2025/02/04
アプリ同士の連携方法

IntercomとSalesforceを連携して、Intercomで新しく会話を作成したらSalesforceのリードオブジェクトにリードを自動で登録する方法

y.matsumoto
IntercomとSalesforceの連携イメージ

目次

 

業務において、迅速かつ正確なリード管理は大変重要です。
しかし多くの企業では、カスタマーサポートツールと営業支援ツールが連携されておらず、手入力での情報転記作業が業務負担となっているかと思います。
本記事ではIntercomとSalesforceを連携することで、Intercomでの新規会話をSalesforceのリードオブジェクトへ自動登録する方法をご紹介します。
この仕組みを導入するとデータ入力の手間を削減でき、顧客情報の一元管理が可能となり、対応品質の向上が期待できます。
また、転記作業を自動化できるためヒューマンエラーの防止にも役立ちます。
ノーコードで簡単にアプリ連携する手順や業務上の具体的なメリットをご紹介しますので、効率的な連携に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • 業務の自動化を検討している企業の管理者
  • IntercomとSalesforceを導入しており、手動でのリード登録を効率化したいと感じている方
  • 顧客情報の共有をスムーズにし、対応品質を向上させたいと考えているカスタマーサポートや営業担当者
  • 手入力による入力ミスや登録漏れを防ぎ、正確なリード管理を実現したい方

ここからは、ノーコードツールYoomを使用して、「Intercomで新しく会話が作成されたらSalesforceのリードオブジェクトにリードを登録する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

Intercomで新しい会話が作成されたらSalesforceにリードを自動登録する方法

Intercomでユーザーが新しい会話を作成したことをIntercomのAPIを利用して受け取り、Salesforceの提供するAPIを用いてSalesforceにリードオブジェクトのレコードを作成することで実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

下記プロセスでフローを作成できます!

  • IntercomとSalesforceのマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • Intercomでトリガー設定後、Salesforceでアクションを設定
  • トリガーをON

Yoomが初めての方は、こちらから無料登録を行ってください。すでにYoomに登録済みの方は、ログインでOKです。

ステップ1:IntercomとSalesforceのマイアプリ連携

1.Intercomの登録方法

「マイアプリ」をクリックします。
「新規接続」をクリックし、Intercomと検索してください。

上記画面が表示されたら、必須項目を入力し、「追加」をクリックしてください。

2. Salesforceの登録方法
先ほど同様に「新規接続」をクリックし、Salesforceを検索してください。

ユーザー名・パスワードを入力しログインしてください。
Yoomとの連携にはSalesforce側でも一部設定が必要です。
Salesforce側での設定手順はこちらをご確認ください。

注意事項:Salesforceは一部有料プランでのみご利用いただけるアプリで、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。

‍ステップ2:テンプレートのコピー

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしましょう!

移行先の画面にある「このテンプレートを試す」を押したらフローをコピーできます。
さっそく作成していきましょう!

ステップ3:Intercomにユーザーが新しい会話を作成したら起動するトリガーの設定

まずは、「ユーザーが新しい会話を作成したら」をクリックし設定していきます。

こちらのページは初期設定が済んでいます。
上記の画面通りに設定されているのを確認できたら「次へ」をクリックしてください。

WebhookURLをコピーし、Intercomの管理画面で設定してください。
設定が完了したら、Intercomでテスト用の会話を新たに作成してください。


テストが成功したら、先ほどIntercomで作成した会話の情報がアウトプットに表示されます。
「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:Salesforceでリードオブジェクトのレコードを取得する

次に、「リードオブジェクトのレコードを取得」という項目をクリックします。


こちらのページは初期設定が済んでいます。
上記の画面通り設定されているのを確認できたら「次へ」をクリックしてください。

マイドメインURLとオブジェクト識別子を、枠外の注釈を参考に入力してください。

テストをクリックし、「テスト成功」と表示されたら、設定を保存します。

ステップ5:Salesforceでリードオブジェクトのレコードを作成する

続いて、「リードオブジェクトのレコードを作成」という項目をクリックし設定していきます。


こちらのページは初期設定が済んでいます。
上記の画面通り設定されているのを確認できたら「次へ」をクリックしてください。

「名」は、上記画面のように設定されています。
このように設定することで、Intercomで新しく会話が作成されたら「名」を取得し
リードオブジェクトのレコードに自動で引用できます。

その他の、「姓」「会社名」「メールアドレス」「説明」「リード所有者ID」も同様に設定されています。
これらの項目は、デフォルトで設定済みのため変更不要です。

テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ6:トリガーをONにする


すべての設定が完了したら、「トリガーをON」をクリックしてください。
これで「Intercomで新しく会話が作成されたらSalesforceのリードオブジェクトにリードを登録する」フローの完成です。

さらに自動化するには

Yoomでは、さらに自動化を促進できる便利な機能がまだまだたくさんあります!
今回は、応用例を2つご紹介します。

応用例1 :通知する

Yoomには通知機能があります。
こちらの機能を活用することで、Salesforceのリードオブジェクトにリードが登録されたことを自動通知できます。

〈設定方法〉
フローの作成ページの右上にある三点リーダーをクリックします。
「ワークフローの完了を通知」をONに設定してください。

応用例2 :Google スプレッドシートに追加する

作成が完了したフローの一番下にある+ボタンをクリックすると、アクションを追加できます。
今回の応用例では、「Google スプレッドシートのレコードに追記する」アクションを追加することで、作成された会話情報をデータ化することができます。

その他のIntercomやSalesforceを使った自動化例のご紹介

ここからは、その他のIntercomやSalesforceを使った自動化例をいくつか紹介します。

1. Salesforceから指定の顧客をIntercomのコンタクトに自動で登録できるフローです。
このフローを活用することで、顧客情報をIntercomに自動反映できるため入力作業の手間を削減できます。
業務効率を向上させ、人為的なミスを防げるため、データ管理の精度も高められる可能性があります。

2.Intercomで新しく会話が作成されたらSalesforceの取引先責任者オブジェクトを自動で更新できるフローです。
このフローを活用することで、最新の会話情報を素早く更新できるため、営業活動の効率の向上が期待できます。
手入力作業を削減でき、取引先責任者の情報更新プロセスを円滑に進められるかも知れません。

3.Google スプレッドシートのステータスを更新したらIntercomにコンタクトを自動で作成できるフローです。
このフローを活用することで、Google スプレッドシートの情報をIntercomに自動追加できます。
手入力作業による入力ミスを防止し、データの正確性を向上させることが期待できます。

IntercomとSalesforceの連携メリットと具体例

メリット1:業務効率を向上し、より重要な業務に集中できる環境を実現

IntercomとSalesforceを連携することで、Intercomで会話が発生したら、Salesforceにリードを自動登録できるため、手作業でのデータ入力や転記の手間を削減できます。
カスタマーサポートや営業担当者が、顧客情報を手入力でその都度記録している場合、手間がかかり入力作業に多くの時間を取られてしまいます。
しかし、この自動化によりリアルタイムでSalesforceに会話の情報を反映できるため、担当者は顧客対応や商談の準備などといった、重要な業務に集中できるようになるかもしれません。

メリット2:顧客情報の一元管理による対応品質の向上

Intercomでの会話情報をSalesforceに自動登録できることで、顧客情報を一元管理でき、チーム間で円滑に情報共有できるようになるでしょう。
例えば、カスタマーサポートが対応した顧客が、その後営業チームと商談を行う場合、Salesforceに転記された会話情報をもとに適切な提案が可能になるかもしれません。
また、データがリアルタイムで更新されることで、チーム全体の情報共有も円滑になり、適切なフォローアップがしやすくなるため、顧客満足度の向上が期待できます。

メリット3:ヒューマンエラーの削減による業務精度の向上

データ入力や転記作業を手入力でおこなう場合、ヒューマンエラーが発生する可能性があります。
特に、Intercomでの会話情報をSalesforceに手入力でリード登録する場合、名前の誤記やメールアドレスの入力ミスなどが発生するかもしれません。
これらのミスが発生することで、間違った情報に基づいた対応が行われてしまい、顧客対応の質の低下や業務の非効率につながりかねません。
しかし、この自動化を活用することで、リードの自動登録を行うことができるため、ヒューマンエラーを防ぎ、信頼性の高いデータを活用できるようになります。

まとめ

本記事ではIntercomとSalesforceを連携することで、Intercomでの新規会話をSalesforceのリードオブジェクトへ自動登録する方法をご紹介しました。
転記作業を自動化することで、業務効率を向上させ、ヒューマンエラーを削減できるため、より重要な業務に集中できるかもしれません。
また、チーム全体の情報共有も円滑になり、対応品質の向上が期待できます。
本記事でご紹介したYoomでは、多様なアプリと連携が可能です。
Yoomでは、無料プランでも簡単に作成できる便利なフローボットがたくさんありますので、ぜひ試していただき業務にお役立てください!

この記事を書いた人
y.matsumoto
これまでは、人材業界で営業・営業事務を経験してきました。 前職の経験を踏まえ、さまざまな企業が抱えている悩みは「業務の自動化」により軽減できると実感しています。 Yoomを通して、皆様のお悩みを少しでも解決できるよう、日々情報を発信していきます!
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