2024/08/27
アプリ同士の連携方法

SalesforceとSMSLINKを連携してSMSを自動送信してみた!

e.koyama

目次

予定が立て込んでしまい、商談後のフォローアップを行う時間が取れなくて焦った経験はありませんか? 修正が必要な詳細資料の送付や要望への回答など、外回り中なら帰社後でないと対応が難しいケースもあるはずです。
しかし、忙しいのは自分だけでなく商談相手も同じです。自分の都合で対応が遅れそうな場合、まずは貴重な時間を割いてくれたことへのお礼をしっかり伝えることが重要です。商談が終わった後、速やかにお礼の連絡ができれば便利だと感じる方もいるのではないでしょうか?

本記事では、SalesforceとSMSLINKを連携して、Salesforceの情報をもとにSMSを自動送信する方法を詳しく解説します。商談後にSalesforceへ情報を入力する際、その商談相手の顧客へSMSを自動で送ることができればフォローアップに役立ちます。顧客とのコミュニケーションの円滑化を目指すためにも、ぜひ連携と自動化を行ってください。Yoomを使えば、ノーコードでの設定が可能です。

SalesforceとSMSLINKを連携するメリット

SalesforceとSMSLINKの連携には、以下のメリットがあります。

1. SMSの送信ミスの防止になる

手動でSMSを送信する場合、誤った宛先へメッセージを送ってしまう恐れがあります。届いたメッセージが身に覚えのない内容であれば、相手は不審に思います。さらに、万が一、顧客の機密情報を第三者に漏らしてしまうような事態になれば、その顧客との信頼関係は崩れるだけでなく、自社の評判にも傷がつくことになります。

SalesforceとSMSLINKの連携により、登録された商談情報や取引先情報に基づいて自動的にSMSを送信することができ、誤送信のリスクを大幅に抑えられます。多くの顧客や商談機会を抱える企業にとって、このミスの削減が業務効率の向上に役立つ可能性があります。

2. 顧客対応の迅速化が可能になる

SalesforceとSMSLINKの連携により、商談や顧客などの情報が登録された際、自動でSMSを送信することができます。
例えば、新しい商談が成立した際、顧客へ確認のメッセージを送ることができます。顧客は提示された商談の内容をすぐにチェックできるため、顧客の満足度が向上することが期待されます。また、営業担当者は手動でメッセージを送る手間が省け、より重要な業務に集中できます。

情報の登録時以外にも、あらかじめ設定した内容で顧客へSMSを自動送信することが可能です。初回の商談が終わった後、商談後の資料送付や問い合わせ回答に時間がかかる場合など、ケースに応じて文面を作成しておけば、スムーズに顧客対応を行うことができます。

[Yoomとは]

なお、Salesforceの連携はチームプランもしくはサクセスプランの有料プランのみとなりますが、2週間の無料トライアルもご用意しています。

SalesforceとSMSLINKの連携フローの作り方

それでは、実際にSalesforceとSMSLINKの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使ったSalesforceの商談オブジェクトから対象レコードを選択して、SMSLINKでSMSを送信する業務フローの作成手順を説明します。

なお、当フローではGoogle ChromeのChrome拡張機能を使用します。

はじめる前に

1.Chrome拡張機能をこちらからインストールしておいてください。

2.Yoomにログインしてください。

3.以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1:SalesforceとSMSLINKをマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1.左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。

2.マイアプリの新規接続一覧の中から、Salesforce、SMSLINKをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※参考:Salesforceのマイアプリ登録方法

‍ステップ2:Salesforceの商談オブジェクトのレコードから起動するChrome拡張機能トリガーを設定

1.コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分に入力することで、任意のタイトルに変更可能です。

2.フローボットの「Chrome拡張機能トリガー 商談オブジェクトのレコードから起動」をクリックしてください。

3.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 「アプリトリガーのタイトル」を必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
 ※Chrome拡張機能のインストールが終わっていない場合、ここで設定してください。

4.拡張機能で起動するアプリのAPI接続設定をします。
 マイドメインURL、起動ページのサンプルとなるURLをそれぞれ入力してください。

5.テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:Salesforceの商談オブジェクトのレコードを取得するアクションを設定

1.フローボットの「アプリと連携する 商談オブジェクトのレコードを取得」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 商談ID、マイドメインURLを入力してください。
 ※商談IDは、ステップ2で取得したアウトプットを参照してください。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:Salesforceの取引先オブジェクトのレコードを取得するアクションを設定

1.フローボットの「アプリと連携する 取引先オブジェクトのレコードを取得」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 取引先ID、マイドメインURLを入力してください。
 ※取引先IDは、ステップ3で取得したアウトプットを参照してください。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ5:SMSLINKでSMSを送信するアクションを設定

1.フローボットの「アプリと連携する SMSを送信」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 電話番号、メッセージ内容を入力してください。
 ※電話番号は、ステップ4で取得したアウトプットを参照してください。
 ※メッセージ内容にも、これまで取得したアウトプット情報の参照が可能です。
 ※下図は入力例です。

 ※完了通知メールの送信先と配信日時は、必要な場合のみ設定してください。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動可能です。

以上で、Salesforceの商談オブジェクトから対象レコードを選択して、SMSLINKでSMSを送信するフローの完成です。

実際に利用する際は、Google ChromeでSalesforceのWebページを開いた状態から、拡張機能でYoomのフローボットを起動することになります。

まとめ

SalesforceとSMSLINKの連携により、商談情報をもとに自動でSMSを送信することが可能になります。送信ミスを防止し、迅速な顧客対応を行うことで、顧客とのコミュニケーションを円滑にしましょう。

Yoomを使えば、ノーコードで簡単に連携と自動化の設定を行うことができます。必要なタイミングで速やかに顧客へメッセージを送れるよう、ぜひ、この記事を参考にして、SalesforceとSMSLINKの連携を試してみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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