2024/07/17
アプリ同士の連携方法

kintoneとGoogle Driveの連携で日常業務をスムーズに進める秘訣

t.nakaya

目次

 

kintoneとGoogle Driveを連携するメリットと自動化例

kintoneとGoogle Driveを連携すると何が変わるのでしょうか?まずはメリットから考えてみましょう。

連携するメリットは?

1.データの一元管理

新しい顧客情報をkintoneに入力すると、Google Driveに顧客専用フォルダが自動作成されます。
この自動作成により、後に発生する契約書や見積書の格納先を事前に準備でき、業務の効率化が図られます。
さらに、書類の紛失や重複を防ぎ、情報の更新漏れも防止できます。

2.業務プロセスの効率化

自動的にGoogle Driveにプロジェクト専用のフォルダが作成されるため、時間の節約になり、その時間を他の重要な業務に使えます。
例えば、新しい社内研修の情報をkintoneに入力すると、Google Driveに研修専用のフォルダが作成されるので、資料や参加者リストの管理が円滑に進めます。

3.レポート作成の簡素化

kintoneの情報を基にGoogle Driveに自動的にフォルダを作成することで、月次や週次のレポート管理が飛躍的に向上します。
レポート作成担当者は、各月や週ごとのレポート、分析資料、関連データなどの過去のデータを簡単に参照でき、効率的にレポートを作成できます。

日常業務における時間の節約や業務の効率化が図れることがわかりましたね!
次に、自動化例を紹介します。

連携で可能になる自動化例は?

1.社内研修の効率化

例えば新入社員が入社する際、kintoneに情報を入力するだけで、Google Driveに社員ごとのフォルダが自動で作成されます。
このフォルダに、入社書類や研修資料、評価レポート情報を格納すれば一元管理が可能となり、業務の効率化が図ることができます。
また、新しい社内研修が決定した際にも、フィードバックフォームなどを保存することで、研修担当者はすべての資料を一か所で管理でき、参加者も必要な資料にすぐにアクセスできます。

2.顧客情報の管理

顧客の新規登録時に、kintoneの情報からGoogle Driveにフォルダを作成することで、顧客情報の管理が効率的になります。
例えば、新しい顧客が登録されるたびにkintoneにレコードを追加し、このレコード情報を基にGoogle Driveに顧客ごとのフォルダが自動的に作成されます。
これにより、契約書や見積書などの必要な書類を一元管理でき、チーム全員が最新の情報にアクセスしやすくなります。

【基礎編】kintoneとGoogle Driveの連携フロー

今回は「kintoneにレコードが登録されたらGoogle Driveにフォルダを作成」できるフローについて説明をします。

まず、Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを発行してください。

ステップ1: マイアプリ連携

準備段階として、お使いのkintone、Google DriveをYoomと連携させるためにマイアプリ登録が必要です。
(1)連携方法はYoomにログインし、画面左側にあるマイアプリをクリックします。
(2)画面右側に+新規接続ボタンが表示されるので、クリックします。

kintoneのマイアプリ登録方法
(1)アプリの一覧からkintoneを選択します。
(2)kintoneマイアプリ登録方法を参考にマイアプリ登録をしてください。

Google Driveのマイアプリ登録方法
(1)アプリの一覧からGoogle Driveを選択します。
(2)Sign in with Googleをクリックします。
(3)アカウントの選択画面で連携したいアカウントを選択し、クリックします。
(4)Yoomにログイン画面で連携するアカウント情報が正しいかを確認し、次へをクリックします。
(5)「YoomがGoogleアカウントへの追加アクセスを求めています」画面で続行をクリックするとマイアプリ登録が完了します。

Yoomでは、Google Driveと連携することでフォルダの作成やファイルのアップロードがとても簡単になります!
詳しく知りたい方は、Google Driveと連携すると出来ることをチェックしてみてください。

Yoomへの登録完了後
Yoomに登録が完了したら、早速フローボットテンプレートをコピーしましょう。
(1)下のバナーをクリックし、「このテンプレートを試してみる」をクリックします。

(2)ワークスペース一覧からプロジェクトを任意で選択してください。
(3)画面左側にあるプロジェクト一覧内の「マイプロジェクト」をクリックします。
(4)コピーしたテンプレート右側にある三点リーダー(...)をクリックします。
(5)編集をクリックすると、フローの一覧画面に切り替わります。

ステップ2: トリガーを設定

(1)フローの一覧画面から「アプリトリガー」をクリックします。
(2)アプリトリガーのタイトルを変更する場合は、設定したい文章を自分で入力してください。タイトルはそのままでも構いません。
(3)連携するアカウント情報が正しいかを確認します。
※アカウント情報が表示されない場合は、+連携アカウントを追加をクリックして登録してください。
(4)トリガーアクションは「レコードが登録されたら(Webhook起動)」を選択してください。
(5)ここまで設定できたら、次へをクリックしましょう。



次の画面ではアプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
(6)kintoneでWebhook設定を行うを参考にWebhook設定をしてください。
(7)テストをクリックしてエラーが出なければ、保存するをクリックしましょう。

ステップ3: kintoneと連携する

(1)フローの一覧画面に切り替わるので、先ほど作成したアプリトリガー下に表示される「データベースを操作する」をクリックします。
(2)タイトルを変更する場合は、設定したい文章を自分で入力してください。タイトルはそのままでも構いません。
(3)連携するアカウント情報が正しいかを確認します。
※アカウント情報が表示されない場合は、+連携アカウントを追加をクリックして登録してください。
(4)実行アクションは「レコードを取得する」を選択してください。
(5)データベースの連携はアプリIDにアウトプットから、{{アプリID}}を設定します。
(6)ここまで設定できたら、次へをクリックしましょう。

次の画面ではデータベース操作の詳細設定を行います。
(7)取得したいレコードの条件任意で設定してください。

  • 今回は、レコード番号とレコードIDが等しいことを条件に設定します。
  • アウトプットから、{{レコードID}}を設定します。

(8)テストをクリックしてエラーが出なければ、保存するをクリックしましょう。

ステップ4: Google Driveと連携する

(1)フローの一覧画面に切り替わるので、先ほど作成したオペレーション下に表示される「アプリと連携する」をクリックします。
(2)タイトルを変更する場合は、設定したい文章を自分で入力してください。タイトルはそのままでも構いません。
(3)連携するアカウント情報が正しいかを確認します。
※アカウント情報が表示されない場合は、+連携アカウントを追加をクリックして登録してください。
(4)アクションは「フォルダを作成する」を選択します。
(5)ここまで設定できたら、次へをクリックしましょう。

次の画面ではAPI接続設定を行います。
(6)下記の項目はすべて必須項目です。

  • フォルダ名:今回はテキストと、アウトプットの{{レコード番号}}を組み合わせています。
  • 作成先のフォルダID:プルダウンメニューの候補から任意で選択してください。

(7)テストをクリックします。
実際にGoogle Drive内を確認してみましょう。

フォルダ名で設定した「レコード番号:{{レコード番号}}」でGoogle Drive内に新しいフォルダが作成されていました!
(8)エラーが出なければ、保存するをクリックしましょう。
(9)フローの一覧画面に切り替わるので、アプリトリガーをONに変更してください。
これで、フローの設定は完了です!

【応用編】kintoneとGoogle Driveの連携フロー

従業員の雇用時には、さまざまな社会保険や税務手続きが必要です。
これらの手続きには特定の書類が必要ですが、kintoneに新しい従業員情報を入力するだけで、Google Driveにその従業員専用のフォルダが自動的に作成されます。
さらに、メールに記入テンプレートを添付して社会担当者に送信することで、担当者が必要な情報を簡単に記入できます。
記入済みの書類が戻ってきたら、Google Driveの専用フォルダにサクッと格納できて、書類の管理がとっても効率的になりますよ。

まとめ

kintoneとGoogle Driveの連携により、書類の紛失や管理の手間が減り、スムーズな業務運営が実現することがわかりましたね。
特に、リアルタイムでのデータ更新や自動的なフォルダ作成は、チーム全体の協力を促進し、業務の透明性を高めます。
ぜひ、この便利な連携機能を活用して、業務効率を最大化しましょう。

この記事を書いた人
t.nakaya
歯科衛生士からIT業界へ転職し、前職ではWeb会社でディレクターサポートとしてWebページのリプレイスなどを手がけてきました。この経験を活かし、今はYoomの魅力を皆さんにお伝えすることに全力を注いでいます。技術とユーザー目線を融合させたアプローチで、Yoomを通じて皆さんの業務効率を向上させるお手伝いを心からしたいと考えています。
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