2024/10/01
アプリ同士の連携方法

Salesforceの更新時、ファイルをOneDriveに自動保存する方法

e.koyama

目次

営業活動では、商談ステージが進むにつれて管理するデータが増加します。提案書や見積書、契約書などのファイルの管理に時間をとられていないでしょうか。

本記事では、Salesforceのレコードのステータスが更新された際に、ファイルをOneDriveに自動で保存する方法をお伝えします。

ファイル保存時の手作業を省くとともに、正しいファイルに簡単にアクセスできるよう管理しましょう。

SalesforceとOneDriveを連携するメリット

情報共有の迅速化と作業効率の向上

連携により、Salesforceでレコードのステータスが変更された際に、自動でファイルをOneDriveに保存できます。商談状況に合わせたファイルをスムーズに共有できるほか、ファイルの保存状況を通してチーム全体が営業の進捗を一目で把握できます。また、手動保存の手間が省けるため、空いた時間で資料作成や商談に集中できます。

整合性のとれたデータの一元管理

Salesforceのステータス変更時にファイルがOneDriveに自動保存されるため、手作業によって起こり得る情報の保存ミスやデータの不整合の発生が抑えられます。これにより、正確なファイルをOneDriveに一元的に集約して管理することが可能です。必要な情報の検索が容易になり、修正前のファイルや、他の顧客の資料を参照するといったトラブルを防ぐことができます。

[Yoomとは]

SalesforceとOneDriveの連携フローの作り方

それでは、SalesforceとOneDriveの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「Salesforceでステータスが変更されたらファイルをOneDriveに保存する」業務フローの作成手順を紹介します。

なお、Salesforceとの連携設定は、チームプランまたはサクセスプランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

はじめる前に

1. Yoomにログインしてください。

2. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。 

ステップ1: SalesforceとOneDriveのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、SalesforceとOneDriveをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※参考:Salesforceのマイアプリ登録方法
 ※Microsoft 365(旧Office 365)のプランが一般法人向けプラン(Microsoft 365 Business)でない場合、OneDrive連携時の認証に失敗する可能性があります。

‍‍‍‍‍‍ステップ2: Salesforceのカスタムオブジェクトのレコード登録・更新時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から、任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:カスタムオブジェクトにレコード登録または更新されたら」をクリックします。

3. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのAPI接続設定を行います。
 各項目の選択・入力をしてください。
 ※起動間隔はプランごとに指定できる時間が異なります。参考:各プランの機能制限や使用上限の一覧

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ3: Salesforceのレコードに紐づくファイルのコンテンツIDを取得するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:レコードに紐づくファイルのコンテンツIDを取得」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 マイドメインURL、レコードIDを入力してください。
 ※レコードIDは、ステップ2で取得したアウトプット情報を参照してください。

 ※下図はアウトプットの参照例です。

4. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ4: Salesforceの最新のコンテンツバージョンIDを取得するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:最新のコンテンツバージョンIDを取得」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 マイドメインURL、コンテンツIDを入力してください。
 ※コンテンツIDは、ステップ3で取得したアウトプット情報を参照してください。

4. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ5: Salesforceからファイルをダウンロードするアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:ファイルをダウンロード」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 マイドメインURL、コンテンツバージョンIDを入力してください。
 ※コンテンツバージョンIDは、ステップ4で取得したアウトプット情報を参照してください。

4. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ6: OneDriveにファイルをアップロードするアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:ファイルをアップロード」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 各項目の入力・選択をしてください。
 ※ファイル名は、これまでに取得したアウトプット情報を活用して設定してください。
 ※「ファイルの貼付方法」は、ダウンロードしたファイルを選択してください。
 ※下図は一例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。

4. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

以上で、「Salesforceでステータスが変更されたらファイルをOneDriveに保存する」フローの完成です。

Salesforce・OneDriveを使ったその他の自動化例

他にもSalesforceとOneDriveを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1. Salesforceで取引先が登録された際に、OneDriveにフォルダを作成するフローです。レコード情報から名称を設定してフォルダを自動作成できます。ステータス更新時にファイルを自動保存するフローと併用すれば、ドキュメント管理のさらなる効率化を目指すことが可能です。

2. Salesforceの商談情報を基に、Google スプレッドシートで帳票を作成するフローです。あらかじめ帳票のテンプレートを準備しておくことで、Salesforceの情報を基に帳票を自動で作成できます。作成した帳票ファイルは、任意のチャットツールやメールで関係者と共有できます。

3. Salesforceの商談情報が登録された際に、Slackに通知するフローです。Salesforceとチャットツールを連携すれば、情報の登録時や更新時に自動通知を送ることができます。OneDriveにファイルを自動保存するフローと組み合わせることで、保存情報も通知内容に含められます。

まとめ

Salesforceのレコードのステータスが更新された際、レコードに紐づいたファイルをOneDriveに自動で保存する方法をお伝えしました。手作業の手間を省き、正確なデータファイルを簡単に共有できます。
Yoomを利用すれば、簡単に連携フローを設定できます。アプリを連携して、スムーズな情報共有と整合性のとれたファイルの一元管理を目指しましょう。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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