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「来週の定例会議までに、新規プロジェクトの提案資料を作らなければならない…でも、構成を考えるだけで数時間かかってしまう」
B2B SaaS企業の営業企画やマーケティング担当者の皆様、このようなお悩みはありませんか?
日々の業務に追われる中で、プレゼンテーション資料の作成は大きな負担になりがちです。
特に、ゼロから構成案を練って各スライドの原稿を考える作業は、労力と時間を激しく消耗しているはず。
そこで今回は、Difyを使って「タイトルを入力するだけ」でプレゼン資料の構成から詳細な原稿を自動生成する方法を解説します。
資料作成に充てていたリソースを削減できること間違いなし!
専門知識がない方でも迷わず設定が完了できるよう、手順を丁寧に解説しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
Dify は、プログラミング不要(ノーコード)で、AIアプリケーションを開発できるオープンソースのプラットフォームです。
直感的な視覚ワークフロービルダーや各種モデルとの連携、外部ツールとの統合、モニタリング機能などが備わっており、専門的な開発知識がなくてもAI機能を実装できます。
主な特徴
この記事は、主に以下のような方を対象としています。
Difyは無料プランから使用できるツールです。
プランにより利用制限がかかることもありますが、個人でも気軽に導入できるのは嬉しいですね!
※2025年12月現在の情報です。利用料金はレート換算となり、日々変動する可能性があります。最新情報は公式サイトの料金ページをご確認ください。
※上記は日本での利用を想定した比較表です。
※上記比較表に記載されている機能・サービスは一部です。詳細は公式サイトをご確認いただく必要があります。
1.スライド構成案・アウトラインの自動生成
Difyにプレゼンのテーマや目的、ターゲットを入力すると、AIが最適なスライドの構成案を自動で出力します。
アウトライン制作の時間を大幅に削減し、説得力のある資料設計をサポートしてくれるでしょう。
2.プレゼン資料の音声説明(ナレーション)を自動で追加
Difyの生成AI機能を使って、スライドごとの音声説明を自動で生成することもできます。
プレゼンの内容を視覚と聴覚で伝えることができ、オンラインでのプレゼンやシェア時に便利です。
3.データ連携・動的更新による最新情報反映
Difyは外部データソース(スプレッドシートやAPIなど)と連携してスライド内容を更新する仕組みも作れるため、最新の数値やグラフを自動で反映できます。
資料の鮮度を維持しつつ、社内レポートや定例報告資料のような更新頻度の高いプレゼンにも活用できるようになるでしょう。
Yoomでは、Difyに対応した自動化を簡単に実現できます。
たとえば、メールを受信した際、Difyがその内容を読んで返信文を自動で作成し、ChatGPTに渡して翻訳することも可能です。
ここでは、Difyに関連する自動化テンプレートをいくつかご紹介!
Difyの資料作成機能の実力を図るために利用シナリオ2つを考案しました。
使用ツール:Dify 無料プラン
①新規サービスの営業提案資料作成:Difyのエージェント機能を使用
②採用ピッチ資料の作成:Difyのナレッジ機能を活用
①簡単な参照情報のみを渡し、基本的なプレゼンテーション資料を短時間で生成できるかを判定
②ナレッジ機能を活用し、企業ビジョンを正しく読み取って資料に反映し、訪問者の目をひく魅力的な構成になっているかを判定
ざっくりとですが、いずれのシナリオも
利用機能やモデルを指定→プロンプトの設定(役割の付与、条件の指定)→参照データの入力→結果の確認
といった手順で検証を行っていきます!
②の検証ではナレッジ機能を活用するので、採用資料の参考資料を追加しておいてくださいね。
まずは、新規イベントを立案した際、プレゼンテーション資料をPowerPointで作成するシーンを想定し、Difyに役割を与えてみました。
人の手だと30〜1時間ほどかかる作業ですが、Difyを使うことでこの時間をどれほど削減できるでしょうか?
では、Difyログイン後に『スタジオ』画面に移動し、「最初から作成」をクリックしてアプリを作成しましょう。
オーケストレーション設定画面では、以下のようにプロンプトを設定します。
設定プロンプト
あなたは経験豊富なプレゼンテーション資料作成の専門家です。
以下の条件に基づいて、効果的なPowerPoint資料の全体構成を作成してください。
〜省略〜
モデルはgpt-5を指定して、アプリを公開しました。
公開後の投稿画面で、今回作成する資料の概要といったベースとなる情報を投稿します。
投稿後、約2分ほどで資料構成の叩き台が提案されました!
ベース情報は最低限のものしか渡していないにもかかわらず、資料内のビジュアル提案やROI試算イメージの一例も記載されており、目をひく資料の構成案として充分なクオリティのものを生成してくれました!
なお、注意点として、具体的な数値や特定の企業名などの機密情報や社内の漏洩リスクの高い情報はセキュリティの観点からプロンプトに含めずに、ダミーデータを渡すことが推奨されています。
この点を留意していれば、資料構成の構成案の一つとして活用して問題ないでしょう!
もし、具体的な構成案がある場合には、「〜のスライドには周辺マップの画像を挿入」「期待成果を示すスライドはチャートを挿入し視認性を高める」などプロンプトを追加するのもおすすめです。
次の検証は、会社説明会で使用するスライドの章立て(会社概要、ミッション、募集要項など)を作成することを想定します。
Difyのナレッジ機能を活用して、社内概要や将来ビジョンをもとに説明会の訪問者へ企業の魅力溢れる情報を最大限にアピールする内容を作成できるかをジャッジしていきます。
オーケストレーションの構成内容
接頭辞プロンプトを入力し、『コンテキスト』で参照先のナレッジを選択・追加します。
モデルを設定して、アプリを公開しましょう。
では、さっそくアプリ画面で
ナレッジに沿って、採用ピッチの資料の骨子を作成してください
と投稿してみます。
こちらも3分弱で結果が生成されました。
追加したナレッジを参照して、求める人物像を要約してMarkdown形式で表示しており、スライド内の挿入画像も項目に適したものを提案していると感じました。
このようにナレッジ機能を活用すれば、資料構成の構成案をプロンプトで設定するだけで、適切なスライドに企業情報を反映できるようになります。
「どこのスライドにこの情報を挿入しようか...」と思案する時間も減るでしょう!
あとはデザインを整えたり、具体的な数値データを補足したりするだけで、魅力あふれる資料が出来上がります。
さらなる応用例として、この資料の読み上げ台本や挿入画像の生成で使うプロンプト案を生成することもできますので、ここでも資料作成の効率化が見込まれるはずです!
今回の検証を通じて、Difyは資料作成における思考の工数を劇的に削減する強力なツールであると断言します!
エージェント機能を活用した営業提案資料の作成では、わずか2分でROI試算を含む高度な構成案が完成しました。
また、ナレッジ機能を駆使した採用ピッチ資料の構築でも、企業ビジョンを反映した的確な骨子を得ることができました。
これまで30分から1時間かけて行っていた作業なので、この工数を省略できるのは大きなメリットだといえるでしょう!
なお、Dify活用のポイントは、セキュリティを考慮して機密情報をダミーデータに置き換えるリスク管理と、視覚情報の指示をプロンプトに加える具体性です。
これさえ徹底すれば、Difyは単なる補助ツールを超え、プレゼンテーション資料の構成策定から台本作成までを担う「シニア級の編集パートナー」として、普段の業務スピードを異次元へと引き上げてくれます。
Yoomと連携させることで、作成資料の構成案をストレージツールに格納したり、プロンプトをデータベースツールに登録するだけでコンテンツを生成することもできるようになります。
たとえば、 「Shopifyに商品を登録するだけ」「Googleカレンダーに予定を入れるだけ」といった最小限の操作で、Shopify→Difyで商品タグを自動生成、Googleカレンダー→Difyで予定の詳細を自動追記といった、魔法のようなワークフローが完成するはずです。
気になった方はぜひ試してみてくださいね!