Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2024/07/23

フォームの回答をGoogle スプレッドシートとMicrosoft Excelに追加する方法

a.fukuyama

データの管理や共有に、Google スプレッドシートとMicrosoft Excelを併用する企業は多いのではないでしょうか?
しかし併用すると、それぞれのツールにデータを入力する作業が発生し、時間がかかるうえに入力ミスのリスクも伴います。
また、データを更新する場合、情報の一貫性を保つことが難しく、確認作業の負担も大きいですよね。
こうした課題は、両ツールの連携が解決策の一つです。

そこで本記事では、フォームの回答をGoogle スプレッドシートとMicrosoft Excelに自動で追加する方法を紹介します。
ノーコードで導入でき、作業時間の短縮やミスの削減、スムーズな情報共有が実現するはずです!

こんな方におすすめ

  • Google スプレッドシートとMicrosoft Excelでの業務効率化を考えている方。
  • Google スプレッドシートとMicrosoft Excelでデータを管理している方。
  • Google スプレッドシートとMicrosoft Excelでのデータ整合性を高めたい方。

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートの連携フローの作り方

それではYoomを利用して、ノーコードでMicrosoft ExcelとGoogle スプレッドシートを連携してみましょう!
「フォームに回答があったら、Google スプレッドシートに追加し、Microsoft Excelのシートにも追加する」というテンプレートを使ってフローボットを作成します。
今回は、製品購入のためフォームに回答がくることを想定し、フォームに回答が送信されたら起動する設定にします。
フォームの回答をMicrosoft ExcelとGoogle スプレッドシートに自動登録してくれるので、手入力が不要になり作業時間を大幅に削減できますね!

事前準備

Yoomへログイン
登録したYoomのアカウントにログインします。

Microsoft Excelのファイル作成

1.OneDrive上に、Excelファイルを作成します。

2.任意のファイル名をし、回答フォームに合わせた項目名を入力します。
今回は7つの項目「会社名・氏名、連絡方法、連絡先、購入希望製品、数量、希望納期、備考欄」を入力しました。

Google スプレッドシートのファイル作成

1.Googleドライブ上に、Google スプレッドシートファイルを作成します。

2.任意のファイル名をし、回答フォームに合わせた項目名を入力します。
今回は7つの項目「会社名・氏名、連絡方法、連絡先、購入希望製品、数量、希望納期、備考欄」を入力しました。

フローボットの作成手順

アプリ連携

1.Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートのアプリ連携を行います。マイアプリの「新規接続」からアプリを選択します。

2.使用するアカウントでログインします。

・Microsoft Excelは下のログイン画面が表示されるので、使用するアカウントでログインしてください。
※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

・Google スプレッドシートは下の画面で任意のアカウントを選択し、ログイン→追加アクセスを続行してください。

3.連携できたら、マイアプリにアイコンが表示されます。

プロジェクトとフローボットの新規作成

1.ロジェクト一覧の+ボタンからプロジェクトを新規作成できます。任意のプロジェクト名を入力し保存します。

2.「フローボット」の「+新規作成」をクリックし、「テンプレートギャラリーから作成」を選択します。

3.検索欄にテンプレート名を入力し、「テンプレートを作成」をクリックします。

フローボットの新規作成までできました!

ここからフローボットの中身の設定をはじめます。

※下記から、本記事で紹介するフローボットのテンプレートをコピーすることもできます。

トリガーの設定

1.任意のタイトルと説明文を入力したら、トリガー「フォームに情報を送信したとき」を選択します。

2.フォームを作成ページでは、「+質問を追加」から質問を追加し、回答欄を作成します。
今回は回答欄は、プルダウンから以下の通り設定しました。

・会社名・氏名:「テキスト」を選択
・連絡方法:「プルダウン(手動で設定)」を選択、選択肢に「電話、メールアドレス」を入力
・連絡先:「テキスト」を選択
・購入希望製品:「プルダウン(手動で設定)」を選択、選択肢に「パソコン、マウス、キーボード」を入力
・数量:「プルダウン(手動で設定)」を選択、選択肢に「1、2、3、4、5」を入力
・希望納期:「日付」を選択
・備考欄:「長文テキスト」を選択

次へ進みます。

3.フォームの表示確認と詳細設定ページでは、下画像のように入力フォーム回答のサンプル値(任意)を入力します。

4.保存します。

Google スプレッドシートの設定

1.+ボタンをクリックし、「データベースを操作する」から「Google スプレッドシート」を選択します。

2.データベースの連携ページでは、任意のタイトルを入力し実行アクションに「レコードを追加する」を選択します。
続いて、以下の通り設定します。

・スプレッドシートID:欄をクリックし、事前準備で作成したスプレッドシートのファイル名を選択
・スプレッドシートのタブ名:欄をクリックし、任意のタブ名を選択
・テーブル範囲:任意のテーブル値を入力

次へ進みます。

3.データベース操作の詳細設定ページでは、各項目の欄をクリックし、トリガーから対応する項目を選択します。

・会社名・氏名:「会社名・氏名」
・連絡方法:「連絡方法」
・連絡先:「連絡先」
・購入希望製品:「購入希望製品」
・数量:「数量」
・希望納期:「希望納期」
・備考欄:「備考欄」

4.テストを実行します。テスト成功の文字が確認できたら保存します。

Microsoft Excelの設定

1.+ボタンをクリックし、「データベースを操作する」から「Microsoft Excel」を選択します。

2.データベースの連携ページでは、任意のタイトルを入力し、実行アクションに「レコードを追加する」を選択します。
続いて、以下の設定を行います。

・ファイルの保存場所:プルダウンから「OneDrive」を選択
・ドライブID:欄をクリックし、Excelファイルを格納しているOneDriveを選択
・ファイル名(任意):事前準備で作成したExcelのファイル名を入力
・アイテムID:欄をクリックし、Excelのファイル名を選択
・シート名:欄をクリックし、任意のシート名を選択
・テーブル範囲:任意のテーブル範囲を入力
※データベースの連携に関する設定の詳細は、こちらも確認してみてください。

次へ進みます。

3.データベース操作の詳細設定ページでは、各項目の欄をクリックし、トリガーから対応する項目を選択します。

・会社名・氏名:「会社名・氏名」
・連絡方法:「連絡方法」
・連絡先:「連絡先」
・購入希望製品:「購入希望製品」
・数量:「数量」
・希望納期:「希望納期」
・備考欄:「備考欄」

4.テストを実行します。テスト成功の文字が確認できたら保存します。

フローボットが完成しました!

お疲れ様でした。

Google スプレッドシートやMicrosoft Excelを使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもGoogle スプレッドシートやMicrosoft ExcelのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

Google スプレッドシートとMicrosoft Excelを連携した自動化例

Googleフォームに回答があったら、Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートにレコードを登録する連携もあります。
他にも、Google スプレッドシートでデータが追加・更新されたらMicrosoft Excelに自動で反映する連携も可能です。

Google スプレッドシートを活用した自動化例

Google スプレッドシートで行が追加されたらチャットツールに通知する

Google スプレッドシートで行が追加されたことをSlackやChatworkなどに自動で通知します。

データベースに登録された内容をGoogle スプレッドシートに追加する

kintoneやSalesforceなどに登録した内容をGoogle スプレッドシートに自動で追加します。

Google スプレッドシートの情報をもとに書類を発行する

Google スプレッドシートに登録された内容をもとに、freee請求書やGoogleドキュメントなどで書類を自動作成します。

Microsoft Excelを活用した自動化例

メールで受け取ったアンケート結果をMicrosoft Excelに登録する

GmailやOutlookで受け取ったアンケート結果をMicrosoft Excelに自動で登録します。

ワークフローが承認されたらMicrosoft Excelにレコードを登録する

Garoonやジョブカン経費精算・ワークフローなどで申請が承認されたらMicrosoft Excelにレコードを自動で追加します。

人事管理アプリに従業員情報が登録されたらMicrosoft Excelに追加する

freee人事労務やSmartHRなどに従業員情報が登録されたらMicrosoft Excelに自動で追加します。

Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートの連携によるメリット

1.データの自動同期

Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートを連携させることで、データの自動同期が可能です。
Microsoft Excelに入力されたデータが、Google スプレッドシートに自動的に反映される設定をすると、手動のデータ移行作業が不要になります。
特に、定期的にデータを更新する必要がある場合や、大量のデータを扱う場合に、作業時間の節約になります。
手入力による入力ミスを防止することもできますね!

2.チーム間の共同編集

Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートの連携によって、チーム間の共同編集ができます。
Google スプレッドシートは複数人による同時編集ができ、異なる場所で作業しているメンバーが同時にデータを入力、修正、確認することができます。
特に、オンラインで業務をしている場合、チーム全員がリアルタイムで同時編集ができると、チーム全体の生産性が向上しますね。

3.データの一元管理と簡単な共有

Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートを連携させることで、データの一元管理と簡単な共有が実現します。
例えば、Google Driveに保存されたGoogle スプレッドシートにアクセスすると、いつでもどこでも最新のデータにアクセスできます。
また、共有リンクを使えば、メールやチャットで簡単にデータを共有できるため、情報の伝達のスピードアップが期待できます。

まとめ

今回は、「フォームに回答があったら、Google スプレッドシートに追加し、Microsoft Excelのシートにも追加する」フローをご紹介しました。
Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートを連携することで、フォーム集計の負担を削減し共有漏れや入力ミスを防ぐことができます。
さらに、Yoomの他の機能と組み合わせると、文書の作成やチャットツールへの通知等できることの幅が広がります。

ぜひYoomの色々な機能を試してみてください!

この記事を書いた人
a.fukuyama
今年の3月末まで会社員でした! 現在は、Yoomの一員としてブログ執筆をしています。
タグ
自動化
連携
Microsoft Excel
Google スプレッドシート
自動
アプリ連携
No items found.
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る