2024/10/21
アプリ同士の連携方法

kintoneとOutlookの連携で請求書作成から送信を自動化する方法

t.aizawa

目次

kintoneとOutlookの連携により、業務の効率化とコミュニケーションの円滑化が期待できます。
特に、請求書の発行やメール管理といった日常業務の自動化により、作業のスピードアップと正確性向上が期待できます。
本記事では、kintoneとOutlookを連携することで得られる具体的なメリットと連携方法を紹介します。
請求書に関連する一連の業務を自動化し、経理部門の方が手作業の手間を省くことが期待できます。

kintoneとOutlookを連携するメリット

メリット1: 請求書作成から送信まで一貫して自動化

kintoneとOutlookを連携することで、kintoneで請求書作成から送信までのプロセスが一貫して行えます。例えば、請求書の内容をkintoneで入力し、保存すると事前に設定されたテンプレートをもとに1クリックでPDF化が可能です。その後、自動的にOutlookのメール作成画面が立ち上がり、取引先への送付もスムーズに完了します。これにより、手動でのファイル添付やメールアドレスの入力ミスのリスクを軽減でき、業務の効率化と正確性向上が期待できます。特に定期的な請求業務を行う企業にとって、担当者の業務負担を削減するメリットがあります。

メリット2: ワークフローの迅速化と承認プロセスの効率化

kintoneとOutlookの連携を活用することで、承認プロセスや各種ワークフローのスピードアップが期待できます。例えば、kintoneで申請書を作成し、承認者に通知をOutlook経由で自動送信する設定が可能です。これにより、承認者はメールを確認後、スピーディーにkintoneで承認作業を行えるため、待ち時間が減るでしょう。また、承認通知をメールで受け取ることで、承認者が不在時でも、スマートフォンからすぐに対応可能であり、スピード感を維持できるでしょう。

[Yoomとは]

kintoneとOutlookの連携フローの作り方

それでは、実際にテンプレートを使用して「kintoneから1クリックで請求書を発行しOutlookで送付する」フローを一緒に作っていきましょう!

今回使用するテンプレートは、下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

はじめる前に

Yoomのアカウントをお持ちでない方は、以下の「Yoomのアカウント発行ページ」からアカウントを発行してください。
Yoomの基本的な操作は、「初めてのYoom」をご確認ください。

Yoomのアカウント発行ページ

初めてのYoom

それでは、始めましょう!

ステップ1:kintoneとOutlookをマイアプリ連携

(1)Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」をクリックしてください。

(2)マイアプリの新規接続一覧の中から、kintoneをクリックします。
(3)kintoneの新規登録画面が出るので、サブドメイン、クライアントID、クライアントシークレットの3箇所を入力し、追加をクリックします。
※サブドメイン、クライアントID、クライアントシークレットの確認方法は下記のサイトをご確認ください。

kintoneマイアプリ登録方法

kintoneのマイアプリ登録ができない主な原因と対応方法について

(4)以下の内容が出るので、確認して問題なければ許可をクリックしましょう。

(5)次はOutlookをマイアプリに登録します。同様にYoomの新規接続一覧の中からOutlookをクリックします。
(6)サインイン画面から、お持ちのアカウントでログインをします。

連携が完了するとYoomのマイアプリにkintoneとOutlookが登録されます。

これでマイアプリ登録が完了しました。
次に、テンプレートを使用してトリガーの設定をしましょう!

ステップ2:Chrome拡張機能トリガー

(1)先程ご紹介した、テンプレートを使用していきます。下のバナーの「試してみる」をクリックします。

アプリトリガーの「レコード詳細ページから起動」をクリックします。

(2)kintoneの「拡張機能で起動するアプリの連携アカウントとアクションを選択」画面から、kintoneと連携するアカウント情報を確認し、拡張機能から起動する際のアクションは「レコード詳細ページから起動」のままで、「次へ」をクリックします。
※Chrome拡張機能を使ったトリガーの設定方法は下記のサイトをご参照ください。

Chrome拡張機能を使ったトリガーの設定方法

(3)「拡張機能で起動するアプリのAPI接続設定」画面から、起動ページのURLサンプルにURLを入力し、「テスト」をクリックします。

エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ3:kintoneからレコードを取得する

(1)次は、kintoneからレコードを取得します。
「レコードを取得する」をクリックします。

(2)「データベースの連携」画面から、kintoneと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、実行アクションは「レコードを取得する」のままで「次へ」をクリックします。
アプリIDは候補から選択します。

入力が完了したら、「次へ」をクリックします。
(3)「データベース操作の詳細設定」画面から、取得したいレコードの条件をアウトプットより選択します。
選択が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ4:特定のレコードのサブテーブルの複数行を取得する

(1)次は、kintoneから特定のレコードのサブテーブルの複数行を取得します。
「特定のレコードのサブテーブルの複数行を取得する(最大500件)」をクリックします。

(2)kintoneの「データベースの連携」画面から、kintoneと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、実行アクションは「特定のレコードのサブテーブルの複数行を取得する(最大500件)」のままにします。
アプリIDとサブテーブル フィールドコードは候補から選択してください。

入力が完了したら、「次へ」をクリックします。
(3)「データベース操作の詳細設定」画面から、①対象のレコードの条件と②取得したいサブテーブルの行の条件をアウトプットから選択します。
選択が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、「保存する」をクリックします。

ステップ5:Google スプレッドシートと連携して書類を発行する

(1)次は、Google スプレッドシートと連携して書類を発行します。
「書類を発行する」をクリックします。

(2)Google スプレッドシートの「書類の連携」画面から、Google スプレッドシートと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認します。
スプレッドシートのファイルIDと格納先のGoogle DriveフォルダIDを候補から選択します。
出力ファイル名はアウトプットから選択します。今回のように日付+企業名+固定文字も可能です。

入力が完了したら、下部にある「次へ」をクリックします。
(3)「置換条件の設定」画面から、下記のサイトの手順に従い雛形書類の作成が完了したら、「置換条件を取得」をクリックしてください。
書類の内容を更新したい場合は、「置換条件を再取得」ボタンを押してください。

「書類を発行する」の設定方法

入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、「保存する」をクリックします。

ステップ6:Outlookと連携してメールを送る

(1)次は、Outlooklと連携してメール送信設定を行います。
「メールを送る」をクリックします。

(2)「メールの設定」画面から、Outlookと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認します。

下へ進み、メール内容を入力します。
入力が完了したら、下部にある「次へ」をクリックします。

(3)「メール送信のテスト」画面から、メールの送信内容を確認し、「テスト」をクリックします。
エラーが発生しなければ、「保存する」をクリックします。

(4)最後に、「トリガーをON」をクリックします。

これで、「kintoneから1クリックで請求書を発行しOutlookで送付する」フローボットの完成です。
Chrome拡張機能を使うと、kintone内から簡単にフローを起動できるので、毎回手動で探す手間が省けて作業が捗りそうですね!

kintoneとOutlookを使ったその他の自動化例

Yoomでは他にもkintoneとOutlookを使った自動化の例がたくさんありますので、いくつかご紹介します。

1.kintoneから1クリックで見積書を発行しOutlookで送付する

このフローを活用することで、kintoneの情報を引用して自動で見積書を作成し、Outlookで送付されます。これにより、見積書の作成から送付までの一連の作業を自動化し、手作業の手間を削減できるでしょう。

2.kintoneから1クリックで定型メールをOutlookで送信する

例えば、打ち合わせのたびに手動でお礼メールを送る際に、このフローを使うことで手間を省くことができるでしょう。他にも、顧客への毎月の連絡など、メール内容は自由に設定することができます。頻繁に顧客へ連絡をされている方におすすめです。

3.Outlookのカレンダーに予定が登録されたらkintoneにレコードを追加する

カレンダーに予定を登録することで、自動的にkintoneに情報が反映できます。このフローを使用することで、Outlookの情報をkintoneに一元化できます。チームメンバーの予定を把握したい方に役立つでしょう。

さらに、kintoneとOutlookを使ったテンプレートを確認したい方は、以下のサイトをご覧ください。

kintoneを使用したフローボットテンプレート一覧

Outlookを使用したフローボットテンプレート一覧

まとめ

kintoneとOutlookの連携は、業務効率や情報管理の向上に大きく貢献しそうですね!
請求書の発行から送付までのプロセスを1クリックで完了できるほか、メール履歴の一元管理や承認プロセスのスピード向上など、多様なシーンで活用できるでしょう。これにより、手作業によるミスを減らし、業務のスピードと正確性を高めることが期待できます。
この連携は、ビジネスのスピード感を保ちながら、業務負担の削減に役立つでしょう。

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