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多くの企業にとって、取引先の信用情報を確認する作業は、日々の取引の安全性を保つために、欠かせないものです。
しかし、この作業を手動で行うと、時間がかかるだけでなく、ミスや漏れが発生するリスクもあります。
特に、複数の取引先を管理している場合、この作業の負担は大きくなることがよくあります。
この課題を解決するために、自動化を検討してみてはいかがでしょうか。
本記事では、Googleスプレッドシートと二十一式人工知能付自動与信審査回路をノーコードで連携し、取引先の信用情報を自動で確認する方法を紹介します。
Googleスプレッドシートに新たな企業情報が入力されると、二十一式人工知能付自動与信審査回路で自動的に審査依頼が送信されます。
この自動化により、審査依頼の手間が削減され、ミスや漏れの可能性も低減します。
特に、取引先が多い企業にとって、審査依頼の作業を自動化することで、作業負担が軽減され、より多くの時間を他の重要な業務に充てることができるでしょう。
従来、手動で審査依頼を行うと、特に取引先が多い場合に審査漏れが発生することが懸念されていました。
しかし、この自動化を取り入れることで、審査漏れのリスクを軽減でき、手動での確認や入力作業が減るため、確認作業にかかる時間の節約も期待できます。
[Yoomとは]
ここでは「Googleスプレッドシートに企業情報が追加されたら二十一式人工知能付自動与信審査回路で審査を依頼する」フローの設定についてご紹介します。
Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを作成してください。
以下は説明に出てくるGoogleスプレッドシートの概要です。

(1)下記のバナーの「詳細を見る」から、「このテンプレートを試してみる」をクリックしてください。
(2)ワークスペースの一覧から、任意のプロジェクトを選択します。
プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」にコピーしたテンプレートが格納されていますので、そちらをご確認ください。
(3)以下の画面が表示されたら、ステップ2に進んでください。

次に、Googleスプレッドシートの設定に移ります。
(1)画面左側にある「マイアプリ」をクリック
(2)次に、画面右側の「+新規接続」をクリック

(3)アプリの一覧からGoogleスプレッドシートを選択し、「Sign in with Google」をクリック

(4)アカウントの選択画面で連携したいアカウントを選択し、クリック
(5)Yoomにログイン画面で連携するアカウント情報が正しいかを確認し、「次へ」をクリック
(6)最後に「YoomがGoogleアカウントへの追加アクセスを求めています」画面で「続行」をクリックすれば、Googleスプレッドシートの設定が完了です。
次は二十一式人工知能付自動与信審査回路の設定です。
(1)アプリの一覧から二十一式人工知能付自動与信審査回路を選択
(2)新規登録画面の指示に従って、以下を設定

(3)「追加」をクリックし、マイアプリ登録が完了です。
(4)プロジェクト一覧から「マイプロジェクト」をクリック

(5)コピーしたテンプレートをクリック
(6)フローの一覧画面の右上にある「編集する」をクリックし、ステップ4に進んでください。
次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。
1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。
(1)フローの一覧画面から「アプリトリガー」をクリック

(2)アプリトリガーのタイトルを設定
※既に設定されているタイトルをそのまま使用しても大丈夫です。
(3)トリガーアクションは「行が追加されたら」が選択されていることを確認

(4)「次へ」をクリック
アプリトリガーのAPI接続設定で、各項目を設定します。
(5)トリガーの起動間隔は既存設定(ここでは5分)のまま進めていきます。
※プランによって設定できる起動間隔が異なります。
(6)スプレッドシートIDは、入力欄をクリックすると候補が表示されるので、その中から選択してください。

(7)シートIDも候補から任意で選択

次に、選択したシートのテーブル範囲を設定します。
(8)テーブルの範囲(始まり)と(終わり)を任意で指定
(9)一意の値が入った列には、スプレッドシート上でユニークな値の列を設定(今回は、IDが記載されている列を指定しますが、法人番号もユニークな値なのでどちらを選んでも良いです)

(10)「テスト」でエラーが出なければ、「保存」をクリック
(11)次に、アプリトリガーの下に表示される「アプリと連携する」をクリック

(12)タイトルを設定し、アクションは「審査を依頼」が選択されていることを確認

(13)「次へ」をクリック
API接続設定で、必須項目を設定します。
(14)会社名は、入力欄を一度クリックしてもらうとアウトプットが表示されます。
今回は「行が追加されたら」のアウトプットから会社名を選択

(15)住所は、「行が追加されたら」のアウトプットから住所を選択

(16)必須項目以外(法人番号や電話番号)の設定が必要な場合は任意でお願いいたします。
(17)「テスト」でエラーが出なければ、「保存する」をクリック
(18)以下の画面が表示されたら、「トリガーをON」をクリック

お疲れ様でした!
今回紹介したフローボットのテンプレートは、Yoomに登録することで利用可能です。
今回ご紹介した連携フローの他にも、Googleスプレッドシート・二十一式人工知能付自動与信審査回路の連携を活用した自動化フローがあります。ここでは、便利な3つの自動化フローを紹介します。
1. Googleスプレッドシートに企業情報が追加されたら二十一式人工知能付自動与信審査回路で企業スコアを取得するフロー
審査依頼に加えて、企業の信用スコアを自動取得し、取引先の信頼性を評価できます。
2. Google Driveで名刺がアップされたら、名刺情報を読み取りGoogleスプレッドシートのデータベースに追加するフロー
この名刺登録フローと、先に紹介した審査依頼の連携フローを組み合わせることで、取引先情報の整理から審査依頼まで効率的に進めることができるでしょう。名刺データが増えるにつれ、自動化の効果を感じられるフローです。
3. 特定の日付になったら起動して、Googleスプレッドシートで管理している請求情報を用いて請求書を送付するフロー
請求業務を効率化したい場合は、このフローがおすすめです。特定の日付にスプレッドシートのデータを基に請求書を自動作成・送付することで、手動作業を削減し、請求業務を効率化します。
信用審査業務を効率化しリスク管理を強化したい企業にとって、今回紹介した自動化は非常に効果的です。
手作業のミスや漏れを減らし、信用情報を的確に把握することで、取引の安定性を高められるでしょう。
Yoomのノーコード連携を活用してみてはいかがでしょうか?