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Miroは、リモートチームのコラボレーションを強化するためのオンラインホワイトボードツールです。リアルタイムでアイデアを視覚化しながら、チーム全体で効率的に議論を進めることができます。
しかし、LINE WORKSでのやりとりが多い場合、Miroに反映するための作業が増えてしまい、負担が大きくなるのではないでしょうか。
本記事では、LINE WORKSとMiroを連携する際のメリットや、設定方法について解説します。
今回紹介する内容は以下のような方々におすすめです!
LINE WORKSで交わされた議論の内容をMiroボードに手動で転記する場合、転記作業を繰り返す必要があり、ヒューマンエラーが発生するリスクは避けられません。
例えば、マーケティング部門の担当者がLINE WORKS上で共有した「今週のキャンペーン目標」や「施策の進捗状況」を手動でMiroに転記する場合、内容を誤って記録する可能性があります。
特に、タスクが集中する月末や他部門とのやりとりが頻繁な時期には、人的なミスが起こりやすくなります。
自動化を活用することで、メッセージが自動でMiroに反映されるため、手作業に伴う誤りを減らし、情報の一貫性を保つ助けとなります。
また、正確なデータを基にした意思決定が可能となり、情報共有がより円滑に進むでしょう。
LINE WORKSの分散している情報をMiroに集約する作業には、通常、情報を個別に確認し、手動で入力や転記を行う手間がかかります。
このプロセスは、情報源の数が増えるほど担当者にとって負担が大きくなり、業務時間を圧迫する要因となり得ます。
自動化を活用することで、LINE WORKSで投稿された情報が自動的にMiroボードへ反映されるため、担当者はトークルームやノートを個別に確認する必要がなくなります。
さらに、複数のトークルームで共有されたアイデアが、自動的にMiroのボードに反映されるため、効率的に情報を管理できるようになるかもしれません。
結果として、担当者は煩雑な作業に追われることなく、本来注力すべき業務に集中できるようになるでしょう。
LINE WORKSで投稿されたメッセージが即座にMiroに反映されるため、チーム全体での情報共有がスムーズになります。
例えば、マーケティングチームがLINE WORKSのグループでキャンペーン案のブレストを行ったとします。
従来は、各自が発言内容をMiroに転記する必要がありましたが、自動連携によってアイデアやフィードバックが自動でMiroボードへ反映されます。
これにより、企画担当者はもちろん、他の部署も、最新の議論の流れや提案内容を視覚的に把握できます。
さらに、情報伝達の遅延による認識の齟齬を防ぎ、具体的な改善点や次のアクションもスムーズに議論できるようになるでしょう。
結果として、チーム全体のコミュニケーションの質の向上が期待できます。
本記事ではYoomを使って連携を進めていきます。
まだ利用したことがない方は、初めてのYoomをぜひご覧ください。
それではここからノーコードツールYoomを使って、【LINE WORKSでメッセージが投稿されたらMiroに追加する】方法を説明します。
[Yoomとは]
LINE WORKSでメッセージが投稿されたことをLINE WORKSのAPIを利用して受け取り、Miroの提供するAPIを用いてMiroの指定のボードにLINE WORKSに投稿されたメッセージを追加することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
連携フローは、大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。
まず、Yoomのアカウントにログインします。
アカウントをお持ちでない場合は、まずYoomのアカウント発行ページにてアカウントを作成してください。
1.マイアプリをクリックした後、新規接続をクリックします。

2.入力欄からアプリ名で検索できます。
今回はLINE WORKSとMiroをそれぞれ検索して、登録していきます。

まず、LINE WORKSから登録していきましょう。
1.以下の画面が出てきます。
クライアントID、クライアントシークレット、スコープを入力してください。
なお、LINE WORKSの詳しいマイアプリ登録の方法はこちらを参照してください。
LINE WORKSのマイアプリ登録がうまくいかない場合は、以下のリンク先を参照してください。
LINE WORKS(API2.0)のマイアプリ登録がうまく行えない場合の確認事項
設定が終わったら「追加」をクリックします。

なお、LINE WORKS(API2.0)のCallback設定方法については、こちらを参照してください。
Miroも同じように検索して、アイコンをクリックします。
1.以下の画面が出てきます。
連携したいアカウントに合わせてログインしてください。
今回はGoogleアカウントでログインする方法を紹介します。
赤枠をクリックしてください。

2.連携したいアカウントを選択してください。

3.内容を確認し、「次へ」をクリックしてください。

4.チームを選択したら、内容を確認して、「次へ」をクリックしてください。

以上で、LINE WORKSとMiroのマイアプリ登録は終了です。
マイアプリ登録が成功すると、以下の画面が表示されます。
マイアプリの画面にLINE WORKSとMiroのアイコンが表示されているか確認してください。

その他、Yoomについての詳しい情報は、Yoomヘルプセンターをご確認ください。
以下のリンクから「試してみる」をクリックしてください。
以下の表示が出たら、テンプレートのコピーが成功です。

1.まず、一番上の「トークルームにメッセージが送信されたら」をクリックします。

2.タイトルは自由に設定してください。
LINE WORKSと連携するアカウント情報を入力します。
トリガーは「トークルームにメッセージが送信されたら」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3.WebhookURLをコピーし、管理画面で設定を行ってください。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

1.フローに戻ります。最後に、「ボードに付箋を作成」のアイコンをクリックしてください。

2.Miroと連携するアカウント情報を入力します。
アクションは、「ボードに付箋を作成」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3.各項目を設定していきます。
ボードIDは必須項目なので、必ず設定してください。
編集欄をクリックすると先ほど取得したアウトプットが表示されます。
以下のように設定すると、付箋の文章をLINE WORKSのアウトプットから選択することができます。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

4.これで、【LINE WORKSでメッセージが投稿されたらMiroに追加する】というフローが完成しました。
設定が完了すると、以下のような画面が表示されます。
「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが起動します。

Yoomならノーコードで簡単に設定ができます。
以下のリンクから、この便利なフローをお試しください。
他にもMiroを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1.Slackでメッセージが投稿されたらMiroに追加するフローです。
このテンプレートを活用することで、SlackのメッセージをもとにMiroで自動的に付箋を作成できます。
これにより、重要な会話やアイデアを一つの場所に集約し、チーム内の情報共有がスムーズになるでしょう。
2.Googleスプレッドシートで行が追加されたらMiroでボードを作成するフローです。
このテンプレートを活用することで、Google スプレッドシートで行の追加をした際に、Miroでボードを自動作成できます。
Google スプレッドシートでタスクやプロジェクト情報を管理している場合、手動でボードを作成する手間を省き、業務効率化が期待できます。
3.Zoomで企業とのミーティングが終了したら、Miroに新たにボードを作成するフローです。
このテンプレートを活用することで、ミーティング内容をスムーズに形にし、統一感を持たせたい場合に適しています。
さらに、プロジェクト管理やタスクの優先順位づけにも役立つ可能性があります。
LINE WORKSとMiroを連携することで、LINE WORKSでメッセージが投稿された際、Miroで自動で追加できるようになりました。
これにより、会話やアイデアの履歴を一か所で管理でき、チームの情報共有をスムーズに進めやすくなるでしょう。
初めて業務の自動化に取り組む方におすすめしたいのがYoomです。プログラミングの知識がなくても、直感的な操作で業務の自動化を始められます。
テンプレートが豊富なので、難しい設定は不要です。
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