれるパートナーです。Deep Research機能を活用することで、通常は半日以上かかるリサーチをわずか8分で完了させました。調査会社のデータや比較サイトを正確に引用し、表形式で構造化する能力は極めて実用的です。SNS情報の網羅性や細かな表記には精査の余地があるものの、情報の一次ソースを確認するフローを組み込めば、分析業務の初動としてこれ以上の効率化はありません。
他にも、画像読み取り機能を活かしたマルチモーダルな提案においては、画像から読み取った情報とターゲットの悩みを掛け合わせ、3度の壁打ちを経て、納得のコンテンツを生成しました。
このように、リサーチやデータ整理、初稿作成といった時間のかかる作業をGeminiに任せることで、本来注力すべき「顧客とのコミュニケーション」や「ブランド体験の向上」に集中できるようになります。
AIを使いこなすスキルは、これからのマーケターにとって必須のものとなるはずです。
まずは身近な業務からGeminiを取り入れ、その可能性を肌で感じてみることをおすすめします。
Yoomを導入すれば、Geminiの力をチーム全体の仕組みとして定着させることが可能です。
例えば、フォームから届いた顧客の声をGeminiが自動で分類・要約し、データベースに集約するといった仕組みを、プログラミング不要で作り上げることができます。
個人のツールとしてだけでなく、組織の「自動化基盤」としてGeminiを活用することで、チーム全体の生産性は驚くほど向上するのです!
ぜひ以下のテンプレートを参考に、あなたの業務に最適な自動化フローを組み立ててみてくださいね。
出典:
Gemini アプリで Deep Think を使用する
Gemini Deep Research
マルチモーダル AI-Google Cloud
Google Workspace with Gemini