2024/10/22
アプリ同士の連携方法

【Sansan×サスケ】名刺情報をもとに顧客情報を自動登録する方法

e.koyama

目次

リードとの初回コンタクトが無事に終わった後は、速やかなフォローアップが重要です。お礼の一報を入れたり、提案書や見積書を送ったりするなど、相手先の担当者へ素早くアプローチをすることで、取引機会を失うリスクを低減できるでしょう。そのためには、チーム内で連絡先を迅速に共有する必要があります。

本記事では、Sansanに名刺情報が登録された際に、サスケに自動でデータを同期し、顧客情報として登録する方法を紹介します。この自動化により、名刺交換後すぐにチーム全体で相手先の担当者の氏名や連絡先を共有できるため、新規リードへの迅速なフォローアップが可能になります。

Sansanとサスケを連携するメリット

Sansanとサスケの連携により、営業やマーケティングにおいて、次のようなメリットが得られます。

メリット1: 情報活用の迅速化

Sansanに名刺情報が登録された後すぐにサスケへデータが反映されることで、営業チーム全体でタイムリーな情報共有が可能になります。これにより、新規獲得したリードへのフォローアップのスピードが向上し、取引機会の損失を防ぐことができるでしょう。また、展示会やイベントで収集した名刺情報を活用して、マーケティングが次回イベントやウェビナーの企画をスムーズに始められます。

メリット2: 人為的ミスの削減

Sansanとサスケを連携してデータを自動で同期することで、転記の際のヒューマンエラーを防止できます。リード情報の登録エラーが発生すれば、企業名の登録ミスで別の企業と混同して情報収集を行う、担当者の所属部署や氏名を間違えて明記して相手の心象を下げてしまう、メールアドレスや電話番号の誤りで連絡をとるのが遅れてしまう、などといったさまざまなリスクが考えられます。入力ミスや登録漏れ、二重登録などが減少することで、リード情報の正確性が向上するでしょう。

自動化ツールYoomを使用すると、連携設定が簡単になります。ぜひ導入を検討してみてください。

[Yoomとは]

Sansanとサスケの連携フローの作り方

それでは、Sansanとサスケの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「Sansanで登録された名刺情報をサスケに追加する」業務フローの作成手順を紹介します。

※Sansanとの連携は、一部有料プランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

はじめる前に

1. Yoomにログインしてください。

2. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1: Sansanとサスケのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、Sansanとサスケをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※Sansanの連携には、Sansan上で発行したAPI Keyが必要です。こちらの公式サポートセンター記事内の「3. API認証KEYの発行方法」を参考にしてください。
 ※サスケのAPIキーの確認やAPIアクセストークンの設定は、管理画面の左メニューから「Option API」を選択して行ってください。

次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: Sansanの名刺情報の登録時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から、任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:名刺情報が登録されたら」をクリックします。

3. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのAPI接続設定を行います。
 トリガーの起動間隔を選択してください。
 ※プランごとに指定できる時間が異なります。詳細はこちらの記事【各プランの機能制限や使用上限の一覧】をご覧ください。

5. 「テスト」をクリックします。

6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ3: サスケの顧客情報を登録するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:顧客情報を登録」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 レコード情報の項目キー、項目名、値を入力してください。
 ※値の設定には、ステップ2で取得したアウトプットを使用できます。
 ※項目キーについて不明な点があれば、こちらの記事【サスケの各種設定項目の取得方法について】をご覧ください。
 ※下図は入力項目の一部であり、入力された項目名や値は一例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。入力欄をクリックすると候補が表示されるため、対象項目を選択してください。

 ※2つ目以降の入力欄を削除したい場合は、枠右上の「✕」印を押してください。また、入力項目を増やしたい場合は、入力欄の最後にある「+ レコード情報を追加」をクリックして設定してください。

4. 「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

以上で、「Sansanで登録された名刺情報をサスケに追加する」フローの完成です。

保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

今回使用したフローボットテンプレート
Sansanで登録された名刺情報をサスケに追加する

Sansanを使ったその他の自動化例

他にもSansanを使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. Sansanで名刺情報が登録された際に、Gmailでお礼メールを送り、Google スプレットシートに情報を追加するフローです。名刺交換した相手へのメール送信を自動化することで、お礼の伝え忘れを防ぐことができます。また、名刺情報がデータベースに自動で反映されるため、手作業で転記を行う必要がなくなります。

2. Sansanに名刺情報が登録された際に、情報をkintoneに追加し、Slackに通知するフローです。データの自動同期により、リード、顧客、仕入先などの情報をデータベースで管理できます。さらに、チャットツールでも共有することで、情報の把握漏れを防げるでしょう。転記作業の手間を省き、ミスを防ぐことができます。

3. Sansanに名刺情報が登録された際に、Zoomのウェビナーに登録者として追加するフローです。ウェビナーを頻繁に開催する場合は、名刺を登録した時点で自動でZoomに情報が反映されれば、開催準備がスムーズになります。また、イベント会場で複数の名刺をもらった場合でも、転記作業に転記作業に手間取ることはないでしょう。

まとめ

Sansanに名刺情報が登録された際に、サスケの顧客情報登録を自動で行う方法を紹介しました。この自動化により、リード情報の共有がスムーズになり、営業やマーケティングのフォローアップの迅速化が期待できます。また、手作業での転記が不要となるため、ヒューマンエラーを減少させられます。名刺交換した相手の連絡先を正確かつ迅速に共有し、次のアプローチを速やかに行いましょう。Yoomを活用することで、ノーコードで簡単に連携を設定できます。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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