2025/01/09
アプリ同士の連携方法

HubSpot・Stripe・Gmailを連携して、HubSpotからStripeの支払い用リンクを作成してGmailで送付する方法

s.nakazawa
HubSpotとStripeの連携イメージ

目次  

HubSpotで管理する取引情報をもとにStripeで支払いコードを作成し、Gmailで送信する業務を手動で行う場合、担当者の負担となります。
また、ミスが発生するリスクがあり、人的リソースの有効活用も難しいのではないでしょうか。
ツール同士を連携すれば、HubSpotの取引詳細ページからワンクリックで支払いコードを作成し、メールを送信できるため、手動作業による課題を解決できるでしょう。
本記事では、HubSpot・Stripe・Gmailをノーコードで連携する方法を紹介するので、自動化を導入する際の参考にしてみてください。

こんな方におすすめ

  • HubSpot、Stripe、Gmailを利用している方
  • HubSpotで管理する取引ごとに支払いリンクを作成し、送信する作業を効率化したい方
  • 支払いリンクの作成やメール送信時に発生する人為的ミスを削減したい方
  • 自動化を導入しヒューマンリソースの最適化を図りたい方

HubSpot・Stripe・Gmailを連携するメリットと具体例

メリット1: 手動作業の削減

HubSpotの取引データをもとにStripeで支払いリンクを作成し、Gmailを送信する作業を手動で行う場合、手間がかかります。
取引数が増えれば、他の業務に対応できなくなることもあるでしょう。
ツール同士を連携すれば、支払いリンクの作成とメール送信時の手動作業が削減され、業務の効率化が期待できます。
例えば、月末にまとめて複数の取引先に支払いリンクを送信する場合、担当者は手一杯になってしまいます。
連携を導入すれば、取引の詳細ページからワンクリックで業務が完了し、他の業務に割ける時間が増加するでしょう。

メリット2: ヒューマンエラーの防止

手動での支払いリンク作成やメール送信には、ヒューマンエラーが発生するリスクがあります。
支払い情報にミスが発生すれば、顧客との信頼関係に影響する可能性があります。
ツール同士を連携すれば、支払いコードの作成時やメール送信時の人為的エラーを防止でき、正確な支払い請求プロセスが実現するでしょう。
例えば、中小企業のように人員が不足しがちな企業では、少ないメンバーで多くの支払い業務に対応しなければならず、ミスが生じやすくなります。
自動化を導入すれば、ミスが発生するプロセスを削減できるため、メンバーを増員しなくても正確に業務を進められるでしょう。

メリット3: 人的リソースの最適化

支払いコードの作成とメールの送信作業は、定型業務になりがちです。
手動対応では、支払い業務の増加に伴い人的リソースが不足し、他のクリエイティブな業務に人員を充てることが難しくなります。
ツール同士を連携して自動化を導入すれば、担当者が他の業務に対応できる時間が増えるでしょう。
例えば、少数精鋭チームの場合、手動作業の改善による効率化には限界があります。
しかし、自動化を導入すれば簡単に業務を効率化でき、人的リソースの最適化を図れるでしょう。

それではここから、ノーコードツールYoomを使って、「HubSpotからStripeの支払いリンクを作成しGmailで送付する」方法を紹介します。

[Yoomとは]

HubSpotからStripeの支払いリンクを作成しGmailで送付する方法

この方法は、Chromeの拡張機能を利用し、HubSpotに登録された取引情報をHubSpotのAPIを利用して受け取り、Stripeの提供するAPIを用いて、支払いリンクを作成することで実現可能です。
また、Gmailが提供するAPIを用いることで、HubSpotに登録された取引情報やStripeの支払いリンクをメールで送信することもできます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • HubSpot、Stripe、Gmailをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるChrome拡張機能とHubSpotのトリガー設定、その後に続くStripe、Gmailの設定
  • トリガーボタンをONにして、連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしてください。

ステップ1:HubSpot・Stripe・Gmailをマイアプリ連携

まずHubSpot、Stripe、GmailをYoomに連携するため、マイアプリに登録します。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選択し、「+新規接続」をクリックします。

2.続く画面でHubSpot、Stripe、Gmailを検索して選択すると、次の画面に進みます。

<HubSpotの場合>

・上記画面で連携するアカウントを選び、「アカウントを選択」をクリックします。
次に、ボックスにチェックを入れ、「アプリを接続」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。
※マイアプリ登録には、HubSpotにてアプリを接続する権限を追加する必要があります。詳細はこちらで解説しています。

<Stripeの場合>

・アカウント名とアクセストークンを入力し、「追加」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。
※マイアプリ登録の詳しい方法は、こちらのヘルプページで解説しています。
※Stripeはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

<Gmailの場合>

・上記画面でサインインをします。
次に、ボックスにチェックを入れ、「続行」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。

3.HubSpot、Stripe、Gmailを連携するためのテンプレートをコピーします。

・下記のリンクを開きます。

・「このテンプレートを試す」をクリックすると、コピーが完了です。

ステップ2:トリガーとなる拡張機能とHubSpotの設定

フローの起点となるトリガーアクションを設定します。
このフローではChromeの拡張機能を利用し、HubSpotから手動で起動できます。

1.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」を選択し、「【コピー】HubSpotからStripeの支払い用リンクを作成してGmailで送付する」をクリックします。
※テンプレートのタイトルは次の画面で任意に変更できます。

2.「拡張機能をインストール」をクリックします。
※Chrome拡張機能については、こちらを確認してください。

3.「Chromeに追加」をクリックします。

4.「拡張機能を追加」をクリックすると、拡張機能の設定が完了します。

5.「Chrome拡張機能トリガー 取引詳細ページから起動」をクリックします。

6.HubSpotと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

7.起動ページのURLサンプルを設定し、テストを行います。
※起動ページのURLサンプルの設定方法は、こちらのヘルプページで解説しています。

8.テストが成功すると、アウトプットにHubSpotから取得した情報が表示されます。
問題がなければ保存します。
※カスタムプロパティの項目は表示されません。次のオペレーションで取得します。

9.「アプリと連携する 取引のカスタムプロパティを取得」をクリックします。
※このオペレーションにより、HubSpotのカスタムプロパティの項目を取得します。

10.HubSpotと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

11.取引IDとカスタムプロパティの内部名を設定し、テストを行います。
※取引IDは、枠をクリックして表示されるアウトプットの「取引詳細ページから起動」から設定します。(値は二重括弧で表示されます)
※カスタムプロパティの内部名は、枠をクリックして表示される「候補」から選択できます。また、こちらのヘルプページでも解説しています。

12.テストが成功すると、カスタムプロパティが取得されます。
アウトプットに追加するために、JSON PATHにより取得し、保存します。
※アウトプットに取得した項目を追加する方法は、こちらのヘルプページで解説しています。

ステップ3:YoomデータベースからStripeのデータを取得する設定

次に、Yoomデータベースで管理するStripeの価格IDを取得する設定を行います。
※今回は、Yoomのデータベースにテスト用として、下記のリストを作成しています。
※新規に作成する場合は、Yoom管理画面の「プロジェクト一覧」横にある「+」をクリックし、データベースを作成してください。StripeとYoomデータベースをデータコネクトで連携することで、価格IDをデータベースに保存できます。

1.「データベースを操作する レコードを取得する」をクリックします。

2.Stripeの価格IDが登録されたデータベースを設定し、「次へ」をクリックします。

3.取得したいレコードの条件を設定し、テストを行います。
※左枠はデータベースの項目を選択します。右枠は検索する値を設定します。右枠は、枠をクリックして表示されるアウトプットの「取引のカスタムプロパティを取得」から対応する値を設定できます。(値は二重括弧で表示されます)

※今回は下記のデータベースからレコードを取得するため、上記の設定になっています。

4.テストが成功すると、アウトプットにデータベースから取得した情報が表示されます。
問題がなければ保存します。

ステップ4:StripeとGmailの設定

最後にStripeで支払いコードを作成し、Gmailを送信する設定を行います。

1.「アプリと連携する 支払いリンクを作成」をクリックします。

2.Stripeと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.商品リストの設定を行います。
※価格IDは、枠をクリックして表示されるアウトプットの「レコードを取得する」から選択します。(値は二重括弧で表示されます)
※数量は、枠をクリックして表示されるアウトプットの「取引のカスタムプロパティを取得」から選択します。(値は二重括弧で表示されます)

4.テストを行い成功すると、アウトプットにStripeから取得した情報が表示されます。
問題がなければ保存します。

5.「メールを送る メールを送る」をクリックします。

6.Gmailと連携するアカウントを確認します。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

7.送信するメールの内容を設定します。
※このフローはHubSpotの取引詳細ページから起動するため、宛先には取引先担当者のメールアドレスを設定します。
※件名と本文は、定型文を直接入力できます。また、枠をクリックして表示されるアウトプットを利用することで、取引ごとに変わる内容を動的に反映できます。(値は二重括弧で表示されます)

8.テストを行い、成功すると設定した宛先にメールが送信されます。
問題がなければ保存します。

9.トリガーをONにすると、Chrome拡張機能を利用して、HubSpotからStripeの支払い用リンクを作成してGmailで送付できます。

※Chrome拡張機能を利用してHubSpotからフローボットを起動する方法は、こちらのヘルプページで解説しています。
※紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページを確認してみてください。

HubSpotやStripeを使ったその他の自動化例

他にもHubSpotやStripeを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.HubSpotに新しい会社が登録されたらStripeに登録する

HubSpotに登録した新しい会社情報を、Stripeに転記する作業を自動化できます。
この連携により、手動による繰り返し登録を削減でき、業務効率の向上が期待できます。

2.Stripeで支払いが行われたらGmailでサンクスメールを送信する

Stripeで支払いが行われたときに送るサンクスメールを自動化できます。
この連携で、メール送信作業を自動化し、入力ミスを防いで、効率的なサンクスメールの送信が可能になるでしょう。

3.Stripeで支払いが作成されたらfreee会計に売上取引を登録する

Stripeで支払いが作成された後、freee会計に売上取引を登録する作業を自動化できます。
この連携により、freee会計に売上取引が自動登録されるため、取引の登録漏れを防止でき、会計業務の精度向上が期待できます。

まとめ

HubSpotで管理する取引情報をもとにStripeで支払い取引を作成し、Gmailを送信する作業を手動で行うと担当者の負担が大きく、ミスが発生するリスクがあります。
さらに、人的リソースを有効活用することも難しいでしょう。
ツール同士を連携すれば、こうした課題を解決でき、業務の効率化やヒューマンリソースの最適化が期待できます。
HubSpot・Stripe・Gmailの連携は、Yoomを使うとプログラミングなしで簡単に実現できます。
本記事で紹介した手順を参考に、ぜひ自社に自動化を取り入れてみてください。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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自動化
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