SalesforceとSlackの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/02/07

SalesforceとSlackを連携して、Salesforceの商談フェーズが指定のステータスになったらSlackに通知する方法

k.ueno

営業活動を行うにあたり顧客の現状を把握することは重要ですが、「逐一営業管理ツールにアクセスして状況を確認するのは手間がかかるな」と感じる方は少なくないと思います。
状況確認のために作業の手を止める必要があって思うように業務が進まない、なんてこともあるかもしれません。
Yoomを活用してSalesforceとSlackを連携することで、商談フェーズの更新が自動的に通知されるようになるので、営業活動の効率化と情報共有の迅速化が期待できます。
この自動化で素早い共有体制が整えることで、チーム全体が進捗状況を把握しやすくなるはずです。
「メンバーへの共有のために手動でツールにアクセスして、メッセージを打ち込んでクリックして送信する」という手間のかかるプロセスをなくせるかもしれません。
本記事では、その自動化フローの具体的な設定方法と導入するメリットについて解説します。
チームメンバーへのスムーズな情報共有プロセスを実現したい方は、ぜひご覧ください。

こんな方におすすめ

  • SalesforceとSlackをそれぞれ活用している方
  • SalesforceとSlackを活用しており、商談情報の共有や通知を手動で行っている方
  • SalesforceとSlackを連携して、業務のスピードを向上させたい方
  • SalesforceとSlackを連携して、手作業を削減できないか検討している方

では、「Salesforceの商談フェーズが指定のフェーズになったら、Slackに通知する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

Salesforceの商談フェーズが指定のフェーズになったら、Slackに通知する方法

まず、Salesforceの商談フェーズが指定のフェーズになったことをSalesforceのAPIを利用して受け取ります。
その後、Slackの提供するAPIを用いて、Salesforceで取得した情報をSlackへ通知することで実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • SalesforceとSlackをマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Salesforceの起動設定と通知するSlackの設定
  • トリガーをONにして動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・SalesforceとSlackをマイアプリ連携

(1)まずはSalesforceをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からSalesforceを検索してください。

(2)Salesforceのアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。

(3)Salesforceのログイン画面に移行するので、「ユーザー名」、「パスワード」を入力し[ログイン]をクリックしましょう。
これでSalesforceの接続は完了です。

※Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

(4)次に、Slackのアプリ連携を行います。
先ほどと同様の操作で、Slackを選択します。

(5)移行後の画面で連携したいワークスペースが表示されていることを確認します。
ワークスペースの変更は、右上のプルダウンから設定できます。

(6)アクセスに関する表示内容を確認し、画面最下部で投稿先のチャンネルを指定します。
プルダウンからチャンネルを指定後、[許可する]をクリックします。
Slackのマイアプリ登録方法については、こちらのページもご確認ください。
SlackのチャンネルIDの確認方法はこちらのページに詳細が記載されています。

クリック後、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは2つです。

・Salesforceの起動設定

(1)まず、Salesforceのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Salesforceの商談フェーズが指定のフェーズになったら、Slackに通知する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)1つ目のステップ「アウトバウンドメッセージを受信したら」をクリックしてください。
(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(4)次の画面では、WebhookURLをコピーし、管理画面で設定を行う必要があります。
Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行した後、[テスト]をクリックしましょう。
設定方法はこちらの記事もご確認ください。

(5)テストに問題がなければ、[保存する]をクリックします。
このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。
(以下はテスト用に取得した値です。運用状況によって取得できるアウトプットは異なります。)

・通知するSlackの設定

(1)最後に、2つ目のアクション「Slackに通知する」をクリックしましょう。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で「投稿先のチャンネルID」を指定します。
入力バーをクリックすると、連携したアカウントに基づいたチャンネルが『候補』に表示されます。
なお、Slackで任意のチャンネルにメッセージを送信する場合、該当のチャンネルにYoomアプリを事前にインストールしておく必要があります。
詳細はこちらのページをご確認ください。

(4)チャンネルIDを指定した後、「メッセージ」に通知したい内容を入力していきます。
以下の画像のように、前ステップから取得したアウトプットも引用可能です。今回は例として「組織ID」を選択しています。
Slackでメンション付きのメッセージを送る手順は、こちらのページを確認してください。

(5)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをONにして動作を確認

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

SalesforceやSlackを使ったその他の自動化例

他にもSalesforceやSlackを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

毎日Salesforceのレポートを取得してSlackに通知する

Salesforceのレポートが毎日自動的にSlackに通知されるため、最新の営業データをチーム全体で共有できる体制を整えることにもつながります。
自動化フローにより、手動でレポートを取得して共有する手間を省けるはずです。

Salesforce上の新規案件から、RISK EYESで記事精査して、Slack通知する

Salesforceで新規案件が登録されると取引先の情報を元にRISK EYESでWebの記事数を取得し、Slackに通知するフローボットです。
チーム全体でリスク情報を把握できるため、統一された判断を元に案件をスムーズに進められるようになるかもしれません。

SalesforceでToDoオブジェクトが登録されたらNotionに追加する

Salesforceで登録されたToDoが自動的にNotionのデータベースに追加され、チーム全体でタスクの進捗状況を迅速に共有できるフローボットです。
チームメンバーは自分のタスクだけでなく、他のメンバーのタスク状況も把握しやすくなるはずです。

SalesforceとSlackを連携するメリットと具体例

1.後続対応へスムーズに移行できる

SalesforceとSlackの連携により、商談フェーズが変更されたことをチームメンバーに迅速に通知できるので、後続対応にスムーズに移行できるようになるかもしれません。
例えば、この自動化フローを導入後に、営業担当者がSalesforceで商談フェーズを「交渉中」から「契約締結済み」に変更したと仮定します。
この情報を経理チームが在籍しているSlackのチャンネルまで通知することで、その後の請求業務を行う経理スタッフは、契約書類の準備や計算業務を遅延なく開始できるようになるはずです。
変更操作を通知で素早く受け取れるので、ツールにアクセスして商談状況を確認する時間と手間をなくせるかもしれません。

2.手動での通知作業を削減できる

SalesforceとSlackを連携することで、商談フェーズの変更を手動で通知する手間を省略できるようになるかもしれません。
例として、従来の作業では、時間をかけて各商談の進捗を手動でメンバーに共有しており、顧客への対応に充分な時間を充てられずにいました。
自動化フローを導入することで、チャットツールにアクセスしてメッセージを作成する作業に割いていた時間を削減できるはずです。
担当者は空いたリソース分を営業活動に集中させられるようになるかもしれません。

3.共有漏れを防げる

商談状況の周知が行われていないと、関係者へ情報が行き渡らずに後続作業が停滞してしまうこともあるでしょう。
SalesforceとSlackの連携により、共有忘れを防止し、関係者全員が商談の進捗を漏れなく把握できる体制を構築できるはずです。
例えば、Salesforceで商談が「成約済み」となった際、納品チームは必要な物品の手配を早急に行うことができ、サポートチームは顧客の情報を事前に把握して問い合わせに対応する体制を早い段階で整えられるはずです。
このように、自動化によって状況の更新を人の手を介さずに素早く共有できるので、確認漏れや業務の滞りを防ぐ効果が見込まれます。

まとめ

今回紹介したSalesforceとSlackの連携を日常業務に取り入れることで、商談フェーズの変更をSlackへの自動通知により把握できるようになるでしょう。
自動化フローにより、手動での共有作業が削減されるので、情報の共有漏れや対応の遅れを抑制できる可能性があります。
また、後続の業務をスムーズに進められるようになり、顧客対応の質向上が図れます。
ノーコードで簡単に設定できるので、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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