2024/12/24
アプリ同士の連携方法

LINE WORKSとfreee人事労務を連携して、LINE WORKSでメッセージが投稿されたらfreee人事労務で有給申請する方法

m.i
LINE WORKSとfreee人事労務

目次

有給申請する際、一般的には管理者に取得の連絡を行い、勤怠管理システムの入力や紙ベースでの申請が必要です。
しかしLINE WORKSとfreee人事労務を利用している場合、連携することで有給申請が自動化できます。
本記事では、LINE WORKSでメッセージが投稿されたらfreee人事労務で有給申請する方法を解説します。
日常業務でこれらのツールを活用している方にとって、手間を省き、よりスムーズな業務運営をサポートするでしょう。

※従業員ごとにfreeeアカウントと連携やAIによる効率的な情報抽出のため、事前に指定フォーマットで投稿するよう周知してください。

こんな方におすすめ

  • LINE WORKSを日常的な業務連絡ツールとして活用している管理者
  • 従業員の有給申請フローを効率化したい人事担当者
  • リモートワークや出張が多い環境で、柔軟な勤務管理を目指している経営者
  • 有給申請で、手間やコミュニケーションの負担を感じている職場の役職者
  • LINE WORKSとfreee人事労務を連携して業務自動化を検討している企業担当者

LINE WORKSとfreee人事労務の連携メリットと具体例

メリット1: 申請プロセスの効率化

LINE WORKSとfreee人事労務を連携することで、従業員はLINE WORKSを通じて簡単に有給申請できるようになります。
従来の紙やメールを使った手続きが不要になり、申請手順が大幅に簡略化されます。
例えば、従業員がLINE WORKS上に所定の形式で有給申請を送信すると、その内容が自動的にfreee人事労務に登録され、管理者に承認依頼が送信されます。
これにより、手動入力の手間が省け、有給申請にかかる時間を短縮できるでしょう。

メリット2: 柔軟な勤務環境の実現

リモートワークや現場作業が多い従業員でも、このフローを使えば簡単に有給申請が可能となります。
物理的な制約が多かった従来の申請方法に比べ、LINE WORKSとfreee人事労務の連携により、どこにいても申請が完了します。
例えば、出張中でもLINE WORKSで申請内容を送信すると自動でfreee人事労務へ反映されるので、出社の必要なく承認を待つだけとなります。
どこからでもアクセス可能な申請システムが実現し、従業員の利便性も向上するでしょう。

メリット3: 申請手続きの簡略化

LINE WORKSを利用した申請システムにより、有給申請に伴う不要なやり取りが削減されます。
従来の申請プロセスでは、基本的な質問が頻発し、管理者と従業員双方に負担がかかることがありました。
しかし、このフローを活用することで、メッセージを送信するだけで、メッセージから申請内容を抽出し、承認待ちまで進めます。
これにより、従業員は複雑な手続きに迷うことがなくなり、管理者も個別の質問対応に時間を取られることもなくなるでしょう。

それではここからノーコードツールYoomを使って、LINE WORKSでメッセージが投稿されたらfreee人事労務で有給申請する方法をご説明します。

[Yoomとは]

LINE WORKSでメッセージが投稿されたらfreee人事労務で有給申請する方法

LINE WORKSのAPIを利用して投稿されたメッセージを受け取り、Yoomが提供するAIオペレーションを活用してそこから必要項目を抽出します。
そしてfreee人事労務の提供するAPIを用いて、抽出結果を利用し有給申請をすることで実現できます。

一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は、以下のプロセスです。
一緒に設定していきましょう!

  • LINE WORKSとfreee人事労務をマイアプリ連携する。
  • テンプレートをコピーする。
  • フロー起点のLINE WORKSのトリガー設定と、その後のfreee人事労務のオペレーション設定を行う。
  • トリガーボタンをONにして、LINE WORKSとfreee人事労務の連携フローの動作確認をする。

ステップ1:マイアプリ連携

マイアプリ連携を先にしておくと、後の設定がスムーズに進みます。
まず、ご利用中のLINE WORKSとYoomを連携していきます。
Yoomページの左側からマイアプリ→新規接続を選択します。

LINE WORKSと検索します。
こちらを参考に、必須項目を設定してください。

続いてfreee人事労務と検索し、freee IDでログインします。

LINE WORKSとfreee人事労務がマイアプリに連携されていればOKです。

ステップ2:トリガーやアクションを設定

テンプレートページを開き、『このテンプレートを試してみる』をクリックしましょう。

Yoomをお使いの方はログインして、初めての方は会員登録をお願いします。
そのまま進むと、ワークスペースに自動的にテンプレートがコピーされています。
テンプレート名は、必要に応じて変更してください。
左側のマイプロジェクトをクリックすると先ほどコピーしたテンプレートが表示されます。
右側の三点リーダー(...)をクリックし、編集するを選択しましょう。

それでは、アプリトリガーを設定していきます。
トークルームにメッセージが送信されたら」を選択します。
アカウント情報を確認し、次に進みます。
Webhookを設定しましょう。

上記のWebhookURLを、下記のCallback URLに追加してください。

Webhookの設定ができたら、LINE WORKSでBotとのトークを作成しましょう。
テストトークを送信します。
後ほどこちらを利用してテキスト抽出を行うので、形式は変更しません。

※全休・午前休・午後休の場合→取得開始・終了時間は空欄
  半休・時間休の場合のみ、時間を入力してください。

フローボットの設定に戻り、テストを行います。
下記のアウトプットに、トークの内容が反映したら保存します。

続いて「コマンドオペレーション」をクリックします。
送信元メンバーアカウントを入れることで、特定の従業員だけの投稿を検知して、有給申請を作成できるようになります。
このフローでは、有給申請を行う従業員のLINE WORKSの送信元メンバーアカウントを設定してください。 

※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっています。
その他のプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。

続いて「テキストからデータを抽出する」をクリックします。
こちらもデフォルトで変換タイプが設定されているので、次に進みます。
このままテストを行いましょう。

以下のようにアウトプットに反映したら保存します。


続いて「 有給申請を作成」を選択します。
アカウント情報を確認し、次に進みます。
必須項目をアウトプットから選択していきます。

今回は半休なので、時間も設定します。

申請理由も選択しましょう。

申請経路IDを選択したらテストし、保存します。

freee人事労務側を確認してみましょう。

無事に申請されていますね。
ここまでお疲れ様でした。
プログラミングに詳しくない私でも、簡単に進めることができました。

今回使用したフローボットはこちら↓

LINE WORKS・freee人事労務を使ったその他の自動化例

その他にも、YoomにはLINE WORKSとfreee人事労務を使ったテンプレートがあるので、いくつかご紹介します!

1.LINE WORKSでメッセージが投稿されたらfreee人事労務で残業申請するフローです。

今回のフローの残業申請版になります。
フォーマットに沿って投稿するだけで残業申請ができ、メンバーへの連絡も兼ねられて便利です。

2.LINE WORKSの勤怠botに投稿したらfreee人事労務に出退勤打刻するフローです。

1つのフローで出退勤打刻が自動化できます。
挨拶と打刻を別々に行わなくて済むため、手間が省けます。

3.freee人事労務で前日の勤怠漏れを検知してLINE WORKSに通知するフローです。

打刻漏れがある場合のみ通知してくれます。
勤怠締め日に修正を慌てて行う必要がなくなりますね。

まとめ

今回は「LINE WORKSでメッセージが投稿されたらfreee人事労務で有給申請する」フローボットを紹介しました。
LINE WORKSとfreee人事労務の連携により、有給申請のプロセスが効率化され、従業員と管理者の負担が軽減されるでしょう。
リモートワークや出張が多い環境でも、場所を問わず簡単に申請できるため、柔軟な勤務管理の実現が期待できます。
結果として、業務の効率化が進み、企業全体の生産性が向上するでしょう。

ぜひ本記事の手順を参考に、LINE WORKSとfreee人事労務の連携を試してみてください。

この記事を書いた人
m.i
新卒から3年ほど金融関係の仕事を経験してきました。 業界柄、手動で行う作業がとても多く、自動化したらもっと他の仕事ができるのになと思っていた時にYoomに出会いました。 ブログ執筆しながらYoomの便利さに日々感動しています。 分かりやすい構成を心がけています。
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