Microsoft Copilotで議事録作成!SmartとThink Deeperモードの使い分けと活用術
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Microsoft Copilotで議事録作成!SmartとThink Deeperモードの使い分けと活用術
自動化のアイデア

2026-01-15

Microsoft Copilotで議事録作成!SmartとThink Deeperモードの使い分けと活用術

Suguru Nakazawa
Suguru Nakazawa

  「会議が終わった後の議事録作成だけで、気づけば30分以上経っていた」

「発言のニュアンスを思い出すために録画を見返して、結局残業になってしまった」

日々の業務で、このような経験はないでしょうか。
特に週に何本も会議があるマネージャーやプロジェクトリーダーにとって、議事録作成は「重要だが時間を奪われる」悩ましいタスクです。

そこで注目されているのが、生成AIの導入です。
生成AIの中でもMicrosoft Copilotは、Microsoft製品との親和性が高く、会議の文脈を理解して決定事項やタスクを自動で抽出できる点が特徴です。

本記事では、Microsoft Copilotが、実際の議事録作成でどの程度使えるのかを検証していきます。
また、他の生成AIとも比較を行い、議事録作成においてMicrosoft Copilotが優れている点も明らかにするので、ぜひ参考にしてみてください。

✍️そもそもMicrosoft Copilotとは

本記事の想定読者

この記事は、主に以下のような方におすすめです。

  • 日々の会議議事録作成に追われ、本来の業務時間を圧迫されているチームリーダーやマネージャーの方
  • 議事録作成におけるMicrosoft Copilotの性能を知りたい方
  • 会議の文字起こしデータからMicrosoft Copilotで議事録を作成してみたい方

Microsoft Copilotでできる議事録の作成方法

Microsoft Copilotは、OpenAI社の大規模言語モデル(LLM)を組み込んだ、Microsoftの業務支援AIツールです。

ChatGPTのようなチャット形式での利用をはじめ、Word、Excel、PowerPoint、TeamsといったMicrosoft製品内でも利用できます。
ここでは、Microsoft Copilotでできる議事録の作成方法を一覧でご紹介します。

Teams会議
Teamsで会議を行うと、文字起こしを行いながら同じ画面内でCopilotが議事録を作成できます。
わざわざTeamsとMicrosoft Copilotを別々に起動する手間がなくなるため、スムーズに議事録を作成できます。
Microsoft製品同士の相性が良いため、最も利用される議事録作成のパターンです。

その他の会議ツールや手書きの文章
その他の会議ツールを利用している場合、会議データを文字起こしする必要があります。
Microsoft Copilotは、音声ファイルに対応していない点には注意が必要です。(2026年1月14日時点)
また、手書きの文章から議事録を作成する場合は、PDFや画像ファイルに変換する必要があります。
テキストファイルや画像ファイルに変換すると、Microsoft Copilotはデータを読み込んで議事録の作成が可能になります。

🤔Microsoft Copilotで実際に議事録を作成してみた!

ここからは、実際に会議の文字起こしデータを使用し、Microsoft Copilotがどの程度実務に耐えうるのかを検証していきます。

検証条件

まずは、Microsoft Copilotの無料プランで利用できる、以下の2つのモードを使用して比較を行います。

  • Smartモード:日常的なタスクや検索に適した標準モード
  • Think Deeperモード:より複雑な推論や分析を行う新機能

続いて、Microsoft Copilotと他の生成AIの性能を比較するため、同じ条件でGeminiとChatGPTとの比較を行います。

  • Gemini:無料プラン(Gemini 3 Proモデル)
  • ChatGPT:無料プラン

文字起こしデータとして、新商品の企画会議を想定して作成したテキストファイルを添付します。

会議での決定事項とタスクは以下になります。

【決定事項】

  1. 自作持ち込みモデルを優先(BYOM)
  2. ターゲットデバイスは「NVIDIA Jetson系」に絞る
  3. 4月に「Core版(CLIのみ)」を出して、7月に「Pro版(GUI付き)」を出す
  4. プライシングは「リクエスト数ベースの段階課金」
  5. 通信プロトコルはHTTPS(WebSocket併用)を第一候補
  6. 認証方式:デフォルトはAPIキー+IP制限、エンタープライズプランのみ証明書対応
  7. 「オフライン時の挙動」:「データはとりあえず受け取って、信頼できないデータフラグを立てて保存する」

【タスク

検証内容とポイント一覧

具体的な検証内容は以下の通りです。
ウェブ会議の文字起こしデータ(テキストファイル)を添付し、重要な決定事項とタスクの抽出を行います。

【検証内容】

議事録からの「決定事項」と「タスク」の抽出

【検証ポイント】

  • 決定事項の網羅性:会議で決まったことが漏れなくリストアップされているか
  • タスクの抽出精度:担当者や期限が正確か、文脈から判断が必要なタスクを拾えるか
  • 指示の順守:リスト形式や表形式の指示、期限が明言されていないタスクの期日を「未定」と記載するように求めた指示が守られているか

検証方法

以下の手順で、各生成AIの検証を行いました。

【Microsoft Copilot】

1.ファイルを添付

チャット画面を開いたら「+」マークをクリックし、「画像またはファイルを追加」から文字起こしデータのテキストファイルを添付します。

2.プロンプトを入力して送信

以下のプロンプトを入力して送信しました。

【検証プロンプト】

添付した文字起こしデータから、ウェブ会議内で以下の内容を抽出して議事録を作成してください。
①会議で決定した内容(リスト形式でまとめる)
②発生したタスクのタスク名、期限、担当者(表形式でまとめる)
※タスクに期限がない場合は、「未定」と記載してください。

【Gemini】
1.ファイルを追加

チャット画面を開いたら「+」マークから「ファイルをアップロード」をクリックし、テキストファイルを添付します。

2.プロンプトを入力して送信

Microsoft Copilotと同じプロンプトを入力して送信しました。

【ChatGPT】

1.ファイルを添付

チャット画面を開いたら「+」マークをクリックし、「写真とファイルを追加」からテキストファイルを添付します。

2.プロンプトを入力して送信

これまでと同様にプロンプトを入力して送信します。

✅検証結果1:SmartモードとThink Deeperモードの比較

まずは、Microsoft Copilot内でのモード比較(Smart vs Think Deeper)の結果を見ていきます。
それぞれの出力結果は以下になりました。

出力結果

【Smartモード】

【Think Deeperモード】

検証結果(Smart vs Think Deeper)

それぞれのモードで作成された議事録を、以下のポイントで比較してまとめます。

  1. 決定事項の網羅性:会議で決まったことが漏れなくリストアップされているか
  2. タスクの抽出精度:担当者や期限が正確か、文脈から判断が必要なタスクを拾えるか
  3. 指示の順守:リスト形式や表形式の指示、期限が明言されていないタスクの期日を「未定」と記載するように求めた指示が守られているか 

決定事項の抽出は両者優秀だが、Smartモードの「見やすさ」が光る

議事録作成において最も重要な「決定事項の抽出」に関しては、両モードともに抜け漏れがなく、安心して任せられるレベルです。
特筆すべきはSmartモードの構成力です。
単に決定事項を羅列するだけでなく、内容に応じて自動的にカテゴリ分けをして出力しました。
あとから人が読み返す際、パッと見て内容が入ってくるのはSmartモードです。
一方、Think Deeperモードは一覧での出力となったため、可読性を高めるにはプロンプトでの詳細な指示が必要です。

タスク抽出の精度は「Think Deeperモード」に軍配

タスク管理の面では、文脈理解力に優れたThink Deeperモードが優勢です。
Smartモードは「誰が・いつまでに・何をする」が明言されているタスクに関しては完璧ですが、文脈から読み取る必要がある曖昧なタスクは見落とす傾向があります。
Think Deeperモードは、期限が不明瞭なタスクでも文脈を理解して抽出できていました。
ただし、それでも完璧には抽出できておらず、漏れは発生します。
AIにタスクを正確に認識させるためには、会議の終わりに「誰が何をやるか」を復唱する時間を設ける運用上の工夫が不可欠です。

指示順守を超えた「推論力」を見せたThink Deeper

プロンプトへの忠実度は両者ともに問題ありませんが、Think Deeperモードは「人間のような思考」を見せました。
Smartモードが期限不明のタスクを抽出自体できなかったのに対し、Think Deeperモードは指示通り「未定」と記載して出力しました。
さらに驚くべきは、「来週の会議時間を30分延長する」というタスクに対し、具体的な期限は未定ながらも「次回の会議日時」を期限として設定する機転を利かせた点です。
行間を読み、最適な答えを導き出す能力は、Think Deeperモードが圧倒的に高いと言えます。

✅検証結果2:Microsoft Copilot・Gemini・ChatGPTの比較

次に、他の主要な生成AI(Gemini、ChatGPT)とMicrosoft Copilotを比較しました。
GeminiとChatGPTの出力は以下になります。

出力結果

【Gemini】

【ChatGPT】

検証結果

検証ポイントごとに出力結果を比較すると以下になります。

  • 見やすい議事録作成ならMicrosoft Copilot一択

    決定事項の抽出能力自体に、AIごとの大きな差はありません。
    今回のような1万文字を超える程度のデータであれば、どのAIも正確に要点を抽出します。
    しかし、出力結果の「見やすさ」においては、Smartモードで唯一カテゴリ分けを行ったMicrosoft Copilotが最も優れています。
    ChatGPT(無料版)と比較しても、Microsoft Copilotの方がビジネス文書としてそのまま使える形式で出力されるため、編集の手間が大幅に削減できます。
  • 複雑な文脈理解とタスク抽出はCopilotがリード

    タスク抽出の精度比較では、Microsoft Copilot(特にThink Deeperモード)が最も優秀な結果となりました。
    ChatGPTやGeminiは、会議内で明確に振り返りが行われたタスクは拾えますが、会話の流れの中に埋もれたタスクの抽出には苦戦しています。
    無料プランでこれだけの文脈理解と抽出精度を出せる点は、Microsoft Copilotの大きな強みです。
    ただし、どのAIを使う場合でも、やはり「人間によるダブルチェック」は必須と言えます。
  • ファクトチェックのしやすさは「Gemini」が圧倒的

    運用面で一つ見逃せないのが、「情報の裏付け(ファクトチェック)」のしやすさです。
    Microsoft CopilotやChatGPTは抽出結果のみを表示するため、元データのどこを参照したかを探す手間が発生します。
    対してGeminiは、抽出した決定事項やタスクに対し、文字起こしデータの「参照リンク」を付与します。
    クリック一つで発言箇所に飛べるため、確認作業の効率はGeminiが群を抜いています。
    この「気遣い」は、正確性が求められる議事録作成において強力な武器となるため、ファクトチェックの容易さではMicrosoft CopilotよりもGeminiが優位です。

🖊️検証結果まとめ

今回の検証を通してわかった、Microsoft Copilotおよび各AIの特徴をまとめます。

結論として、「Microsoft Copilotは見やすく精度の高い議事録を瞬時に作成できるが、完璧ではない」と言えます。
特にSmartモードは、整ったフォーマットで出力してくれるため、議事録作成の初稿づくりとして非常に優秀です。
しかし、議事録は作成して終わりではありません。
作成した議事録をチームに共有し、タスクを管理ツールに登録し、ネクストアクションに繋げてこそ意味があります。

「議事録作成後のフローも自動化したい」

そう考える方におすすめなのが、「Yoom」です。

Yoomでできること

Yoomを使うことで、Microsoft Copilotで作成した議事録をNotionなどに記録すれば、自動でMicrosoft TeamsやGmailなどに通知を送るワークフローを構築できます。


Notionでページの作成・更新がされたら、Gmailでメールを送付するフローです。

Notionデータベースに登録された議事録の内容を要約してMicrosoft Teamsに通知するフローです。
ノーコードで簡単に設定できるため、業務の効率化をすぐに図れます。

気になる方は、ぜひ試してみてくださいね。
[Yoomとは]
【出典】

Microsoft Copilot/Microsoft Copilotでのファイルのアップロード/Gemini プラン/Gemini モデル/ChatGPT 料金・プラン 

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この記事を書いた人
Suguru Nakazawa
Suguru Nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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