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近年、業務効率化の切り札として注目を集めているのが「AIチャットボット」です。
特に、「社内の問い合わせ対応に追われている」「せっかくAIを導入したのに、結局コピペ作業が発生している」といった課題をもったDX担当者にとって、Difyは強力な味方となります。
なぜDifyでチャットボットを構成するのが最適なのか。
それは、Difyが単なるチャットボット作成ツールにとどまらず、「ノーコードで高度な業務フローを構築できる基盤」だからです。
この記事では、Difyの基本情報から、独自のチャットボットを構成する具体的な手順までを解説します。
本記事の手順を参考にすれば、チャットボットが回答を作成するだけでなく、資料作成やデータ分析、関係者への情報共有といった付随業務にかける時間をゼロにすることも夢ではありません。
専門知識がない方でも迷わず設定が完了できるよう、丁寧に解説します。
ぜひ、お手元のPCで一緒に操作しながら読み進めていってくださいね!
Dify は、ノーコード/ローコードで生成AIアプリケーション(例:チャットボット、RAGパイプライン、AIワークフローなど)を設計・構築・運用できるAIプラットフォームです。
直感的な視覚ワークフロービルダーや各種モデルとの連携、外部ツールとの統合、モニタリング機能などが備わっており、専門的な開発知識がなくてもAI機能を実装できます。
主な特徴
「日本語への対応力」や「無料・安価で始められるハードルの低さ」、「商用利用も視野に入れた拡張性」において、非常に高い評価を得ているツールです。
この記事は、主に以下のような方を対象としています。
Difyのチャットボットを導入することで、具体的にどのような業務変革が可能になるのでしょうか。代表的な活用シーンを3つ紹介します。
1. 社内ドキュメントに基づいた高精度なFAQ対応
最もポピュラーな使い方がRAG機能を活用した社内ヘルプデスクです。
就業規則やマニュアル、過去の議事録などをDifyに学習させることで、「経費精算の締め日はいつ?」「VPNの接続方法は?」といった質問に対し、社内規定に基づいた正確な回答を24時間自動で行えるようになります。
総務や情シス担当者の問い合わせ対応に関する工数削減に役立つでしょう。
2. 顧客対応の自動化と予約・注文受付
WebサイトやLINEにDify製のチャットボットを埋め込むことで、顧客からの製品に関する質問や予約・注文の一次受付を自動化できます。
文体を分析することでユーザーの質問意図を理解し、適切な案内を行うことが可能です。
付随してデータベースツールに対応履歴をシステムに保存することで、顧客分析にも役立てられます。
3. 営業・マーケティング業務の効率化
画像認識やデータ分析にも対応しているため、手書きのアンケート用紙を画像として読み込みデジタル化することや、顧客とのチャット内容からニーズや属性を自動抽出し、CRMに登録するフローも実現できます。
煩雑なデータの入力作業から解放されることで、コア業務に集中できるようになります。(特定のモデル選択やワークフローの設定が必要)
Difyは無料プランから使用できるツールです。
プランにより利用制限がかかることもありますが、個人でも気軽に導入できるのは嬉しいですね!
※執筆時点の情報です。利用料金はレート換算となり、日々変動する可能性があります。最新情報は公式サイトの料金ページをご確認ください。
※上記は日本での利用を想定した比較表です。
※ 無料(Sandbox)プランのメッセージクレジット「200回」は、月間リセットではなく「累計(合計)」の制限です。
※上記比較表に記載されている機能・サービスは一部です。詳細は公式サイトをご確認いただく必要があります。
ここでは、実際にDifyを使ってチャットボットを構築し、業務に活用するための手順を解説します。
まず、どのようなチャットボットを作るか、具体的なシナリオを検討しましょう。
私は以下の2つのシナリオを考案してみました!
使用ツール:Dify 無料プラン
①会議議事録の要約&タスク抽出エージェント:Difyのチャットボット機能を活用
②社内のヘルプデスクボットの作成:Difyの「ナレッジ」機能を活用し、チャットボットアプリでボットを作成
検証のポイント
①Difyがどれだけ精度高く要約し、必要な情報(決定事項、タスク、期限など)を構造化して提供するかをジャッジ
②ナレッジをもとにDifyがどれだけ正確に情報を抽出し、ユーザーからの質問に対して適切な回答を提供できるかを判定
ざっくりとですが、いずれのシナリオも
利用機能やモデルを指定→プロンプトの設定(役割の付与、条件の指定)→チャット投稿→結果の確認
といった手順で検証を行っていきます!
まずはDifyにログインします。
メールアドレスでログインする場合、認証コードが飛んできますので、コードを入力して認証を完了させてくださいね。ログインすると、『スタジオ』画面に遷移します。
新規のフローを構成・開始する際には「最初から作成」を押下して操作を進めていきましょう!
では、さっそくシナリオに沿って検証を行います!まずは1つ目。
プロジェクトマネージャーが議事録テキストをもとに、「要約・決定事項・ネクストアクション」を構造化したデータを取得したい、というシーンを想定します。
「テキストの要約精度」「抽出対象の調整が可能か」「実行可能なアクションプランの提案が適切か」を重視して検証を進めていきます。
検証では、チャットボット機能を使用します。
アプリのアイコンや名前を設定して『作成する』を押すと、オーケストレーション画面に遷移します。
ここで、AIにプロンプトを渡して役割を定義します。
「あなたはオンライン会議の議事録を専門に処理するAIアシスタント「会議サマライザー」です。」といった役割を与えました。
最後に、チャットボットで使用するLLMモデルを指定します。
ここまで設定できたら、『公開する』→『更新を公開』でアプリが完成します!
簡単すぎるけどいいの?と思う方もいるかもしれませんが、細かいカスタマイズは慣れてきてからで大丈夫です。
では、さっそくチャットボットを動かしてみましょう!
チャット画面で、指示文と要約対象の議事録を入力し投稿します。
すると、以下の返答が得られました!