2024/10/07
アプリ同士の連携方法

【マネーフォワード ケッサイ×サスケ】与信枠審査結果を顧客情報に自動同期する方法

e.koyama

目次

営業活動において、スピード感やタイミングは重要です。競合他社が先に顧客のニーズに応えてしまったり、商談のタイミングを逸してしまったりすることで、貴重な取引の機会を逃すことがあります。せっかく商談が順調に進んでも、社内の承認プロセスが長引いてしまえば、取引開始に至らないという事態にもつながりかねません。このような課題を解決するには、業務プロセスの効率化が不可欠です。

本記事では、マネーフォワード ケッサイの与信枠審査が完了した際に、サスケの顧客情報を自動で更新する方法を紹介します。この自動化により、審査結果を迅速かつ正確に顧客情報に反映できます。ぜひこの連携方法を試して、取引のスムーズな開始につなげましょう。

マネーフォワード ケッサイとサスケを連携するメリット

ヒューマンエラーの削減

連携することで、マネーフォワード ケッサイの情報をサスケに自動で反映できるため、データ入力や確認作業の人為的なミスを減少させることができます。与信枠審査の結果について、対象顧客や結果の詳細を間違えずにサスケの顧客情報に取り込めれば、営業チーム全体が取引先の情報を正しく把握できます。

誤った情報を基に取引が始まれば、途中で販売数に制限をかける必要が出る可能性もあり、顧客との間でトラブルが発生しかねません。与信枠を適正に管理することで、取引先との信頼関係の維持や、企業のリスク管理の強化が期待できます。これにより、財務や営業の担当者は安心して業務を進められるでしょう。

リアルタイムの情報更新

連携によって、マネーフォワード ケッサイの与信枠審査の完了後、即座にサスケの顧客情報を自動で更新できます。これにより、最新の情報を基にした迅速な意思決定が可能になり、営業担当者は取引開始に向けた調整を即時に開始できます。マネーフォワード ケッサイの画面や審査結果のメールを頻繁にチェックしなくても、サスケを見るだけで常に最新の顧客情報を基にした戦略を立てられます。

[Yoomとは]

マネーフォワード ケッサイとサスケの連携フローの作り方

それでは、マネーフォワード ケッサイとサスケの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「マネーフォワード ケッサイで与信枠審査が完了したらサスケを更新する」業務フローの作成手順を紹介します。

はじめる前に

1. Yoomにログインしてください。

2. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1: マネーフォワード ケッサイとサスケのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、マネーフォワード ケッサイとサスケをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※マネーフォワード ケッサイの連携に必要なAPIキーは、右記の公式サポートセンターの記事を参考に発行してください。【APIキーの発行手順】
 ※サスケのAPIキーの確認やAPIアクセストークンの設定は、管理画面の左メニューから「Option API」を選択して行ってください。

次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: マネーフォワード ケッサイの与信枠審査の完了時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:与信枠審査が完了したら」をクリックします。

3. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
 指示手順と注意事項を参考に、与信枠審査の完了時に起動するよう設定してください。
 ※参考:Webhookの設定方法(公式サポートセンター記事)

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ3: マネーフォワード ケッサイの顧客情報を取得するアクションの設定

1. フローボットの「データベースを操作する:顧客情報の取得」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 「顧客ID」と「Sandbox環境への切り替え」欄の入力・選択をしてください。「顧客ID」は、ステップ2で取得したアウトプットを参照してください。

 ※下図はアウトプットの参照例です。

4. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ4: サスケの顧客情報を更新するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:顧客情報を修正」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 ・顧客番号:ステップ3で取得したアウトプットを参照してください。
 ・レコード情報の各項目:欄下部の注記を参考に、これまでに取得したアウトプット情報を活用して設定してください。項目キーについて不明な点があれば、こちらの記事をご覧ください。
 ※審査IDや日付など他に更新したい情報があれば、「+ レコード情報を追加」をクリックして追加設定してください。
 ※下図は入力例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。

4. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

以上で、「マネーフォワード ケッサイで与信枠審査が完了したらサスケを更新する」フローの完成です。

マネーフォワード ケッサイ・サスケを使ったその他の自動化例

他にもマネーフォワード ケッサイやサスケを使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. マネーフォワード ケッサイで請求書発行が完了した際に、サスケの顧客情報を更新するフローです。請求書のIDや金額、支払期限などを顧客情報に自動で同期することで、サスケでの請求管理がスムーズになります。取引に関するあらゆる情報を集約してCRMで一元管理ができれば、業務の効率化が図れます。

2. マネーフォワード ケッサイで与信枠審査が完了した際に、Microsoft Excelを更新するフローです。データベースに審査結果を自動で反映することで、複数の顧客の審査結果を一括で確認できます。チームや部署全体の顧客情報のチェックや集計を行いたい場合に役立ちます。

3. マネーフォワードケッサイの与信審査が完了した際に、Microsoft Teamsに通知するフローです。マネーフォワードケッサイをチャットツールと連携すれば、審査完了時や請求書発行時の自動通知が可能です。常用するチャットでのリアルタイムの情報共有が可能となるため、確認漏れを防ぎ、チーム全体でスムーズに詳細を把握できます。

まとめ

マネーフォワード ケッサイとサスケの連携により、与信枠審査が完了した後の顧客情報の更新を自動化できます。審査結果を転記する際のヒューマンエラーを削減し、リアルタイムな情報更新が可能になるため、ぜひYoomを活用して、この連携を試してみてください。自動化によって情報を正確かつ迅速にCRMに集約し、営業戦略の考案や取引準備をスムーズに行いましょう。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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