2024/12/03
アプリ同士の連携方法

Salesforceでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する方法

t.aizawa
SalesforceとMetaコンバージョンAPIの連携イメージ

目次

SalesforceとMetaコンバージョンAPIの連携は、デジタルマーケティングにおいて、便利なツールとなるでしょう。
この連携により、リードデータがタイムリーにMetaコンバージョンAPIに送信され、広告のターゲティング精度の向上が期待できます。また、広告主は広告キャンペーンをすぐに最適化し、無駄なく予算を使うことができるため、より効率的にマーケティング活動を行えるでしょう。
この記事では、この連携を導入することで得られる具体的なメリットと連携方法について詳しく解説します。

こんな方におすすめ

・ターゲティング精度を向上させたい広告運用担当者
・Salesforceの広告効果を最大化したい企業
・広告費を最適化したい企業

SalesforceとMetaコンバージョンAPIの連携メリットと具体例

メリット1: データの正確性の向上

SalesforceとMetaコンバージョンAPIを連携させることで、リードが登録されるとすぐにコンバージョンデータがMetaコンバージョンAPIに送信され、データの正確性向上が期待できます。
広告効果を測定するためには、手動でデータを集めて解析し、ターゲティングを更新する必要がありますが、この自動化により、データの遅延や誤りがなくなり、タイムリーに最新の状態が反映されます。
たとえば、Salesforceに新しいリードが登録された際に、タイムリーにその情報が送信され、ターゲティング精度が向上する可能性があります。

メリット2: 顧客の行動に基づいたアプローチ

MetaコンバージョンAPIを使ってSalesforceと連携すると、顧客の行動データに基づくパーソナライズされたアプローチが可能になります。
Salesforceに登録されたリード情報がMetaコンバージョンAPIに送信され、その後の顧客行動(例えば、特定のページ訪問や購入)を追跡することで、広告主は顧客の興味やニーズに合わせた広告を配信できるでしょう。
例えば、あるリードがSalesforceに登録され、次にMetaコンバージョンAPI広告を通じて製品ページにアクセスした場合、その行動をMetaコンバージョンAPIが把握し、再度ターゲティング広告を配信できます。
このように、顧客の興味や行動に基づいた広告アプローチにより、広告のクリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。

メリット3: 広告予算の最適配分

SalesforceとMetaコンバージョンAPIの連携により、広告予算の配分をより精密に調整できるようになるでしょう。
Salesforceに登録されたリード情報がすぐにMetaコンバージョンAPIに反映され、MetaコンバージョンAPIではそのデータを基に最も効果的なターゲットセグメントに予算を集中させることができる可能性があります。
例えば、特定の地域や業種でコンバージョン率が高い場合、そのエリアや業種に広告予算を多く割り当てることができます。MetaコンバージョンAPIが提供するタイムリーなコンバージョンデータを使って、キャンペーンが進行中でも最適な予算配分を行うことで、支出を削減し、ROIを最大化できるでしょう。

ここからはノーコードツールYoomを使って、Salesforceでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する方法の具体的な設定手順を説明します。

[Yoomとは]

SalesforceとMetaコンバージョンAPIの連携フローの作り方

それでは、実際にテンプレートを使用して「Salesforceでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する」フローを一緒に作っていきましょう!

今回使用するテンプレートは、下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

はじめる前に

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

・SalesforceとMetaコンバージョンAPIをマイアプリ登録
・Salesforceでレコードが登録された際の設定
・0CodeKitと連携してテキストをハッシュ化する
・MetaコンバージョンAPIと連携してコンバージョンイベントを送信する

Yoomのアカウントをお持ちでない方は、以下の「Yoomのアカウント発行ページ」からアカウントを発行してください。
Yoomの基本的な操作は、「初めてのYoom」をご確認ください。

Yoomのアカウント発行ページ

初めてのYoom

それでは、一緒に始めましょう!

ステップ1:SalesforceとMetaコンバージョンAPIをマイアプリ連携

(1)Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」をクリックしてください。

(2)マイアプリの新規接続一覧の中から、Salesforceをクリックします。
(3)Salesforceのログイン画面が出てきます。
「ユーザー名」と「パスワード」を入力しログインをクリックします。


(4)アクセス確認画面より「許可」をクリックします。
Salesforceの詳しいマイアプリ登録は下記のサイトをご参照ください。

Salesforceのマイアプリ登録方法

(5)次に、0CodeKitの連携を行います。0CodeKitはテキストをハッシュ化するために使います。同様にYoomの新規接続一覧の中から0CodeKitをクリックします。
0CodeKitの画面に移動し、自身のアカウントにあるAPIキーを確認し、右横にあるコピーマークをクリックします。


Yoom画面に戻り、アカウント名、アクセストークンを入力します。
入力が完了したら、「追加」をクリックします。

(5)次に、MetaコンバージョンAPIの連携を行います。同様にYoomの新規接続一覧の中からMetaコンバージョンAPIをクリックします。
(6)「MetaコンバージョンAPI(Facebook)の新規登録」画面から、アカウント名、アクセストークンを入力し、「追加」をクリックします。
MetaコンバージョンAPIの詳しいマイアプリ登録方法は下記のサイトを参照ください。

MetaコンバージョンAPI(Facebook)とのマイアプリ連携方法

連携が完了するとYoomのマイアプリにSalesforceとMetaコンバージョンAPIが登録されます。

これでマイアプリ登録が完了しました。
次は、テンプレートを使用してトリガーの設定をしましょう!

ステップ2:Salesforceでレコードが登録された際の設定

(1)先程ご紹介した、テンプレートを使用していきます。下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

アプリトリガーの「レコードが登録されたら」をクリックします。

(2)Salesforceの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、Salesforceと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、トリガーアクションは「リードオブジェクトに新規レコードが登録されたら」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「アプリトリガーのAPI接続設定」画面から、トリガーの起動間隔を選択します。
トリガーの起動間隔はプルダウンより5分、10分、15分、30分、60分の間隔から選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

下へ進み、赤線を確認の上、メイドメインURLを入力します。
入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ3:0CodeKitと連携してテキストをハッシュ化する

(1)次に0CodeKitと連携してテキストをハッシュ化します。
「テキストをハッシュ化する」をクリックします。

(2)0CodeKitの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、0CodeKitと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、アクションは「テキストをハッシュ化する」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「API接続設定」画面から、ハッシュアルゴリズムの種類を候補から選択します。
メッセージはハッシュ化する文字列を入力します。
画像のようにアウトプットから選択することで、Salesforceの情報を引用することができます。

入力が完了したら、下部にある「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、「保存する」をクリックします。

ステップ4:MetaコンバージョンAPIと連携してコンバージョンイベントを送信する

(1)次にMetaコンバージョンAPIと連携してコンバージョンイベントを送信します。
「コンバージョンイベントを送信」をクリックします。

(2)MetaコンバージョンAPIの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、MetaコンバージョンAPI(Facebook)と連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、アクションは「コンバージョンイベントを送信」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「API接続設定」画面から、ピクセルID、イベント名を入力します。
・ピクセルID:MetaコンバージョンAPIのデータソースから取得し、直接入力
・イベント名:直接入力

下へ進み、イベント発生時間、アクションソースを入力します。
・イベント発生時間:アウトプットから選択
・アクションソース:プルダウンから選択

他の項目は必須項目ではありません。必要な項目に入力を行ってください。
入力が完了したら、下部にある「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、「保存する」をクリックします。
(4)最後に、「トリガーをON」をクリックします。

これで、「Salesforceでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する」フローボットの完成です。

Salesforce・MetaコンバージョンAPIを使ったその他の自動化例

Yoomでは他にもSalesforceやMetaコンバージョンAPIを使った自動化の例がありますので、いくつかご紹介します。

1.Google スプレッドシートでレコードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

このフローを活用することで、より効果的なマーケティング施策が可能になるでしょう。オフラインイベントなどの方法では拾いきれなかったデータも、送信できるため、広告のパフォーマンス向上が期待できます。

2.Googleフォームの内容を用いてMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

Googleフォームからの送信をコンバージョンイベントとして捉えてMeta広告の効果をより正確に把握しやすくなるでしょう。データ登録が不要になるため、マーケティング担当者の負担を軽減でき、転記ミスや登録漏れといったエラーリスクの減少にもつながるでしょう。

3.Salesforceで取引先が登録されたらGoogle Driveにフォルダを作成する

このフローを活用することで、Salesforceに取引先が登録された際に自動でGoogle Driveに取引先のフォルダを作成できます。これにより、手作業を省き、作成漏れや、情報が散在を防ぐことができるでしょう。

さらに、SalesforceやMetaコンバージョンAPIを使ったテンプレートを確認したい方は、以下のサイトをご覧ください。

Salesforceを使用したフローボットテンプレート一覧

MetaコンバージョンAPIを使用したフローボットテンプレート一覧

まとめ

SalesforceとMetaコンバージョンAPIの連携により、広告主はより精度の高いターゲティング、スピーディーな広告キャンペーンの最適化、効率的な予算配分が可能となるでしょう。タイムリーなデータ更新と自動化されたコンバージョン追跡により、マーケティング活動を最大限に活用できるため、ROIの向上や支出の削減ができる可能性があります。この連携を取り入れることで、顧客の行動に基づいたより効果的なアプローチが可能となり、広告のパフォーマンス向上に役立つでしょう。

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