OCR機能とYoomの連携イメージ
AIオペレーションの活用方法

2024/07/31

OCRとkintoneをノーコードで連携して、名刺管理を効率化してみた!

y.matsumoto

OCR技術とkintoneを連携して名刺管理を効率化できることをご存じでしょうか?
今回ご紹介するノーコードツールを使用すれば、手書きや画像でのデータをAIが自動で読み込み、テキストデータ化することができます!
普段、保存方法に困っていたり、うまく活用できていなかったりする名刺管理を効率よく管理できるようになりますよ。

今回は、OCR技術とkintone、そしてGmaiを連携することで、名刺データを自動でkintoneに登録し、お礼メールをGmailで送る方法をご紹介します!
驚くほど簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね!

こんな方におすすめ

  • OCR機能とkintone、Gmailを使って業務の効率化を考えている方。
  • 名刺などの書類の内容をkintoneで管理している方。
  • OCR機能とkintoneを連携してデータ入力時のミスを防ぎたい方。

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

「名刺データをOCRで読み取りkintoneに格納する」フローボットの作り方

それでは、「名刺データをOCRで読み取りkintoneに格納する」フローボットの作り方を解説していきます。
Yoomでなら難しいプログラミングは一切不要!ノーコードでできるので、ぜひお試しくださいね。

準備:kintoneとGmailをマイアプリ登録する

まずはkintoneとGmailをYoomと連携するために、マイアプリに登録します。

Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選択し、「+新規接続」をクリックします。

続く画面で、kintoneとGmailを検索して選択すると、次の画面に進みます。

<kintoneの場合>

・サブドメイン、クライアントID、クライアントシークレットを入力して「追加」をクリックします。

・「許可」を選択すると、マイアプリに登録が完了します。
※マイアプリ登録に必要な各項目の取得方法は、こちらのヘルプページで解説しています。
※マイアプリ登録ができないときは、こちらの対処法を確認してください。

<Gmailの場合>

・「Sign in with Google」をクリックします。

・ボックスにチェックを入れて、「続行」をクリックすると、マイアプリに登録が完了します。

ステップ1:テンプレートをコピーする

Yoomでご用意しているテンプレートを使って作成していくと、誰でも簡単にフローボットを作成できます。慣れると10分〜20分で連携作業が可能ですよ!

※注意)OCR技術はチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
※注意)YoomのOCR機能では、アクション記載の規定の文字数を超えるデータや、文字が小さすぎる場合に正しく読み取れないことがあります。文字数や文字の大きさには少し余裕を持たせてご利用ください。
※注意)チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。

まずは、こちらからアカウントを発行してください。
登録が完了したら、下のテンプレートの「試してみる」をクリックしてください。

フローボットの右上の「編集する」をクリックしてください。

ステップ2:フォームトリガーの設定

「名刺データをアップロード」をクリックします。

名刺データアップロードのフォームは、何も変更せずに「次へ」をクリックし進みます。
フォームの表示確認と詳細設定をします。
取得した値にサンプルの名刺データを添付します。
※解説)ここで添付した名刺データを他のオペレーションで利用することができます。
テストを行い、成功したら保存してください。

ステップ3:画像・PDFから文字を読み取る

「画像・PDFから文字を読み取る」をクリックします。
タイトル・アクションはは変更不要なので、そのまま「次へ」をクリックします。

続いて詳細を設定します。

ファイルの添付方法:プルダウンで「取得した値を使用」「名刺データ」を選択します。
追加で抽出したい項目:デフォルトで「会社名」「氏名」「部署・役職」「住所」「電話番号」「FAX番号」「メールアドレス」を読み取ります。追加で抽出したい項目をカンマ(,)区切りで指定してください。

テップ4:kintoneにレコードの登録をする

「レコードの登録」をクリックします。
連携するアカウントを確認して「次へ」をクリックしてください。

続いて、API接続設定をします。
サブドメイン名:URL内の「https://●●●●●●●.cybozu.com/」の部分を取得して入力してください。
アプリID:URL内の「/k/●●/」の部分がアプリIDです。(例:3)
値:下記画像のように設定する必要があります。アウトプットの中にある「画像・PDFから文字を読み取る」をクリックし、「会社名」を選択します。
解説)このように設定することで、フォームにアップロードされた名刺情報を、自動で引用することができます。

追加する項目も、同様に設定してください。

全て設定が完了したら、テストを行い、保存してください。

テップ4:お礼メールを送る

※補足)こちらの工程が不要の場合は、赤枠内の×をクリックすると、kintoneレコード登録までの工程のフローボットにすることもできます!

「お礼メールを送る」をクリックします。
連携アカウントを確認して進みます。
差出人の名前や件名、メールの文面などを使用目的に合わせ変更し、「次へ」をクリックします。
テストを行い、成功したら保存してください。

お疲れ様です!これで「名刺データをOCRで読み取りkintoneに格納する」フローの完成です!!

AI機能,kintone,Gmailを使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもkintoneやGmailのAPI、AI機能を活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

OCR機能とkintoneを連携した自動化例

OneDriveに格納されたファイルをOCRしてkintoneに追加したり、Googleフォームで送信された領収書をOCRで読み取りkintoneへ追加したりすることもできます。
また、Gmailで受信した名刺画像をOCRで読み取り、kintoneにデータを追加しGmailでお礼メールを送信する連携も可能です。

AI機能を活用した自動化例

音声データを文字起こしして追加する

Web会議終了後やGoogle Driveに音声データがアップロードされたときに、AIで文字起こししてGoogle スプレッドシートに追加したり、Slackに通知したりします。

テキストを抽出してアプリやデータベースに追加する

チャットツールに投稿されたメッセージから特定の内容をAIで抽出してTrelloやGoogle スプレッドシートなどに自動で追加します。

kintoneを活用した自動化例

kintoneにレコードが登録されたらチャットツールに通知する

kintoneにレコードが追加されたことをMicrosoft TeamsやSlackなどに自動で通知します。

Web会議が終了したら文字起こししてkintoneに追加する

Google MeetやZoomでミーティングが終了したら、文字起こししてkintoneに自動で追加します。

Gmailを活用した自動化例

カレンダーの予定やタスクの期限をGmailにリマインドする

Googleカレンダーの予定やAsanaで期限が近いタスクなどをGmailで自動リマインドします。

リード詳細ページからGmailで定型メールを送信する

SalesforceやHubSpotなどの顧客管理ページから、定型メールを送信します。

kintoneとOCRを連携するメリットと自動化例

次に、OCR技術とkintoneを連携することにより、どのようなメリットがあるのか解説します!

1: 名刺管理の効率化

メリット: OCR技術とkintoneを連携することで、手書きの書類や名刺をスキャンするだけで、データを自動的にkintoneに保存できます。

自動化例:名刺をYoomのフォームにアップロードすると、OCR技術でテキストデータ化され、kintoneに自動で入力されます。これにより、名刺の管理が効率化しそうですよね。また、名刺を頂いた方に、自動でお礼のメールを送信することもできます。これにより、メールの送信漏れも防ぐことができるので便利ではないでしょうか。

2: データ一元管理による検索性の向上‍

メリット:OCR技術により、テキスト化されたデータが自動的にkintoneに取り込まれるので、情報を簡単に一元管理できるようになります。

自動化例: 名刺画像をYoomのフォームにアップロードすると、自動でテキストデータ化され、kintone上で一元管理することができます。これにより、必要な名刺情報をすぐに検索することができ、探す時間が大幅に減るかもしれませんね。

3: 承認フローの自動化

メリット:kintoneとOCR技術の連携により、データ取り込み後の承認フローを自動化できます。‍

自動化例:ワークフローアプリとの連携も利用すれば、契約書や請求書をYoomのフォームにアップロードしてテキストデータ化された情報をkintoneに登録後、自動的に承認フローを開始することもできます。これにより、漏れなくスムーズに承認を依頼することができ、効率化につながるはずです。

まとめ

今回は、OCR技術とkintoneを連携して名刺データの処理を効率化する方法をご紹介しました!この自動化を使用することで、名刺や手書きなどのデータを迅速かつ正確にテキストデータ化することができますよ。また、Gmailでお礼メールを送ったり、上司に報告メールを送信したりすることもできます。Yoomでは2週間の無料体験を実施しているので、自動化の導入を検討されている方は、ぜひ試してみてくださいね!

この記事を書いた人
y.matsumoto
これまでは、人材業界で営業・営業事務を経験してきました。 前職の経験を踏まえ、さまざまな企業が抱えている悩みは「業務の自動化」により軽減できると実感しています。 Yoomを通して、皆様のお悩みを少しでも解決できるよう、日々情報を発信していきます!
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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