2024/09/30
アプリ同士の連携方法

【プログラミング不要】IntercomとGoogle スプレッドシートを連携して、会話情報をタスク追加する方法

t.yasuda

目次

現代のビジネス環境では、顧客とのコミュニケーションを効率的に管理することが重要です。また、顧客満足度を上げるには、問題解決に繋がる迅速なフロー構築も必須です。IntercomとGoogle スプレッドシートを連携することで、顧客からの問い合わせや会話情報を自動的にタスクとして追加し、迅速に対応することが可能になります。本記事では、プログラミング不要でこの連携を実現する方法を紹介します。

IntercomとGoogle スプレッドシートを連携するメリット

メリット1: タスク管理の効率化

顧客の満足度向上のために、タスク管理は迅速に行いたいものですよね。ただし、顧客との会話が発生するたびに手動でタスクを追加していると、時間も労力もかかってしまいます。特に顧客対応が立て込んでいるときは、タスク管理が滞りがちではないでしょうか。顧客管理とタスク管理を両立できてこそ、顧客からの要望に迅速に対応できます。この連携を使えば、会話情報を自動的にGoogleスプレッドシートに追加することで、タスク管理を効率化できます。タスク追加の自動化によって全体像の把握が迅速にできるので、それ以降に発生する問題解決のフェーズへスピーディーに移行できそうです。

メリット2: データの一元管理

顧客対応に限ったことではありませんが、取り組むべきタスクに対して複数のツールを使っている場合、データが分散しがちです。顧客対応を行う上で常に最新の情報にアップデートされていないと、誤った情報やデータを顧客に伝えてしまい顧客からの不信感を招く原因になります。IntercomとGoogleスプレッドシートを連携することで、会話情報を一元管理できるというメリットがあります。さらに、データの整合性が保たれるため、現場の混乱を防ぐ効果や、データの伝達ミスといったヒューマンエラーを未然に防ぐことが期待できるでしょう。

ここからは実際にYoomのテンプレートを使った設定手順を紹介します。

[Yoomとは]

IntercomとGoogleスプレッドシートの連携フローの作り方

はじめる前に

まず、Yoomアカウントを持っていない方はYoomのアカウント発行ページからアカウントを発行してください。
Yoomの基本的な操作は、初めてのYoomを参照してください。

ステップ1:IntercomとGoogleスプレッドシートのマイアプリ連携

今回使用する「Intercom」と「Googleスプレッドシート」をマイアプリ登録します。
それぞれをYoomアカウントと連携することでフローボットの作成ができます。

1.IntercomとYoomを連携

(1)まずは、IntercomとYoomを連携します。左のタブの「アプリ連携」をクリックし、Intercomを選択してください。

(2)Intercomのアカウント名とアクセストークンを入力し、「追加」をクリックします。
アクセストークンについてはこちらをご覧ください。

2.GoogleスプレッドシートとYoomを連携

(1)GoogleスプレッドシートもIntercomと同様に、マイアプリから新規登録しましょう。

(2)「Sign in with Google」をクリックします。

(3)アカウントの選択画面で連携したいアカウントを選択し、クリックします。

(4)Yoomのログイン画面で連携するアカウント情報が正しいかを確認し、「次へ」をクリックします。

(5)「YoomがGoogleアカウントへの追加アクセスを求めています」で「続行」をクリックすると完了です。

連携が完了したら以下のテンプレートをクリックして、フローボットをコピーしてみましょう。

ステップ2:IntercomとGoogleスプレッドシートの連携設定

続いて、IntercomとGoogleスプレッドシートの連携設定をします。

(1)アプリトリガーの「新しく会話が作成されたら」をクリックします。

(2)以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

  • 「タイトル」→必要に応じて変更可能
  • 「Intercomと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
  • 「トリガーアクション」→新しく会話が作成されたら

確認が完了したら「次へ」をクリックします。

(3)以下の画面が表示されるので、「トリガーの起動間隔」を5分、10分、15分、30分、60分の中から選択しましょう。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるので、ご注意ください。

設定が完了したら、「テスト」をクリックします。

(4)次に、フローに戻って「レコードを追加する」をクリックします。

(5)以下の画面が表示されるので、必須項目を選択して入力し、「次へ」をクリックします。

(6)設定が完了したら「テスト」をクリックし、エラーがなければ、「保存する」をクリックします。

ステップ3: テストと確認

最後に保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動準備完了です!

以上で、「Intercomで新しい会話が作成されたらGoogleスプレッドシートに会話情報をタスクとして追加する」フローの完成です。

その他のGoogleフォームを使った自動化の例

他にもGoogleフォームを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Mazricaで案件アクションが登録されたらGoogleスプレッドシートにも追加する
営業活動の効率化が図れるMazricaに案件が追加されたら、Googleスプレッドシートの案件一覧にも自動追加されるフローです。案件をチーム間で迅速に共有し、分析することに役立ちます。

2.楽楽明細で帳票が発行されたら帳票情報をGoogle スプレッドシートのデータベースに追加しSlackに通知する
楽楽明細の新しい帳票情報をGoogle スプレッドシートに自動追加し、Slackにも通知するフローです。データ管理とチーム間の情報共有が手間なくスピーディーに行えるので、さらなる業務効率化が図れます。

3.フォーム回答があったら、ChatGPTを使って回答種別を分け、Googleスプレッドシートに追加する
ChatGPTを活用してアンケートの種別を切り分け、Googleスプレッドシートに情報を自動追加することができます。データの判別と蓄積を一元化でき、便利です。

まとめ

IntercomとGoogleスプレッドシートを連携すると、Intercomの新たな会話情報を自動でGoogleスプレッドシートにタスク化することができます。これまで手作業で行っていた時間や労力を削減し、顧客管理を効率化できるだけでなく、手動で発生するよるヒューマンエラーの防止も期待できるでしょう。

また、顧客からの要望や指摘された問題点などをチーム全体で迅速に共有できるため、要望実現までの時間短縮や、問題点の改善に必要な工程を素早く把握する効果も期待できます。
結果として顧客満足度の向上に一役買ってくれるかもしれません。

Yoomは難しいプログラミングなしで容易に連携設定が可能ですので、ぜひこの記事を参考にアプリを連携してみてください。

この記事を書いた人
t.yasuda
学習塾講師やライター、さまざまな事務の仕事に携わってきました。パソコン作業が多かったので、どうしたら業務を効率化できるかという情報に関しては常にアンテナを張っています。これまでの経験で培ってきた知識と集めている情報をフル活用して、皆様のお役に立てる記事を執筆できたらと考えております。
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