SalesforceとBacklogの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/01/22

SalesforceとBacklogを連携して、Salesforceのレコード詳細ページから1クリックでBacklogに課題を登録する方法

k.ueno

複数のアプリを使用している場合、それぞれ操作や仕様が異なるので、個々のアプリの連携に手間取ることもあるでしょう。
Yoomを活用してSalesforceとBacklogを連携させることで、Salesforceのレコード詳細ページから1クリックでBacklogに課題を自動的に登録できるようになるので、課題登録作業の効率化が期待できます。
また、課題情報の登録作業が自動化することで、作業コストの削減や作業時間の短縮につなげられます。
本記事では、Salesforceのレコード詳細ページから1クリックでBacklogに課題を登録する自動化フローの設定方法と導入するメリットについて解説します。
業務に取り入れることで、ヒューマンエラーの削減と手動作業の削減が実現できるのでぜひご覧ください。

こんな方におすすめ

  • SalesforceとBacklogをそれぞれ活用している方
  • SalesforceとBacklogを使用しており、情報の連携に手間を感じている方
  • SalesforceとBacklogを連携し、課題登録の効率化を検討している方
  • SalesforceとBacklogを連携し、手動登録時のミスや入力漏れを減らしたいと考えている方

では、「Salesforceのレコード詳細ページから1クリックでBacklogに課題を登録する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

Salesforceのレコード詳細ページから1クリックでBacklogに課題を登録する方法

まず、Chrome拡張機能トリガーを活用して、Salesforceのレコード詳細ページから情報を取得したことをSalesforceのAPIを利用して受け取ります。
その後、Backlogの提供するAPIを用いて、Salesforceで取得したレコード情報をもとにBacklogに課題を登録することで実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • SalesforceとBacklogをマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Chrome拡張機能トリガーの確認とSalesforceでレコード情報を取得する設定、続く課題を登録するBacklogの各オペレーションの設定
  • トリガーをONにして動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・SalesforceとBacklogをマイアプリ連携

(1)まずはSalesforceをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からSalesforceを検索してください。

(2)Salesforceのアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。

(3)Salesforceのログイン画面に移行するので、「ユーザー名」、「パスワード」を入力し[ログイン]をクリックしましょう。
これでSalesforceの接続は完了です。
Salesforceのマイアプリ登録方法については、こちらのページをご確認ください。
※Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

(4)次にBacklogのアプリ連携を行います。
Salesforceのマイアプリ登録と同様に、Backlogを選択します。

(5)接続したいドメイン情報を入力し、[追加]をクリックしましょう。

(6)移行後の画面でYoomのアクセスを[許可する]をクリックし、接続完了です。

クリック後、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは3つです。

・Chrome拡張機能トリガーの確認

(1)まず、トリガーとなるChrome拡張機能の確認を行います。

・Chrome拡張機能を使ったトリガーの設定方法はこちらをご参照ください。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Salesforceのレコード詳細ページから1クリックでBacklogに課題を登録する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)1つ目のアクションである、Chrome拡張機能アイコンの「カスタムオブジェクトのレコードから起動」をクリックします。

(3)上記画像の赤い部分「Chrome拡張機能をこちらからインストール」と記載がされています。
Chrome拡張機能トリガーを使用するために、こちらのページを確認しておきましょう。
Chrome拡張機能をインストールしていない方は、こちらからインストールしてください。

(4)Chrome拡張機能の設定が完了後、Salesforceと連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(5)次の画面で「マイドメインURL」や「カスタムオブジェクトのAPI参照名」の項目に注釈に沿って情報を入力します。

(6)「起動ページのURLサンプル」にテストを実施するページURLを入力し、[テスト]を実行してください。
[テスト]に成功した後、問題がなければ[保存する]をクリックします。
このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

※拡張機能のインストールは、テンプレートの右上からでも行えます。

(7)次に、2つ目のアクション「レコードの詳細を取得」をクリックします。

(8)次の画面で連携するアカウント情報が入力されていることを確認し、「データベースの連携」に注釈に沿い情報を入力します。
「マイドメインURL」に情報を入力後、「オブジェクトのAPI参照名」の入力バーをクリックすると、URLに基づいた情報を引用できます。
『候補』から情報を選択または、任意に情報を入力後、[次へ]をクリックしてください。

(9)次の画面では、データベースからレコード情報を取得する設定を行います。
以下は例として、「取得したいレコードの条件」へ『リード ID (Id)』を指定し、条件を『等しい』、条件と一致する情報を『レコードID 』(アウトプット活用)と設定したものです。

(10)入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・Backlogに課題を登録する設定

(1)最後に、3つ目のアクション「課題の追加」をクリックしましょう。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で「ドメイン」や「課題を登録するプロジェクトID」などの項目に情報を入力します。
入力バーをクリックすると、連携したアカウントに基づいた内容が『候補』に展開されるので、そのなかから情報を選択できます。

(4)「課題の件名」や「課題の詳細」は前ステップから取得したアウトプットを引用できます。
以下は例として、2つ目のステップから取得した【タイトル(title)】を「課題の件名」に引用したものです。

(5)「課題の優先度」はプルダウンから運用に沿った内容を選択できます。

(6)その他の必要項目に情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをONにして動作を確認

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

SalesforceとBacklogを使ったその他の自動化例

他にもSalesforceとBacklogを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Salesforceの商談情報が登録されたらBacklogに課題を追加する

Salesforceの商談情報が新しく登録されたら、Backlogに課題を追加するフローです。
Salesforceの登録情報をそのまま反映するため、データの正確性を維持できる可能性があります。

SalesforceでToDoオブジェクトが登録されたらBacklogに追加する

SalesforceでのToDoオブジェクトの登録をトリガーに、Backlogへのタスクを自動追加するフローボットです。
誰がいつ、どのようなToDoを登録したかが明確になるため、メンバー間の連携強化につながります。

Salesforceの商談情報が登録されたらBacklogに課題を追加しTalknoteに通知する

自動化により、個々のアプリを操作する手間が省け、業務をスムーズに進めることができる可能性があります。
Backlogへの課題追加とTalknoteでの通知が自動で行われるので、情報の共有漏れをなくせるかもしれません。

SalesforceとBacklogの連携メリットと具体例

1.操作の簡略化が図れる

Salesforceのレコード詳細ページから操作を行い、Backlogに課題が自動的に登録されるので、複数のシステムを行き来する必要がなくなるかもしれません。
例えば、従来の作業では、Salesforceの情報をコピーしてBacklogに貼り付ける手間が発生していました。
この自動化フローを導入することにより、数分かかっていた作業をワンクリックで行えるようになるので、作業工程を減らせる可能性があります。
Salesforceから直接Backlogに課題を登録できるので、担当者の負担軽減にもつながるでしょう。

2.情報登録時のミスを軽減できる

手動で情報を転記する場合、意図せず入力ミスや登録漏れが生じるリスクがあります。
Salesforceで管理されているデータをそのままBacklogに自動反映すれば、このような人的なエラーを抑制できるかもしれません。
例えば、Salesforceの顧客の企業情報をBacklogに自動的に反映することで、記載が必要な内容の登録が漏れてしまうトラブルを防止できる可能性が高まります。
業務精度の向上にもつなげられるでしょう。

3.リードタイムを短縮できる

緊急対応が必要な事案をSalesforceに記録し、Backlogで素早くタスクを登録することで、チームへの共有や問題解決までの時間を短縮できるかもしれません。
例えば、従来の作業ではヘルプページの改編依頼の連絡を受けた場合、担当者はSalesforceで該当する企業情報を調べて、その情報をもとにBacklogに手動で課題を登録しなければならず、開発チームに依頼するまでの工程で時間がかかっていました。
この自動化フローを取り入れることで、Salesforceで該当するレコードのページから操作を行うだけで、Backlogに課題を登録できます。
Backlogにアクセスしなくても課題を作成でき、情報の確認や転記作業にかかる時間が削減されることで、スピーディーな対応を実現できる可能性があります。

まとめ

今回紹介したSalesforceとBacklogの連携を日常業務に取り入れることで、Salesforceのレコード詳細ページから1クリック操作を行うだけで、Backlogに課題を自動登録できます。
登録作業が自動化することで、誤入力や対応遅れを抑制し、正確なデータ管理を実現できる可能性があります。
一連の作業が迅速に行われるので、システム改修やヘルプページの改編など、スピーディーな対応を必要とする後続作業を円滑に行うための有用なツールとなるかもしれません。
ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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