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「良い記事を書きたいが、リサーチだけで半日終わってしまう」
「AIで生成した文章をCMSに貼り付ける作業が面倒で、結局時間がかかる」
BtoBマーケティングの現場で、このような悩みを抱えていませんか。
本記事では、Perplexity AI社が提供するAIネイティブブラウザ「Comet」を活用し、ブログ執筆におけるリサーチや構成作成の効率化について検証します。
Cometは単なる検索ツールではなく、Webページを横断して情報を整理し、ユーザーの代わりに思考・判断を支援する「エージェント型」の機能を備えています。
今回はその中でも、E-E-A-Tを意識した記事構成の生成や、情報の信頼性を担保するためのファクトチェック能力に注目し、Cometの基本的な実力を確認していきます。
Cometは、AI検索エンジン「Perplexity」を開発するPerplexity AI社が提供する、Google Chromeと同じ“土台”で作られた、新しいタイプのブラウザです。
最大の特徴は、ブラウザに標準搭載されたAIアシスタント「Comet Assistant」です。
▼主な特徴
BtoBサービスの比較検討や、最新トレンドの調査など、従来は多くのタブを開いて行っていたリサーチ業務を、1つのチャット画面で完結できる点が強みです。
▼ 料金
基本機能は無料で利用できますが、より高度なリサーチやアシスタント機能を使う場合は、有料のComet Plusプランなどが用意されています。今回は無料プランの範囲で検証を行いました。
Cometをブログ執筆の現場でどう活用できるか、具体的な利用シナリオを2つ考案しました。
今回の検証では、以下の条件で行います。
OS:Windows 11
Cometバージョン:最新版(Comet Assistant搭載)
1.検索意図の深掘りとペルソナ設計をする
記事の企画段階で、ターゲット読者が抱える潜在的な悩みを洗い出せるかの検証を行います。
▼検証項目
2.E-E-A-Tを意識した記事構成案の自動生成をする
競合記事を分析した上で、権威性や独自性を盛り込んだ構成案と執筆を短時間で作れるか検証します。
▼検証項目
まず、公式サイトからインストールを行いCometを起動します。初期設定を終えたら、CometのAIアシスタントを起動していきます。
画面右上の「アシスタント」ボタンをクリックするか、ショートカットキー「⌥ + A(Windowsの場合は Alt + A)」を押すと利用可能です。
ここから各検証を行っていきます。
以下のプロンプトを入力し、読者が本当に知りたいことを探りました。
プロンプト▼
「『副業 ブログ』で検索する人は、他にどんなことを知りたがっている?
初心者が抱く不安や疑問を具体的に抽出して」
【検証結果】リサーチ時間は20秒。単語の裏にある「感情」を可視化。
検証の結果、Cometはわずか20秒以内で5つのカテゴリに分類された疑問を抽出しました。
特筆すべきは、一般的なキーワードツールが「ブログ 収益」といった無機質な単語しか出せないのに対し、Cometは「続けられるか」「時間の不安」といった初心者の切実な感情まで拾い上げた点です。
さらに「検索意図としての記事ネタ化のヒント」まで出力されるため、構成案の作成が格段にスピードアップします。
また、各情報にはソース元が表示されるため、情報の信憑性を即座に確認できる点もプロの現場では重宝します。
続けて「この疑問からペルソナ像はどんな人物になりますか?」と追記したところ、具体的な人物像が提示されました。
「時間がない会社員でもできる」「技術ゼロでも一歩ずつ」といった、読者に刺さる訴求軸まで自動で言語化されるため、ペルソナ設計の精度は極めて高いと言えます。
【失敗したことやポイント】例示による誘導と情報の取捨選択
検証で分かった、精度をさらに高めるためのポイントは2点あります。
1つ目は、「具体的な例を挙げて指示を出すこと」です。
「初心者が抱く不安や疑問」といった具体例をプロンプトに含めることで、AIが抽出する内容の解像度が格段に上がります。
漠然と聞くのではなく、欲しい回答の方向性をガイドするのが鉄則です。
2つ目は、「情報の取捨選択を前提にすること」です。
AIの特性上、入力するたびに見出しや回答内容がわずかに変化します。
出てきたものをすべて鵜呑みにするのではなく、編集者自身の目で「今のメディアのトーンに合うか」「読者に寄り添っているか」を最終判断することが、高品質な記事を届けるための鍵となります。
検索意図の深掘りとペルソナ設計ができたところで、実際に記事構成案の自動生成と本文の執筆を行っていきます。
まず、記事構成案の自動生成を行うため以下のプロンプトを入力します。
プロンプト▼
「副業でブログを始める方法」というテーマで、初心者向けの記事構成を作って。
各見出しには結論を先に書くスタイルで。
また、信頼性を高めるために公的なデータや専門家の意見を引用できる箇所を提案して。」