2024/11/25
アプリ同士の連携方法

SalesforceとSMSLINKを連携!顧客にメッセージを自動送信

s.nakazawa
SalesforceとSMSLINKの連携イメージ

目次

Salesforceで顧客情報を管理しながら、手動で顧客にSMSLINKを送信していると、忙しいときに連絡するタイミングを逃してしまうことがあるのではないでしょうか。
特に、顧客の名前を変えるだけの定型文を送る場合、SalesforceとSMSLINK連携するだけで業務の効率化を図れます。
この記事では、プログラミング不要で2つのツールを連携させる方法を紹介します。
顧客対応の迅速化や情報伝達の効率化を求める方に最適なソリューションになるでしょう。

こんな方におすすめ

  • Salesforceを活用して顧客対応を効率化したいと考えている方
  • Salesforceの進捗に連動してタイムリーな情報を顧客に届けたいと考えている方
  • API連携を通じてSalesforceとSMSLINKを組み合わせた業務自動化を検討している方

SalesforceとSMSLINKの連携メリットと具体例

メリット1:顧客へ重要な情報を素早く伝達

Salesforceで管理する顧客情報が特定のステータスに変更された際、手動でSMSを送信すると適切なタイミングを逃してしまうリスクがあります。
しかし2つを連携し、自動化することで、顧客に重要な情報を、適切なタイミングで迅速に送信できます。
例えば、アパートの賃貸契約をオンラインで行うとき、契約が交わされた時点でカギを渡すための日程調整の連絡をすぐに送ることで契約者は安心できるでしょう。
こうした顧客対応により満足度の向上につながるかもしれません。

メリット2:連絡漏れを防止

Salesforceで商談の進捗を管理する場合、特定のステータスになった段階で手動でSMSLINKを送信していると、多忙な状況ではメッセージを送信し忘れるリスクがあります。
しかし、ステータスの更新に合わせて自動でメッセージを送信すれば、送信漏れなどのヒューマンエラーを防止できます。
例えば、複数の顧客対応を並行して行っている場合、同時に特定のステータスになっても、顧客に自動でメッセージを送信することで連絡漏れを防止できます。
このように自動化によりヒューマンエラーを防ぐだけでなく、確実に連絡することで成約率の向上にもつながるでしょう。

メリット3:顧客管理業務を効率化

Salesforceで特定のステータスになった段階で手動でSMSLINKを送信する場合、メッセージを作成して送信する手間がかかります。
こうした手動作業は、自動化により削減できます。
例えば、受注が確定するたびに自動でメッセージを送信すれば、対応する顧客が多い担当者ほど業務の効率化につながります。
その結果、顧客のために使える時間が増え、売上の向上も期待できるかもしれません。

[Yoomとは]

これから、プログラミング不要でアプリ連携が可能なYoomで、「Salesforceで特定のステータスになったら、SMSLINKを送信する」というフローボットの作成方法を紹介します。
テンプレートに沿って設定するだけで連携できるので、ぜひ試してみてください。

SalesforceとSMSLINKの連携フローの作り方

Yoomを使ってSalesforceとSMSLINKを連携するフローは次の4つのプロセスで進めます。

・トリガーになるSalesforceの設定
・Salesforceからレコードを取得する設定
・SMSLINKで送信する設定
・Salesforceに送信履歴を登録する設定

連携フローの設定に入る前に、マイアプリ登録とテンプレートをコピーします。

<マイアプリ登録>

SalesforceとSMSLINKをYoomに連携させるには、マイアプリ登録を行います。
Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」をクリックし、「+新規接続」をクリックします。

次の画面で「Salesforce」「SMSLINK」をそれぞれ検索すると、下記の画面に遷移します。

・Salesforceの場合
※Salesforceをマイアプリ登録する際は、他のサービスと連携しているアカウントの使用と、Salesforce側での設定に注意が必要です。詳細は、こちらのヘルプページで確認ください。
※Salesforceは、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

・SMSLINKの場合

画面に沿って必要箇所を入力すれば、マイアプリ登録が完了します。

<テンプレートのコピー>

続いて、下記のテンプレートを開いて「このテンプレートを試す」をクリックします。

以上で事前準備が完了です。

ステップ1:トリガーになるSalesforceの設定

まず、自動化プロセスのトリガーとなるSalesforceの設定を行います。
ここで設定したアクションがトリガーになります。

1.Yoom管理画面の左側から「マイプロジェクト」を選択し、「【コピー】Salesforceで特定のステータスになったら、SMSLINKを送信する」をクリックします。
※タイトルは次の画面で任意に変更できます。
※SalesforceはYoomのチームプラン・サクセスプランでのみ利用できます。

2.「アプリトリガー Salesforceで特定のステータスにな…」をクリックします。

3.Salesforceと連携するアカウント情報を確認し「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで下記画像のように入力されています。

4.WebhookURLが表示されるため、コピーしてSalesforceの管理画面に登録します。
こちらのヘルプページを参考にして、SalesforceにWebhookURLとトリガーとなるアクションを登録します。
Salesforceでの設定が完了後、yoom画面に戻りテストを行い、成功したら保存します。

以上で、自動プロセスのトリガーになるSalesforceの設定が完了です。

ステップ2:Salesforceからレコードを取得する設定

続いて、SalesforceのレコードをYoomが取得する設定を行います。
この設定により、Salesforceのレコードを利用してSMSLINKでメッセージを送信できます。

1.「データベースを操作する レコードを取得する」をクリックします。

2.データベースの連携の「マイドメインURL」と「オブジェクトのAPI参照名」を枠下の説明に沿って入力したら「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.取得したいレコード条件を設定してテストを行います。
※これにより、Salesforceの指定したテーブルのデータを取得できます。

下記のように「アウトプット」に、Salesforceの指定したテーブルから取得したデータが反映されます。
テスト結果に問題がなければ保存します。

ステップ3:SMSLINKで送信する設定

続いて、SMSLINKでメッセージを送信する設定を行います。

1.「アプリと連携する SMSを送信」をクリックします。

2.SMSLINKと連携するアカウント情報を確認して「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.顧客に送信するメッセージの内容を設定して保存します。
枠をクリックするとアウトプットが表示され、「レコードを取得する」にSalesforceから取得したレコードが一覧で表示されます。
このデータを使うことで、顧客ごとに変わる名前などのデータを動的に反映できます。

4.完了通知メールの送信先、配信日時を設定したらテストを行い、成功したら保存します。
※配信日時は、枠をクリックすると表示される「日付」をクリックすることで、送信するタイミングを指定することもできます。

ステップ4:Salesforceに送信履歴を登録する設定

最後に、SMSLINKで送信した履歴をSalesforceに登録する設定を行います。

1.「アプリと連携 SMSの送信履歴を登録」をクリックします。

2.「連携アカウントとアクションを選択」で各欄が設定されていることを確認して「次へ」をクリックします。

3.マイドメインURLを枠下の説明に沿って入力し、コメントを設定したら「保存する」をクリックします。

4.トリガーをONにすることで、次回からSalesforceで特定のステータスになったら、SMSLINKを送信するプロセスが自動化されます。

Salesforce・SMSLINKを使ったその他の自動化例

他にもSalesforceとSMSLINKを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Salesforceのリード情報をもとにSMSLINKから定型メールを送信するフローです。

リードの獲得から商談までのプロセスにおいて、強力なサポートとなる自動化です。
獲得したリードの状況に合わせて、タイムリーなコミュニケーションを図りたいときにおすすめです。

2.Salesforceの商談オブジェクトから対象レコードを選択して、SMSLINKでメッセージを送信するフローです。

Salesforceの商談オブジェクトを起点に顧客へSMSLINKを送信する場合、ヒューマンエラーを防げます。
さらに、自動化を活用することで、業務の効率化が期待できます。

3.Salesforceのリードオブジェクトにレコードが登録されたら、SMSLINKでSMSを送信するフローです。

Salesforceに新規リード情報が登録されたら、自動でSMSLINKを送信できます。
この自動化により、リードのナーチャリングを迅速に行えるため、成約率の向上につながるでしょう。

まとめ

SalesforceとSMSLINKを連携すると、顧客に必要なタイミングで確実に情報を伝達できます。
これにより業務効率の改善や顧客満足度の向上が期待でき、売上アップにつながるかもしれません。
この連携はプログラミング不要で、テンプレートに沿って設定するだけなので手軽に導入可能です。

この機会に、SalesforceとSMSLINKを連携させ、業務の自動化を始めてみてください。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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