2024/08/28
アプリ同士の連携方法

SalesforceとRoboRoboコンプライアンスチェックのノーコード連携で取引先登録時の調査を自動化する方法

e.koyama

目次

コンプライアンスチェックは、多くの企業にとって自衛のために重要なものです。反社会的勢力との関与や法令違反などの実態がある相手と関わってしまうと、社会的信用を失い、行政処分や訴訟、金融機関との取引停止などのさまざまなリスクが生じる可能性があります。
新たな取引先のチェックを必ず行うため、取引先情報の登録とコンプライアンスチェックの作業の紐づけをおすすめします。

この記事では、SalesforceとRoboRoboコンプライアンスチェックを連携し、取引先の新規登録時に自動で調査を行う方法をご紹介します。自動化により、RoboRoboコンプライアンスチェックを開いて情報登録や調査を手作業で行う時間が短縮されます。Yoomを使えば、ノーコードで簡単に連携が実現できるため、ぜひお試しください。

SalesforceとRoboRoboコンプライアンスチェックを連携するメリット

SalesforceとRoboRoboコンプライアンスチェックの連携により、次のようなメリットが得られます。

メリット1: 取引先登録時と調査にかかる時間を短縮できる

連携により、Salesforceの取引先登録時に自動でコンプライアンス調査を行うことができます。これにより、RoboRoboコンプライアンスチェックでの取引先登録や調査の設定にかかる時間を省略することが可能です。調査結果の反映までの時間が短縮されるため、営業担当者がスムーズに取引を開始できるようになります。

メリット2: コンプライアンスリスクの低減が図れる

調査を自動化することで、すべての取引先に対して同じ条件でコンプライアンスチェックを行い、その結果をSalesforceに自動的に反映することができます。これにより、調査設定の間違いや調査結果の転記漏れなどのヒューマンエラーが発生する可能性が減少します。新たな取引先と関与するリスクが無いかを事前に把握し、営業担当者は適切な対応を取ることが可能です。

[Yoomとは]

なお、Salesforceとの連携はチームプランまたはサクセスプランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

SalesforceとRoboRoboコンプライアンスチェックの連携フローの作り方

それでは、実際にSalesforceとRoboRoboコンプライアンスチェックの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使ったSalesforceに取引先が登録されたら、自動でRoboRoboコンプライアンスチェックを行い、結果をSalesforceに反映する業務フローの作成手順について説明します。

はじめる前に

1.Yoomにログインしてください。

2.以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1:SalesforceとRoboRoboコンプライアンスチェックのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1.左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。

2.マイアプリの新規接続一覧の中から、Salesforce、RoboRoboコンプライアンスチェックをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※参考:Salesforceのマイアプリ登録方法

‍ステップ2:Salesforceの取引先オブジェクトに新規レコードが登録されたら起動するトリガーの設定

1.コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分に入力することで、任意のタイトルに変更可能です。

2.フローボットの「アプリトリガー 取引先が登録されたら」を選択してください。

3.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 アプリトリガーのタイトルを必要に応じて変更のうえ、「次へ」をクリックします。

4.アプリトリガーのAPI接続設定をします。
 トリガーの起動間隔、マイドメインURLを選択・入力してください。

5.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:RoboRoboコンプライアンスチェックで取引先登録とチェックを行うアクションの設定

1.フローボットの「アプリと連携する 取引先登録・チェック実行」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 入力欄下の注記を参考に、各項目を設定してください。
 ※取引先名は、ステップ2で取得したアウトプットを参照してください。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:待機オペレーションの設定

※タイトルとコンプライアンスチェック終了までの待機時間(5分間)に問題がなければ、ステップ5に進んでください。

1.フローボットの「待機する 5分待機」をクリックしてください。

2.「実行時間の指定」の設定をします。
 タイトルとスケジュール設定を必要に応じて変更のうえ、「保存する」をクリックしてください。

ステップ5:RoboRoboコンプライアンスチェックの結果を取得するアクションの設定

1.フローボットの「アプリと連携する チェック結果を取得」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 入力欄下の注記を参考に、各項目を設定してください。
 ※取引先名は、ステップ2で取得したアウトプットを参照してください。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ6:Salesforceの取引先オブジェクトにチェック結果を反映するアクションの設定

1.フローボットの「アプリと連携する 取引先オブジェクトのレコードを更新」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 これまで取得したアウトプットを活用し、チェック結果をレコードに反映する設定を行ってください。
 ※下図は入力例です。
 ※複数の項目に情報を反映したい場合、「+更新するレコード情報を追加」をクリックして設定してください。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動可能です。

以上で、Salesforceに取引先が登録されたら、自動でRoboRoboコンプライアンスチェックを行い、結果をSalesforceに反映するフローの完成です。

その他のSalesforceを使った自動化の例

他にもSalesforceを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Salesforceの取引先情報の登録時、kintoneに登録情報を同期するフローです。
kintoneで顧客データベースの作成やデータ分析を行う場合に役立つ可能性があります。

2.Salesforceの取引先情報の登録時、OneDriveでフォルダを作成するフローです。作成したフォルダのURLをSalesforceのレコードに登録できます。
顧客ごとのドキュメント管理に便利そうです。

3.Salesforceの取引先情報の登録時、マネーフォワード クラウド請求書でも取引先を登録するフローです。
手動で取引先情報を転記する必要がなくなることで、帳票作成の作業時間短縮が期待できます。

まとめ

SalesforceとRoboRoboコンプライアンスチェックの連携によって、取引先登録時の調査を自動化することができます。調査結果のSalesforceへの自動同期も可能なため、営業担当者がスムーズに取引を開始することが期待できるでしょう。
Yoomを使えば、ノーコードで簡単に連携と自動化の設定ができます。企業のコンプライアンスリスクを低減するため、この記事で紹介した手順を参考にフローの自動化に挑戦してみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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